攻守にわたり安定しベスト8進出を決める

女子バスケットボール

 1、2年生のチームで争われる関東大学新人戦(新人戦)。前回100点ゲームで快勝した早大は神大と対戦した。序盤こそシュートがなかなか入らず流れをつかめないものの、次第に持ち前のスピードと攻撃力で相手を圧倒する。49-20で折り返した後半、再び得点できない時間が続くもG砂川夏輝(教2=沖縄・西原)の巧みなアシストからオフェンスが冴え、101-64で試合を終える。これによりベスト8進出が決まった。

 第1クオーター(Q)の立ち上がり、早大はなかなかシュートを決めきることができず苦しむ。流れを変えようと5分にC田中真美子(スポ1=東京成徳大)とG長谷川玲子(社1=福井・足羽)を投入すると、その長谷川が2連続でスリーポイントシュートを沈めるなどして、一気に点差を突き離す。田中も高さを生かしたポストプレーなどで得点を積み重ね、24-7で第1Qを終えた。続く第2Qは砂川の華麗なアシストも見られ、完全に早大のペースに持ち込む。その後もC林靖子(社2=福井・足羽)のゴール下でのシュートや、F萩尾千尋(スポ2=愛知・桜花学園)のミドルシュートなどが決まり、厚みのある攻撃で相手を圧倒した。結局49-20と大差をつけ前半を終えた。

アシストなどでチームを勢いづけた長谷川

 後半の立ち上がりも田中のバスケットカウントや、砂川のスティールからの速攻などで勢いを保つ。しかし第3Q中盤、ディフェンスリバウンドでのミスなどもあり、相手に立て続けに得点を許してしまう場面もあった。それでも最大の持ち味であるスピード感あふれるバスケットを展開し、最後までチーム全員で戦い切った早大が、101-64という大差で勝利。2試合連続の100点ゲームとなり、ベスト8に駒を進めた。

ゴール下で安定したプレーを見せた林

 ここまで順当に勝ち上がり、あしたからはいよいよベスト8の戦いとなる。「あしたはもっとワセダらしく、圧倒して勝ちたい」(砂川)。すべては優勝のためだけに。チーム一丸となってコートに大輪の花を咲かせることができるのか――。戦いはまだ始まったばかりだ。

(記事、写真 橘高安津子)


第5回関東大学女子新人戦 6月14日(vs神大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

24 25 32 20 101
神大 13 24 20 64
◇早大スターティングメンバー◇
F#10 萩尾千尋(スポ2=愛知・桜花学園)
G#2 砂川夏輝(教2=沖縄・西原)
G#21 高田静(スポ1=山形市立商)
C#16 林靖子(社2=福井・足羽)
C#24 今仲杏奈(スポ2=大阪薫英女学院)
◇主なスコアリーダー◇
得点  田中真美子:20得点
リバウンド  田中真美子:14リバウンド
アシスト  砂川夏輝、長谷川玲子、高田静:4アシスト
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コメント

G砂川夏輝(教2=沖縄・西原)

――きょうの試合を振り返って

練習のときからボックスアウトとディフェンスのところ頑張ろうって言ってたんですけど、そこが試合であんまりできてなくて、悪い流れで入ったなって感じがしました。

――序盤なかなか点が入らない中で、どのようなことを意識してプレーしましたか

オフェンスは、確実に自分で点を取りに行くということと、ディフェンスで自分たちガード勢はボールマンプレッシャーをしっかりやろうと意識しました。

――ご自身もアシストが多かったですがいかがですか

全然もうミスばっかりで。うちのチームは身長は勝っていたので、そこはちゃんと見ながら中の選手を使えるようにやりました。

――きょう見つかった収穫や課題などは

ボックスアウトやセカンドシュートをやらせないということと、あとはディフェンスのポジション移動だったり、オフェンスの合わせ方がまだ改善できると思ったので、あしたはもっと頑張ります。

――あしたに向けて意気込みをお願いします

あしたはもっとワセダらしく、圧倒して勝ちに行きたいと思います。