松蔭大との接戦の末、リーグ戦3連勝!

女子バスケットボール

 関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)第3戦は、松蔭大と戦った。早大は開幕2連勝の勢いそのままに試合を進めていくと思われた。だが相手の激しいディフェンスに対して思うように攻撃ができず、うまく試合に入れない。しかし第2クオーター(Q)で相手の得点を3点に抑えるなどディフェンスで粘り、なんとか65-61で勝利した。

 第1Qは激しい点の取り合いになった。C今仲杏奈(スポ4=大阪薫英女学院)の連続得点もあり流れをつかみたい早大だったが、相手の堅いゾーンディフェンスやスリーポイントに苦戦し、21-24のビハインドで第1Qを終えてしまう。しかし第2Q、ワセダは素晴らしいディフェンスを見せた。開始早々のG砂川夏輝(教4=沖縄・西原)の気持ちの入ったディフェンスから勢いづくと、C田中真美子(スポ3=東京成徳大)がしっかりとゴール下のシュートで点数を重ねていく。その後も先手を取ったディフェンスを続け相手の点数をフリースローの3本だけに抑え、38-27で前半を折り返した。

攻守で勝利に貢献した砂川

 第3Qは、両者攻めあぐねる時間が多く拮抗(きっこう)した試合展開になった。点差が変わらないまま迎えた最終第4Q、逆転を狙いギアを1段階上げてきた松蔭大が勢いに乗る。早大はオフェンス時にパスミスが少し目立つようになるが、C中田珠未(スポ2=東京・明星学園)と田中のユニバーシアード組がゴール下で強さを見せ踏ん張る。相手の猛攻を受けファウルを重ねてしまうがなんとか乗り切り、65-61で試合終了。厳しい戦いをものにし、リーグ戦開幕3連勝を達成した。

高さを生かしたプレーを見せる田中

 開幕してからの試合の中で最も厳しい戦いに勝ち、3連勝をあげることができた。「1対1で仕掛けて、点をどんどん取るチーム」とF萩尾千尋(スポ4=愛知・桜花学園)が語るように、攻撃的なチーム相手の激しい戦いだった。きょうの第2Qのようなディフェンスを継続して見せることができれば、もう少し点差をつけて勝利することも難しくないだろう。同じく次回も松蔭大が相手であるため、どのように松蔭大の攻撃を守り、そして戦うのか。特にディフェンス面に注目したい。

(記事 森田和磨、写真 下長根沙羅)

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第67回関東大学女子リーグ戦 9月6日(vs松蔭大)
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

21 17 11 16 65
松蔭大 24 11 23 61
◇早大スターティングメンバー◇

F#10 萩尾千尋(スポ4=愛知・桜花学園)
C#  24  今仲杏奈(スポ4=大阪薫英女学院)
C#  14  田中真美子(スポ3=東京成徳大)
G#  21 高田静(スポ3=山形市立商)
F#5   細貝野乃花(スポ2=愛媛・聖カタリナ女)

コメント

F萩尾千尋(スポ4=愛知・桜花学園)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

松蔭大は結構1対1で仕掛けてきて、点をどんどん取るチームなのでところどころやられたところはあるんですけど、相手の点数を抑えられたのは良かったと思います。

――松蔭大の印象は

ここの力がすごくて、チームオフェンスというよりは1対1でやってくるチームです。

――やりづらさはありますか

自分はあまり感じないです(笑)。

――久々の復帰でしたがコンディションはいかがですか

全然大丈夫です。

――ベンチから「合わせ」という声がたくさん聞こえてきました

ゾーンとかマンツーもそうなんですけど、相手に守られた時に、相手のセンターもブロックとかすごく大事だし、ヘルプも早かったので、シュートを打てなかった時にも次の人がチャンスをつくれるようにという意味です。

――きょうは相手のスリーがよく入っていましたがディフェンス面に関してはいかがでしたか

最初に外回りのスリーを結構やられてしまって、自分がマークしていた人も結構キーマンだったんですけど、後半そこでやられてしまったので、次2日間空くので一線をつめられるようにもうちょっとみんなで頑張りたいと思います。

――土曜日は再び松蔭大との対戦になりますが、意気込みをお願いします

相手はすごく向かってくると思うので、松蔭大はすごく泥臭くて、リバウンドとかルーズボールも追ってくるので、そこでワセダが負けないようにしっかりみんなで頑張りたいと思います。