11月24日、全日本大学女子サッカー連盟のYouTubeチャンネルにて、第29回全日本大学女子選手権(インカレ)の組み合わせ発表会が行われた。
関東第1代表として大会に臨む早大は、2回戦からの登場。大東文化大と北陸大の勝者と初戦を戦うことが決まった。北陸大は2年連続の出場となる。前回大会でPK戦の末1回戦で大会を去ることになった悔しさを晴らすべく、かける思いも強いだろう。対する大東文化大も侮れない相手だ。前回大会は優勝した日体大に善戦したが、終了間際の87分に失点し敗退。王者をぎりぎりまで追い詰めた。今季は関東大学女子リーグ(関カレ)で苦戦し、最後の一枠に滑り込む形でインカレ出場が決まったが、強豪の帝京平成大と引き分けるなど、実力は確か。早大としても関カレ対戦時に苦しめられた(〇1-0)相手であるため、警戒が必要だ。また、前回大会優勝の日体大、前回ベスト4の帝京平成大は早大と逆ブロックとなった。
大会は12月24日に開幕。1回戦から準々決勝は兵庫県三木市の三木総合防災公園にて行われ、勝ち上がった4チームが1月4日に味の素フィールド西が丘にて行われる準決勝に進出。そして勝ち上がった2チームが1月6日に同会場で行われる決勝に進出し、大学日本一の座をかけて争う。今大会は新型コロナウイルス拡大防止の観点から無観客で行われるが、全日本大学女子サッカー連盟のYouTubeチャンネルにて全試合生中継されることが決定。そちらからも目が離せない。
2021年は日本初となる女子プロサッカーリーグであるWEリーグが開幕するなど、日本女子サッカーにとって大きな変化の年である。その年の幕開けにふさわしい、熱く美しい戦いに期待したい。