年明け初となる実戦は、アメリカ遠征であった。大学王者を中心に日本代表が選抜され、ワセダからは北村公平(教4=京都八幡)など3選手が出場。北村が4位入賞を果たし、国際大会でまずまずの結果を残した。
この大会は今シーズンから適用される新階級・新ルールを導入して行われた。北村はフリースタイル(フリー)74キロ級に出場。1、2回戦ではポイントを奪われることなく勝利を重ねる。しかしアメリカ人選手との準決勝で、7ポイント差をつけられ負けを喫した。続く敗者復活戦では、国士舘大の嶋田大育と対戦。国内の大会でも負けた経験のある選手に5-1で勝利を収める。そして迎えた3位決定戦では、国際大会で入賞経験のある相手にテクニカルフォール負け。それでもフリー日本代表の中で唯一の入賞を果たし、4位となった。
学生二冠の保坂健(スポ3=埼玉栄)はフリー70キロ級に階級を変更し臨んだ。また、グレコローマンスタイル71キロ級には花山和寛(社4=愛媛・八幡浜工)が登場。両者ともに1度敗れ、敗者復活戦にまわったが入賞争いに関わることはできずに終わった。
北村は国際大会で学生ながら入賞し健闘を見せた。一方、レスリング部では、すでに保坂を主将とする新体制が始まっている。高地であるコロラドスプリングスでの経験をそれぞれにいかしてほしい。
(記事 高畑幸)
結果
▽グレコローマンスタイル
71キロ級 花山 敗者復活2回戦敗退
▽フリースタイル
70キロ級 保坂 敗者復活2回戦敗退
74キロ級 北村 4位