全日本学生選手権(インカレ)直前特集の第1回は3年生MF有賀瞳(スポ3=東京・成城学園)、GK高橋詩帆(スポ3=栃木・今市)、MF的場朱音副将(教3=滋賀・伊吹)の3選手にスポットを当てる。女子部にとって春は悔しさの残るシーズンになったに違いない。チームとして変化し安定してきた今、目の前に迫ったインカレへの意気込みを伺った。
※この取材は10月7日に行われたものです。
「エンジのユニホームも着たいなって」(有賀)
得意の絵も見せてくれた有賀
――春季関東学生リーグ戦(春リーグ)を振り返っていかがですか
高橋 春リーグ何位?
的場 春リーグは4位。
高橋 4位か。
的場 東農大に負けちゃったんだよね。
的場 うーん・・・。結構、春リーグ、というかずっとなのですが、このチームは攻めていてもなかなか点を取れなくて、決まる時はいつもディフェンスがオーバーラップしたりだとかが結構多くて、前で取り切って点が入る、ということがなかなかありませんでした。点が入らなかったというのが課題だと思いました。
――どちらかというと悔しい、心残りがのあるシーズンだったということでしょうか
的場 はい。
――秋はまだ始まって2戦なので何とも言い難いと思いますが、春から変化、成長したと感じる部分はありますか
高橋 結構ポジションが入れ替わって。2列目をやっていたのですが3列目に下がってきたりして。そこの調整がちょっと難しかったかな、と思うのですが、割と慣れてきたし、安定もしてきたかな、と思います。どうですか?(笑)。
的場、有賀 えー(笑)。
有賀 1年生も(試合に)出なければいけない状況になっています。1人1人にちゃんと指示出しをしないと1年生には伝わらないので、声に出してどう動けばいいのか、とか思っていることとかやらなければいけないこととかを声に出して伝えることが多くなりました。
――夏に強化した点などはありますか
的場 技術面もだし、パターンを決めたりだとか、さっき瞳(有賀)が言ってくれたように1年生が出なきゃ人数が足りないという状況になってきて、1年生が初心者なので、どうしたらわかりやすくできるかな、ということを考えました。パターンがあればわかりやすいかな、と思いパターンを決めたりもしました。1年生自身も自己練習をしたりと、成長が見られて、夏の強化が効いてきているのかな、と思いました。
――春から戦ってきて印象に残っている試合などはありますか
一同 山梨(山梨学院大)かな。春も秋もですね。
高橋 春の山梨戦の時は守って、カウンターで攻めようとチームで(方針を)固めていて。それを徹底した結果が1点につながったと思います。後は、私としてもチームとしても結果につながったな、次に進めたな、と思いました。秋は苦しかったかな、ちょっと・・・。
的場 苦しかったし、ディフェンスがすごく苦手なのに、山梨っていう強いチームにディフェンス入って大丈夫なのかな、ってすごく不安だったのですが、結構自分でスクープ上げてみて、向こうのポジション取りを見て、自分も冷静になれて。すごく強い相手だけど結構失点する数も少なくて。攻められる数は多かったけれどしっかりと皆で守りきれたし、結構焦らないで皆冷静になれたかな、というのでいい試合だったかな、と思っています。
有賀 一番関東で強い相手に対して、フォワードに絶対に1年生が入らなければいけない状況だったので、それこそさっき言ったように、1年生を指導することも大変だったのですが、大舞台を体験させるいい機会になって、1年生のいい教育になったのかな、と。教育という意味では良かったのかな、と思います。
――三選手がホッケーを始めるきっかけは何だったのでしょうか
有賀 私は高校のユニホームが可愛かったからです(笑)。
――どのようなユニホームだったのでしょうか
有賀 白黒に、下がグリーンのチェックでした。チェックのユニホームというのはなかなかないので、その時は可愛いな、と思って。このユニホームを着て絶対にホッケーをやろうと思いました。
的場 私の地元がホッケーが有名だったので、小学生がやる地域スポーツの体験のようなものがありました。私は小学生の時に友達とそこへ体験に行って、楽しかったので始めました。
高橋 私は小学生の頃、野球部とホッケー部しかなくて。その時は野球部に入っていました。中学に入ってからもちょっと続けようかな、と思ったのですが、ユニホームが可愛いっていうのと、友達から少し誘われていたということもあって、それで入りました。
――ユニホームは可愛い所が多いのでしょうか
高橋 今までずっと帽子をかぶってズボンで汚してやってきたので、スカートいいな、って思って(笑)。
――ホッケーを大学でも続けようと思ったきっかけはなんでしょうか
有賀 高3の国体(国民体育大会)です。
的場 私はあまり頭が良くなかったので、ホッケーで大学に行こうと思っていて(笑)。高校でもホッケーを続けることを決めた時点で、大学でも、と思っていました。
高橋 私は・・・、高3の時ですかね。進路をどうするか、という話になってそれで結構悩んだのですが、今市(今市高、出身校)の先輩が多く進んでいると聞いていて、一度練習試合に来たことがあったので、続けるならワセダが良いな、と思いました。
――お二人(的場、有賀)はワセダに決めた理由などはありましたか
有賀 裕美子さん(安岡裕美子監督、平16卒)に国体の時にお会いして、そこで「ワセダ来ない?」と言われて。それで体験に行ったのですが、その時のチームの雰囲気がとても良くて。あとは関東では結構強いチームですし、エンジのユニホームも着たいな、って(笑)。それで受験しようと思いました。
的場 私は、私が1年生の時に4年生だった(母校の)伊吹(高)出身の先輩がいて。ワセダに入ったということを中学生の時に聞きました。ホッケーでワセダ入れるんやー! って思って。私のいとこは同い年なのですが、すごく勉強ができて賢かったので、この人に勝ちたいなーって(笑)。ずっと中学校から思ってました(笑)。
――では、早大の他にはない魅力というのは何だと思われますか
的場 うーん・・・。監督やコーチが来れないこともワセダは多いです。他のチームであれば監督が見てくれて、それで指示を出してもらうことが多いと思うのですが、ワセダはそれがなくて。自分たちで考えるという点で、難しいことだけど、自立というか。自分たちで考えてやりたいと思う人にとっては魅力的だと思います。
――練習メニューなどは皆さんで考えているのでしょうか
高橋 一応キャプテン(瀧澤璃菜主将、スポ4=岩手・沼宮内)が決めているのですが、それに対して皆が「この方がいいんじゃない」とか意見を言って変えていくというか。
――理想の選手像はありますか
高橋 私は去年までいらっしゃった南有紗さん(平30スポ卒=現グラクソ・スミスクライン)ですね。ワセダに来たきっかけも有紗さんが大きくて。高校の時に1回大会で有紗さんを見て、めちゃくちゃうまい人がいるなって。それで後々聞いたらワセダにいるという事だったのでした。ずっと追いかけてきた選手だったので、いっぱい止めるし、指示もちゃんと出すし。そいう選手、有紗さんみたいになれたらいいなって思いながらいつも練習しています。
的場 私は、この人に持たせれば点が取れる、と思われるような選手を目指していたのですが、それよりもこの人に持たせれば周りに散らしてくれる、と思われるようなサポート役の方がいいのかなって思い始めて。プレー中であっても色んなところに気配りができて、いろんなところに散らせる、一昨年までいた眞帆さん(小澤眞帆、平29教卒=現HFC)みたいな選手になりたいです。
的場 私は、小学校の頃から高校までずっと一緒の先輩で、すごく尊敬する先輩がいて。自分の信念を曲げないというか、他から何かを言われたり、周りがふざけたりしていても、注意もできたし。注意って同期とかにするのは難しいと思うんですけど、その人は自分の信念を曲げないで、しっかりと注意していたり、冷静に判断をして、点を決めるところでは点決めるぞ、という意志が強くて。点を取るぞ、という強い意志を自分も周りも感じていて、そういう風になりたいな、と思っていました。
「(入学後)最初、(大学へ)ジャージで行っていた」(的場)
理想の選手像について語る的場
――プライベートでお互いはどんな人ですか
一同 えー(笑)。
高橋、的場 じゃあひとみから。
高橋 瞳は、化粧を常にしているとか(笑)。
有賀 ほぼ今してないけどね(笑)。
的場 いやー。いつも欠かさない。雨の時とか汗をかいた時も気づけば化粧直しをしてる。女子やなーって。私服とかもちゃんと着てるし。
高橋 確かに。
的場 あとは、副業のね(笑)。絵を描いたり。
高橋 めちゃめちゃうまい。
的場 女子力が高いんだよね。女子力のかたまり、的な。
高橋 あとはけっこう気遣いやさんかな。
一同 あー。
的場 声がね(笑)。自分の意見を言おうとするとだんだん小さくなっていく(笑)。
高橋 特徴としては、皆でわーって盛り上がった後に、何々って言ったらしーん、みたいな(笑)。それが、瞳の魅力です(笑)。
有賀 魅力かなー?(笑)。
高橋 これが、瞳の魅力です!(笑)。
的場 良かったね、良かったね(笑)。
有賀 (笑)。ありがとう(笑)。
高橋 次は朱音(的場)かな。
有賀 朱音は・・・、癒しというか。
的場 いいよー褒めてー!(笑)。
高橋 癒しー!?(笑)。あー、でも癒しか(笑)。
有賀 めっちゃ言われてる。
的場 うん、よく言われる(笑)。
有賀 なんか、なごませ屋じゃないけど、なんか、引き締まる時は引き締まるし、あかねがいる時といない時の練習が全然違う時がある。
的場 それは知らんかった。
有賀 そりゃいないもんね。
高橋 普段は、こんな感じで、ほわほわ、って感じなんですけど、結構ホッケーに対しては真剣な方が大きいですね。ふざけるときはふざけるし、真剣な時は真剣だし。ギャップがすごい。ちゃんとしてるな、と感じますね。
的場 照れるなあー(笑)。
高橋 あとは、住んでいるところが一緒なので、常日頃から一緒で。
的場 私の部屋にいつもいるんです。気づいたら。
高橋 (的場が)お風呂に入ってる時に勝手にベットに入ってテレビを見る(笑)。
的場 気づいたらベッドにいる(笑)。
有賀 でも起こさずにちゃんと寝かせてあげるっていう。自分のベッドをずっと使わせてあげて・・・。
高橋 私のベッドで寝るっていう(笑)。
的場 先輩も私の部屋で寝るんですよ(笑)。
有賀 居心地が良いんだよ。
的場 結構居心地が良いんですよ。
――周りに人が集まってくるタイプですか
高橋 集まってくるタイプですね。
有賀 いじられキャラでもあるけど・・・
的場 いじられることが多いよ。
高橋 いじられキャラだよ(笑)。
的場 目指してないけどね(笑)。
一同 (笑)。
的場 詩帆(高橋)!なんか、見た目はサバサバしてる感じだけど、中身は甘えてくるっていうか。
高橋 恥ずかしい(笑)。
的場 なんか、さびしいからーって言っていて。自分が、お風呂入るから、って言っても、いいよーって言って、ユニットバスなんですけど、気づいたらトイレに座ってて。私がお風呂でゲームしててもずっと隣にいる(笑)。何この状況(笑)、がしょっちゅうあります(笑)。
――しょっちゅうあるんですか
高橋 しょっちゅうあります(笑)。
――独りでいるのが好きではないという事ですか
高橋 独りでいるのは好きなんですけど、無性に人と絡みたいと思うことが他人より多いんです。
的場 なんか、猫くさい。からみ方が。
有賀 うん。猫みたい。
高橋 猫みたい?
有賀 うーん・・・。気まぐれってわけじゃないけど、気分の差が大きい時は。
高橋 あるある。それはあるわ。え?って時もあるし(笑)。
的場 最近は落ち着いてきたんじゃない?だいぶ。
右 丸くなった?
高橋 なんか、落ち着いてきた。心が。
的場 1年生の頃とかは、あ?って感じの時が多かった。
高橋 自他ともに認める(笑)。
――大人になられたんですね
高橋 そうですね(笑)。
的場 あとは・・・。詩帆もおしゃれするよね。その二人はおしゃれ。
高橋 イエーイ!
――どういうタイプの服装をされるのでしょうか
的場 どういうタイプを目指しているんですか(笑)。
高橋 どういうタイプ・・・。結構ばらつきあるよね。すっごいおしゃれする時はするし、別にどうでもいい時は・・・
的場 ライブの時!(笑)。
高橋 (笑)。
的場 すごいこの人(高橋)はジャニーズが大好きなんですけど、ライブの時はすごい気合い入れて。めちゃめちゃ。
高橋 やめてこれ(笑)。
有賀 編み込み手伝いました。
的場 ライブの時とかはすごい可愛い系の服を着ていて。普段は普通にクールっぽい格好をしたりもしているんですけど。なんかね、違うよね。ライブの時と。
高橋 ライブは、ワンピース着た(笑)。(ライブの時は)めっちゃ可愛くする。
――有賀選手はどのような格好をしますか
有賀 私は、シンプルなのが好きなので、Tシャツにズボンみたいな。
的場、高橋 白黒が多い!
有賀 あんまり色を合わせない気がします。
高橋 靴も黒だね、全部。
一同 確かに。
的場 うん、白黒。いつも。
高橋 ヒール履いててすごいな、って思う。
有賀 そう?
的場 えー(笑)。
高橋 履かんもんな、自分。
的場 履けないよー(笑)。足が痛くなっちゃう。この中で、一人だけ本キャン(早稲田キャンパス)なんですよ。だけどおしゃれしないから。
有賀 ファッションセンスは本キャンだもんね(笑)。
高橋 (笑)。
的場 でも最近頑張ってるよね。
高橋 いや、見てないから・・・(笑)。
一同 (笑)。
――本キャンはとてもおしゃれですよね
的場 みんなおしゃれなんですよ。(入学後)最初、ジャージで行っていたら、
高橋、有賀 やばくない?やばくない!?(笑)。
的場 スウェットとかで行っていたんですよ。そうしたら先輩に、それはやばいでしょって言われて。え、やばいの?と思って頑張って(私服を)着るようにはしています。最近は。
有賀 (ジャージ姿は)スポ科(スポーツ科学部)は日常だけどね。
いいなぁってすごい思ってる。
有賀 すみません(笑)。
的場 しかも本キャンに行っても、スポ科と間違えられる。
――そうなんですか
高橋 絶対、スポ科?って聞かれてる。
的場 スポ科より、スポ科(らしい)って時もあるので。スポ科の人の方がおしゃれってことも多いし。
一同 (笑)。
高橋 頑張ろ(笑)。
――オフの日は何をされていますか
的場 うーん・・・・・・・・・。どうですか?
高橋 (有賀に向けて)どうですか?最初に。
有賀 絵を描いています。
的場、高橋 あー、そうだわ。
――本格的に描いていらっしゃるのでしょうか
有賀 本格的・・・。絵っていうか、イラストなんですよ。
高橋 インスタ(Instagram)のフォロワーがめっちゃ多いです。
――そうなんですか
高橋 1万。
――ええ!どのような感じなのですか
有賀 専用のアプリで色を着けます。趣味がイラストを描いて投稿することなんですけど、投稿していたらいつの間にかフォロワーがすごい数に・・・(笑)。休みの日は描いてますね。本当は色々と勉強しなきゃいけないんですけど(笑)。描くことを優先してしまって、できたらぽーん、と載せます。
――的場選手と高橋選手は何をされていますか
的場 私は、気分によって部屋でずーっとゲームをしたりだとか。テレビを見たりすることもあるし、外に出たいな、と思ったら1、2時間くらい外を歩いて新しいところを探しに行ったりするし。結構探検をするのも好きで。最近は自転車が壊れてしまったので、時間があるときは歩くけど、最近時間がないのでゲームをしたりして、その後に残っている課題をがーっとやったりして。追い込まれてやったりしています。
――最長でどれくらい歩きましたか
的場 2時間半くらいはどこかへ歩いて行ったことがあります。
高橋 私はすごくはっきりしていて。さっきも言われたように、ライブに行くことがすごく好きなので、休みの日とライブの日が重なったら夜行(バス)とかで大阪まで行ったりすることもあります。でも、それ以外だったら(昼の)12時くらいまで寝て、起きて、洗濯して、それで眠くなったら寝て、というすごくニートみたいな生活をしています(笑)。
――何時間でも寝ていられますか
高橋 睡眠時間は4、5時間でも大丈夫だし、寝ろって言われたら寝れるし(笑)。
的場 寝れない。すぐ起きちゃう。
高橋 たまに、ヒルナンデスとか見てて、めっちゃ行きたい、ってなった時は、新大久保に(的場を)行連れてきました。
的場 あー、あったね。
――マイブームなどはありますか
高橋 私はアプリのジグソーパズルにめっちゃはまってた。それですね、マイブーム。ずっと。バス移動とか学校に行く時もずっと。
的場 うちは…なんなんやろ。クロスワードもやし、普通にバンドリもしているし。街作りゲームもやってるし。あとは・・・最近ホットミルクを飲むことにハマってる。
高橋 何でそんな可愛い感じ出してきたん(笑)。
一同 (笑)。
的場 最近ホットミルクにはまってるの。
高橋 おいしい?(笑)。
的場 うん、おいしい。
――自分で温めて作るのでしょうか
的場 朝バイトをしていて。パートのおばちゃんが余ったものをめっちゃくれるんですよ。「的場ちゃんもっと持って行きな」って、大量にくれて(笑)。どうしようかなってくらい(笑)。大きい袋に、20個とかそれくらいつめてもらってきます。冷蔵庫にたくさん入れてあるのですが、あんまり冷たい牛乳はあんまり飲みたくないな、って最近思ってて。結構課題などで夜遅くまで起きている時にホットミルクを飲んでいたりしますね。あーおいしいな、って。
高橋 こんどちょうだいよ、牛乳。
的場 まあね、あげるよ(笑)。
高橋 やった!
的場 多分ね(笑)。
高橋 くれないかな・・・(笑)。
有賀 マイブーム・・・。何かな。
的場、高橋 知らないよ(笑)。
的場 ずっと絵を描いてるよね。ゲームとかしてるイメージはない。瞳は。
有賀 ゲームはなんか、すぐ飽きちゃう。課金とかはしないタイプなので。
高橋 そういう体質になりたかったね。
的場 え、課金してないよ。課金してないから頑張ってため込んでるんじゃん。
有賀 ゲームは、すぐに飽きちゃう。一定のレベルまで行ってすぐに飽きちゃったりするので、ゲームとかはあんまりやらないんですけど。うーん・・・。何だろう。ずっと消していないアプリは、SPOBYってアプリで。
的場 あー・・・消したわ。
有賀 消した?歩数が貯まるとポイントがもらえて、そのポイントで景品と交換できるよ、というものなんです。餃子の王将(の食品券)を無料でもらえたり。キットカットとかをもらえたりするんです。なんか、激しい運動をしたときはすごくばーんってポイントが貯まるので、きょうなんかはたくさん貯まったと思います。最近はいい景品がないのでずっとポイントだけが貯まり続けています。
――3年生がチーム内で一番人数の多い学年です。3年生はどのような学年ですか
一同 個性が強い(笑)。
的場 一番うるさいよね。他人の話を聞かない。あれ、私かな(笑)。
高橋 なんか、4年生とかはお互いの事を褒め合ったりしていて、ああ、いいな、と思うんですけど、私らの学年はけなし合い(笑)。
一同 (笑)。
高橋 けなし合いだし、多分それぞれが話したいことがたくさんあるんですよ。で、こうこうこうだよねって投げかけても、相手にも別に話したいことがあって、それが全員となるともう動物園状態(笑)。でも、それで自己満足しているので、けんかにはならないです。
――では、平和的にお互いが話したいことを話して
有賀 誰も聞かないで終わる(笑)。
高橋 (ほかの人が)話してる時に、自分も話したい!っていうのが見つかって。もうしゃべってる最中に割り込んで、ってみんなが続けてやっていくと・・・。
有賀 誰も離脱しない(笑)。
高橋 で、瞳が途中でぼそぼそっと言ったら、しーんって(笑)。
一同 (笑)。
有賀 そうなんです。
的場 緩和剤。
高橋 いったん時を止めるよな(笑)。
有賀 そう。「〇〇じゃない?」って言って、「え・・・?ちょっと待て」って(笑)。
――特に個性の強い選手はどなたですか
一同 えー・・・。誰だ・・・。
有賀 なんか、それぞれが関わることで、その個性が爆発するっていうか。
的場、高橋 あー・・・。
有賀 1人だと、みんな真面目だから、そんなにはっちゃけないけど、みんなが集まると爆発する感じかな。人見知りだし、初対面全然駄目な人たちだから。1人だと本当におとなしくて、全然話さなくて、個性ない、みたいな感じになってしまうのですが、同期同士で話した瞬間、個性が爆発する感じです。
――皆が集まったら盛り上がるような感じでしょうか
高橋 一番うるさいです。たぶんね。「話聞いてー」ってよく言われる。
的場 トレーニングをしている最中に、一緒のペアの子と、うえーって話していて、「ちゃんとやって、静かにして」って言われて。「はいすみません」ってなりました(笑)。
高橋 そりゃそうだ。でも、一番話をさえぎる率が高いのは、的場です。何か、人の話を聞かないから、クロストーク、クロストークって感じですね(笑)。たまに超むかつく時ある(笑)。
的場 なんか、他人の話が最後まで聞けないから、先に読んでおいて、こうかなって先に答えちゃうことがある。
――結構せっかちなタイプなのでしょうか
高橋 めっちゃせっかちです!(笑)。
的場 歩くのとかもね。後ろでダラダラしてると、1人でづかづか歩きたくなるというか。
高橋 私はどっちかっていうとゆっくり歩きたいタイプです。
的場 一緒に行ってるのにたまに置いていくね(笑)。
高橋 そう。待ってーって。
「チームで勝ちに行きたい」 (高橋)
インカレへの意気込みを語る高橋
――ではここからは全日本大学選手権(インカレ)についての質問に移らせていただきます。まず、トーナメント表を見ての感想を教えて下さい
一同 京大か、天理(大)か、駿大か。
的場 私は、個人的に、高校の先輩とかが天理に多くいるので、知ってる人が多い分、高校の頃の自分のプレーを知っている人たちに、下手くそになったな、って思われたくないので、そういう時はすごくやる気が起こるというか。いつもよりも自分の本領を発揮できることも多いので、とても楽しみにしています。
有賀 自分は、得点源になるような選手ではないので、ずっと這い上がっていかなきゃいけない選手で。朱音とか、最初からじょうずな選手ではないので。でも、最初の相手は自分たちのプレーがちゃんと通用しなければいけない相手だと思うので、そこで自分で得点できたらいいなって思います。
高橋 初戦京大・・・。やったことない。ちょっとわからないチームなので、初めて当たるという所に、そういう時に緊張してしまうタイプなので、そういう時にちゃんと落ち着いて、2回戦とかにつなげられたら、と思います。連戦なので。初戦がカギになってくるかな、と思います。
――インカレでキーマンとなりそうな選手はいらっしゃいますか
的場 普段目立っているタッキーさん(瀧澤)とかもあるんですけど、私的には、1年生が一生懸命やっているのが見えているので、インカレでもいいプレーをしてくれるのではないか、と思っています。
高橋 わたしは、実結(橋本実結、社2=東京・早実)かな。なんか、ディフェンスが実結も初心者で。最初はフォワードをやっていたのですが、最近ディフェンスになって。すごい伸びてるな、っていうのを感じています。「あ、やばい、攻められる」というカウンターの時も、インターセプトとかで、かっさらっていってくれたりだとか。結構大事な時に、守ってくれているので、インカレでもそれを発揮してほしいと思います。
有賀 えー・・・・。
的場、高橋 私です、って!私がどれだけ走れるかがカギですって!
有賀 まあそれはありますね。何か、誰かに期待をして頼るよりも、自分ががんばらなきゃな、という部分が多いですね。私はすぐ試合終盤になると体力切れで走れなくなってしまうので。自分たちより強い相手に最初から弱気になって下がり気味になっちゃったりして、守りの思いが強くなって、上に上がれなくなってしまったりするので、どんなチームが相手も、ちゃんと走りきって。自分で満足するプレーをまずはしなきゃいけないな、と思います。
――では、さいごにインカレへの意気込みをお願い致します
的場 私は今ディフェンスですが、ミッド(フィルダー)の時も、点を取って、点を取って、と期待をされていたのですが、高校から(ゴール付近に)持っていけるのですが、なかなか点を入れられなくて。アシストが多かったので、点を取れていなくて。高校3年生の時にやっと点を取れるようになってきたのですが、大学生になってまた点を取るというよりはアシストに回ってしまって。今はディフェンスだけど点を取らないといけない場面も出てくると思うので、オーバーラップなどで。インカレでは、しっかり自分で決めきれるようにしたいと思います。
有賀 1回戦もそうなのですが、2回戦など特に強いチームと当たる時に、無駄な走りをしないようにしたいです。当たり方一つにしても、タイミンギとかがあっていないとプレーってうまくいかないと思うので。チーム全体で、同じタイミングでパスを出したりできるようにしたいです。
高橋 ワセダは結構、自分たちで慌ててミスをしてしまうことが多くて。そこは一番落ち着いて見ることができるのは一番後ろにいる私だから。そういう選手のコントロールとかもしていきたいし、自分は守ることでしかチームに貢献できないのですが、そういうチームを落ち着かせることも頭に入れてチームで勝ちに行きたいです。
――ありがとうございました!
(取材・編集 新藤綾佳、金澤麻由)
インカレへの意気込みを書いていただきました!
◆有賀瞳(ありが・ひとみ)(※写真左)
1996(平8)年4月15日生まれ。167センチ。東京・成城学園高出身。スポーツ科学部3年。お化粧とおしゃれが好きで、「女子力の塊」と言われる有賀選手。絵がとてもおじょうずで、それを投稿するインスタグラムのフォロワー数は1万人を超えています。そんな有賀選手の最近の悩みは「流行語の習得が遅い」ことだそうです。
◆高橋詩帆(たかはし・しほ)(※写真右)
1998(平10)年1月13日生まれ。161センチ。栃木・今市高出身。スポーツ科学部3年。お風呂まで同行してしまうほどさみしがりやの高橋選手。小学生の頃は泥だらけになりながら野球に打ち込んでいたそうです。そんな高橋選手が好きなのはジャニーズ。インカレでは冷静な守りをみせるキーパー高橋選手に注目です!
◆的場朱音(まとば・あかね)(※写真中央)
1997(平9)年8月2日生まれ。163センチ。滋賀・伊吹高出身。教育学部3年。以前はジャージ登校をしていたという的場選手。ホットミルクにはまっているそうです。最近の悩みは「勉強」らしく、夜遅くまで課題をするなど、ホッケーと勉学との両立にまい進されているようです。色紙の言葉は、以前恩師から言われた言葉であるらしく、ずっと大切にしています。