【連載】天皇杯全日本選手権直前対談【第2回】臼池優月×小玉彩天奈×片岡梨乃

レクリング

  天皇杯全日本選手権直前対談・第2回に登場するのは、片岡梨乃(社1=千葉・日体大柏)、小玉彩天奈(社3=高知東)、そして今年度女子主将を務めた臼池優月(社4=茨城・鹿島学園)の3人。学年をこえた仲の良さが伝わる和気あいあいとした雰囲気で進んだ今回の対談。レスリングとプライベートの両面から選手たちの素顔に迫った。

※この取材は12月14日に行われたものです。

「やっぱり早稲田っていいな」

今年がラストイヤーの臼池

――今シーズンは新型コロナウイルスの影響で多くの大会が中止になりましたが、大会のない期間をどのような気持ちで過ごしてきましたか

臼池 大会がない期間はコロナの状況が全然読めない中で自分は最高学年を迎えて、このまま試合もなく引退になっちゃうんじゃないかという不安を抱えながら過ごしていました。

小玉 自粛中は肩を怪我していたこともあって、今が治すチャンスだと思ってリハビリに専念して、また体力を落とさないためにランニングしたりとか、自粛中はそんな感じで。こっちに帰ってきてからもインカレがなくなっちゃったりとか、予定していた大会がどんどんなくなっていって、その中でもモチベーションは持っておかないといけないなと思いながら練習に励んでいました。

片岡 自分も、最後1月に試合があって、2月くらいからずっと腰痛に悩まされていて。長期間治らない大きい怪我が初めてで、そこからなかなか良くならなくて。そのまま自粛期間に入って、逆に怪我を治す時間が増えて良かったと思うし、試合とか中止になったのは残念でもあったんですけど、そういう意味で良かったのかなと思います。

――みなさん自粛期間中はご実家に戻られていましたか

小玉 はい。6月の終わりくらいに帰ってきました。

臼池 自分は就職活動の関係で5月の最後の週くらいに帰ってきました。

片岡 4月の最初あたりに(実家に)帰ってそこから、6月入って戻っていました。

――自粛期間中はどのように練習されていましたか

小玉 自分は基本ランニングとトレーニングで、弟がいるんですけど、弟もレスリングしているので、弟と一緒に走ったりトレーニングしたり。6月入ってから地元の高校のマットが使えるようになったので、6月入ってからはマット練習に参加していました。

臼池 自分も基本的に走るか家で出来るようなトレーニングがメニューで、自分も当時中学1年生になったばかりの弟が休校でずっと家にいたので、連れ出して(笑)。弟はレスリングはしていなくてバスケットボール部なんですけど、部活ができていない状況だったので一緒にトレーニングしていました。

片岡 自分は最初のほうは腰のリハビリに専念して、治って5月の途中からは毎日走って懸垂とかして。6月入ったくらいから高校が近いので高校の練習に参加していました。

――競技から離れたことで何か感じたことは

小玉  自分は怪我していて、走っている期間も肩が痛かったりして。本当に怪我を早く治さなきゃみたいな、そっちが強かったかなと思います。でも家の中にちょっとしたマットみたいなのがあって、弟と技術練習したりとかは、やっていました。

臼池 正直、就活がピークの時期とちょうど被っていたので、就活にも専念できて。レスリングだけじゃなくて、自分の時間を有効に使える期間だと思って過ごしました。

片岡 自分もレスリングとかできる状況じゃないくらい腰が痛かったので、最初は正直大会とかが中止になって都合が良いのかなと思って。その時間で治して後半からはさすがに早く試合したいなというふうに感じました。

――6月に再会したときはどんなお気持ちでしたか

小玉 めちゃめちゃ嬉しかった。

臼池 めっちゃ嬉しかったよね(笑)。

小玉 家から帰るのがすごくさみしくて、(戻ってきたら)快く迎え入れてくれたのが本当に嬉しかったです。まずこの寮に帰ってきた時点でみんなが「おかえり!」みたいに言ってくれたのがすっごい嬉しくて。部活に行くとみんなに会えて嬉しかったのを覚えています。1人じゃないなと思って(笑)。

臼池 やっぱり楽しいなって思いました。道場に行って久々にお喋りしたらすごく楽しくて。なんだっけ、やっぱり早稲田いいねって話したと思います。

小玉 そうですね。

片岡 環境が変わって間もなかったんですけど、みんなと普通に会えて一緒に練習出来たりするのがどれだけ幸せなことかって思いました。

一同 (笑)。

――上級生のお二人にお伺いします。今年の部全体の印象はいかがですか

臼池 龍馬(安楽、スポ3=山梨・韮崎工)を中心に、なんだろう、難しい(笑)。

小玉 毎年、やっぱり早稲田っていいなって思うんですけど、今年は日本1目指して良い雰囲気で練習できていて。

臼池 うんうん。こんなところに混じることができて幸せ者だなって思う。そのくらい1つになっている感じがあります。

――片岡選手は、入学してみて部の雰囲気をどう感じましたか

片岡  高校生のときから優しくて温かくて、すごくアットホームな感じがするなって思っていて。いざ自分も入ってみんなレスリングに対する意識も高いし、優しいし面白いし、この中でやれていることが幸せだなって(笑)。

臼池 真似したじゃん(笑)。

――部内で、この人面白い!という選手を挙げるなら

片岡 みんな面白くないですか?(笑)

臼池 みんな面白い、なんか。

小玉 やっぱり太朗さん(梅林、スポ4=東京・帝京)が。

臼池 最強(笑)。

小玉 食べっぷりがすごいなって。見ていて気持ちいいです。今度ミスドの食べ放題のチャレンジを一緒にするんですよ、太朗さんにほんと、挑戦してほしくて。すごい楽しみにしています。

「存在が面白い!」と紹介された1年生の片岡(右)

――ここで他己紹介をお願いします

臼池 じゃあ梨乃ちゃん(片岡)(に対する紹介)から。

片岡 緊張する(笑)。

臼池 高校生で練習に来ているときからすごい礼儀正しくて、レスリングに対する意識も高い子なんだなという印象でずっといて。でも自粛期間が明けて絡みが増えてきて、なんかもうツボっていうか(笑)。天然っぷりがすごくて。可愛いです、本当に。練習中でも「なんでだろう~」とか思っていることを言っちゃうところが可愛いなって感じです。

小玉 レスリングに対しては本当に真面目で熱心で真っすぐで、常にどうやったら強くなれるのか考えている選手です。そういうのもあって成長もしていると思うし、オフの日も高校で練習したりとか、そういう面で本当に尊敬していて、常にレスリングのことを考えて強くなろうと思っているんだっていうのがすごい伝わって、意識高くてとても感化されるんですけど、、

片岡 恥ずかしい、小さくなりたい(笑)。

一同 (笑)。

小玉 ですけど、プライベートになると、とてもとてもずっこけておりまして。楽しませてもらってます。

臼池 梨乃ちゃんっていう存在がもう面白い。

――小玉選手の紹介をお願いします

小玉 入学する前は何回か大学に練習に行かせてもらったり、試合会場とかで見たりして、本当に真面目そうだなって。本当に真面目なんですけど、まさかこんなに面白くて、

小玉 面白い?(笑)

片岡 面白いです、急にツボったりするところが。だけどすごくしっかりしていて、周りのことも見れているし、レスリングに対しても意識が高いし、尊敬するところしかなくて、いつも背中を追わせていただいてます(笑)。

臼池 彩天奈(小玉)は、レスリングに対する姿勢は尊敬するところばかりで、もちろん練習量もそうですし意識もそうなんですけど、レスリング面では本当に尊敬していて。プライベートの面では、なんだかんだ部員の中で彩天奈と過ごしている時間が一番長いので、話しやすいし相談とかもしやすいし、そういった面で後輩というか、良い意味で友達みたいな。

――臼池選手の紹介をお願いします

片岡 たしか中学生くらいのときに鹿島(鹿島学園高)に行って、優月さん(臼池)が高校3年生で、そのときはちょっと、緊張していたのもあるんですけど、少し怖いなって。

臼池 ええ~!(笑)そうだったの。

片岡 違うんです違うんです(笑)。マット上だけで、レスリングに関する面しか見てなかったので。でも今は、面白いし優しいし、何でも思ったこととか先輩ですけど話しやすくて。レスリングに対しても向上心が高くて、一緒にやらせてもらって、たくさん良くしてもらって、最高です(笑)。

臼池 ありがとうございます(笑)。

小玉 自分は今までに女子の1個上の先輩がいなくて、いても小学生のときで、中高は女子の先輩がいない中でずっと過ごしてきて。早稲田に入って優月さんに出会ったんですけど、優月さんはレスリングに対してもプライベートに対してもそうなんですけど、相談を親身になって考えてくれて。レスリングでも自分の疑問を解決してくれて、いつもそれが的確で本当に尊敬しています。女子の主将、部の主務としていつもみんなのためにお仕事してくれてて、尊敬するし近い存在というか。先輩だけど、自分の素を出せる数少ない先輩の一人で。たまにタメ口使っちゃうんですけど(笑)。

臼池 さっきもタメ口で(笑)。

小玉 「ね!」って言っちゃったんですよ。ほんと失礼なんですけど、素でいられる先輩です。

――皆さんがレスリングを始めたきっかけは

小玉 自分は親が。小3からです。

臼池 お父さんが昔レスリングをしていて、ずっとそれを隠していて。自分は元々陸上部だったんですけど、陸上の練習が終わった帰りにお父さんが迎えに来て、「おまえついて来い」みたいな。それでついて行ったのがレスリングの試合会場で、初めてレスリングを見て面白そうなスポーツだなと思って、始めました。それが小学5年生のときです。

片岡 お父さんが格闘技系が好きで、始めたのが5歳とか6歳くらいなんですけど、けっこう弱虫で(笑)。何かしらスポーツをやらせたいと両親は思っていて、友達がやっていたのもあってレスリングを始めました。

――レスリング以外に何かやってみたいことはありますか

小玉 自分はもうずっとピアノがやりたくて、ほんとやりたかった。小学生の時に合奏部っていうクラブに入っていて、それも四国で金賞とって全国に行くくらいすごいクラブだったんですけど、本当に音楽が好きで。中学生の時「お願いだから吹奏楽部と掛け持ちさせてくれ」って。

片岡  掛け持ち?!

小玉 (レスリングを)やめるって言ったら絶対に怒られると思って、せめて掛け持ちするから、お願いだからって頼んだんですけど、親にも反対され吹奏楽部の先生にも反対され。

臼池 かわいそう(笑)。

小玉 結局レスリングしかできなかったです。自分はサックスをめっちゃ吹きたくて、将来絶対買います!バイトの初任給で絶対買おうと思っていたんですけど、騒音問題もあるので。

臼池 (寮で吹いたら)有名人になっちゃう(笑)。

小玉 音楽系の道に進みたかったです。

臼池 なんだろう。今までやってきたことがある習い事が全部個人競技だったので、小学生の時はバスケットボールとか団体競技をしたいなと思っていました。

片岡 自分は中学校の前半くらいまでは、水泳やったり駅伝やったりバスケもやったりして、でも結局レスリングはずっと続けていて。今はレスリングをやっていて良かったと思うことが多いんですけど、小中学生くらいの時はもっとかわいい、それこそ彩天奈さんみたいに吹奏楽とかダンスとかそういうかわいいやつを、生まれ変わったらやりたいっていうのをずっと思っていました。

今年の活動をふり返って

――今シーズンのお話に戻ります。11月末の東日本学生秋季選手権大会をふり返っていかがでしたか

小玉 約1年ぶりの試合で、自分がどれくらい成長したかなっていうのを試すというか、大会で試すのは良くないと思うんですけど、そういうのを実感したかったのと、天皇杯に向けて試合をやっておいたほうがいいかなと思って出場しました。自分が成長した、変わったと思ったのは組手の部分であって、少しは相手の組手にも対応することができたし、タックルに入られる回数も少なくなりました。でも、タックルの処理という違う面で大きな課題を見つけることができて、それは良かったじゃないかと思います。

臼池 東日本(東日本学生秋季選手権大会)の開催が決まったときに、それまでずっと試合がなくて、本当にこれで引退かもしれないと思って。天皇杯もあることは分かったけど、自分が出られるかっていうのはまだわかっていない状況で、もしかしたら東日本が引退試合になるかもしれないって思う気持ちもありながら練習していました。なのでもし天皇杯に出られなくてこれが最後の試合になっても後悔しないように「出し切りたい」という気持ちで練習していて、結果的に試合も今までで一番強い気持ちで臨めたので良かったなと思いつつ、天皇杯も出られることが決まって。その前に試合をしていろいろ課題が見つかって、また次を目指せることが嬉しいなと思っています。

片岡 大会が中止になったりしてとにかく早く試合したいなという気持ちでいっぱいでした。緊張とかは全くしないで試合を楽しみな気持ちで、優月さんとか彩天奈さんとかと高め合いながら練習することができて、この自粛期間から今までやってきたことを楽しみながら出せた試合だっと思います。でもたくさん反省点も見つかったので、天皇杯前に良い試合だったと思います。

――試合の感覚は戻りましたか

小玉 やらないよりは絶対良かったなと思います。でも試合嫌だなと(笑)。緊張するし、「あんな感じだったな試合は」みたいな、思い出せたので良かったんですけど。

臼池 絶対出て良かったなとは思います。いつもマットで実戦練習していても4組くらい入っていて、マット一面使うことがずっとなかったので、改めてマット広いなって(笑)。

片岡 ずっと中止になっていたので本当に試合なんだ、試合できるんだって感じました。

臼池 でも無観客だったから、試合感があまりなかったですね。

片岡 たしかに。

片岡  でも声援は、(観客ではなく)部員の声援がありました。

小玉 どれだけ(部員からの)声援に助けられたことかって。

臼池 すごい心強くて。

――試合で緊張はされるほうですか

臼池・小玉 めちゃめちゃしますね。

片岡 昔はしていて、緊張すると動けなくなっちゃうんで、ここ3年くらいはしないようにしています。

臼池 しないようにするってすごいよね。

片岡 もう「無」で。

小玉 「無」でどうやって戦ってるんだろう。

片岡 試合前とかに、絶対大丈夫だって、勝っているところだけを想像して自分を信じて。そしたら緊張しなくなりました。

小玉 もう全然だめです。

臼池 吐きそう(笑)。いつも吐きそうになるくらい緊張しちゃって。

小玉 緊張するし、最近試合中にネガティブになっちゃって。緊張からもあるんですけど、夜ずっと考えちゃって寝れなくて寝不足のまま朝を迎え、それでもずっと緊張して「どうしようどうしよう」ってなって。昔はマット上がると切り替えられるタイプだったんですけど、最近は試合中もネガティブになっちゃって。メンタル力は身に着けないと感じます。

天皇杯に向けて・・・「強い気持ち」

天皇杯では昨年のリベンジを果たしたいと語った小玉(左)

――皆さん昨年も天皇杯全日本選手権に出場されていますが、前回大会からパワーアップした点はどこですか

片岡 環境が4月から変わって、高校の時とは違う練習内容になって、今まではひたすらやるって感じだったんですけど、今はいろんな技とかを見直す時間が増えて。そういう面では今まで体力勝負って感じだったのが、組手とか技術は確実に(レベルが)上がったと思います。

臼池 そうですね、試合がない期間もチームで組手の練習が多かったので、組手は絶対1年前から上達していると思いますし、タックルに入られてからの処理が苦手なんですけど、1年前から比べたらできるようになったかなとは思います。

片岡 本当に上手いです。

小玉 自分は組手ですかね。入られることが少なくなったのは練習でも感じているので試合でも出せたらと思っています。あとは、組手をやることによって入れるタイミングとか回数が増えてきて、昔はけっこう守りに入っちゃうタイプでタックルに入る回数も少なかったんですけど、そういう面でもちょっとは成長したんじゃないかなと思います。

――東日本学生秋季選手権大会からはどのような点を練習してきましたか

小玉 自分はとにかくタックルの処理が東日本で一番の課題だったので、極めに入ったときとか相手が尻もちをついた時の展開とかは、たくさんの方にアドバイスをいただいて、練習しています。

臼池 自分は東日本の時に小手のもつれに苦戦しちゃったので、まずそこを絶対にとり切ることを意識していて。あとは東日本の時にグラウンドを1つも返していなくて、せっかく練習してきたのに出さないまま引退するのもあれなので、グラウンドは意識的に練習していますね。

片岡 練習とかでも、早稲田の人は返しとかが上手いので、それが怖くてタックルに入るのを拒んでいた部分があるんですけど、とにかく自分は攻めないと勝てないと思うので、どんどん攻める練習をしました。

――今回の天皇杯全日本選手権は例年と進行方法や出場選手数が大きく異なりますが、その点については

片岡 最大でも3試合ってことですよね。

臼池 (トーナメント表の)どこに入っても強い人とは当たるんですけど、去年のリベンジできる相手と絶対当たると思うので、リベンジしたいですね。

小玉 自分も3人負けて終わっている選手なのでリベンジ出来たらと思います。

片岡  今回は誰と当たってもレベルの高い選手ばかりなので、どんな相手にも自分のレスリングをすることを意識して勝てるように頑張りたいです。

――激戦が予想されますが、勝ち抜くには

小玉 自分はとにかく気持ちだなと思います。メンタルで結果も覆ると思うので、レスリングは今までやってきたことを出すしかないんですけど、それに補ってメンタルをもっと天皇杯に向けて高めていけたらと思います。

臼池 みんな優勝狙ってきていて、みんな強い気持ちで挑んできていて、そこで気持ちで負けてしまうと同じ土俵からその時点で外れているかなと思うので、まずは強い気持ちで臨むことかなと。

片岡 レベルが高くて、あとは気持ちの差だと思うので、とにかく自信をもって。こんなに意識もレベルも高い先輩の中でやらせてもらっているので自信を持ってが頑張りたいです。

――天皇杯後はオフになると思いますが、何か楽しみにしていることはありますか

小玉 とにかくミスド(食べ放題)を楽しみにしています(笑)。

一同 (笑)。

臼池 気合入れていかないとね(笑)。

小玉  何も食べません。

臼池 自分もミスドですかね。みんなで行きます。

小玉 早く試合が終わってほしいです。試合終わらないと、楽しみだと思っていても試合があるんだって思っちゃうので、今は試合に向けて。

臼池 リフレッシュしたいですね。

小玉 解放感を味わいたい。

――最後に、天皇杯に向けて意気込みをお願いします

小玉 自分はさっきメンタルの話もしたんですけど、そういう面でちゃんと勝って、どんな戦いであっても最後は自分が勝っていられるように図太いレスリングを出来たらいいなと思います。優勝目指して頑張ります。

臼池 自分は今までふり返って試合中に躊躇うというか、いけると思いながら取られたらどうしようと思っていけないことが多かったので、最後だと思って後悔しないようにいけると思ったらいく、ガンガン自分から攻めていけるように頑張りたいと思います。

片岡 自分はとにかくどんな相手でも自分のレスリングをしてたくさん攻めて、勝っていたとしても負けていたとしてもラスト1秒まで「絶対に自分が勝つ」という気持ちで、戦って必ず良い結果を残せるように頑張ります。

――ありがとうございました!

(取材・編集 鬼頭遥南)

色紙には天皇杯への意気込みを書いていただきました!

◆臼池優月(うすいけ・ゆつき)(※写真中央)

1998(平10)年11月13日生まれ。161センチ。女子フリースタイル57キロ級。茨城・鹿島学園高高出身。社会科学部4年。最高学年を迎えた臼池選手。後輩からの信頼も厚く、昨年に引き続き優しく楽しく対談を盛り上げてくださいました!

◆小玉彩天奈(こだま・あてな)(※写真右)

1999(平11)年6月17日生まれ。163センチ。女子フリースタイル62キロ級。高知東高出身。社会科学部3年。小学生の頃は合奏部に所属していて、音楽が大好きだという小玉選手。中学生の時にはレスリングと吹奏楽の「掛け持ち」も考えていたそうです!

◆片岡梨乃(かたおか・りの)(※写真左)

2001(平13)年9月9日生まれ。159センチ。女子フリースタイル53キロ級。千葉・日体大柏高出身。社会科学部1年。対談形式のインタビューは初めてだという片岡選手。終始ハキハキと質問に答えてくださいましたが、実はプライベートでは天然っぷりを発揮しているそうです!