大会初制覇に向け好発進

女子バスケットボール

 関東大学女子新人戦の初戦。ワセダは十文字学園女子大と対戦した。1、2年生が主体で行われる今大会は出場機会が少ない下級生にとっては絶好のアピールの場になる。C桂葵(社2=愛知・桜花学園)不在の中、出だしから攻守に渡って早い展開のバスケットで相手を圧倒し、151-32で勝利した。

 開始直後、ジャンプボールでボールをキープすると、G井関夏美(社2=神奈川・金沢総合)がシュートを放ち先制する。最高のスタートを切ったワセダは次々と相手ゴールに襲いかかる。高い位置から積極的にプレッシャーをかけ、スティールからの速攻でアウトナンバーを作り、相手ディフェンスが揃う前に得点。先日の関東大学女子選手権でも活躍したG本橋菜子(スポ1=東京・明星学園)の1対1や、F神崎由香(スポ2=福岡・中村学園女)のミドルシュートを中心に連携のとれたプレーで得点を伸ばしていく。68-12と前半で相手を大きく突き放すと第3クォーターには早くも100点に乗せる。その後も、足を使った早い展開のバスケットで最後まで走り続けたワセダが終始安定した試合運びを見せ、最終スコア151-32でタイムアップ。2回戦進出を決めた。

 今試合では普段はなかなか出場機会に恵まれない選手の活躍も目立った。F平田彩乃(社2=長崎西)はインサイドやリバウンドショットでチーム最多得点。井関も3本のスリーポイントシュートを沈め存在感を示した。他にも本橋やF関根彩乃(教1=千葉・昭和学院)を始め1年生も堂々としたプレーを見せるなど、将来のワセダを担う若い力で圧倒し続けた。

 下級生にとっては経験を積むことのできる今大会。しかし、普段とメンバーが違ってもワセダのバスケットは変わらなかった。タイトなディフェンスからの速攻というスタイルで最後まで足を止めることなく、堂々の初戦突破。次の試合のつながる最高のスタートを切ることに成功した。きょうの勢いのまま戦い続ければ、優勝の栄冠も夢ではないだろう。

(記事 岩本剛志、写真 梁瀬智帆)

第2回関東大学女子新人戦

早大

151

34-4
34-8
41-10
42-10



32

十文字女子大
【スターティングファイブ】
G 本橋 菜子(スポ1=東京・明星学園)
G 井関 夏美(社2=神奈川・金沢総合)
F 関根 彩乃(教1=千葉・昭和学院)
F 神崎 由香(スポ2=福岡・中村学園女)
F 平田 彩乃(社2=長崎西)