早大から2選手が日本代表に選ばれて出場しているアジア選手権。その大会最終日となる22日にフリースタイル74キロ級で北村公平(教4=京都八幡)が銅メダルを獲得した。
2回戦で敗れた北村は、敗者復活戦を勝ち上がって3位決定戦へ駒を進める。キルギス代表の選手との3位決定戦は第1ピリオド(P)こそ奪われたが、第2Pからは相手を無失点に抑えて銅メダルを手にした。北村にとって、昨年の世界学生選手権での銀メダルに続く国際大会でのメダルとなった。また、男子グレコローマンスタイル120キロ級に出場した前川勝利(スポ3=茨城・霞ヶ浦)は1回戦、敗者復活戦共に敗れて敗退。昨年の5位に続く結果とはならなかった。
今回の成績は早大のレスリングが世界に通用する事の証明となった。しかし、それは北村が国内でも今まで以上に警戒される選手となったことを意味する。好敵手たちとの戦いをどう勝ち抜くか、北村の今後の注目だ。
(記事 三尾和寛)