リーグ初戦、山梨学院大に春のリベンジを果たす!

女子バスケットボール

 関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)が開幕。早大は春のトーナメントで敗戦した山梨学院大とのリベンジマッチに臨んだ。前半、厳しいディフェンスから速攻を立て続けに決め流れを作ると、高確率のスリーポイントで相手を突き放す。後半に相手に流れを渡しかけるも立て直し、リードを保ち続けた。持ち味の速いバスケットを展開した早大は、92-80で山梨学院大にリベンジを果たした。

 

今試合31得点の江村

 試合が動いたのは第1クオーター(Q)中盤。C中野雛菜(スポ3=神奈川・東海大相模)のブロックから流れをつかむと、G江村優有(スポ3=愛知・桜花学園)のスリーポイント、速攻で一歩リード。「ディフェンスをハードについて相手のミスを誘ってから、そのままスピードにのって攻める」(Gフェスターガードヤヤ、スポ4=宮崎・小林)バスケを展開し、早大のペースを作った。8点リードで開始した第2Q、途中出場の菊池美蘭(スポ1=愛知・桜花学園)が躍動する。オフェンスリバウンドを何度ももぎ取り得点のチャンスを演出。ドライブも決め、 47-33とリードを広げて試合を折り返した。

 後半、山梨学院大のアウトサイドシュートが連続で決まり流れが山梨学院大に傾くも、堅守からの速攻ですぐさま流れを取り返す。すかさず山梨学院大がタイムアウトで流れを切ると、その後早大はターンオーバーが続き思うように得点できない。しかし第3Q終了間際にF衣川璃来(スポ1=埼玉栄)、菊池の1年生コンビの連続得点で点差を14点差まで戻し第4Qに突入した。まだまだ気の抜けない最終Q序盤、早大らしい速いバスケットをヤヤ中心に展開し、得点を重ねる。山梨学院のタイムアウト明け、G中山桂(スポ4=愛知・桜花学園)がスリーポイントを沈め、点差を22点としとどめを刺した。その後は思うように得点できない時間が続くも逃げ切り、92-80でリーグ戦を白星発進した。

 

6オフェンスリバウンドを記録した菊池

 ディフェンスから得意の速い展開に持ち込み、早大のペースを作ることができた試合だった。春のトーナメントから攻守ともに大きく成長を見せた早大。「チームの目標は、一試合一試合成長すること」とヤヤはさらなるレベルアップを目指し意気込んだ。

(記事 冷水睦実、写真 長屋咲希)

関東大学女子リーグ戦 9月2日(vs山梨学院大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

23 24 23 22 92
山梨学院大 15 18 23 24 80

◇早大スターティングメンバー◇
G#3 フェスターガードヤヤ(スポ4=宮崎・小林)

G#21 中山桂(スポ4=愛知・桜花学園)

C#22 中野雛菜(スポ3=神奈川・東海大相模) 

G#23 江村優有(スポ3=愛知・桜花学園)
F#32 江頭璃梨(スポ3=宮崎・小林)

コメント

フェスターガードヤヤ(スポ科4=宮崎・小林)

――初戦勝ち切りました。勝因を教えてください

どれだけきつい状態になっても、皆が諦めなかったことだと思います。

――速攻が決まっていました。速攻を決めるためにチームで意識していたことはありますか

まずディフェンスをハードについて、相手のミスを誘ってから、そのままスピードにのって攻めるというのを、チームで徹底していました。

――相手のインサイドに対するディフェンスで気をつけたことはありますか

外側はプレッシャーをかけて、なるべく中にパスが入らないようにすることを心がけていました。

――リーグを通して、チームと個人の目標を教えてください

チームの目標は、一試合一試合成長することです。トーナメントで負けてしまった相手にも勝てるように試合の度に修正して成長することができればいいと思います。個人では、スピードでは関東で一番を狙いたいです。

――夏にチームで特に意識して練習したことはありますか

夏はシューティング、ディフェンス、ボックスアウトの練習をたくさんしました。

――今後の試合への意気込みをお願いします

今日は入りが悪かったので、明日はもう少し入りを良くしたいです。また、ミスを減らし、皆で走って戦っていきたいです。