終盤もリードを守り切り、専大に快勝!連敗を脱する

女子バスケットボール

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)は今試合を含めて残り3試合。2巡目に入ってから3連敗を喫している早大は、久しぶりの勝利をつかむべく専大との一戦に臨んだ。序盤は一進一退の攻防を繰り広げ、第1クオーター(Q)を3点リードの僅差(きんさ)で終える。試合の流れが早大に傾いたのは第2Q終盤。専大のタイムアウト後の4連続得点で一気に突き放す。後半に入っても早大の勢いは衰えることなく、第3Q終了時には21点の差をつけた。最後までリードを保って88ー71で勝利し、連敗を脱した。

ドライブを仕掛ける江村

 先制点を奪ったのは専大。序盤からコートを広く使った攻撃を見せる専大に対し、苦戦を強いられた早大は、F菊池実蘭(スポ1=愛知・桜花学園)とG江村優有(スポ3=愛知・桜花学園)の2本のスリーポイントで立て直す。第1Q終盤まで両者譲らない展開で、早大がわずかに3点のリードを保って第1Qを終えた。第2Qも先制シュートを決めたのは専大。しかしこのQでは江村がチームを救う大活躍を見せる。序盤からドライブで仕掛け、スリーポイントシュートも決めると、早大は勢いに乗る。6分にはF江頭璃梨(スポ3=宮崎・小林)がディフェンスを強いフィジカルで跳ね除け得点し、点差を広げた早大に対して専大はすかさずタイムアウトを取った。このタイムアウト明けも流れを渡さず5連続得点で一気に突き放し、42ー29で前半を終えた。

ジャンプシュートを打つ江頭

 後半に入ってもG中山桂(スポ4=愛知・桜花学園)、菊池のスリーポイントシュートが決まり、相手を寄せ付けない早大。菊池はこの試合計4本のスリーポイントシュートを決め、チームの勝利に貢献した。好調を維持していた早大だったが第3Q中盤に、ファウルなども絡んで連続失点。この試合初めてのタイムアウトを取って仕切り直すと、再開後は6連続得点で悪い流れをしっかりと断ち切った。20点差以上をつけて臨んだ第4Q、最後まで逃げ切った早大が88-71で勝利を収めた。

 勝因について、「途中でスイッチコールを早めにしたり、ボディーチェック入れながら守ったり、周りのカバーがヘッジを入れながら守れてたところ」と江村が振り返ったように、修正力が光った早大。今試合を糧に弾みをつけ、リーグ戦の残り2試合も勝利を飾りたい。

(記事 濵嶋彩加、写真 冷水睦実)

関東大学女子リーグ戦 10月22日(vs専大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

22 20 25 21 88
専大 19 10 19 23 71

◇早大スターティングメンバー◇
F#1 菊池実蘭(スポ1=愛知・桜花学園) 
G#13 山宮好葉(スポ1=東京成徳大高)
G#21 中山桂(スポ4=愛知・桜花学園)
G#23 江村優有(スポ3=愛知・桜花学園)
F#32 江頭璃梨(スポ3=宮崎・小林)
コメント

江村優有(スポ3=愛知・桜花学園)

――今日の試合の勝因を教えてください

最初の方は、スクリーンのところでちょっとミスがあったりして、インサイドで結構やられてたんですが、途中でスイッチコールを早めにしたり、ボディーチェック入れながら守ったり、周りのカバーがヘッジを入れながら守れてたところがよかったです。あとは、リバウンドのところもやられてたんですけど、ボックスアウトをしっかり徹底して、ディフェンスからオフェンスに繋げられたところが良かったかなと思います。

――ご自身のプレーを振り返って

ケガとかもあって全然いつも通りのプレーはできてないんですけど、 ドライブでもアウトサイドでもしっかり攻めながら、周りの選手のストロングポイントで合わせていけたところが良かったかなと思います。シュート精度が低いので、コンディションを整えながら上げていけたらと思います。