点差を守りきり江戸川大に勝利、ベスト8進出!

女子バスケットボール

 ベスト8進出をかけたトーナメント第2戦、早大は江戸川大と対戦した。序盤から早大がリードを作るが、インサイド中心に得点する相手を突き放すことができない。しかし8点リードで迎えた最終クオーター(Q)、得意のはやい展開に持ち込み、中山桂(スポ4=愛知・桜花学園)のスリーポイント、西ファトゥマ七南(スポ2=千葉・昭和学院)のバスケットカウントなどで13点までリードを広げた。そのまま逃げ切り、最終スコア80-71でベスト8進出を決めた。

 初戦の課題だった試合の入りは、固いディフェンスからはやい展開に持ち込み、得点を積み上げる。第1Q5分に山宮好葉(スポ1=東京成徳大高)のスティールからフェスターガードヤヤ(スポ4=宮崎・小林)、江頭璃梨(スポ3=宮崎・小林)がパスを繋ぎ速攻を決め、スコアを12-4とすると、江戸川大はタイムアウトで流れを切る。タイムアウト後、早大の得点が止まり相手に流れを渡しかけるも、終了間際に江村がジャンプシュートを沈め、6点差で第2Qへ。第2Q、早大は江戸川大のゾーンディフェンスとインサイドに苦しめられる。オフェンスリバウンドを連続で奪われ、同点まで詰め寄られる。しかし、中盤に激しいディフェンスから早い展開に持ち込んで持ち直し、6点差で試合を折り返した。

 後半も前半同様、点差をつけては詰められを繰り返す。早大が速攻で差をつけると、江戸川大はインサイド中心に追いすがる。しかし、第4Q、中山桂(スポ4=愛知・桜花学園)のスリーポイント、ファトゥマのバスケットカウントで13点差まで広げ、逃げ切った。

 この試合も初戦同様早大のバスケットを体現できた時間は短かった。今後はさらにシビアな試合が続く。一人ひとりが自分らしい思い切ったプレーを見せ、コートを早大色に染めることができるか。

 

 

関東大学女子選手権 5月3日(vs日大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

18 22 23 17 80
江戸川大 12 22 21 16 71

◇早大スターティングメンバー◇
G#3 フェスタ―ガードヤヤ(スポ4=宮崎・小林)

G#21 中山桂(スポ4=愛知・桜花学園)

Ⅽ#22 中野雛菜(スポ3=神奈川・東海大相模)

G#23 江村優有(スポ3=愛知・桜花学園)

F#32 江頭璃梨(スポ3=宮崎・小林)

 

コメント

西ファトゥマ七南(スポ2=千葉・昭和学院)

――リバウンドに積極的に絡んでいましたがご自身としては

 自分がオフェンスリバウンドできたら、自分的にもチーム的にも勢いに乗れると思って積極的にオフェンスリバウンドに行こうと思って試合に入りました。

――突き放せなかった一番の要因は?

 相手の留学生さんのところをこういうふうに守ろうとチームで徹底していたところがあったのですが、抑えきれずに同じやられ方で何回も点数を取られてしまいました。後はオフェンスで一人一人がもっと積極的に早い展開で自分のリズムで攻めていけてなかったと思います。

――4Q始まる前に話したこと

 オフェンスは積極的に攻めていくことと、相手のことを考えないでいつも通りプレーしようという話をしました。

――センターにボールを入れさせないために、チームとして意識したこと

 センターについている方が、ゴールの近くでプレーさせないようにしてくれていたので、裏にパスが来たら周りが助けるようにしていました。

――明日への意気込みをお願いします

 明日からどんどん相手が強くなってレベルも上がりハードな試合が続くと思うのですが、自分たちの特徴であるスピードのあるバスケができるように、しっかり自分が先頭を走っていければいいと思います。明日は今日の留学生の方より強い方がいると思うのでチームでディフェンスができるように頑張ります。

中山桂(スポ4=愛知・桜花学園)

――相手を突き放せなかった要因は

アジャストは準備としてやってきたんですが、その前にまず自分たちのプレーがうまく噛み合わず、一人ひとりが自分の力出しきれずに終わってしまったので、そこが一番の要因だったかなって思います。

――ご自身はどんなプレーを出したかったですか

自分は走ることとスリーポイント決め切りたかったんですがまだ調子上がってないというのもあって、もう少し決めたかったなという風に思います。

――ゾーンの攻め方はどんな話をしましたか

監督さんからはピックを使ってガードが切れ込んでいくという話だったんですけど、スリーポイントが多くなってしまって。決め切れればよかったんですけど、リバウンドのところで相手に取られてしまいました。あと、不安そうにシュート打ってる部分があって、思いっきりできてなかったなという風に思いました。

――明日以降の試合は相手のレベルがぐっと上がります。どこを修正していきますか

自分たちの力を最大限発揮して、全員が気持ちよく思いっきりやっていかないと、絶対勝てない相手だと思うので、メンタリティーの部分を変えていきたいと思います。最終的にインカレで勝つことが目標なので、途中段階として、トーナメントで失敗する分には問題ないとは思うので、自信を持ってプレーできるようにミーティングします。