【連載】インカレ直前特集『三連覇』第1回 冨田実侑×松本茉奈加×村上真帆

ア式蹴球女子

 第1回は1年生ながらコンスタントに試合に出場し、結果を残しているDF冨田実侑(スポ1=岡山・作陽)、MF松本茉奈加(スポ1=東京・十文字)、MF村上真帆(スポ1=東京・十文字)の3人が登場。高校から大学へと戦いの場を移した変化の1年間を振り返るとともに、全日本大学女子選手権(インカレ)への意気込みを伺った。

※この取材は12月1日に行われたものです。

「全部のレベルが桁違い。そういう相手とやれたのは良い経験だった」(村上)

――まずはリーグ戦や皇后杯の振り返りからさせていただきます。両リーグ戦はいかがでしたか

村上 関東女子リーグ戦(関東リーグ)に関してはまだ今週が残っているので1位だからといって安心しないで、最後絶対に勝って優勝を決めたいと思います。

松本 最後の試合なので勝って終わりたいなと。ことしはまだタイトルが1つなので、関東リーグ取りたいなと思います。

冨田 被ってはしまうんですけど、しっかり勝って絶対に優勝したいです。

――皆さん1年生ながらコンスタントに出場なさっていますが、初めての時は緊張しましたか

一同 しました(笑)。

――試合のメンバーは直前に発表ですよね

村上 当日の試合前ですね。メンバーには

――高校と大学との違いは何かありましたか

村上 フィジカルがもう違いますね。高校の時はその体型で通用したんですけど、大学では全然吹っ飛ばされてしまって。そこが一番大きな違いだなって感じました。

松本 考えてプレーしないとだなって。単純なプレーだと通用しないなと。考えてプレーするのは高校も一緒なんですけど、もっと考えなくてはいけなくなったというか、そこが違いかなと思います。

冨田 自分もフィジカル面が大きいかなって思うのと、キックの精度とかも本当に高校の時とかとは違くて、ここに欲しいってところに出してくれたり、蹴りたいところに蹴れてるなって感じます。出してもらってる自分からしたらすごくやりやすい環境というか、そのように感じていますね。

――松本選手はケガも経験したシーズンとなりましたね

松本 ケガの時は確かにサッカーやりたいなって気持ちがあったんですけど、サッカーをやらない期間で外から見る立場になって何が自分に足りないのかとか、どういうプレーができていないのかというのがわかったので、サッカーしない期間で学ぶことが多かったのでその面は良かったかなとは思います。

――皆さん得点に多く絡むという結果も残されています

村上 前線の選手なので得点には絡みたいなって思ってます。

――収穫だった部分、課題に感じた部分はどこですか

松本 守備、ですね。というかほとんど課題ばっかりなんですけど。納得してる部分は全然なくて、もっと自分の特徴を生かせるプレーをしたいしフィジカルの部分とかでもまだ全然足りていないので。課題ばっかりですね。

村上 出来たと感じる部分はほとんどないです(笑)。個人的にはミスがすごく多くて、細かいところだとパス1つでも右足に出すのか左足に出すのかでももらった選手が次のプレーをしやすいかとかが全然変わってくるので、大学では本当に質が求められるなと思いました。高校の時はざっくりな感じだったんですけど、大学は点で合わせたりとかなので。そういう部分がまだまだ足りていないなと感じています。

松本 喋るね(笑)。自分のまとまり感の無さが目立つよ(笑)。あと一言だし、『守備』って(笑)。

村上 わかりやすいからいいんだよ(笑)。

冨田 出来たことはあんまりないんですけど、課題として一番感じてるのは、いい流れで攻撃していて自分にパスが入ったとしても、出す相手に対してパスミスをしてしまってチャンスを作れていないので。攻撃の流れに対してそこに合ったパスを出せるようにならないといけないなと思います。

勝負どころで得点を挙げることが多かった村上

――続いて皇后杯全日本女子選手権(皇后杯)について振り返っていただきます。初めての皇后杯でしたがいかがでしたか

村上 そもそも高校の時は皇后杯に出る以前に関東で負けていたので(笑)。まず関東で優勝したっていうのがすごいなと(笑)。関東てしっかり優勝できたということでチームとしても個人としても成長できたと思います。

松本 すごい(笑)。もうこれで大丈夫です。

冨田 ありがとう(笑)。

――松本選手はいかがでしたか

松本 真帆みたいにスタメンとかではなく出る状況が違う中で挑んでいたので、勝つのもそうですけど、流れを切らないようにとか、出たらしっかり自分の仕事をするっていう感じでした。失点させない、自分のとこは思いっきりプレーして、あとはしっかり守ってって感じでした。本当に最後のちょっとしか出てなかったので(笑)。

――なでしこリーグの選手との違いはどこでしたか

村上 全部違った(笑)。こっちは必死でやってるのに、相手はさらーっと(笑)。全てのレベルが桁違いでした。でもそういう相手とやれたというのはすごく大きいなと思います。

――かなりタイトな日程だったと思います

村上 忙し過ぎて11月ちゃんとあったかな、って感じです(笑)。気づいたらあと1ヶ月って。

松本 12月きてたね(笑)。

「同い年だと思っていなかった(笑)」(松本)

――ではここからは少し話題を変えます。皆さん大学生活も半年以上経ちましたが、慣れましたか

一同 はい(笑)。

――これまでの部活とア女で違うことは

村上 先輩後輩関係ですね。

松本 もうがっつりあったので、今は楽しいです(笑)。関わりが1年から4年まで多いですね。高校だとやっぱり同学年といることが多いので。今は先輩とご飯行ったり。

冨田 なんか降りてきてくれるって感じだよね。

松本 サッカーやるにしてもやりやすいよね。意見も言いやすいし。

冨田 そうそう。

――仲のいい先輩は

村上 自分がよくご飯いくのはDF渡部那月さん(社3=兵庫・日ノ本学園)です。

松本 自分は汐さん(MF熊谷汐華、スポ3=東京・十文字)ですね。いじってもらってるので(笑)。

一同 (笑)。

――いじり待ちなんですね(笑)

松本 待ってます(笑)。

冨田 誰だろう。由奈さん(MF秋山、スポ2=東京・八王子)かな。

松本 たぶんいじられてます。(冨田は)いじってもらいたくて待ってるんじゃなくて、本当にいじられる(笑)。

チームメイトの話で笑顔を見せる松本

――少し話は戻るんですが、皆さん初めて会ったのは

村上 2人は代表で会ってるよね。

冨田・松本 そうだね。

――初めて会った時の印象は覚えていますか

松本 3年生なんだっていう(笑)。

冨田 おーい!そこかよ!(笑)。

松本 本当に知らなくて(笑)。作陽の3年生の子がいるっていうのは知ってたんですけど、どの子だろって思ってて(笑)。その時全然話さなかったんですよ。

村上 私も2年生だと思ってた(笑)。U-16で行ってて、私たち早生まれなので1個下の代がメインだったんですよ。だからそのメインの代の子だと思ってた(笑)。

松本 あれもう大学生なの?って(笑)。

冨田 次からは結構話したよね。なんか部屋が違ったんですよ。

松本 練習の時もそんなに(笑)。いつからそんなに仲良くなったっけって感じです(笑)。

――お互いのプレーの印象は

松本 まず頭がいいので、本当にキレキレなんですよ。高校からやってるからやりやすいし、見てくれてるから走り出せるというか。迷いなく走って出してくれるのでやりやすいです。周りが本当に見えてます。

村上 なんか、嬉しい(笑)。

松本 あとは昔から左足のシュートすごかったんですけど、大学入ってからさらにすごくなりましたね。シュートコースもいいですし、キレが半端じゃないです(笑)。

村上 そんなに?(笑)。

松本 うん。とりあえずすごい努力家なんですよ。知り合ってから知ったんですけど、すごいストイックで。

村上 知り合う前から知ってたら怖くない?(笑)。

松本 中学の関東選抜から知ってたじゃん。その時は私から勝手に連絡先交換しただけなんですけど(笑)。

村上 まっちゃんって友達が入ってきて(笑)。本名なんだろうって思ってました(笑)。

――冨田選手から見た村上選手は

冨田 出して欲しいって思った時に出してくれます。どういう風に相手が欲しいのかとかを感じたり聞いたりしていて、それを次のプレーに反映してくれるのですごいなと。自分は合わせてもらってる側なので。あとは大事な時に点を決めてるので、普段のやってることが結果に繋がってるんじゃないかなと思います。

村上 これ超気分いい(笑)。どんどん誉めて(笑)。

――次は松本選手について

村上 本当に速いですね。しかもその速さを自分でも理解していて、それを生かしたプレーをできる、するってところがいいところだなと思います。あとは走ってくれる(笑)。裏に出す時って本当に一瞬しかないんですけど、その一瞬のチャンスを逃さずに走ってくれるので出しやすいです。トミー(冨田)の時もそうなんですけど、あえて鬼パスを出すんです。でも相手とかが出るだろうなって思ったものを2人が取ってくれてチャンスが増えるっていう。鬼パスをあえて出す時もあればずれてそうなっちゃう時もあるんですけど(笑)。そういうのを全部とってくれます。

松本 鬼パスの方が好き。相手も諦めるじゃん。そこがチャンスだからね。

村上 ほんと頼れますね。

冨田 とにかく速いですね。中に切り込んで行って自分でも行けるし、センタリングとかシュートもうまいなって。自分で行ってシュートすることもあれば、センタリングとかでチャンスを作ったりするのですごいなと思います。あと、試合中はよく縦関係になるんですけどたくさん聞いてくれるのでよく話しますね。なのでとてもやりやすいです。

――では最後に冨田選手について

松本 ちっこいのに速い(笑)。

村上 速さがね、またまっちゃん(松本)とは違うんだよね。

松本 陸上競技系の速さ。フリーランの距離がSBの時だと長いんですけど、その時ですらスピードが落ちることなく上がり続けるという(笑)。相手がもう追い付かないですね。あ、でもトミー(冨田)はよくボールを置いていっちゃう(笑)。速すぎて(笑)。

村上 すばしっこいですね。

松本 急に飛び出してくる。

村上 相手だとびっくりするよね。

松本 あと地味にテクニック発揮してくるからね。

村上 地味にね。でもその地味にが大事だよね。

松本 ボールが取りづらい。見てて相手取りづらそうだなって思うシーンが多いですね。

冨田 ほんと?(笑)。

村上 すごいうれしそうじゃん、恥ずかしいんじゃなくて(笑)。

――村上選手からは何かありますか

村上 出したら絶対に走ってくれます。自分はボールもらってもドリブルとかで運ぶとかは全然できないんですど、トミーはもらって出してももう1回走ってくれるので。もし、トミーに相手が付いていったら逆を向けるし、選択肢を増やしてくれるプレーをしてくれるのですごくやりやすいです。あと、スペースに置くスルーパスがすごい上手だなって思ってます。ディフェンスラインと相手GKの間にたまに出してくれるんですけど、そのボールすごい受けやすいんだよ。

冨田 ありがとう(笑)。

村上 あとディフェンスする時に一瞬の動きがすごい速いので、ちょっとでも足からボールを離すと取られます。だから相手としてはすごい嫌だし、味方としては助かってますね。

――普段の印象は

松本 (2人を指差して)眠そう(笑)。

村上 まっちゃん(松本)は…。んーっと(笑)。

松本 なんだよ(笑)。

村上 すごい楽しそう(笑)。それそんなに笑う?ってなります。それはトミー(冨田)もか。

松本 トミー(冨田)は1人でぼけてます(笑)。練習中にも何もないところで転けていたり、写真とかにもよくわからないこけたところが残ってるっていう(笑)。

冨田 こけちゃうんですよ(笑)。

松本 靴紐ちゃんと結んでくれる?毎回直してるんだけど(笑)。

村上 あとで結び方教えてあげる、絶対ほどけないやつ。

松本 もうみんなやってるからね、時代遅れだよ(笑)。

2人から普段の行動を指摘され、笑っている冨田

――村上選手は普段どんな方ですか

松本 寝ることがメインですね。

村上 食べて寝てサッカーしてます(笑)。

冨田 口には出さないけど、いろんなことを感じてそう。いい意味で。

松本 逆に怖いよね、もう全部見透かされてそう(笑)。

村上 そんな目で見てないけどね。

松本 自分の発言に対して全部正論言われそうな気がする。いつも(村上の言葉に)「そうだよね」って返してるから(笑)。

冨田 確かに。正しいからね。

――入ってみて感じたア女の特徴は

村上 ア女に限らずかもしれないんですけど、プレーにおいても人間性においてもすごい個性豊かだなと思います。その個性を試合中に生かせているので、誰が入ってもその人のプレーを生かしていけるところが特徴かなと思います。

松本 とりあえず仲いいなと思います(笑)。

冨田 ア女はその個性がずば抜けてるというか、みんな秀でているなって、レベルが高いなと思います。いろんなところですごい人がいて、なので一緒にやっててすごく刺激をもらえるというか、すごいな、すごいなって思える環境にいられてるなと思います。

――4年生はどんな存在ですか

村上 偉大すぎて手に届かない存在です。すごすぎる。

――どういうところですごいと感じますか

松本 なんか安心感がありすぎますね。プレー面でも後ろに4年生がいるだけで前は攻撃に専念できるというか、いい意味で後ろを気にしないでできます。

村上 4年生がやってくれるので、自分たちは自分の特徴を生かしたプレーに専念できます。

松本 INAC(INAC神戸レオネッサ)戦で一番感じた。

冨田 大事な時に絶対いるよね。ありさん(MF松原有沙主将、スポ4=大阪・大商学園)とか。

――INAC戦はベンチからどう見ていましたか

冨田 見ていて心を打たれたというか。本当に気持ちって大事だなって改めて感じました。

――PKを最後に決めたのは村上選手でしたが

村上 自分は全然緊張しないタイプなんですけど、前の朱里さん(FW河野朱里、スポ3=静岡・藤枝順心)が蹴り終わって相手が蹴り終わってくらいがピークで(笑)。普通にしていたつもりだったんですけど、隣のありささん(松原)とやなさん(MF柳澤紗希、スポ3=浦和レッズレディースユース)に「顔やばいよ」って言われてその時初めて「自分こんなに強張っていたんだ」って思いました(笑)。でも練習の時にはしっかり自分の蹴りたいコースにしっかり決めることができていたので、練習通り決めようって思ってました。

――1日だけ誰かになれるなら、この人になりたいなっていう人はいますか

村上 みんなになりたい(笑)。でも自分はナカミさん(MF中村みづき副将、スポ4=浦和レッズレディース)ですね。自分が勝るものは何もないようなすごい人ですし、1回ナカミさんになってどういう風に見て試合をしているのか、どういうボールさばきをしているのかを知ってナカミさんに近付きたいです。

冨田 サツさん(DF三浦紗津紀、スポ3=浦和レッズレディースユース)。どんな相手が来ても落ち着いていなせるし、体が逆を向いてるのにいいところにパスを常に出しているので。どういう時にそういうところを見てパスを出しているのかとか知りたいなと思います。

松本 いろんな人になりたいです(笑)。でも自分はやっぱり点を取ることを目標にしているので、どんな難しい状況でボールが来たとしてもゴール前で絶対点を決める朱里さん(河野)になってみたいです。ボールがない時とかにどこを見て動き出したりしてるのかとか、あとナカミさんとの関係がすごいのでそこはどうやってるのかとか。

村上 あれは以心伝心レベルだよね(笑)。

松本 気持ちでつながってるレベルのわかり合ってる感じとかすごいなと思いますし、シュートとかパスの精度とかが本当にすごいので。そういうところを見てみたいです。

「4年生と一番長く、最後までサッカーがしたい」(冨田)

――では最後にインカレについての質問に移ります。みなさんにとっては初めてのインカレになりますね。先輩方の思いとかも伝わってきますか

松本 最後までやりたいなって思うよね。なんか最後って思うと本当に悲しくて。やっと仲良くなれたのにっていう。皇后杯始まったくらいからさらに仲良くなったというか、深い話をするようになったからこそ、どんな思いでやってるというのも多少なりともわかるし。だから1月14日(決勝)までやりたいなって思います。

村上 最後までやっても4試合。練習試合足しても10試合ないよね。寂しい。なるべく多くの試合を4年生とやりたいなと思います。

――キーマンをあげるなら

一同 ナカミさん。

松本 やっぱり試合を作ってるというか。

村上 でも4年生全員かな。最後にとんでもない力を発揮してくれるのが4年生なので。その足を引っ張らないように自分のプレーをしようって思ってます。

――2、3回戦は兵庫での開催なので岡山も近いと思いますが

冨田 関西の大学にもチームメイトだった子とかいますね。でもそういう場面で会えるっていうのはサッカー続けてきて良かったなって思いますね。

――4年生とできる最後の大会ですね

村上 4年生にとっては大学では最後の大会なので、2、3年生ももちろんなんですけど、4年生のために自分ができることを全力でやって、チームの勝利に少しでも貢献したいなと思います。

松本 なんかすごいこというから(笑)。

一同 (笑)。

松本 4年生が引っ張ってやってきてくれたので、ありきたりですけど恩返しというか、自分の出せる力を全部出して、ベンチだったとしてもスタンドでも、試合に出ていたとしても全力を出せるようにがんばりたいと思います。

冨田 えー(笑)。

村上 (小声で)ラスト。

松本 締めくくりだよ、期待してるよ。

冨田 やっぱり40人って人数がいると試合に出てプレーする人もいるし、悔しい思いでスタンドから見ている人もいると思うんですけど、自分がどういう立場になったとしても心から勝利して欲しいとかプレーすることができたらそういう思いを感じてピッチで表現できるようにしたいなって思います。あと4年生と一番長くサッカーしたいです。

――ありがとうございました!

(取材・編集 田中佑茉、篠原希沙)

仲良く1列に並んでポーズをしてくださいました!

◆冨田実侑(とみたみゆ)(※写真下)

身長164センチ。岡山・作陽高出身。スポーツ科学部1年。対談中常に笑顔で答えてくださいました。しかし、ピッチの上では誰も寄せ付けないスピードで相手ゴールに襲い掛かります。観客を沸かせる冨田選手のプレーに期待です!

◆松本茉奈加(まつもとまなか)(※写真中央)

身長163センチ。東京・十文字高出身。スポーツ科学部1年。どんな質問でも丁寧に答えてくださった姿が印象的でした。松本選手の持ち味である桁違いのスピードを生かした攻撃は必見です!

◆村上真帆(むらかみまほ)(※写真上)

身長153センチ。東京・十文字高出身。スポーツ科学部1年。1番手で質問に答えてくださることが多かった村上選手。他の2人にも頼りにされていました。高いテクニックと強烈な左足のシュート、そして持ち前の勝負強さでチームを勝利に導いてくれることでしょう!