いよいよシーズンが近づき、全日本学生選手権(インカレ)を控えるワセダスキー部。アベック優勝を目標に掲げ、日々トレーニングを積んでいる。スキー部を副将として支える井上賢之介(スポ4=福島・猪苗代)と角朝美(社4=富山・雄山)に、学生最後の大舞台に向けた意気込みを伺った。
※この取材は10月5日に行ったものです。
仲間の存在
――普段はどのような練習をされていますか
井上 アルペン部門に関しては、普段は主将兼チーフの河野恭介(スポ4=長野・飯山)が練習のメニューを考えてくれて、基本的に水曜日と土曜日と日曜日に合同で練習をして、ほかの日は、各自チームメイトを見つけて練習をやっています。夏場に関しては、冬に向けた体力づくりをメインに、走り込みや、重りを持つウエイトトレーニング行っています。単発的な器用さであったり、瞬発力が特徴的な種目なので、陸上(トレーニング)で補える部分としてベースをつくってできるような練習をしています。具体的に言うと、短いダッシュだったり、たまに1000メートルのインターバルとかも入れたりしながらやっています。
――意識して練習している部分などはありますか
角 技術的な面ではありませんが、私は早稲田キャンパスに通っていて、(寮からキャンパスが遠いために)練習時間が少なくなってしまうので、アルペン部門で早稲田キャンパスに通う人たちで時間を見つけて、なるべくみんなで練習するようにしています。スキーは個人競技ではあるのですが、夏場の練習というのは一人では力を出しきれない部分もあるので、学年・男女を問わず、時間の合う人と練習をするように気をつけています。練習を一緒に行うことでコミュニケーションもとれると思います。
――夏の合宿ではどのような練習を行いましたか
井上 夏場は最初に各部門、さらに男女で分かれて各々メニューを考えて練習を行いました。それから部門で集まって、最後に全体で集まって練習をして終わりました。練習では、ただ追い込むのではなく、ウエイトトレーニングをするにしても、正しいフォームでできているかどうか確認しながら行いました。合宿先の地元の方はサッカーがうまい人が多いので、一緒にサッカーをしたりして、辛い中に楽しさもありながら練習をやっていました。それから、ピスラボ(夏場でも雪上に近い感覚で滑れるように開発されたスノーマット)で男女合流して練習を行いました。やはり冬場にならないと、自分の体の調子を確かめる機会がないのですが、各個人でこの早い段階で課題も見つけることができて、とても良い練習になったと思います。
角 女子は普段、所沢にいたらできない練習をすることを意識して行いました。女子みんなでプールに行ったり、クライミングに行ったり、ボートをやったりしました。アルペンというのは体力や筋力だけが求められるわけではなく、いろんな動きができることが重要になってくるので、幅広いことができるように、いろいろな種目をやりました。
井上 男女合流してピスラボで練習したあと、全員で菅平の方に移動して、辛い練習をメインにやりました。4年間の中でも特に辛かったです。ただやっぱり、全体練習というのは普段は日曜日だけなんですよね。サッカーをして、コミュニケーションをとって全体練習として終えるという形が多いのですが、そういうなかで、夏場に唯一、みんな同じメニューで追い込みながら練習することができたのが良かったと思います。新たにチームメイトの強さだったり、また自分たちが自信を持っていくべきところを確認できましたし、辛い練習をやればやるほど仲間との絆も深まるので、非常に良い時間だったと僕自身は思っています。
――合宿を通して収穫はありましたか
井上 僕はピスラボで(河野)恭介の滑りを参考にさせてもらったりしました。彼に関しては、前半のターンの始まりが早いという印象がすごく強いので、そういうところを参考にしながら練習ができて、滑りも若干良い方向に変わってきていると思います。それを今度雪上でできればと思っています。
角 全体合宿では、ステップ系やバランス系の練習を多く取り入れてみました。やはり雪上で立つには、バランス能力というのが大切なのですけれど、そういうことが陸上でできない分には、雪上でも力を発揮することができないと思います。もちろん得意な人も不得意な人もいるのですが、アルペン部門の男女全員で練習することによって、上手い人からアドバイスをもらって、「こうすればいいんだ」とあらためて気付かせてもらうことができました。学年を問わずアドバイスをできる環境というのは、全体合宿を通して良かったところだと思います。
――合宿中、特に辛かったことは何ですか
井上 最終日に一番きついメニューをしようということで、ランナー部門とかと話し合ってメニューを考えました。たとえば、200メートルをダッシュで走って、1分休んで、次に400メートルを走って2分休んで、800メートル走って、3分休んで1000メートル走って、それから同じように800、400、200と走っていくような練習をしました。単純な練習だったのですが、(ダッシュの)間が短かったので、すごく辛くて。周りのランナー部門(の選手)はとにかく走れるし速かったので、はっきり言って心が折れましたね。自分に負けないようにと思って走っていたのですが、あれはたぶん負けていました。練習はこなしましたが、自分では悔しかったです。
角 私は最終日も辛かったのですが、最終日から2日前に全体で行った登山が特に辛かったですね。2時間弱で登れる小さな山なのですが、平地もつなぎとしてコースにあって、そこはみんなで走ったりしました。私は登山自体が苦手なので、本当に泣きそうになりながら頑張りました。それでも、後輩たちが頑張っている姿を見て、私もちゃんと先輩として頑張らなきゃと思うことができました。あとは、下山途中で足をくじいてしまったりした子に対して、みんなが声をかけてあげたり、手伝ってあげたりといったフォローができていたので、そういう姿を見てうれしくなりました。登山は登りきったときの達成感がとても大きいので、辛かったですけれど楽しい練習でした。
丁寧に質問に答える井上
副将としての自覚
――スキーを始めたきっかけは
井上 もともと親がスキー教師なので、2歳の頃からスキー板には乗っていたらしいです。母親に支えられながら滑り始めて、3、4歳では一人でもう滑っていたと思います。その頃、親父は別のスキー場で教師をやっていたので、親父には教わらずに、スキー場で託児所をやっていた母親のところにいました。暇を持て余していたら、「滑ってきなさい」って母親に言われて、やることがないから滑っていたみたいな感じで、自然とスキーをやっていました。競技としてスキーを始めたのは、小学1年生のときです。
角 私も2歳の頃に初めてスキー板に乗りました。両親が教員だったので、先生たちの地元のスキーチームに入っていて、そこに一緒に連れて行ってもらったのがスキーを始めたきっかけですね。それから毎年スキーに行くようになりました。小学校2年生のときに初めて市民スキー大会というものに出たのですが、そのときは小学校1年生から3年生が出場するグループの枠で出場しました。やはり3年生は速い人が多かったので、大丈夫か不安でした。それで、初めて出た大会で2位になって、やっぱり1位をとりたいな、と思って、地元のジュニアレーシングチームに入りました。それからずっと続けてきています。
――スキーを続けてきて良かったと思うときはありますか
角 地元の小さな大会であっても全国大会であってもそうなんですけれど、全国大会とかで優勝や入賞をすると、自分自身だけでなく、今まで支えてくれた人たちが自分以上に喜んでくれるので、そういう姿を見たときに、スキーを続けてきて良かったと思いますね。お母さんの同僚の方から私に直接電話が入ることがあったり、今まで関わりがなかった人とも関わりが持てることがスキーの素敵なところだと思っています。
井上 まず、スキーと出会ったことで、これだけ一生懸命やり続けることができているというのがあります。そこで自分が一生懸命やる中で、支えられていることを実感できる瞬間が多々あって、感謝することの大切さであったり、また期待に応えないといけないという責任感というのも、競技を通して自然と学ばせていただきました。それは決してスキーをやっていなければ学べる部分ではなかったことだと思います。あとは、スキーはいろいろな地方に遠征に行ったりするので、人のつながりというものもたくさんできます。僕はスキー関係者の仲間が多いので、そういう部分でも、スキーを縁とした人とのつながりができたというのは非常に良かったなと思います。
――逆に、スキーをやめたいと思った瞬間はありますか
井上 大会に出たくないと思ったことはありますが、スキーをやめたいとは思ったことはないですね。やっぱり、頑張っても報われないときもあって、何が原因かもよくわからなくなってしまった時期もあったので、そのときは本当に大会に出たくないという気持ちになりましたが、スキーをやめたいとは思いませんでした。親の指導でもあったのですが、「決して成績だけを追い求めるな」という風に言われていて。とにかくエンジョイスキーをして、もっと幅広いスキーを楽しむことができれば、(競技を)長く続けることができるという思いがありました。スキーの本当の楽しさというのも知っていたので、だからこそやめたいとは思わなかったです。
角 私も、単純にやめたいと思うよりは、悔しい思いをしたときこそ、「練習をしたい、もっとうまくなりたい」という思いが強かったですね。やっぱり途中で投げ出すことの方が自分にとっては今後、後悔が大きくなっていくんじゃないかな、と考えるようにしていたので。ただ、寒い時は、単純に帰りたいなって思いました(笑)。
――アルペンの魅力はどのようなところだと思いますか
角 初めて見る人にとっては、どの人の滑りがうまいのかということはわからないかもしれません。でも、アルペンは100分の1秒の世界で戦っているので、ゴールをした瞬間にタイムというものがはっきりと出て、初めて見る人でも、この人すごいと一緒に喜び合えるのが特長だと思います。あとは、コースによって違いますが、上から下を見渡せるコースが日本にも何ヶ所かあるので、そういうのをスキーを全然知らない人にも見てもらって、アルペンスキーの魅力に気づいてもらえればと思います。
井上 僕も(角)朝美と同じ部分で、シンプルで明快な答えを出してくれるところが、非常にいいと思います。さらに、その100分の1秒の差を出さないように一つのミスも許されないので、ミスをしたとしてもどこかで挽回しないと勝てないんです。ただがむしゃらにやっていても速くならなくて、頭を使って戦略を練ってやれる人ほどどんどん上に伸びていくな、というのが、大学生になってから非常に強く感じるようになった部分ですね。そういうところも、やっている側としては面白い部分だと思います。
――早稲田大学スキー部の良い部分はどこですか
井上 環境はもちろんですが、アットホームな部分ですね。先輩と後輩の一線がありながらもお互いに打ち解けあって、ダメなことはダメ、良いことは良いと言い合えるような、非常に良い関係が築けているというのは、ことしになって感じるようになりました。ことし、自分が競技に対して強い気持ちを持ち続けるのが難しいときがあったのですが、そういうときも周りに高い志を持っている仲間がいてくれたので、またこの道に修正できました。そんなに外れそうになった訳ではないですけれど(笑)。でも、また頑張ろうと思わせてくれたのは仲間だったので、そういう意味ではすごく良いところに来ることができたと思って、感謝しています。
角 いま部員が40人ちょっといるのですが、そんなに大人数いるスキー部というのは、全国でも早稲田大学かもう一つかっていうくらいなので、その全員が強い志を持っているというのはすごく良い環境だと思います。あとは、良い意味で男女も先輩後輩もすごく近い距離にいるので、お互いがお手本にすることは多くあると思います。
――寮生活の良い点、悪い点はありますか
井上 競技から離れた私生活なので、お互い育ってきた環境や習ってきたことも違います。寮生活というのは、その中で相手を受け入れ、また自分を正して幅広い視野で私生活を見直せる機会だと思います。悪いところは、家族的になりがちなので、意外と先輩後輩の一線を越えてしまったりすることもあって、そういう微調整は非常に難しいですね。同じ人間同士なので、チームメイトでお互い注意し合いながらやっていかないと、どこかで馴れ馴れしさも生まれてしまいますし、お互いを尊重することが難しくなってしまうので、普段から気を付けないといけないなと感じています。
角 あえて言えば、私たちの寮は夜の門限を設けていないのですが、朝の7時に駐車場に集合して全員で体操するというのが一つの決まりになっています。この決まりがあることで規則正しい生活を送れますし、全員で集まることによって、その日また一日頑張ろうというスキー部としての引き締まりを、朝一番に感じることができるのは良いと思います。
――お互いの第一印象は覚えていらっしゃいますか
井上 高校3年生の12月に北海道で大会があったときに、2人乗りのリフトに朝美が乗ってきたんですよ。普段は全然そんな感じじゃないのに、すごくかわいい声を出しながら「朝美って言うんだよ。らいねん私も入るんだよ」って言ってきて(笑)。僕はそこで名前を忘れちゃったんですけれど、またインターハイのときに声を掛けてくれたので、ああ、あの子なんだって思いました。どういう子なんだろうな、と思っていたのを覚えています。
角 私が彼を知ったのは高2のときでした。ある大会で彼がゴールしてゴーグルを取ったときの顔が、高校の後ろの席の男の子に顔が似ていて、すごくびっくりしちゃって(笑)。よくよく見てみると全然違っていたんですけれども、それで顔と名前を覚えました。あとは、共通の友達がいたのと、同じ大学に進学するっていうことで、私は(井上)賢之介よりも先に(河野)恭介や女の子たちと仲良くなっていて、あとは賢之介だけだったんで、早く仲良くなりたいなと思って話し掛けました。
井上 ありがたいんですよ。そういうふうに声掛けてもらわないとしゃべらないんで(笑)。
――最初の頃と比べて印象は変わりましたか
井上 あんまり変わらないですね(笑)。
角 最初、クールな感じであんまりしゃべらないんだと思っていたんですけれど、全然違ったので、びっくりしています(笑)。
――お二人とも副将ですが、選ばれたときの気持ちは
井上 うれしかったんですけれど、副将っていうくらいだから何か引っ張っていったり、責任感を持ったりするべきだろうなと思って、その中で自分ができることは何だろうって、ちょっと悩みましたね。自分がどういう立場でどのように接していくか。そこまで深くは考えていないですけれど、そういうところをちょっと考えていましたね。ただうれしいだけではなかったです。
角 全体をまとめるというよりも、まずは女子をまとめなければいけないなって、やっぱり責任を感じましたね。ワセダ(のスキー部)ではいま女子が頑張っているって私の中では思っているので、その中でうまくみんなをまとめていくには4年生である私がしっかりしなければいけないと思って、最初はどうしようかと悩みました。でも、みんなの前で話をするという機会は特別には設けられていないので、普段の生活から副将として引っ張っていける存在になりたいなと思いました。いまだに明確にはわかっていないですけれど、そう考えています。
――ご自身が副将になって変わった部分はありますか
井上 なかなかお役的なものをいただかないと責任感がうまれないというのは確かにあると思います。自分の行動が周りに悪い影響を与えてしまったり、逆に自分がどうにかしなければ良い影響を与えられないという部分も、考えるようになりました。そういう責任感を持って、周りを考えながら行動するようになったのは副将というお役をいただいてからですね。
角 責任感はすごく強くなったと感じています。すごく小さな問題でも、女子の間でははっきりさせておかなければいけない、話し合わなければいけない、ということを私が判断して女子だけでミーティングをすることがあります。そういうことを伝えなければいけないので、大勢の前でどれだけ的確に話せるかっていうのは、1年生のときに比べたら少しは進歩していると思います。
笑顔で話す角
「この世代なら絶対できる」(井上)
――いままで3年間のインカレで印象的だった年は
角 女子はことし3連覇が懸かっているんですけれど、私は1年生のときに出場できなくてサポート役に回っていました。そのときは、聞いた限りだといままでで一番強くて優勝が期待されていたにも関わらず、2位という結果に終わってしまったので、これが大学生の戦いなんだということを改めて感じた年になりました。中学生と高校生のときは全国大会でも全て個人の戦いでしたが、ワセダのスキー部に入って、団体戦ではないですけれど、改めてチームとして勝つことの難しさを肌で感じた年でした。
井上 3年間、その年その年でいろいろあるんですけれど、いまふと良かったなと思ったのはきょねんのインカレですね。男女一緒に円陣を組んで声を上げて、頑張るぞってお互いハイタッチしてからスタートに行くっていうことをしたんですけれど、たぶん3年間の中で初めてだったと思います。よく夏場の練習でも、終わった後に頑張ったねってお互い称え合うっていうのは、流れで自然になっているんです。それでも、インカレという場で、いままで一緒に頑張ってきた仲間と、いざスタートに立つ前に気持ちを合わせることで、個人戦ですけれど一緒に戦えるんだと感じられたのが、個人的に感動した部分でした。ああいうのがスポーツの醍醐味だと思うので、非常にいまでも印象に残っています。
――インカレは、チームとしてワセダを背負う唯一の大会ですが、特別な思いはありますか
井上 元々、ワセダに前から入りたかったという訳ではありませんでしたが、自分を取ってくれて、大好きなスキーをやらせてもらっている環境の中で、唯一恩返しできる部分なので、なかなか成績を出そうと思っても出るものじゃないんですが、頑張っている姿をインカレのときだけでなく、夏場の見えないところからしっかりぶつけていくので、そういう意味ではインカレっていうのは恩返しができる場かなと考えています。
角 私も大学に恩返しができるとしたらインカレだと思うので、結果が全てになってしまう大切な場で成績を出すというのはすごく大変だと思いますが、こういう場で恩返しができるように頑張りたいです。女子はことし勝てば3連覇になります。いままで3年間、それ以前の先輩たちもすごく努力してつかみ取ってきた優勝や成績を、私たちがいま頑張らないと後輩たちにつながらないと思うので、スキーに対する思いや大学に対する思いを、優勝というかたちで、後輩やこれから入ってくる後輩たちにもバトンでつなげられたらいいなと思います。
――4年生として伝えていきたいことはありますか
角 いままでワセダは、アルペンチームが少なくてランナーチームの方が多かったのですが、ここ何年かはアルペンチームの人数が増えてインカレでも得点源になってきていますし、人数が多いことによって楽しめることも増えると思うので、辛い練習も笑顔で楽しむことができたらいいなと思っています。私たちも普段の練習では辛いこともやるんですが、なるべく笑顔で乗り切ろうと思っています。練習自体を嫌なものだと定義付けてほしくないので、全てを楽しんでほしいです。
井上 僕も4年生にして、ことしのインカレから仲間の大切さを非常に感じています。一人でやっているスポーツでも、そこに至るまでには沢山の仲間であったりとか先輩とか先生に支えられて競技を続けられているので、まずは身近にいる仲間の大切さを、自分が感じたように忘れてほしくないです。仲間のためにも頑張ってほしいですし、常に考えられることではないですが、ふと(支えてくれる人のことを)思ったときには、その気持ちを大切にしてほしいと思います。
――インカレへの意気込みをお願いします
井上 男女アベック優勝は絶対しなきゃいけないし、僕はこの世代なら絶対できると思っています。いまだ、と感じているので、それに対して自分のことを考えると、僕が苦手なスラロームで入賞できたら、きっとアベック優勝できるんだろうなと考えています(笑)。苦手な部分を克服して、得意な大回転で優勝できれば成績はもちろん付いてきますし、史上初のアベック優勝を絶対に成し遂げたいという意気込みでいます。
角 私もアベック優勝するならことししかないと思っています。メンバーを見る限り、2年生から4年生は力を付けてきたと練習を見ていて思います。1年生も、最初はどういう子たちかわからなかったのですが、全員すごく素直な性格で、すべてを吸収する意欲があるのが夏場から見て取れるので、この子たちとだったら戦っていけるんじゃないかと思っています。
――ありがとうございました!
(取材・編集 副島美沙子、辻玲乃、細川香衣)
選んだ言葉は「初心」と「笑顔」
◆井上賢之介(いのうえ・けんのすけ)(※写真左)
1991年(平3)5月27日生まれ。種目は、アルペン競技。福島・猪苗代高出身。スポーツ科学部4年。角副将との軽妙な掛け合いで、対談を盛り上げてくれました。
◆角朝美(かど・あさみ)(※写真右)
1991年(平3)4月10日生まれ。種目は、アルペン競技。富山・雄山高出身。社会科学部4年。丁寧に質問に答えて下さった角副将。色紙の言葉の通り、笑顔が印象的でした!