白馬ジャンプ競技場で全日本選手権(全日本)のジャンプ種目が開催され、早大からは小林諭果(スポ2=岩手・盛岡中央)が出場。早大スキー部唯一の女子ジャンパーである小林は、ノーマルヒル(HS98メートル、K点90メートル)で212.5点を記録し、昨年初優勝を果たした大会で見事再び頂点に輝いた。
札幌で開催されたW杯に出場した小林
今シーズンはW杯、ユニバーシアードなどの国際大会を経験し、技術を磨いてきた小林。昨年は強風のため2本目がキャンセルとなり、1本目の結果により同大会で栄冠を勝ち取った。NBS杯を兼ねた今大会では86.5メートルで首位に立つと、2本目では90メートルのジャンプを見せる。CHINTAIスキークラブの茂野美咲と1本目を終えた時点では8点の開きがあったが、2本目のジャンプで茂野が最長不倒の93メートルを飛び合計で同点となり、212.5点タイでの両者優勝が決まった。
表彰式ではメダルを授与された
全日本で連覇を果たし存在感を示した小林は、残りのシーズンでもさらなる成長を目指す。月末には全日本学生選手権が控えており、昨年2位に終わった悔しさを糧にリベンジに挑む。個人としてもチームとしても、負けられない戦い。飛躍を続ける小林のジャンプに注目だ。
(記事 副島美沙子、写真 スキー部提供)
★SBC杯でもトップに!
小林は、全日本の翌日に同競技場で行われたSBC杯スペシャルジャンプ白馬大会のラージヒル(HS131メートル、K点120メートル)にも出場。1本目で100メートルを飛びトップに。続く2本目ではさらに距離を伸ばし、他を圧倒する108メートルを記録。合計で159.9点となり、全日本では同点優勝だった茂野に勝利し、単独優勝を手にした。
結果
▽ジャンプ女子ノーマルヒル
優勝 小林 212.5点