13日、2021シーズンからWEリーグに参入する大宮アルディージャVENTUSが、MF村上真帆(スポ4=東京・十文字)の2021シーズン新加入を発表した。ア式蹴球部女子部からは今季3人目の内定発表となる。
内定が決まった村上
高校時代に全国高校女子サッカー選手権で優勝した経歴を持つ村上は、早稲田大学入学後もコンスタントに出場機会を獲得。1年生ながら皇后杯で決勝ゴールを奪うなど、存在感を発揮した。副将として臨んだ2020シーズンはチームの中心として攻守に活躍。チームが苦しい時に変化をもたらし、勝利に導くことができる選手だ。またセットプレーのキッカーを務めるなど、精度の高いキックも持ち味の一つ。WEリーグの舞台でも彼女のキックでチームを勝利に導く姿に期待がかかる。
新天地での活躍に期待だ
「なでしこ1部の相手にも通用するような選手にこれからなっていきたい」。これは2017年の皇后杯3回戦、当時皇后杯を2連覇していた強豪・INAC神戸をPK戦の末下した試合後の村上のコメントだ。1年生時に日本トップレベルとの距離を知り、4年間努力を続けプロサッカーリーグへの道を切り開いた村上。大宮の地でも、彼女らしいプレーで輝きを放つ姿に期待したい。
(記事 稲葉侑也 写真 橋口遼太郎)