総合優勝に向けて、男女共に好発進!

スキー

 1週間の長丁場となる全日本学生選手権(インカレ)は大会2日目、3日目を迎えた。2日目の25日は男子アルペン部門で、3名が入賞。続く3日目のきょう、女子アルペンでは、大回転で中澤真緒(商2=長野・佐久長聖)が3位となり、表彰台へ。クロスカントリー男子30キロクラシカルでは、激しいレースに善戦した湯本啓太(スポ2=長野・中野立志館)が2位に入った。26日を終えて男女共に暫定で総合2位。逆転を十分狙える位置にいるだけに、あす以降も着実にポイントを稼ぎたいところだ。

★松本が大逆転で表彰台へ

2本目で好タイムをたたき出した松本

 前日のスーパー大回転で好発進を見せた男子アルペン部門。勢いそのままに25日の大回転でも出場6名中3名が入賞する好成績を残した。昨年に続き表彰台を狙う松本達希(スポ2=北海道・札幌第一)は1本目でストックを落とすアクシデントにより17位と大きく出遅れる。しかし、「滑り自体はよかったので気持ちを切り替えるだけだった」という言葉通り、2本目では思い切った滑りを見せ、本人も驚きの2位に輝いた。5位に入賞した清野崇悠(社4=山形中央)も2本目で順位を上げる。「自分は失敗するタイプではないので、攻めていったのがよかった」と振り返った。その他に成田伊織(スポ3=北海道・札幌第一)が2本目で順位を落としながらも9位に入った。いずれの選手たちも悲願の総合優勝に向け、回転でのさらなる活躍を見据えている。

(記事 大庭開、写真 加藤佑紀乃)

★中澤が表彰台に!

難コースにも果敢な滑りを見せた中澤

 女子アルペン大回転には早大から5名が難コースに挑んだ。中澤真緒(商2=長野・佐久長聖)が安定した滑りを見せ3位に、太田好美(スポ4=北海道・網走桂陽)が4位入賞を果たした。「急斜面で複雑なカーブなどあり難しい」とコースについて分析した中澤。このコースに対して苦手意識を持っていたが、タイトルレースで初めての表彰台に。「このコースが好きになりました」と笑顔で振り返った。大学で選手を引退する太田にとって、このレースが最後の大回転だった。「一番高いところを目指していた」と意気込んでいただけに、悔しさの残る結果に。現役ラストのレースに向けて、満足のいく滑りを実現させたい。アルペン競技において残るは回転のみ。男女アベック総合優勝に向けて、このまま流れに乗りたいところだ。

(記事 杉野利恵、写真 井口裕太)

★湯本が2位に入賞し大きくポイントを獲得!

降雪の中、必死の表情でレースを進めた湯本

 クロスカントリー競技の男子30キロクラシカルに早大からは5名の選手が出場した。全長5キロのコースを6周する長丁場のこのレース。粉雪が吹雪く寒さの中、厳しく混戦した展開となる。徐々に全体がペースダウンする中、先頭集団に残った湯本が2位に、佐藤友樹主将(スポ4=新潟・十日町)が10位に入賞した。この日は体調が優れなかった佐藤友だが、「自分の入賞というのはすごく重要になってくる」と主将の意地を見せ序盤から中盤までレース全体をリード。湯本は3周目での転倒にも動揺することなく、「逆に落ち込むこともなく追いついてやろうという気持ちになった」と追い上げを見せ、4周目で先頭集団に食い込む。勢いそのままに最後の直線へ滑り込み、2位でフィニッシュ。チームに大きく貢献する結果となった。

(記事、写真 寺脇知佳)

★小林、復帰戦で悔しい2位

小林はケガからの復帰戦では2位に終わった

 女子ノーマルヒルでは、前回覇者の小林諭果(スポ3=岩手・盛岡中央)が2位となった。今シーズンはケガで苦しみ、この日が復帰戦となった小林。インカレへの準備を進めてきたが、「久しぶりで少し要領が分からなかった」と、思うように距離を伸ばすことができず悔しさをにじませた。また男子ノーマルヒルには5人が出場。中でも山元一馬(スポ1=富山・雄山)が6位に入賞した。これまでにジャンプの調子を上げてきていた山元一は、2本とも安定したジャンプを見せる。「やることだけに集中していました」と満足そうに振り返った。次のノルディック複合に出場する選手もいる中で、きょうの結果を次につなげていきたいところだ。

(記事 加藤佑紀乃、写真 寺脇知佳)

結果

▽男子暫定総合順位(25日終了時)

1位 早大 29.75点

2位 東海大 26.75点

3位 東洋大 12点

4位 近大 5.5点

5位 日大 5点

5位 中大 5点


▽アルペン男子 大回転

2位 松本 2分2秒88

5位 清野 2分3秒80

7位 成田 2分4秒01

DNF 安藤佑太朗(スポ4=北海道・北照)

DNF 荒井章吾(スポ4=北海道・富良野)

DNF 廣島聖也(スポ3=北海道・双葉)

タイムは2本合計


▽男子暫定総合順位(26日終了時)

1位 東海大 54.75点

2位 早大 44.75点

3位 日大 27点

4位 東洋大 20点

5位 東農大 15点


▽クロスカントリー男子30キロクラシカル

2位 湯本 1時間24分31秒7

10位 佐藤友 1時間24分48秒4

13位 田中聖土(スポ2=秋田・花輪) 1時間24分57秒2

21位 佐藤太一(スポ3=秋田北鷹) 1時間26分32秒8

25位 山口敦史(スポ1=石川・鶴来) 1時間27分16秒5


▽ジャンプ男子ノーマルヒル

6位 山元一 210.2点

12位 傳田翁久(スポ4=長野・飯山北) 196.0点

14位 神島実孟(スポ3=青森・五所川原農林) 190.1点

26位 近田隼人(スポ3=山形・下川商) 156.2点


▽女子暫定総合順位

1位 法大 35.5点

2位 早大 24.0点

3位 日大 22.0点

4位 日体大 8.0点

5位 東海大 7.5点


▽アルペン女子大回転

3位 中澤 2分8秒53

4位 太田 2分9秒03

20位 新山凪沙(スポ2=北海道・双葉) 2分12秒31

DNF 小川彩也香(社2=北海道・札幌第一)

DNF 石栗優(スポ4=北海道・双葉)

タイムは2本合計



▽ジャンプ女子ノーマルヒル

2位 小林 172.4点

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コメント


◇男子アルペン競技

清野崇悠(社4=山形中央)

――5位という結果を振り返っていかがですか

1本目は9位で一応入賞圏内におり、今回は個人戦ではなく団体戦なので一応9位だとポイントが早大に入るので、攻めるべきか、このまま現状維持で滑るべきか迷うところでした。東海大と点数が競っていたのですが、きょうで点数差が開きそうでしたし僕の前で滑った松本(達希、スポ2=北海道・札幌第一)が良いタイムで滑ってきて、アドバイスをもらっていたので、僕もあまり失敗するというか途中棄権するようなタイプではないので攻めていったのが結果として(2本目で)ジャンプアップにつながったので良かったと思います。

――2年連続での5位となりましたが、きょねんとの違いはどんなところにありましたか

きょねんはことしと似た部分もあって、やはりことしも5位かという感じでした。きょねんの結果をできれば超えたいというのもありました。きょうのスタート順も良かったですしmできれば1本目から攻めきって1本目いい順位で2本目もそこそこの順位でまとめれば表彰台にも登っていたと思うのでそこが惜しいところかなと思います。

――きょうの体調と調子はどうでしたか

体調はばっちりです。調子は今シーズンは全体的にいいとは言えないのですが、最近は上がってきてるかなという感じです。

――雪の状態はどうでしたか

下地が硬いよくかむ雪の場所もあったのですが、ここ数日降雪でその上に雪が乗っているような状態で所々かむところはかんだりとか、逆にスリッピーなところはスリッピーだったり、安定しない雪でした。それはインスペクションで頭に入れていたのであまり気にならなかったです。

――2本目でタイムを伸ばされましたが、どのような修正をされましたか

このコースは自分から攻めるというのが難しいコースで1本目、旗門を高く通過するような、ラインを高くというのですが、イメージでいったのですが上手くいかなくて、そこを修正して行きました。

――同期の安藤佑太朗選手(スポ4=北海道・北照)にライバル心はありましたか

一方的にだと思いますが。なかなか彼の出るレースであまり勝ててないので、負けず嫌いな僕としては勝って気持ちよく終わりたいな、勝ち逃げ去れるのは嫌だなと。でもきょう安藤は途中棄権で終わったので無効で、次の試合で本当に勝てたらいいなと思っています。

――きょうは6人中3人が入賞されましたが、チームにとってどのような意味合いがありますか

きょうの1本目で3人が途中棄権となり、残っている3人が入賞はできそうだけどこんなにポイントを取れるとはおもっていませんでした。正直東海大学となるべく点差がつかないようにすればいいかなと思っていたので、この結果は予想外でいい意味でのサプライズかなと思います。このいい流れで僕らの最後の種目スラローム(回転)も、課題ですけれども頑張ります。

――インカレで安定した成績を残されていますが、何か要因はありますか

僕が一発屋なタイプではないので、あまり転ばないし、失敗もすることが少ないし、いつも4、5、6位におり、なかなか表彰台に上がれていないのが課題だなと思うのですが、それは僕のタイプのせいだと思います。

――回転への意気込みをお願いします。

僕のなかではスラロームが一番得意だと思っている種目なので、他の部員も調子いい人が多いですし、僕を含め、できれば僕が一番いい成績を残して入賞できたらさらに早大としても勢いがつくと思うので気合いをいれて頑張ります。

成田伊織(スポ3=北海道・札幌第一)

――きのう大回転が得意とおっしゃっていましたが、きょうの結果を振り返っていかがですか

きょうは結構厳しいレースで、転倒の人も多かったのですが、絶対に完走してなおかつ上位に入ることを意識しました。なのでその点では一本目は4位という場面で、結構いい位置にいられたのですが、2本目で結構緊張してしまって、あまり滑りとしてはいい滑りではなかったのですが、7位という結果となって、あとの二人も上位に上がってきてくれたのでポイントがとれてよかったです。

――1本目と2本目では雪の状態も違いましたか

雪の状態は両方とも悪くない、場も固く締まっていていい状況だったのですが、斜面が他のスキー場より結構難しいところだったので、そういう難しいポイントでミスをしないように意識していました。

――少し時間の遅れも出ていましたが、影響はありましたか

2本目のスタート前にスタートが延びてしまって、自分も集中力だったり、体を動かしたりして、心と体のトレーニングが結構難しかったのですが、なんとかいい状況でスタートができたと思います。

――これまで2種目終えられましたが、いい調子でこられていますか

そうですね。調子としては結構良くて、しっかりポイント取って部に貢献できたのがよかったです。

――インカレではまだ試合は続きますか

僕は基本的にはサポートに回るので、今までサポートしてもらった分、今度は裏方に徹してサポートしていきたいなと思います。

――次の試合は

インカレの後にも試合は続くので、まだまだ長いです。

――ご自身としては満足のいく2日間でしたか

自分としては、いい結果は出せたと思っています。

松本達希(スポ2=北海道・札幌第一)

――きょうの種目は2年連続での2位となりましたが率直な感想をお願いします

きょねんの2位より嬉しいです。

――それはどうしてでしょうか

1本目がよくなかったので2位になれて驚きました。GS(大回転)の調子が良かったので1本目が不甲斐ない結果になったのは少し悔しいですが、最低限の仕事はできたのでよかったと思います。

――1本目は何かミスがあったのでしょうか

コースの途中で手が旗に引っ掛かり、手袋とストックを落としてしまいました。ストックがないとバランスが取りにくいのでところどころでミスが出てあのような結果になってしまいました。

――2本目へはうまく気持ちを切り替えることができたのでしょうか

1本目と2本目の間に時間がたくさんあったので、1度リセットして思い切っていけるように準備しました。

――2本目は何か修正がありましたか

1本目のミスはしょうがないもので滑り自体は調子がいいと思っていたので気持ちを切り替えるだけでした。

――ワールドカップに出場した経験はどのように活きていますか

世界トップの選手の滑りはもちろん、レースへのアプローチなど自分が出場しないと感じられない物を見て学ぶことができたのは自分に活きていると思います。またワールドカップに出ていることで周りの選手やコーチが少なからず注目してくれていると思うので、その分結果を出すために最善の準備をしなければいけないという責任感が前よりも強くなりました。

――あさっての回転に向けての意気込みをお願いします

ここまでワセダはチームとしてもいい流れできていると思うので、それに少しでも貢献できるように次こそは優勝したいと思います。


◇男子クロスカントリー競技

佐藤友樹主将(スポ4=新潟・十日町)

――かなり体調が厳しいと聞きましたが、コンディションはどのような状態でしたか

おととい病院に行った時に胃腸炎複合の風邪と言われ、食べるには食べたのですが、あまり食べ物も口にできていない状態できのう、おとといと二日過ごしていたので、動くかどうかわからなかったのと、きょうも朝そこまで体調も万全ではなく、おなかも下していたりしたので、ピークに比べたら大分良くはなっていたのですが、悪かったと思います。

――きょうはあまり食べずに試合に臨んだということですか

きょうの朝はまともなご飯とかは食べられなかったのですが、おにぎりとゼリーとバナナなど今までに比べたらそこそこ食べられたかなと。

――きょうのレース展開は始まる前どのようにお考えでしたか

きょうはあんなに雪が降ってくると思わなくて、コースもコースで結構スピードの出るコースだったので、途中で誰か飛び出たらそれに着いていけばいいかなというぐらいの気持ちで、最後にトップ争いの中にいられれば勝負できるかなという感じでスタートしました。

――実際はどうでしたか

実際は途中で雪が降ってきたりしてしまって、自分もずっと前の方で滑っていたので途中で中で牽制し合って、前に出されたというか出てしまって、かなり前を引っ張っていく辛い展開になってしまったので、そこはミスというか反省しなければいけないなと思いました。

――10位入賞という結果はどのようにとらえていますか

きょうはとりあえず体調が悪い中だったので、途中棄権とかも考えながら滑っていたのですが、10位に入れてまずポイント取れて良かったほっとしたという気持ちと、どうせ入賞するならもう少し上の順位でもよかったなというので悔しい気持ちと半々ですね。

――写真を撮っていてすごく声援が聞こえたのですが、滑っていても聞こえましたか

そうですね、ありがたいことに皆から本当にたくさん応援してもらって、かなり力になったと言ったらありきたりですけど、最後まで走ることができたのはそういった応援の力もあったと思います。

――ワセダ全体の成績を見て、主将としてどのようにお考えですか

今のところ現段階では男子も女子も2位だと思うのですが、明日以降の種目で男子だったらコンバインドが東海はいないため、そこでしっかり点差は逆転というかいい展開にできると思うので、チャンスはあるかと思いますし、一人一人そこまで僕みたいに調子が悪い選手はいなそうなので、全然逆転できると思います。女子に関してはアルペンで点差が離れてしまったのですが、ワセダはやはりランナーがかなり強いので、そこはしっかり一人一人ランナーの方で実力を出せれば大きな点を獲得できると思うので、あまり不安に思ってないというか大丈夫だと思っています。

――最後のインカレとなりますが、あす以降への意気込みをお願いします

体調は日に日に良くなっていて、きょうの10番という悔しさもあるので、まずは10キロのスケーティングでもう一つでも二つでも良い順位を狙っていくのと、あとはまたリレーに向けてチーム全体の雰囲気も良くできたらいいなと思っていて、雰囲気を良くするという意味でも自分の入賞というのはすごく重要になってくると思うので、そこはしっかり自分の滑りをしたいと思います。

湯本啓太(スポ2=長野・中野立志館)

――きょうはどのような意気込みで臨みましたか

もともとクラシカルは得意な種目なので自分の力がどのくらい通用するのかを試すためにもすごく楽しみなレースだったんですけど、あまり30キロという長いレースは年に何回もあるようなレースじゃなかったんで、少し不安もあったんですけど、レースが始まってみてどう対応していくかがすべてだと思ってたんで、一斉スタートなんで始まってから考えようかなという意気込みでスタートしましたね。

――きょうのご自身の調子は

シーズン始まってからの序盤は良くなかったんですけど、このインカレが近づいてくるにつれて徐々に調子が上がってきているので体の調子は良かったと思います。

――きょうの天候はレースに影響しましたか

雪が降るということは予想できていたのでそんなに驚きはなかったんですけど、雪が降っているよりは晴れているほうがレースはしやすいのでちょっとやだなという感じはしたんですが、特にスキーのワックスとかに影響が及ぼされたわけではなかったのでその点は良かったのではないかなと思います。

――きょうのレースプランと実際のレース展開については

スタートする前は周りのペースに惑わされないように、自分のペースをしっかり守ってゴールできればおのずと成績も付いてくるのではないかなと思っていたのでリラックスしてスタートしたんですけど、3周目にネットに思い切り突っ込んで転んでしまってやっちゃったなという感じになりました。そこから逆に落ち込むこともなく追いついてやろうという気持ちになったので、4周目に先頭集団に追いついてそこからは頭を使ってどうやってゴールしたとき一番前にいれるようにしようかなというのを考えながら滑っていました。

――その結果2位というのはどのように受け止めてますか

2位という成績自体には結構満足していて、まあ点数取れたのでチームに貢献できたかなとは思っていますけど、1位が僕の1個下の地元の後輩なんでそこを考えると悔しいかなという気持ちもあって。満足はしていますけど、1位を取れなかった悔しさはありますね。

――では最後にあすの以降の意気込みをお願いします

きょうのレースで勢いがついたと思うので、この勢いに上手く乗っかってあさってのレースにつなげていけたらと思います。



◇女子アルペン競技

太田好美(スポ4=北海道・網走桂陽)

――きょうの目標は

目標は表彰台でした。今シーズンのレースは全部1番高いところを目指してやっています。

――4位という結果についてどのように思われますか

悔しい部分はあるのですが、これが実力だなという思いです。

――ご自身の滑りはどうでしたか

ここのコースだとスキーの技術がないと降りてこれない山なので、この人が勝っちゃうみたいなことはないと思うので、自分の技術的な要素でまだまだ改善の余地があるのだなと、もう引退できょうの種目は滑り収めだったのですが、まだまだだなという思いです。

――コースとの相性はどうですか

きょねん一度来たことがあるのですが、急斜面でコースの形状も複雑なカーブなどがあり難しいなと思っていました。急斜面自体はそんなに苦手ではないので、とにかく気持ちで攻めていくしかないなと思っていました。なかなか技術の方でやりたいことがやらせてもらえなかったなという印象を受けました。

――女子部の成績についてどのように思われますか

ここまではスーパー大回転種目では私は入賞できなかったのですが3人入賞して、きょうも2人が入賞したので、女子のアルペンチームにしては悪くない流れかなと思っています。

――回転種目への意気込みをお願いします。

本当に回転種目がアルペン競技の最終種目となるのでこのまま勢いを途絶えることなく、きっとあしたは男子がしっかりやってくれると思うのでその流れに乗っていきたいです。私自身としては本当にここまでたくさんの人に支えられて仲間にも恵まれて、先輩がいた時には先輩たちに引っ張ってもらって、多くの勢いのある後輩たちがいて、その後輩たちと切磋琢磨(せっさたくま)しながらここまでやってきました。インカレは他の大会と違って選考メンバーが出場し、アルペンチームは部の中で一番多い部門になっているので、出れない選手の方が多いです。同じ選手という立場なのですが、サポートをしっかりやってくれてるということも忘れないで感謝して私ができることをしっかり準備して取り組んでいきたいなと思っています。

中澤真緒(商2=長野・佐久長聖)

――きょうの目標と意気込みは

きょうはとりあえず表彰台は狙っていたのですが、それよりもポイントを取ることが大事だと思ったのでとりあえずしっかりゴールしてなおかつ上位にいけるような滑りをしようと思ってスタートしました。

――3位という結果についてはどう思われますか

順位としては今までタイトルレースで表彰台に昇れたことがなかったのですごくうれしいのですが、トップとのタイム差が開いてしまったのでそれは悔しいというか、もっとトップとの差を縮めて表彰台という結果だったら喜べたのになと思います。

――滑りについてはどう思われますか

1本目は少し守りすぎてしまったというか安全に滑り過ぎてしまって普段の練習通りの滑りができなかったなと思います。2本目は気持ちは強く滑れたと思うのですが、失敗が重なってしまってミスが多かったので、滑りとしては良くなかったと思います。

――このコースにはどのような特徴がありますか

斜面でうねりのあるコースなので、私は難しい方だなと思いますし、ポールのセットが細かいです。

――コースとの相性はどうですか

きょねん初めてレースで滑ったのですが、最悪で絶対にやりたくないと思ったのですが、きょうは雪質も良くて少し好きになりました。

――調子はどうでしたか

悪くはありませんでしたが、2月の始めの大会前からまあまあ調子は良かったのですが、大会ではあまり良くなくて、まあまあという感じです。

――回転への意気込みをお願いします

回転では自分の納得のいく攻めの滑りをして表彰台を狙いたいと思います。



◇男子ジャンプ競技

山元一馬(スポ1=富山・雄山)

――6位という結果についてはどのように捉えていますか

上々の出来ではないかなと思っています。

――レース前に緊張などはありましたか

緊張は全然なかったですね。やることだけに集中していたので。大きなミスもなく2本とも終えられたので良かったなと感じています。

――ワセダから出場した中では一番の成績を収めました

運もけっこうあって、1本目も2本目も僕はいい風を受けて飛べたのでラッキーでした。

――今シーズン全体の調子はいかがですか

前半はあまりぱっとしなかったですけど、今月の初めに山元豪選手(スポ3=富山・雄山)と合宿をして、それからジャンプのフォームを少しずつ変えてきて、それがやっとかみ合ってきてジャンプの調子が上がってきました。ジャンプはいい調子です。国体が先週にあって、それが12月のレースから2ヶ月ぶりのレースで、全然走れませんでした。走るほうに不安はありますけど、ジャンプが安定しているので、頑張って走るだけですね。

――チーム全体の雰囲気はいかがですか

女子は4年連続総合優勝していて、男子がきょねんも逃していて、メンバーもことしはそろっています。ことしこそはみんなで総合優勝しようとみんなでやろうぜという雰囲気があります。他の部門も応援し合っているので、チームとしてはすごいいい雰囲気だと思います。

――コンバインド部門を代表して、最後に抱負をお願いします

まずはみんなが入賞を目指してポイントが入るように頑張りたいのと、よくも悪くも試合は結果が全てなので、いいパフォーマンスを出せるようにそれぞれ調整していると思うので、心配はないと思います。



◇女子ジャンプ競技

小林諭果(スポ3=岩手・盛岡中央)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

久しぶりの試合だったので、ケガ明けで復帰戦だったんですけど、試合ってどんな感じだったかなとちょっと忘れているところもあって、なかなかうまく1本目も2本目も跳ぶことができなかったかなと思います。

――2本目の後に少し首を傾げていたのはそのような理由ですか

なかなか距離が伸びなかったのと、手を振ってくれる方が結構待っていたので、風がないんだなと思いながらも、風は関係ないかな思ったんですが一本目よりも高いところから滑ったのでもうちょっと距離伸びるかなと思ったのであれと思って。

――今シーズン初の公式戦でしたが、期待と不安どちらが大きかったですか

インカレに向けてやれるだけのことはやってきたと思うので、不安もありましたけど逆にちょっと自信があったので、自信があった分いい成績でワセダの力になれなかったので、ちょっと悔しいかなと思うところがあります。

―― ご自身の本日のコンディションはよかったですか

そうですね。身体も思ったよりきょうは動いていたので、ただやはり2本目になったら疲れて動かなくなってしまって、久しぶりでちょっと要領が分からなかったです。

――少しだけ悔しさが残りますか

そうですね。

――今後に向けては

今シーズンはあと2戦で私はシーズンオフしてしまうんですけど、頑張ります。