山﨑、シニアの国際大会に挑む

レクリング

 2020年東京五輪ターゲット選手に選ばれている山﨑弥十朗(スポ1=埼玉栄)が、自身初のシニアの国際大会に挑んだ。ジオルコウスキ国際大会はリオ五輪前の最終海外調整と位置づけられている非常にレベルの高い大会。山﨑は自分の気持ちを全面に押し出すことを目標にマットへ向かった。

 2回戦からの登場となった山﨑。初戦はカザフスタンの選手との対戦に。結果は2-5での敗戦となった。「技術の部分がまだシニアのレベルに追いついていない」(山﨑)。世界のなかでの自分の技術力を知る大会になったようだ。

 「細かい部分での技術の見直しが必要」と今後必要なことを話してくれた山﨑。この夏の鍛錬の成果が、9月に行われる世界ジュニア選手権で試される。

(記事 杉野利恵)

結果

男子フリースタイル

74キロ級 山﨑 19選手中15位

コメント

山﨑弥十朗(スポ1=埼玉栄)

――ジオルコウスキ国際大会前、合宿に参加されたようですが合宿はどうでしたか。また何か学んだことなどはありますか

今回は初めてシニアの合宿、試合を経験して、国によって文化や考え方が違うと改めて感じました。そのなかでも外国の選手はオンとオフのスイッチがすごくはっきりしていて驚きました。普段の生活ではとてもゆったりとしていた人が、練習になるとずっと動き続けていて、この切り替えの瞬発力が外国人の強さだと感じました。

――ジオルコウスキ国際大会はどのような位置づけ臨まれましたか

出ている選手のほとんどが、この試合をリオ五輪前の最終海外調整と位置づけていました。そんな選手と戦うなかで、いかに自分の気持ちを全面に出せるかを目標に戦いました。

――主な敗因は何だと思われますか

技術の部分です。まだ技術の部分がシニアのレベルに追いついていないと感じました。

――今後世界の舞台で戦っていくために、どのような点を強化していきたいですか

まずは敗因となった技術面の強化です。特に細かい部分をしっかりと見直さないといけません。