立ちはだかった世界のカベ

スキー

 世界の若き猛者たちが競合するU―23世界選手権がチェコのリべリツで行われた。早大からはクロスカントリー部門のレンティング陽(スポ4=長野・飯山北)、宮沢大志(スポ3=新潟・十日町)、柏原理子(スポ4=長野・飯山南)の3選手が出場。上位入賞を目指したが、宮沢が15キロ・フリーで24位に終わるなどの悔しい結果となった。

 世界の中でもトップクラスに数えられる選手たちも多く集まった今大会。チェコで行われた熱戦は、レベルの高い試合となった。日本勢ではノルディック世界選手権代表に選出された宮沢とレンティングに注目が集まった。しかし結果は15キロ・フリーでは宮沢が24位、レンティングは34位となるなど悔しい結果に。昨シーズンのU-23世界選手権では15キロ・クラシカルで8位という好成績を残したレンティング。今シーズンは更に高みを目指したが叶わなかった。またナショナルチーム指定選手としての底力を見せたい柏原。こちらも納得の走りとはいかず、10キロ・フリーにおいて22位でレースを終えた。

 日本ではトップレベルの実力を誇る早大の選手にとっても、世界のカベは高い。中でもクロスカントリー種目は日本人選手の活躍は目立たず、世界との差は大きいと言えよう。その実力差を埋めるべく、将来的に日本のスキー界を背負う早大の選手たちには自身のスキルアップが急がれる。世界の強豪が集うノルディック世界選手権や、部として最も重きを置く全日本学生選手権まではあと1ヵ月を切った。今大会得た経験を胸に、各々選手たちがそれぞれの目標に向かってまい進する。

(記事 近藤万里奈)

結果

レンティング陽(スポ4=長野・飯山北)

1月24日 15キロ・フリー 34位

1月26日 スキーアスロン(クラシカル15キロ+フリー15キロ)29位

宮沢大志(スポ3=新潟・十日町)

1月22日 1.6キロ・スプリント 24位

1月24日 15キロ・フリー 24位

1月26日 スキーアスロン(クラシカル15キロ+フリー15キロ)26位

柏原理子(スポ4=長野・飯山南)

1月24日 10キロ・フリー 22位

1月26日 スキーアスロン(クラシカル7.5キロ+フリー7.5キロ)34位