東京医療保健大を追い詰めるも一歩及ばず敗戦

女子バスケットボール

 女王をあと一歩のところまで追い詰めた。2次リーグ2戦目、1次リーグ4位の早大は同2位の東京医療保健大と対戦した。前半は留学生選手を中心に攻める東京医療保健大を追いかける場面が続き、一時は10点差に。しかし第3クオーター(Q)でディフェンスとリバウンドから流れをつかみ3点差で第4Qに入る。東京医療保健大がスリーポイントを連続で決め突き放され、90―100で惜しくも敗戦した。

シュートを打つヤヤ

 第1Q中盤、東京医療保健大に先を越されていた早大は相手を連続で止め、流れをつかむ。しかし、あと一本が出ずすぐに流れを手放した。その後オフェンスリバウンドに食らいつき、ディフェンスでも留学生選手のポストプレーをC中野雛菜(スポ2=神奈川・東海大相模)を中心に抑えた。何度も早大に流れは傾くも、点差を詰め切ることはできず、47-55で試合を折り返した。

  第3Q、早大がGフェスターガードヤヤ(スポ3=宮崎・小林)とF江頭璃梨(スポ2=宮崎・小林)の速攻を皮切りに、G江村優有(スポ2=愛知・桜花学園)、ヤヤのスリーポイントで一気に点差を詰める。ヤヤのバスケットカウントで同点。その後も江村を中心に得点を続け、71-74で最終Qに突入した。開始早々、江村のスリーポイントで同点にするもすぐに決め返される。留学生選手を中心に攻める東京医療保健大を止めることができない。じりじり点差をつけられ、中盤の2連続スリーポイントで突き放された。

 

オフェンスリバウンドを狙う江村

 「入りからガツンといけたら勝てた試合」(ヤヤ)と言うように、一歩及ばなかったものの早大らしいプレーが見られ、今後につながる良い試合だった。長かったリーグ戦もあと2試合だ。惜敗した相手との2連戦を勝ち抜き、インカレにつなげたい。

(記事 冷水睦実、写真 森田健介、齋藤汰朗)

関東大学女子リーグ戦 10月22日(vs東京医療保健大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

24 23 24 19 90
東京医療保健大 32 23 19 26 100

◇早大スターティングメンバー◇
G#3 フェスターガードヤヤ(スポ3=宮崎・小林)

G#21 中山桂(スポ3=愛知・桜花学園)

C#22 中野雛菜(スポ2=神奈川・東海大相模) 

G#23 江村優有(スポ2=愛知・桜花学園)
F#32 江頭璃梨(スポ2=宮崎・小林)

コメント

Gフェスターガードヤヤ(スポ3=宮崎・小林)

――試合を終えて率直なお気持ちをお聞かせください

 先週は悪い試合、自分たちの流れのバスケをできなかったのですが、それを立ち直せたバスケができたのでよかったのかなと思います。ただ試合の入りが悪かったので、入りからガツンといけたら勝てた試合かなと思います。

――東京医療保健大とは2回目の対戦でしたが、どのような気持ちで臨まれましたか

 この前の試合で勝てると思ったので、ガツンといこうという強気な気持ちでした。

――これまでリバウンドが課題でした。今日は今までと違う感じがしましたが、リバウンド面で今日良かったところはどこですか

 オフェンスのリバウンドは少し取れるようになったのかなと思います。ディフェンスのリバウンドはまだ課題だと思います。

――ご自身が攻撃面で良かったところは

 スピードは得意で、誰にも止められない自信があるので、そこでガツンと行くことを意識しました。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

 来週の試合は重要な試合になるので、今日みたいに緩く入るのではなくガツンといき、最初から早稲田のバスケができるように楽しんでやっていきます。

G江村優有(スポ2=愛知・桜花学園)

――今日の試合を振り返って率直な感想を教えてください

 今日の試合は、先週の白鴎(大)戦と拓殖(大)戦の2試合を終えてその後ミーティングしたんですけど、その時に、それまでディフェンスが1対1で結構やられていたので、ディフェンスの甘さというか、ディフェンスができていなかったからそこを修正しようということで入って。以前よりは1対1で守ろうという意識があったり、ヘッジとかヘルプとか最後のボックスアウトまで頑張ろうというところができてきてはいると思うのですが、まだまだ修正し始めたばかりで改善点やこれから伸ばしていく点が多かったので、ディフェンスの部分からしっかり修正していきたいなと思いました。

――これまでリバウンドが課題ということでしたが、今日はご自身も積極的に絡まれていました。今日のリバウンドで良かった点を教えてください

 ディフェンス面でいくと、シュートを打たれた時にしっかりバンプから入っていったり、最後のシールでボールに絡もうというのはやっていたのでそこは良かったと思うのですが、やはり相手の方が大きかったりすると、フェイントの中に入られると簡単に取られるので、サイドのフェイントの外まで押し出すということ、そこまで入らせないということを徹底してやっていきたいと思います。

――攻撃面で意識していたことを教えてください

 まずは点数を取りにいくことだけを考えてやっていました。