きょねん、この関東大学新人戦(新人戦)であと1点というところで優勝を逃し、悔しい思いをした早大。昨年の悔しさを知る2年生と、新戦力として既に活躍を見せている1年生が、王座奪還を目指すための戦いに臨む。初戦の相手は国際武道大。序盤から早大のシュートがさく裂し、前半を68-14で折り返すと、後半も攻めの姿勢を緩めずに点差をつけ、135-35という大差で勝利した。
序盤からG砂川夏輝(教2=沖縄・西原)やG高田静(スポ1=山形市立商)のスリーポイントシュートが決まり勢いに乗る。またC今仲杏奈(スポ2=大阪薫英女学院)のポストプレーがこの日も安定。ゴール下でのシュートを確実に決め、さらに点差をつけていく。34-7で迎えた第2クオーター(Q)では、G高田とC田中真美子(スポ1=東京成徳大)のホットラインが上手く機能する。加えてG砂川やG崎上あやね(スポ2=東京・早実)を中心に相手ボールをスティールし、速攻を仕掛ける場面も見られた。豊富なバリエーションの攻撃を見せた早大が、最後はC田中のミドルシュートで68-14とし、前半を折り返す。
G砂川は攻守にわたりチームに貢献した
後半はさらに早大が勢いに乗る。この日は攻守にわたる活躍を見せたG長谷川玲子(社1=福井・足羽)の速攻やC今仲の連続ポイントなど、厚みのある攻撃で相手を圧倒。ディフェンスも終始安定し、全員がリバウンドに向かう意識を持ったことで、高確率でリバウンドを取ることが可能になっていた。その後もF萩尾千尋(スポ2=愛知・桜花学園)のスリーポイントシュートやG砂川のスティールからの速攻など、攻めの手を緩めることのなかった早大が、135-35というハイスコアで初戦を勝利で飾った。
デビュー戦となったG長谷川。堂々としたプレーを見せた
昨年の悔しさを晴らすため。また、今季初タイトルを獲得するため――。選手層の厚いことしのチームの中で、まだまだ未知数の可能性を秘めている1、2年生。自分たちの力は一体どこまで通用するのか、これからの戦いに期待がかかる。
(記事、写真 橘高安津子)
※掲載が遅くなり、申し訳ありません
第5回関東大学女子新人戦 6月7日(vs国際武道大) | |||||
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 |
34 | 34 | 39 | 28 | 135 |
国際武道大 | 7 | 7 | 12 | 9 | 35 | ◇早大スターティングメンバー◇ |
G#2 砂川夏輝(教2=沖縄・西原) G#21 高田静(スポ1=山形市立商) F#10 萩尾千尋(スポ2=愛知・桜花学園) C#16 林靖子(社2=福井・足羽) C#24 今仲杏奈(スポ2=大阪薫英女学院) |
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コメント
G長谷川玲子(社1=福井・足羽)
――初戦でしたがどのような気持ちで臨みましたか
人数が少ないからプレータイムも多いと思ったので、思い切って1年生らしく頑張ろうと思いました。
――きょうの試合を振り返って
チームとしてこれをやろうという課題が、しっかりと意識してできたので良かったと思います。
――長谷川選手自身も良い動きがたくさん見られましたがいかがですか
オフェンスは積極的にシュートを打つことができたんですけど、ディフェンスでボール移動とか細かいところができていない時に相手にやられてしまったので、最後までしっかり詰めてやりたいと思います。
――チームの雰囲気はいかがですか
元気が良くて先輩も盛り上げてくれるので、すごい良いチームです。
――1年生として、ご自身の役割はどのように感じていますか
チームを盛り上げるために1年生が声出していこうって話しています。
――次の試合に向けて意気込みをお願いします
次の試合では、もっとオフェンスもディフェンスも細かいところまで丁寧にやることと、スリーポイントシュートの精度を上げていけるように頑張ります。