第27回関東女子リーグ戦 前期第2節 | ||||
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早大 | 4 | 3-0 1-1 |
1 | SEISA OSAレイア湘南FC |
【得点】 (早大)4分 髙橋雛、22分 笠原綺乃、28分 築地育、75分 廣澤真穂 (OSAレイア)82分 加藤弥紀 |
関東女子リーグ(関東リーグ)前期第2節、今季初のアウェイ会場でSEISA OSAレイア湘南FCとの一戦が行われた。小雨降りしきる中、FW髙橋雛(社3=兵庫・日ノ本学園)の先制点を皮切りに、前半だけで3得点を挙げたア式蹴球部女子(ア女)。後半にも途中出場のFW廣澤真穂(スポ3=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)が1点を追加し、4-1の大勝で関東女子リーグ2連勝を飾った。
先制点を決めた髙橋
相手は昨年度皇后杯関東予選の出場実績を持ち、今シーズンから関東リーグ1部に昇格。対するア女は前節からスタメンを大幅に変更し、4-4-2の布陣で臨んだ。荒天の中始まった試合は、序盤から動きを見せる。4分、髙橋とFW吉野真央(スポ3=宮城・聖和学園)のワンツーから、髙橋が豪快なシュートを放ち先制。完全に主導権を握ったア女は、流動的なパス交換からバイタルエリアに侵入し、再三好機をつくる。22分にはMF築地育(スポ1=静岡・常葉大橘)のサイドチェンジから、左サイドハーフのMF笠原綺乃(スポ2=横須賀シーガルズJOY)が受けて冷静に2点目を追加。そして直後の28分、前節同様吉野のアシストで築地自身がネットを揺らした。その後もGKとの1対1を演出するなど、終始圧倒し続けたア女は3―0で前半を終えた。
迎えた後半は雨脚が強まり、風も吹き始める最悪のコンディションに。ピッチ上に疲労感が漂い始め、守勢に回る時間が増えた。そこでFW廣澤真穂(スポ3=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)を投入し、追加点で流れを引き寄せようと試みる。すると75分、築地のクロスから髙橋を経由したボールを、廣澤が左足でミート。一度はバーを直撃するも、押し込むことに成功し、待望の4点目を獲得。ところが相手は積極的なプレスで、流れを渡さない。逆に隙あらば攻め込まれ、何度も危機が訪れた。最終ラインは「絶対に失点しないという思いで、最後の最後ラインを割るまで走り切ることを意識」していたというDF夏目歩実(スポ2=宮城・聖和学園)を中心に、体を投げだしてゴールを守る。しかし82分、不用意なパスミスからロングシュートを浴び、失点。終わってみれば4-1の大勝であったが、後半は思い通りのプレーをさせてもらえず、苦しい一戦となった。
左サイドを崩そうと試みる笠原
得点者が全て異なることから、攻撃陣の層が厚く誰もに得点のチャンスがあると言っていいだろう。しかし、特に後半はリスク管理が甘く、守備に課題が残った。「奪った後攻撃する時にパスがずれたり、味方との距離が遠くてカウンターになったり、落ち着いて回せるところを慌てたり、周りのサポートも悪かった」(髙橋)。ア女という組織はもっと高みを目指せる。勝利に満足せず、次戦こそ零封を目指したい。
(記事 手代木慶、写真 橋口遼太郎、前田篤宏、ア式蹴球部女子部提供)
スターティングイレブン
早大メンバー | ||||
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ポジション | 背番号 | 名前 | 学部学年 | 前所属 |
GK | 16 | 石田心菜 | スポ1 | 大阪学芸 |
DF | 2 | 船木和夏 | スポ3 | 日テレ・メニーナ |
DF | 4 | 堀内璃子 | スポ2 | 宮城・常盤木学園 |
DF | 22 | 夏目歩実 | スポ2 | 宮城・聖和学園 |
MF | 6 | ブラフ・シャーン | スポ3 | スフィーダ世田谷 |
→85分 | 17 | 井上萌 | スポ3 | 東京・十文字 |
MF | 8 | 並木千夏 | スポ4 | 静岡・藤枝順心 |
MF | ◎10 | 加藤希 | スポ4 | アンジュヴィオレ広島 |
MF | 19 | 笠原綺乃 | スポ2 | 横須賀シーガルズJOY |
MF | 30 | 築地育 | スポ1 | 静岡・常葉大橘 |
FW | 11 | 髙橋雛 | 社3 | 兵庫・日ノ本学園 |
FW | 15 | 吉野真央 | スポ3 | 宮城・聖和学園 |
→69分 | 9 | 廣澤真穂 | スポ3 | ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ |
◎=ゲームキャプテン 監督:福田あや(平20スポ卒=神奈川・湘南白百合学園) |