5月6日に行われる関東大学リーグ戦第7節、対慶大戦。早慶戦、そして3、4位の直接対決ということもあり盛り上がりをみせるこの一戦だが、今回の見どころはそれだけではない。『集中応援日』。学連に所属する各大学の部員が様々なイベントを用意し、大学サッカーをより盛り上げることを目的としたものである。今回の早慶戦は集中応援日に指定され、多くのイベントが催される。
多数ある中でも一番のイベントは、SHOCKERS、BIGBEARSによる試合前、ハーフタイムでの演技だ。ワセダならず全国的にも名の知れてる両団体の演技には多くの注目が集まるだろう。当日は部員も混ざった特別な応援をするとのこと。また当日は早慶両校のユニホームの貸し出しなどを行っており、多くのお客さんに試合以外にも楽しんでもらえるための工夫がなされている。今回の集中応援日の担当でもあるMF川井健吾(創理3=東京都市大付)も、「運営側も最高のおもてなしをして、来てよかったと思えるようにしたい」とモチベーションは高い。当日の集客目標は1500人とかなり高いハードルだが、達成できれば大きな宣伝となるはずだ。年々レベルが上がっている大学サッカーの現状を知ってもらうためにも、大きな意味を持つイベントとなるだろう。
昨季は慶大相手に3戦3勝という成績を収めた
もちろんピッチからも目が離せない。今回対戦する両校は、ワセダが3位、慶大が4位とリーグ戦の順位は伯仲している。過去2年間の対戦成績はワセダの全勝だが、オフシーズンに行われた第6回大学サッカーフェスティバルin霧島では0-3で敗れているだけにあなどれない。共に負けられない一戦となるため、90分を通して緊張感ある試合が繰り広げられるだろう。また7月に行われる早慶サッカー定期戦に向けての前哨戦としても注目だ。あらゆる見どころが詰まった今節。学生が全力をあげてつくりだす早慶戦に、ぜひとも足を運んでみてはいかがだろうか。
(記事 増山祐史、写真 芦川葉子)
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コメント
MF川井健吾(創理3=東京都市大付)
――まず集中応援日について説明していただけますか
各大学がそれぞれのイベントを考えて、普段の試合ではやらないようなことをやってお客さんを集めようっていう企画です。毎年ワセダは集中応援日で700、800人と集めてるんですけど、ことしは1500人を集めるっていうのを目標にイベントを考えてます。
――当日のイベントは具体的にどういったものがありますか
まずショッカーズと応援部のみなさんにハーフタイムに演技をしてもらいます。あとユニホームを一般の方に貸し出したり、定期戦(早慶サッカー定期戦)の方の呼び掛けをしたりします。またグッズを販売したり、小っちゃいんですけど、早慶限定のチロルチョコを作ったりもします。先着100名ほどに配る予定です。
――1500人となると相当な人数ですね
そうですね。開幕戦が確か3000人入ったんですけど、おそらくその半分くらいが各大学の部員だったと思うので、それも踏まえて一般の方を1500人集めたいです。
――早慶戦ではどういった点を見てほしいですか
いまの予定ですと、部員が応援部に交じって応援をする予定なので、普段の試合とはまた違った楽しさがあるのでそれを見てほしいです。
――当日来場される、あるいは来場する予定の方に向けて一言お願いします
ことしになってマネージャが少なくなったので選手主体でやらなくてはいけないんですけど、その中でやれることはやったつもりです。なので試合に来てくださった方に感動した試合を見てもらい、運営側も最高のおもてなしをして、来てよかったと思えるようにしたいです。また早慶サッカー定期戦の方にも来たいと思えるようにしたいと思ってるので、当日はぜひご来場ください。お待ちしております。