攻守がかみ合い後期初勝利!

ア式蹴球女子

 連日の激闘が続く関東女子リーグ戦。前節で最下位の太田レディースを相手に手痛い引き分けを喫した早大は、尚美学園大と対戦した。何としても後期の初白星を手に入れたい早大だが、立ち上がりは相手の素早いプレスに苦しめられる。しかしDF権野貴子(スポ3=宮城・常盤木学園)がこぼれ球をゴールに押し込み先制すると、その後は効果的に加点。4―0で快勝し、後期初の勝ち点3を手に入れた。

 FW瀬口七海(スポ3=兵庫・日ノ本学園)ら3人がユニバーシアード日本女子代表メンバーに選ばれチームから離脱した早大は、普段とは違う4―2―3―1のフォーメーションを採用。サイドバックとサイドハーフの連携を生かした攻撃を試みる。だが、相手守備陣の的確な動きにパスコースを分断され、思うような攻撃を展開することができない。試合が動いたのは15分。MF大宮玲央奈(スポ4=浦和レッズレディースユース)のシュートを相手GKが弾いた隙を突き、権野がゴールを決める。すると28分には細かいパス回しから最後はMF小野田莉子(スポ3=宮城・常盤木学園)が決めて追加点。良い流れを作って前半を終える。

先制点を決めた権野

 FW瀬口七海(スポ3=兵庫・日ノ本学園)ら3人がユニバーシアード日本女子代表メンバーに選ばれチームから離脱した早大は、普段とは違う4―2―3―1のフォーメーションを採用。サイドバックとサイドハーフの連携を生かした攻撃を試みる。だが、相手守備陣の的確な動きにパスコースを分断され、思うような攻撃を展開することができない。試合が動いたのは15分。MF大宮玲央奈(スポ4=浦和レッズレディースユース)のシュートを相手GKが弾いた隙を突き、権野がゴールを決める。すると28分には細かいパス回しから最後はMF小野田莉子(スポ3=宮城・常盤木学園)が決めて追加点。良い流れを作って前半を終える。

攻守にわたり活躍を見せた小野田

 序盤に苦戦した前半と一転して、後半は「考えながらプレーして、前半から改善できた」(権野)というように終始試合のペースをつかむ。64分にMF渡井汐莉(スポ4=鹿児島・鳳凰)が技ありのフリーキックを直接決めて今季初ゴールをマークすると、直後の71分には角度のないエリアからの難しいシュートをDF大島茉莉花(スポ3=鹿児島・神村学園)が難なく決め、4―0。前期と同様のスコアでの勝利となり、昨季までの尚美学園大への苦手意識を完全に払しょくした。

快勝で首位の座をキープすることに成功した早大。次節は苦手とするアウェーで筑波大と対戦する。連勝で一気に優勝を手繰り寄せたい。

(記事 小島健太郎 写真 森田夕貴、高柳龍太郎)

関東女子リーグ戦
早大 2-0
2-0
尚美学園大
【得点者】(早)15権野 28小野田 64渡井 71大島茉
コメント

MF渡井汐莉副将(スポ4=鹿児島・鳳凰)

――きょうの試合を振り返って

前半から自分たちのペースでボールを回し、得点を重ねることができたと思います。

――きょうはフォーメーション変更がありましたが、プレーしてみてどのように感じましたか

前節は2ボランチでしたが高校時代は1ボランチが主体だったので、今日の形は個人的にはプレーしやすかったですね。

――立ち上がりは尚美学園大に攻め込まれるシーンが多く見られました

そうですね。立ち上がりは前節と同じくゆっくりと入ってしまいました。あの場面で攻守にわたってより積極性を出せたら良かったな、と思います。

――4―0の快勝ですが

前節からチームのコンディションは確実に良くなっていると思います。この調子で続けていきたいです。

――今回見事ゴールも決めましたが次節への意気込みをお願いします

今季初ゴールを、しかも綺麗に奪えたのはうれしかったですね。この勢いのまま攻撃に参加していきたいです。個人のゴールももちろん狙っていきたいですが、それ以上にチームのために貢献をしていきたいです。

DF権野貴子(スポ3=宮城・常盤木学園)

――きょうの試合を振り返って

前半は相手のプレーに合わせる部分が多くなってしまい、相手と同様の縦に速く、というサッカーになっていました。それで前半はだいぶ消耗してしまったのですが、後半は考えながらプレーをする、ということだったのでだいぶ改善できたと思います。

――普段とは違うフォーメーションで臨んだ試合になりました

ワントップだったので、両サイドハーフと両サイドバックは積極的に上がる、ということを意識しました。

――先制ゴールについての感想はありますか

いい所にこぼれ球が来たので、しっかりと決め切ることができて良かったです。

――対戦相手の尚美学園大はあまり対戦成績が良くないとのことでしたが、何か対策は練りましたか

毎回スカウティングをしているのですが、そこで分かったことをしっかりと共有して臨めました。

――次節への意気込みをお願いします

アウェー戦には苦手意識のようなものがあるのですが、早い段階で点を取って絶対に勝ちたいと思います。