首位・白鴎大に二度目の完敗

女子バスケットボール

 2次リーグが始まった。1次リーグ4位の早大は、無敗で1次リーグ1位となった白鴎大と対戦した。第1クオーター(Q)、善戦するもゴール下を支配され19点ビハインド。勝負は決まったかに思われたが、第2Qでチームディフェンスから流れをつかみ連続得点。しかし、大幅に点差を詰めることはできずに63-92で敗戦した。

 

39得点を記録した江村

 以前の試合から「リバウンドが課題だった」(C中野雛菜、スポ2=神奈川・東海大相模)という早大。今試合も序盤からリバウンドを支配され、ゲームの主導権を握られた。第1QはG江村優有(スポ2=愛知・桜花学園)の一対一を中心にシュートを狙う。しかし、高さで劣る早大はいいシュートを打つことができず、相手に簡単にリバウンドを取られ速攻のチャンスを与えてしまう。早大の得点が止まる間に一気に差が開き、19点差で第2Q へ。

 第2Q、「ボールマンプレッシャーとポストディフェンスを意識した」(中野)という早大は白鴎大のセンター陣を連続で止め、 G中山桂(スポ3=愛知・桜花学園)、江村のスリーポイントなどで得点。流れをつかみ12点差まで詰め寄ったものの、白鴎大の2連続スリーポイントで20点差に引き戻された。

 30-53で始まった後半。序盤でゴール下のファールがかさみ、早大の得点が止まる間に白鴎大は早い展開で攻撃を続け、約30点を積み上げた。第4Qまで健闘したが、63-92で敗戦した。

 

6本のスリーポイントを決めた中山

 フィジカルで劣る早大にとってリバウンドは大きな課題だ。ここからは一度負けた相手との試合が続く。いかにチームでゲームの雰囲気を作っていけるか。「点数が少し離れてしまってからも誰一人として下向きにならずに全員で戦い抜けた」(中野)、今日の試合のようにベンチとコート一体となって戦えば必ず勝機は見えてくるだろう。

(記事 冷水睦実、写真 前田篤宏)

関東大学女子リーグ戦 10月16日(vs白鴎大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

13 17 25 63
白鴎大 32 21 29 10 92

◇早大スターティングメンバー◇
G#3 フェスターガードヤヤ(スポ3=宮崎・小林)

G#21 中山桂(スポ3=愛知・桜花学園)

C#22 中野雛菜(スポ2=神奈川・東海大相模) 

G#23 江村優有(スポ2=愛知・桜花学園)
F#32 江頭璃梨(スポ2=宮崎・小林)

コメント

C中野雛菜(スポ2=神奈川・東海大相模)

――今日の試合の一番のポイントは

留学生とのミスマッチをつくりそこから攻めていくことをポイントとしていました。また、リバウンドが課題だったのでそれをポイントとしていました。

――それはできましたか

ミスマッチを作ることはできましたが、その一対一を全員で見るだけになってしまっていたので周りがもっと動きを作っていくことが重要だと思いました。リバウンド面では、留学生にオフェンスリバウンドを取られてしまったり、自分たちのオフェンスリバウンドの本数が少なかったのでこれからもう少し頑張っていきたいです。

――以前の試合からリバウンドが課題になっていました。話したことを教えてください

留学生にマッチアップしている人が留学生を抑えることだけ意識して、他の外のプレーヤーがリバウンドに絡みに行こうということを話しました。

――2ピリはディフェンスが噛み合い、カットが増えました。話したこと、意識したことは

ディフェンスから流れを作っていこうと話しました。意識したことはボールマンプレッシャーと、ポストディフェンスです。

――よかったところを教えてください

点数が少し離れてしまってからも誰一人として下向きにならずに全員で戦い抜けたことが良かったことだと思います。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

次戦は今回の反省を生かし、リバウンドの数を増やすことを意識して全員で戦っていきたいです!