リーグ初戦、日体大に快勝!

女子バスケットボール

 関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)が開幕した。早大は初戦、日体大と対戦。序盤は日体大の足を使ったディフェンスに苦戦する。しかし第2クオーター(Q)にハードなディフェンスから連続で速攻を決め、流れを掴(つか)んだ。後半も速い展開から安定して得点し、78―60で初陣を飾った。

 

ドライブするヤヤ

 第1QはGフェスターガードヤヤ(スポ3=宮崎・小林)が「入りが悪かった」と振り返るように、相手の足を使った固いディフェンスに苦戦を強いられた。G江村優有(スポ2=愛知・桜花学園)を中心に食らいつくも、勢いに乗る相手にオフェンスリバウンドも許し点差が開く。しかし、4点差で第2Qに入るとプレッシャーディフェンスからスティールを連発して、速攻で連続得点。一気に逆転した。さらに中盤、ディフェンスリバウンドからヤヤを起点に速いパス回しで敵陣に切り込み、G中山桂(スポ3=愛知・桜花学園)のスリーポイント、F江頭璃梨(スポ2=宮崎・小林)のゴール下シュートで9点差をつける。その後も点差を保ち、37―28で試合を折り返した。

 後半もスティールと安定したディフェンスリバウンドから速攻というかたちで得点を重ねる。切り込んだF佐藤実花(人1=岩手・盛岡白百合学園)に中山が合わせるなど、息の合ったプレーも数多く見られた。54―42で最終Qを迎えると、ディフェンスリバウンドで粘り勝ち、中山に合わせたC中野雛菜(スポ2=神奈川・東海大相模)のハイポストでのジャンプシュートで16点差をつけ試合を決めた。さらに得点を重ね、78―60で日体大に勝利した。

 

ジャンプシュートを打つ佐藤

 リーグ初戦に勝利し幸先の良いスタートを切った早大。入りは悪かったものの、「自分たちのバスケに変えて走る」(ヤヤ)ことができた。悔しい結果に終わった春シーズンとは違う姿を見せ、目標である優勝をつかむことができるのか。明日の試合に向け、ヤヤは「入りから走っていけるようにしたい」と意気込んだ。

(記事 冷水睦実、写真 宮島真白)

関東大学女子リーグ戦 9月3日(vs日体大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

13 24 17 24 78
日体大 17 11 14 18 60

◇早大スターティングメンバー◇
G#3 フェスターガードヤヤ(スポ3=宮崎・小林)

F#11 佐藤実花(人1=岩手・盛岡白百合学園) 

G#21 中山桂(スポ3=愛知・桜花学園)

G#23 江村優有(スポ2=愛知・桜花学園)
F#32 江頭璃梨(スポ2=宮崎・小林)

コメント

Fフェスターガードヤヤ(スポ2=宮崎・小林)

――試合を終えて

入りが悪かったです。途中から自分たちのバスケができたけれど、明日はもっと入りからバッていかないとなという感じです。

――ご自身の調子は

走れてるので後はジャンプシュートを決めたいです。ケガは全然大丈夫です。

――相手の固いディフェンスに対して意識したところは

高さでは負けてしまうのでリバウンドやヘルプを速くしたりだとか、逆に相手がでかいので自分たちの方が走るバスケをしないといけないなというところを意識してやっていました。

――ディフェンスリバウンドについてチームで決めていたことは

大きい人はとりあえずボックスアウト頑張って、小さい人でルーズボールとかこぼれ球を拾うようにしていました。

――実際はいかがでしたか

最初はできなかったけれど、途中からちゃんとできたかなと思います。

――今日の試合を終えて、良かったところと悪かったところをそれぞれ教えてください

良かったところは入りが悪かったけれど自分たちのバスケに変えれて走れたことです。課題はずっと言っていますが、入りが悪いので、明日は入りから走っていけるようにしたいです。

――リーグ全体でのチームの目標は

優勝です!

――個人の目標は

楽しむことと、どの試合も18点以上取ることと、あと仲間がちゃんと思いっきり打てるようなパスを出すことです!