レスリング部にとって2013年最初の大会となるジュニアクイーンズカップ。早大からはジュニアの部の51キロ級に金子和(社2=群馬・大泉)が出場。1回戦は危なげなく突破したものの、2回戦で惜敗した。
積極的に攻めたが勝ちきれなかった金子
「詰めが甘い」という反省の言葉通りの試合だった――― 1回戦から動きが良く、好調さが感じられた金子の2回戦の相手は宮原優(JWA)。高校生ながら昨年の天皇杯全日本選手権で2位になるなど数々の実績を残している強豪だ。金子は昨年の全日本女子オープン選手権で宮原と対戦して敗れている。その宮原に対し、金子は試合開始から積極的に攻勢に出て、技を仕掛ける。しかし、そこからポイントを取りきることができなかった。1ピリオド(P)は2度相手の足を取ったがいずれも技を返されて失点。両者のコーチが判定に抗議するチャレンジ権を使って、ビデオ検証が2度行われるなど判定の難しい場面もあったが、いずれも宮原の技が認められて1Pを落とす。2Pも金子がタックルに入って足を取ってから技を返されて失点。そのまま0-2で敗れ、2回戦敗退となった。
2013年最初の試合での幸先のよいスタートとはならなかった。しかし、金子が「試合の流れは自分の流れにもっていけていた」と語るように、昨年の対戦と比べると差は詰まっていた。同階級の選手としてこれからも多くの対戦が予想される2人。次こそは勝利をつかみとりたい。
(記事、写真 三尾和寛)
結果
▽女子
ジュニアの部 51キロ級 金子 2回戦敗退
コメント
金子和(社2=群馬・大泉)
――きょうの感想は
タックル取れてるのにそこから点数につながらない事が課題です。もつれて、点取られて、1点も取れなかったので、そこを詰めて取りにいかないと、内容で勝っていても試合に勝たないと意味が無い。そこの練習をして、自分のポイントにしっかり確実になるようにしないといけないと思いました。
――微妙な判定がありましたがどう考えていますか
判定になってしまう時点で負けだと思って、判定にならないくらいに確実に自分のペースにしたら絶対に勝てるので、課題です。
――宮原選手との差は詰まっているように感じました。次回に向けてどうでしょう
そうですね。詰めが甘いことは修正していかないといけないと思います。でも修正できたら、試合の流れ自体は自分の流れに持っていけているので勝てると思います。
――次の目標は
次にある大会は4月のJOC(JOC杯ジュニアオリンピック)で、そこにはきょうと同じ相手も出てくるので、そこでの優勝です。