明大に完敗、優勝争い厳しさ増す

ア式蹴球男子

 GW3連戦の1試合目にワセダは7位の明大を相手に迎えた。昨季関東大学リーグ戦(リーグ戦)4位の明大を上位争いから脱落させ、自身も専大、順大との勝ち点差を離されないために何としても勝利が欲しかった今節。しかし前半終了間際にPKを与え失点すると、後半にもセットプレーから追加点を奪われる。ワセダも交代出場したFW 宮本拓弥(スポ3=千葉・流通経大柏)が後半に1点を返すが、追撃むなしく1ー2で敗戦となった。

 25度を超える暑さの中、前半はワセダボールからキックオフ。開始直後からFW上形洋介(スポ4=東京・早実)を筆頭に激しいプレスを仕掛けるも、明大はショートパスを多用しワセダのプレッシャーをいなしていく。初めはやや対応に苦慮しているように見えた選手たちだったが、次第にDFも安定してくると、攻撃でも上形の裏への動きが見られるようになる。39分にはMF堀田稜(商3=浦和レッズユース)の浮いたパスを上形が胸で落とし、FW山内寛史(商2=東京・国学院久我山)が絶好の位置でボールを持つもシュートまで持ち込めず。このまま0―0で前半が終わるかに思われた43分。相手右サイドの猛攻を受けると、PAで競り合った堀田が相手にPKを与えてしまう。これを落ち着いて決められ、嫌なムードで前半を折り返す。

ビックセーブでチームを救った松澤副将

 前半のミスを修正して攻めの構築をしていきたいワセダだったが、後半開始早々から明大のプレッシャーに押され後手に回ってしまう。53分には再び堀田がPKを献上。2失点目は免れないと思われたが、GK松澤香輝副将(スポ4=千葉・流通経大柏)がビッグセーブを繰り出しチームを鼓舞する。この勢いに乗って逆転したい。チーム内にそんな空気が流れた直後の60分、相手のショートコーナーから中に入れられると、フリーになった相手選手にヘッドで2点目を叩き込まれる。前半対応できたように見えたDFもショートパスで動かされ左サイドに振られ、相手に何度も突破を許してしまう。ワセダも久々の試合復帰となった宮本、リーグ戦初出場のMF市村一貴(文3=神奈川・桐蔭学園)を含む交代枠3枠を使い切り変化をつけようと試みるが、前線にボールが収まらずシュートにつながらない。終了間際にMF近藤貴司(教4=三菱養和SCユース)のスルーパスを受けた宮本が、キーパーとの1対1を制し今季初ゴールを決めたが時すでに遅し。貴重な勝ち点3を逃す結果となってしまった。

初ゴールで復活を印象付けた宮本

 今季初の黒星。だが「優勝を目指す上で少し厳しくなってしまった」(MF園田慎一郎、社4=東京・早実)と話すように、その意味するところは言葉以上に重い。今回のような内容ではリーグ戦優勝はただの夢となってしまう。その事実は選手たちが誰よりも理解しているはずだ。特に攻撃陣のシュート本数の少なさからも伺えるように、いまのワセダは攻撃のかたちを確立できていない。問題は山積しているが、逆に言えばこれまで隠れていた問題をあぶり出す試金石となったのではないだろうか。選手たちは口々に「次は自分がチームを勝たせるプレーをする」と語った。この敗戦を意味ある敗戦にするためにも、次戦以降はこれまで以上に結果が求められる。エンジの炎はまだ消えていない。

(記事 高柳 龍太郎、写真 大口穂菜美、藤巻晴帆)

スターティングメンバ―

関東大学リーグ戦第6節
早大 0-1
1-1
明大
【得点者】(早)86宮本 (明)44山越、71瀬川
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 松澤香輝 スポ4 千葉・流通経大柏
DF 22 新井純平 スポ2 浦和レッズユース
DF 奥山政幸 スポ3 名古屋グランパスU-18
DF 田中進之介 スポ4 湘南ベルマーレユース
DF 20 平澤俊輔 スポ2 JFAアカデミー福島
MF 23 園田慎一郎 社4 東京・早実
MF ◎6 近藤洋史 スポ4 名古屋グランパスU-18
MF 近藤貴司 教4 三菱養和SCユース
MF 14 堀田稜 商3 浦和レッズユース
MF →67分 市村一貴 文3 神奈川・桐蔭学園
FW 11 山内寛史 商2 東京・国学院久我山
FW →58分 宮本拓弥 スポ3 千葉・流通経大柏
FW 15 上形洋介 スポ4 東京・早実
FW →78分 中山雄希 スポ2 大宮アルディージャユース
◎はゲームキャプテン
監督は古賀聡(平4教卒=東京・早実)
関東大学リーグ戦1部リーグ順位表
順位 校名 勝点 試合数 得点 失点 得失差
専大 16 21 14
順大 14 11
早大 11
慶大 11
明大 10
国士館大
流通経大 11 -3
駒大 14 -6
東京国際大 10 -3
10 桐蔭横浜大 15 -8
11 筑波大 10 -8
12 中大 11 -6
※第6節終了時点
※下位2校は関東大学リーグ戦2部リーグに自動降格
コメント

MF近藤洋史主将(スポ4=名古屋グランパスU-18)

――厳しい結果となりましたがいまのお気持ちは

もっともっと自分自身レベルアップしなくちゃいけないなと感じた試合でした。

――前半の入りはいかがでしたか

入りの部分はうまくプレッシャーをかけれてましたし奪える部分もあったんですけど、ゴールにつなげるっていうところでチャンスを生かし切れなかったと思います。

――前半ボールは持たれましたが特に崩される場面はありませんでした

前に押し出すことは意識してましたし、自分も相手のボランチにしっかりプレッシャーをかけていこうと思ってました。相手にかわされて多少無駄なプレッシャーになったとしても前に行こうっていう意識は持ってたので、前半はそれが表現できていたのかなと思ってます。

――終了間際の失点を振り返って

左サイドが完全に崩されてしまいました。相手の右SB(室屋成)が高い位置で奪ってきて、それに対応できなかったと思います。

――ハーフタイムではどういったことを話しましたか

後半に0-1の状況を跳ね返せないようではリーグ戦(関東大学リーグ戦)で優勝はできないし、自分たちのパワーで押し返そう、と話しました。

――後半PKを止めた後にCKで失点してしまい流れをつかみ切れませんでした

いい流れもありましたけど攻撃の面で全くチャンスがつくれていなかったので、そういったとこでチームとしても個人としてももっと高めていかないと、相手にとって脅威となる攻撃はできないと思います。

――攻撃のかたちがつくれない中で、ボランチとしてどういったプレーを心掛けましたか

もっと攻撃の部分でつくりたかったんですけど、守備の部分で力使ってしまって後半足が止まってしまう場面がありました。そういったところでもっと自分自身が攻守にアグレッシブにやらなくちゃいけないなと思いました。

――試合後は古賀聡監督(平4教卒=東京・早実)がどういった話がありましたか

これが関東リーグのリアリティだし、この状況の中で勝ち点3を取っていかなくちゃ優勝できないのが現実なので、個人がレベルアップして勝利に向かっていくというのを意識付けられました。

――また中二日ですぐに慶大戦が控えてますが、中日でどういった部分を高めていきたいと考えていますか

個々人のレベルが飛躍的に伸びることはまずありえないので、本当にいまできることっていうのはしっかり切り替えて次の試合に臨むことだと思います。次の試合で100パーセントのプレーができるために、気持ちや体の準備が必要なのかなと思います。

――次節の慶大戦に向けての意気込みをお願いします

本当に勝つしかないですし、自分たちが試合の中で活躍したいっていう気持ちをみんなが持っているはずなので、それをピッチで表現していきたいと思います。

GK松澤香輝副将(スポ4=千葉・流通経大柏)

――今試合を振り返ってみて、感想をお願いします

勝たなければ専大との勝ち点差は開いてしまうという状況だったので、何がなんでも勝ちたかったですけど、負けてしまって残念です。

――2点目の失点の際、ニアポストに誰もいない状況が気になったのですが、いかがですか

ぼくも最初は上げられるタイミングで、あそこにいるのが見えていなかったので、マークの指示ととかも出せなくて、なぜフリーになっていたかはあまり思い出せないです。単純に上げられるタイミングでマークを外されたのかもしれないですね。

――前線でボールが収まっていないなという印象を受けたのですが、後ろから見ていていかがですか

チームとしては相手の背後を取るアクションであったり、そういった意味でボールをキープするというよりは前に前にという意識があったので、確かにボールが落ち着かなかったですけど、チームとしては問題なくやっていたと思います。

――2本目のPKは、同じ方向に蹴ってきたのですか。また、よめたのですか

相手は1回目であのような入り方で蹴り方でしてきたので、ぼく自身も2回目どのように入ってくるのかなと思っていたのですが、同じだったので右に飛んで止めました。

――次は早慶戦ですが、どのような思いで臨まれますか

きょう負け、て優勝に向けてあとがない状況なので勝たなければいけないですし、早慶戦というお互いのプライドを懸けた戦いで、慶大だけには負けたくないので、絶対に勝てるようにいい準備をして臨みたいです。

FW上形洋介(スポ4=東京・早実)

――試合を終えたいまの気持ちを教えてください

今季始まって初の敗戦で、負ける悔しさを改めて思い知りました。明大に対する強い思いというのは試合前から自分たちの中にあったんですけれども、それを90分間出せなかったのが敗戦につながってしまったのかなと思います。いまは悔しい思いでいっぱいです。

――前期の折り返しの試合でしたが、これまでの試合を振り返っていかがですか

自分たちの目標から逆算したら全然達成できていないと思うし、自分たちは1位でなければいけないにもかかわらず、専大との差はどんどん離れています。追う立場になってしまいましたが、まだあと半分あるので、前期のうちに何とかして1位になるということを意識してやっていきたいです。

――前節の桐蔭横浜大戦(△0-0)で点を奪えず悔しがっていましたが、この1週間はどのようなことに意識して取り組んできましたか

点を取れてないので、意識的にシュート練習を増やすなどして、点を取るための努力はやってきました。でもそう簡単に努力の実は結ばないし、点を取れていない中でもぶれずに自分を信じてやるだけです。1点取れば気持ちも楽になると思うので、まずは1点を取るためにやっていくしかないかなと。3日後に試合があるので、きょうの負けた理由や自分の課題を振り返って、同じミスを繰り返さないようにしたいと思います。

――きょうは前線にボールをつなぐことができませんでしたが、その原因は

前線からプレッシャーに行くことはできて、(自分たちが)能動的にボールを奪うことはできていたと思います。ですが、そのボールを奪った後にエネルギーを出して前線に人数をかけることができず人数が足りなかったために、ゴールに結びつかなかったのかなというのは強く思います。また、後半で相手のリズムになった時に自分たちのエネルギーがなくなってしまって、ゴールを奪えるような状況をつくることができませんでした。

――きょうは途中交代で、6試合で1得点という状況についてどのように捉えていますか

体は動いている分、何で点を取れないんだろうという感覚はあります。いつもなら、このコンディションだったら点は取れているはずなんですけれども。点を取れていないという現状があるので、なぜ取れないのかというのを掘り返してやっていくしかありません。取れていないという現状はありますが、ここで下を向いてネガティブになるのではなくて、ここを乗り越えればまた成長できるというようにポジティブに考えて。いま自分に何が足りないのかを見つめ直したいと思います。

――次の相手は慶大です

きょう負けて、次は絶対に勝たなければいけないというのもありますし、その相手が慶大ということで、勝たなければいけない理由というのがたくさんあると思います。自分たちはそれを必ずエネルギーに変えて。またあしたからの2日間でどれだけ自分たちを高められるかだと思うので、きょうの敗戦で下を向くことなく改善すべき点は改善して、できることをしっかりとやっていくだけだと思います。

MF近藤貴司(教4=三菱養和SCユース)

――今季初の黒星となりました。試合を終えて率直な感想をお願いします

一人一人の能力が明大の方が上回っていたからこそ負けてしまったのかなという感じです。それ以外は理由は考えられないかなと思います。

――いまお話にあったように、明大は一人一人の個の力というのが高い相手だったように感じました

自分自身がきょうマッチアップしていた高橋諒君(明大)なんかはレベルが一回りも二回りも上がっていて自分自身も楽しかったですし、その中で連携ミスでファウルしてしまった部分であったり、自分自身クロスを上げ切れなかった部分もあったので、まだまだうまくならなくてはいけないなという風に感じました。

――前半のご自身のプレーについて

もっと自分のところにボールが来てほしいというのはずっと思っています。自分のところだったり純平(DF新井、スポ2=浦和レッズユース)のところにボールがくればチャンスになった場面もあったので、そのへんも高めていきたいかなという風に思います。

――前半の攻撃は全体的にロングボールで裏を狙うシーンが多く見られましたが

まず裏を狙って深さをとるというところと、その中で背後を伺いながらサイドをうまく使って速さを出そうという風にしていた中で、そこまでうまくいかなかったのかなと思います。結局個の能力が自分たちオフェンス陣に無いからだと思いますし、1対1になった時に打ち勝てればシュートまでいけたはずなので、個の力が足りなかったからシュートまで持ち込めなかったのかなと思います。

――前半終了間際にPKから失点し0-1で折り返した中で、後半は攻撃のチャンスも減ってしまったような印象がありました

後半少し風下になった中で入りのところから相手に圧倒されてしまって、再びPKを与えるなど後手後手になってしまいました。FWやサイドハーフがもっとボールを収めていたらDF陣ももっと楽にできたかもしれないです。もっと攻撃のバリエーションというか、ただ前に走ってそこを狙えばいいとかでは明大や上のレベルでは通用しないので、もっと一人一人がうまくなることでしか勝てないかなと思います。

ーー後半終了間際に絶妙なスルーパスでゴールをアシストしました

しんの(DF田中進之介、スポ4=湘南ベルマーレユース)がいいかたちで奪ったので自分はそこから上がっていってダイレクトで宮本(FW宮本拓弥、スポ3=千葉・流通経大柏)がという感じでした。自分たちが守から攻のところで理想としているかたちだったと思いますが、前半からもっとボランチや自分のところでボールを奪わないと厳しいのかなという風に思います。エンジンがかかるのが遅いというよりは、前半は自分たちのやりたい守備ができていなかったわけではないので、結局一人一人がもっと奪える力をつけないといけないのかなと思います。

――ゴールから2節遠ざかっていますが、ご自身の調子は

チャンスがないわけじゃないので、きょうアシストはしましたが相手の守備が緩くなってそこでパスを出しただけなので、全然満足はしていないです。サイドのところで自分がもっと起点になって突破できればもっとチャンスはできると思うので、もっとうまくなります。

――前節の前半戦を終えて3位ということですが、チームの順位については

正直やばいなという風に感じていますし、専大との勝ち点差が5も離れているというのは本当に危機的な状況です。今節も勝ち点のことは気にせずただ明大に勝ちたいという思いでやりましたが結局勝てなくて、次節負けたら本当にもう終わりなので、あしたからみんなで高めていって少しでもいい状態で臨みたいと思います。

――次節は早慶戦となりますが、意気込みをお願いします

早慶戦で集中応援日ということもありたくさんの人が見に来てくれそうなので、その中で自分が活躍したいという気持ちは強いですし、慶大には負けたくないので自分のゴールで勝てるようにやっていきたいです。

MF園田慎一郎(社4=東京・早実)

――2試合連続で白星を逃しましたが、いまの率直なお気持ちを教えてください

専大と勝ち点5離れてしまったことで危機感もありますし、優勝を目指す上で少し厳しくなってしまったと正直思います。

――試合内容を振り返っていかがですか

明大は良い選手がいて良いサッカーをしてきて尊敬に値するチームだと思います。でも絶対に勝とうという気持ちで入ったんですけど、自分たちの強みを出せた時間帯と出せなかった時間帯との差が激しかったと思います。

――強みを出せなかった時間帯というのはやはり後半ですか

前半は結構アグレッシブにいっていて後半もそれがしっかり続けられればいいと思っていたんですけどやはり相手もうまくて。それができなかった時に、もう一度自分たちの強みで試合の流れを取り戻していけるかが課題だと感じました。

――後半に2点目を奪われてからは、チームのプレー全体に力が無いように感じましたが雰囲気はいかがでしたか

PKを止めて盛り上げていった中で2失点目をしてしまうのは絶対にあってはならないことですし、たとえ2失点目をしたとしてもそこで勝ちにいく力や最低でも引き分けにする力が専大に比べると完全に劣るので、自分たちももっともっと負け試合をひっくり返せる力を付けていかないとこれから大変になっていくと思いました。

――2失点目のシーンを振り返って、やはりディフェンスのミスからゴールを許してしまったのでしょうか

明大のサイドバックの2番の選手(DF室屋成)が高い位置を取ってきて、ワセダのサイドハーフがすごく下げられてしまった中でどのように持っていくのかというところが大事になってくると思いました。対応している人もそうですけど周りの人のカバーや、自分のマークの情報を常に入れていくことも大切ですし、一瞬でも隙を与えたらあのようにやられてしまうと強く感じました。

――相手のボール回しに対する対策はどのように取っていましたか

前半は自分たちのプレッシャーがうまく効いていて(ボールを)回させているという部分は良かったと思います。でも後半自分たちが若干疲れてきた中で誰が前半みたいに強くプレッシャーに行けるかというところで、それは自分じゃないといけないと思っている部分なのでもっとやっていかないといけないと思っています。苦しい時間に誰がチームを助けるプレーをして誰が盛り上げていくのかという点が大切になってくると感じました。

――攻撃面についてお聞きします。後半は自らタイミングを見てシュートに持ち込むシーンもありましたが、その点についてはいかがですか

後半、宮本(FW宮本拓弥、スポ3=千葉・流通経大柏)が入ってきてそこでの競り合いは確実に相手の後ろにこぼれると感じていたので、そのボールを拾って絶対シュートまでつなげていこうと考えていました。でもそれをもっと決定的なシュートや点につなげられるようにしていくには力の使いどころや技術がもっと必要になってくると感じました。

――相手のボールを奪ってカウンターにつなげられる場面でワセダがミスをしてしまうこともありました

自分たちが能動的にプレッシャーを掛ければ相手も嫌がりますし、そこでボールを取って速く攻めることがワセダの得意パターンなのでそこの部分で精彩を欠いてしまうと自分たちもきつくなってしまいます。取ったボールをいかに速くゴールに結びつけるかだったり、速く運べなくてもゴールを奪うというところまで行き切らないとこのような試合は勝てないと思いました。

――次戦の相手である慶大の今季の印象を教えてください

きょねんまでと違ってゴール前を死ぬ気で守ってくると思いますし、そこの意識の部分が変わったからこそ慶大は強いと思います。ことしから慶大はそのようなスタイルでやってきていますけど、自分たちは何年も前から同じスタイルで戦ってきてそれに対する重みやプライド、責任感が間違いなく慶大よりは積み重ねてきているので絶対に次の試合は負けられない試合だと思っています。

―― 集中応援日であり早慶戦ということで特別な意識はありますか

学連の方やチームの中でも3年生の川井(健吾、創理3=東京都市大付)が中心となって集中応援日を盛り上げてくれて、部全体で慶大に勝とうという気持ちは強くあります。早慶戦は22試合のうちの1試合にすぎないんですけど特別な試合になると思いますし、そこでの勝利で自分たちが今後優勝できるかできないかが懸かってくると思うので頑張っていきたいと思います。

――次戦での個人的な目標をお願いします

もっともっと自分が勝利に貢献できるようなプレーを出していかないといけないと思っていますし、そのためにはもっともっと走ってもっともっと攻撃の芽を摘んでもっともっと攻撃参加してというようにまだまだやらなければいけないことがたくさんあるので、中2日ですけどその中でもできることはあるので努力していきたいです。

DF田中進之介(スポ4=湘南ベルマーレユース)

――今試合を振り返ってみていかがですか

全体を通して力不足で、相手の力に打ち負けてしまったのかなと思います。

――明大の印象は、実際にやってみていかがでしたか

前半は苅部隆太郎選手(明大)にボールを集めて、そこからの攻撃をしていたと思うのですが、それに関しては自分たちはうまく対応できていたと思います。その中で後半にその選手を代えて、ワイドに攻撃してくるようになって、それにうまく対応ができなかったと思います。

――対応できなかったというのが、今試合の敗因ですか

そうですね。それに速く対応できなかったがために、同じようなかたちを何度もつくられてしまいましたし、そういったことに対応できなければ、勝利を掴むことができないと思います。

――2点目の失点に関して、連携ミスなどはあったのですか

あれだけ人がゴール前でフリーになるということは、通常ありえない状況で、ミスが重なって失点につながったと思います。

――個人的には今試合はいかがでしたか

きょうの試合は勝って明大に3敗目をつけて、優勝争いから脱落させようというのが、チーム全体の意気込みだったのですが、自分たちの力不足ということで、もったいない試合になってしまったと思います。

――次の試合早慶戦となりますが、意気込みをお願いします

連敗は許されないですし、専大が勝ち続けている中で、自分たちが勝ち点3を落としているという状況に危機感を感じています。自分たちは勝ち続けなければ優勝はないと思いますし、次の早慶戦は大きな1戦になると思うので、絶対に勝ちたいと思います。

MF市村一貴(文3=神奈川・桐蔭学園)

――試合を振り返って

自分は初出場だったのでいままで溜まっていた悔しさだったりっていうのを表現しようと思ってたんですけど、個人としてもチームとしても全く結果を出せなかったので残念です。

――ピッチに入る際に意識した部分は

いままでの悔しさっていうのが強かったのでエネルギーを出せるって思ってたんですけど、逆にそれが強すぎて力んじゃう可能性もあったので、そこはうまくコントロールしようと思ってました。

――Jrリーグで戦ってきた中できょうの試合に生かした点などはありますか

自分の強みはアクションでで相手より先手を取って攻撃に厚みを加えたりチャンスをつくっていくことだと思っていて、まだ足りないですけどJrの中から徐々に出せてきていたので、そういった部分をきょうも出していこうとは思ってました。

――今後出場機会が巡ってくる場面があると思いますが、意気込みをお願いします

まだ自分自身全然(試合に)出れてないですし、出ても結果が出せていないので、トレーニングで積み重ねてアピールしていきたいです。出ないことには結果も残せないのでまずは出ることと、出たらアシストやゴールでチームに直接的に貢献したいと思います。

DF奥山政幸(スポ3=名古屋グランパスUー18)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

いままで戦った中で一番強い相手でした。また、ゴールデンウィークの3戦のうち初戦ということでこれに負けたら優勝争いからいなくなるというくらいの気持ちで臨んだ試合だったのですが、結果的に負けてしまい悔しい試合でした。

――PKがあり、相手に主導権を握られる戦いになりましたが試合展開はどのように感じましたか

自分たちの入りが悪いわけではなく、今シーズン一番いい入りでした。ですが、ああいったワンプレーで流れを持っていかれてしまいました。それまでも押し込まれた状況はありましたが、最後のところはしっかり守れていました。そういった中でワンプレーで失点してしまいました。それによって気持ちが落ちることはありませんでしたが、ああいった得点を許していたらこれから勝ち続けることはできないと思います。

――2失点目はニアサイドで合わせられてしまいましたがどのような形でしたか

まあ、ゴールを決めた選手がどこから入ってきたのか分からないのですが、うちの左サイドが完全に押し込まれてしまいまって先手を取られてしまいました。あのポイントで触られてしまったらキーパーも反応できないと思いますし、もっとマークをしっかりしておくべきだったと思います。

――かたちは相手がうまかったということもありましたが、相手を完全なフリーにしてしまうことは防ぐことは難しかったですか

なんとしても防がなくてはいけません。ただ相手がどこから入ってきたのかも分かっていなかったという時点で失点してしまっていると思います。自分たちが相手のポジションを把握しきれていないことが問題だと思います。もっとアラートに。サイドに入ったらボールウォッチャーにならないように日頃からトレーニングしていきたいと思います。

――2失点以降の焦りはありましたか

個人的には2点返せばいい。3点返せばいいと思っていました。自分たちが得点できる自信もありました。ただ、チーム全体としては2失点目をきっしてからようやく尻に火が付いた感じがあったのでもっと最初から出していかないとうちは勝てないチームだと思うのでもっと早い段階から全力でいかなきゃ、勝ち点3どこか1すら取れないと思います。

――守備面としては失点を除けばミスのない安定感のあるプレーでした。攻撃面では後半に奥山さん自身が前に出て中盤に近いあたりでプレーし、起点になるシーンからチャンスメイクができていました。ああいったシーンを前半から作ることはやはり難しい試合でしたか

単純に相手に押し込まれてしまったという印象もあります。ただいままでの相手と違って中盤の選手を動かすのがうまくて間でパスをつながれたり、なかなか自分からチャンスメイクに結びつける程前に出ることはできませんでした。

――修正していきたいことはどんなことですか

まずは、きょうの戦いを見ていればうちの左サイドは弱みじゃないかとは思うので修正が必要です。また、1失点目、2失点目とどうにかすれば守れたと思います。完璧になることは難しいですが、もっとミスを減らしていかないとこれから先少しのミスが命取りになる試合になると思うので日ごろの練習から改善していきたいと思います。

――次戦、早慶戦に向けて意気込みをお願いします

自分がワセダに入ってから全勝していますし、負けることはもちろん、引き分けも許されない試合になると思います。ここで勝ては自分たちに自信も生まれると思いますしこれからのリーグ戦に向けての足掛かりにもなると思います。中二日で時間はありませんでしたが、休むだけではなくもっと成長して慶大戦を迎えられるようにしたいと思います。

MF堀田稜(商3=浦和レッズユース)

――1―2での敗戦となりましたが、いまの率直な感想をお聞かせ下さい

本当に自分の責任だと感じています。PKも2本与えてしまって、本来なら3失点していてもおかしくはありませんでした。そこをマツくん(GK松澤香輝)が押さえてくれたものの、自分の守備能力の低さが露呈した試合だったと思います。みんなすごく頑張ってくれていたので、こういう結果になったのは本当に自分のせいだと思っていますし申し訳ない気持ちでいっぱいです。

――ショートパスをつないでくる明大への対応に手間取った印象を受けましたが、ご自身はいかがでしたか

短いパスをつなぎながらコート全体を広く使ってくる相手に対して、もう少しアグレッシブな守備ができたかなと思います。自分自身、相手のボール状況が良くなったとき、長いボールに対処するためのポジショニングなどがあまり良くなかったです。それが実際PKにもつながっていますし、守備能力の低さが今回の試合の課題だと思っています。

――攻撃面でもワセダの強みが出せませんでした

そうですね。なかなか良いボール状況が作り出せませんでしたし、前に前にとアクションを起こすことも前半に数回ほどしかできていませんでした。自分たちはボールを持った後に速さを出すことを心がけていますが、じゃあボールに速さを出すためにはどういった運び方をすればいいのか、前に出すということが第一にはありますが状況によっては横、上のパスが速さにつながることもあります。自分たちでも視野を広げてコートを広く使うことを意識してきたのに、試合で上手く生かせなかったです。

――明大の室谷成選手をはじめとする相手右サイドから崩されるシーンが何度もありました。マッチアップした印象は

前に高く(ポジションを)取ってきて、そこが攻撃のポイントになってきることはある程度分かっていたんですが・・・。相手が良いというよりも自分たちが、自分たちというか僕自身の能力の低さが出たかなと思います。相手が前に取ってくる分、攻撃では先手を取ろうと意識していたんですが、守備の段階でやられてしまうというのが現状の自分の力でした。サイドのプレーヤーとして、もっとピッチを縦に走らなければいけませんし、その中で集中力を切らしてはいけないです。その意味でも相手の質が高かったというよりも自分の質が低かったというのが率直な感想です。

――ここ数試合、中盤から前への連動性が出ていないように見受けられますがいかがでしょうか

長いボールをFWに放り込んだあとのセカンドボールという部分だったり、良いボール状況になったときにいかに良いタイミングでアクションを起こせるかというところで、出し手と受け手のタイミングが合うシーンが少ないんだと思います。それは1対1の関係だけでは駄目だと思うので、出し手に対してどれだけ受け手がタイミングを見て駆け引きしてボールを引き出せるか、逆に出し手も広く見て適切なパスを出せるかということなんだと感じています。そこが良くなれば攻撃は改善されていくと思います。

――中2日でGW連戦の最後、慶大戦が待っています。最後に意気込みをお願いします。

きょうの試合は自分がゲームをぶち壊したというか、きょうの敗戦の責任は全部自分だと思っています。中2日というのは関係無く、慶大戦はワセダとして絶対に負けられない試合です。いかに自分の能力を上げられるか、良い精神状況で臨めるかが重要になってきます。次こそ自分がチームを勝利させられるようなプレーをできるようにやっていきたいと思います。

FW 宮本拓弥(スポ3=千葉・流通経大柏)

――ケガからの復帰後久々の出場でしたが試合を振り返っていかがでしたか

勝ち点3を絶対に取らないといけないと思って入ったんですけど結果的にダメで、自分も1点取ったんですけど、もう1点を取れる場面があったので、まだまだ実力がないと思います。

――前半から明大に勢いで押されていましたが

明大は個人個人本当にうまいので簡単には奪えないと思ってたんですけど、予想以上に自分たちがボールを保持できなかったです。

――明大が2点目を取るためにさらにプレスが強くなった後半での出場でしたが、どんな思いでピッチに入りましたか

押し込まれてて、なかなか前線でキープできてない状況だったので、自分が起点になってやろうと思って入りました。

――チームが全体的にミスが多く、また自分たちのプレーも出来ない時間が多くあったと感じたのですがその点に関しては

明大にうまくやられたって感じで、こういう緊張感がある試合でなかなか自分たちの思うように出来ないというのは、まだまだメンタリティーの弱さであったり、技術のなさだったりがあるので、そこはトレーニングでいくらでも変えられると思うのでトレーニングでやっていきたいです。

――後半アディショナルタイムで近藤貴司選手(教4=三菱養和SCユース)からスルーパスにうまく抜け出し、キーパーとの1対1の場面でも冷静にゴールを決め、今季初得点でしたがいかがですか

キーパーとの1対1はあんまり得意じゃないんですけど、きょうは相手のゴールキーパーを見る余裕があったり、絶対に点を取りたいと思っていたので、点を決められて良かったです。

――リーグ戦で優勝するためには、もう落とせない試合が続きます。中2日空いての慶大戦ですが、その試合に向けて抱負をお願いします

早慶戦ということもありますし、ライバルということもありますし、この勝ち点3を取るか取らないかで優勝争いが変わってくると思うので絶対に勝ちたいと思います。

DF新井純平(スポ2=浦和レッズユース)

――相手のDFの印象は

やることが決定されていて自分がボール持った時などにやはり仕掛けにくいイメージが強くて、1対1も強くて、相手のDFは個人個人がしっかりしているというのが印象的でした。

――普段よりも上がっていないように感じましたが、それは相手のDFを意識されていたのでしょうか

相手のDFを意識していたことはないのですが、なかなか自分たちのボールの動かし方的にいい状態で前の貴司君(MF近藤貴司、教4=三菱養和SCユース)や後半だと市村君(MF一貴、文3=神奈川・桐蔭学園)が持てるシーンがなかったので、自分が上がるシーンを上手く作れなかったですね。特に相手のDFを意識したっていうことではないです。

――2失点してからのDFはどういったことを意識してプレーされましたか

2失点してしまったことはもうしょうがないと割り切っていて、もうこれ以上失点してしまったらゲームが終わりだなと、3点差がついたら巻き返せないなと思っていたので、これ以上失点しないように意識していました。

――後半、DFの人数が足りていても相手にゴール前までボールを運ばれる場面がありましたがそのことについてはいかがですか

相手の個人個人(のプレー)が上手くてボールを出して動いたりしている中で自分たちがうまくファーストプレッシャーの人を決めきれなかったというのが相手に侵入されてしまったり、ゴール前まで押し込まれてしまったりした原因だと思います。そこはもっと周りとの連携で1人押し出すということを徹底してやっていかなければいけないと感じています。

――惜しくも今季初の黒星となりましたがその要因として挙げられるものは

自分たちが徹底して相手チームよりも動いて、自分たちの強みで上回れば勝てるということは意識していたのですが、やはり相手も上手くなっている中で自分たちの強みを出し切れなかったというところです。90分間を通してほとんど出せなかったのではないかなというのがきょうの試合の印象で、そこで上回れなかったら自分たちは勝利をものにすることが出来ないということを改めて感じました。

――次戦は早慶戦ですが意気込みは

きょう負けてしまったことはしょうがないのでまたすぐに試合があるので切り替えて、早慶戦ということもあるのでワセダのプライドを背負って何が何でも勝つようにやっていきたいと思います。

FW中山雄希(スポ2=大宮アルディージャユース)

――今回の試合を振り返っていかがですか

優勝するためには負けられない試合だったのですが、チームとして負けてしまったのは本当に残念ですし、自分自身、途中出場で結果を求められていたなかで、何もできなかったことが悔しかったです。

――明大の印象は

本当に個々の技術がしっかりしているな、とは思っていましたが、そう簡単に勝たせてくれる相手ではなかったですし、チームとして、組織としてうまくできているチームだなと感じました。

――前回は引き分け、今回は負けという結果になってしまいましたが

チームとして、前節引き分けて勝ちしか許されないという状況のなかで、きょうこのように結果をだすことができなかったのは本当に悔しいですが、この負けをプラスに考えて次節の早慶戦で必ず勝てるようにポジティブな方向にもっていけたらいいなと思っています。

――後半、ワセダが攻撃されているシーンが多いなかでの交代となりましたが、どのような気持ちで試合に臨みましたか

自分が、このチームを勝たせる、という思いと、自分は途中出場が多いなかで結果を出さなければ(試合出場の)チャンスはなくなる気持ちで出場しましたが、きょうもチャンスをつかめず、悔しい気持ちです。

――試合終盤、ゴール付近で相手と競り合う場面が見られましたが

あのようなサイドの競り合い1つで勝てないというのは自分の弱さだと思いますし、途中交代でああいう局面で、競り合い1つだったり球際1つだったりにおいて負けているようではまだまだ力不足なので積み重ねてやっていきたいと思います。

――次節は中2日での早慶戦となります。意気込みをお願いします。

自分自身、早慶戦に出場したことがないのですが、伝統ある戦い、また集中応援日ということでたくさんの人が応援に来てくださると思うので、自分自身結果をだして、必ずチームを勝たせるようにプレーしていきたいと思います。

DF平澤俊輔(スポ2=JFAアカデミー福島)

――きょうの試合は1-2という結果でした。振り返ってみていかがでしたか

専大が勝っていたので、自分たちとしては勝たなくてはいけないという状況の中で臨んだ試合でした。前半はワセダのペースでできてたところもあったと思うのですが、相手の選手をこちらの左サイドが抑えられなくて、PKにつながったりクロスあげられたりしてしまったので、申し訳ないというのが自分の中では大きいです。

――明治大学と対戦してみて印象はいかがでしたか

ボールを保持しながら広くスペースを使ってくる攻撃というのは事前の情報から入っていたのですが、自分たち相手にもそのように(明大は)プレーしてきました。特に右サイドとかはスピードがあったので、そういったところは相手の攻撃が少し上手だったと思います。

――明大の室谷成選手とのマッチアップはいかがでしたか

自分個人としても同じ学年で、全日本にも選ばれたりしている選手なので負けたくないという気持ちで臨みました。結果的に、PK2本につながる突破やアシストなどがあったので悔しいですが、あの選手を超えるように自分をもっともっと高めて上手くなっていかなければいけないと感じました。

――2失点という結果でしたが、守備に関する反省点はありますか

きょうに限っては僕らの左サイドの方から押し込まれたので、本当にそういったところで跳ね返せないと失点につながってしまうと思います。実際に2失点目も自分たちのサイドからのクロスで、僕のミスでカバーに行ったところをやられてしまったのでそういったところは課題として向き合っていかないと、あのような攻撃に対して勝っていくのは難しいと思います。そのためにもっと練習していかなければならないと思います。

――前半にはシュートをする場面などあったのですが、攻撃で意識していたことはありますか

大胆な攻めというのは自分の長所と捉えています。堀田くん(MF堀田稜、商3=浦和レッズユース)とかがボールを持ったら追い越したり、サポートに入ってシュートやクロスなどに持ち込めるようにしたりしていくというのが自分の強みなので、そういったところは意識して出していこうと思いました。

――きょうの試合ではいかがでしたか

そうですね、前半、シュートまで行った場面があったのですが、本当にあれを決めなくてはいけないと思いますし、そういったところが勝負を分けてしまうと思うので、決めきれる力をつけていきたいと思います。

――次節は早慶戦です。意気込みをお願いします。

絶対負けられないので、本当に気持ちの面からも体の面からも準備をして最高のパフォーマンスで勝ちきれるようにしていきたいと思います。

FW山内寛史(商2=東京・国学院久我山)

――試合を振り返って感想をお願いします

攻守両面で何もできなかったというのが正直な感想です。自分としても攻撃の起点になれなかったですし、守備でスイッチも入れられなかったので本当に反省しています。ただ自分たちの現状を知ることができたという点では意味のある敗戦だったのかなと思います。

――どのような改善点が見つかりましたか

やはり守備でもっとハードワークしていかなければいけないですし、攻撃においてももっとバリエーションのある攻撃をしなければなと。自分たちがボールを持つ時間が短すぎるので、ポジショニングであったり基礎的な技術の面から直していかないと今後勝てないのかなと思います。

――得点にこだわっていきたいとおっしゃっていましたが、この1週間どのような練習をしてきましたか

連戦が続く中で一番に考えていたのは体を良い状態に持っていくということだったので、そこを徹底してきました。練習中は試合をイメージしてシュートなどもしていたのですが、練習中も目立って決められたりはしなかったので、それがそのまま試合に出てしまったのかなと思います。

――失点して前半を折り返しましたが、ハーフタイムにはどのようなことを話し合いましたか

前半の戦い方は自分たちとしては悪くない方だったので、失点はひとつのアクシデントだったと考えてあまりぶれずに立て直していこうと話しました。

――試合前はどのようなゲームプランを考えていましたか

守備ベースで難しい試合になることはわかっていたので、体力的にも精神的にも頑張るしかないなと。そこでワンチャンスをモノにして勝つというイメージで臨みました。

――戦ってみて明大の印象はいかがでしたか

やはり自分たちよりも技術があって、個々としての力があるなという印象でした。PKを決めた相手の選手は自分と同じ年なので、そういう点で個人としてもチームとしても負けたなという感じです。

――次節への意気込みをお願いします

チームとしてもう一度自分たちの強みを見直していかなければ勝てないですし、個人としても攻撃の起点になれていなければシュートも打てていないので、短い時間ですが調整して良いパフォーマンスができるようにしていきたいです。