リングに嫌われ得点伸びず 神大に敗戦

男子バスケットボール

 週の半ばで行われた関東大学リーグ戦(リーグ戦)第5節、神大との一戦。第1クオーター(Q)で相手に合計5本のスリーポイントを決められ流れを渡してしまう。早大はG堀陽稀(スポ2=京都・東山)やG岩屋頼(スポ2=京都・洛南)を中心にリングアタックしていくが、シュートタッチが悪く得点が重ならない。前半が終わり、12点ビハインド。後半はディフェンスで良い流れを作る場面もあったが、相手のシュートに阻まれる。最後まで相手に主導権を握られ、66-89で敗戦した。

 第1Q、F三浦健一(スポ1=京都・洛南)が鮮やかなレイアップで先制する。続けてG城戸賢心(スポ1=福岡第一)、F星川堅信(スポ4=京都・洛南)も得点。しかし神大が立て続けに4本のスリーポイントを決め、ペースを握られてしまう。12点ビハインドで第2Qへ。序盤はお互いシュートを決められず、得点が停滞する。第2Q中盤から堀のドライブやF小野功稀(社3=新潟・開志国際)のスリーポイントで得点するが、神大もスリーポイントやインサイドで得点。その後も拮抗(きっこう)した展開が続き、27-39で試合を折り返した。

ドライブする城戸

 後半は堀のドライブで幕を開けた。しかし2本のスリーポイントを決め返され、神大が勢いに乗る。早大は星川、G下山瑛司(スポ1=愛知・中部第一)が続けて得点し食らいつくが、点差はじわじわと開いていく。下山が第3Q終了のブザーとともにスリーポイントを沈め、16点ビハインドで最終第4Qを迎えた。G飯島慶記(人3=茨城・下妻第一)、城戸が連続得点。さらに激しいディフェンスで神大の2ショットクロックバイオレーションを誘い、流れを引き寄せる。このまま追い上げたいところだったが、神大のスリーポイントに阻まれる。終盤に岩屋が果敢にゴールを狙い得点するが、追いつけず。66-89で惜しくも敗れ、リーグ戦2連敗を喫した。

シュートを打つ堀

 ディフェンスでプレッシャーをかけて流れを作る場面もあったが、得点を重ねられず敗戦となった。城戸は「負けているときにひと踏ん張りできなかった」と振り返る。相手が主導権を握る時間帯が多い中、「ひと踏ん張り」ができず追いつけなかった。次戦の相手は山梨学院大。春の関東大学選手権では接戦の末勝利した相手だ。早大らしいスピードを生かしたプレーで流れをつかみ、連敗ストップなるか。

(記事 権藤彩乃、写真 荒井理沙、梶谷里桜)

第99回関東大学リーグ戦 9月6日(vs神大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

15 12 16 23 66
神大 27 12 20 30 89

◇早大スターティングメンバー◇
G#4 城戸賢心(スポ1=福岡第一)

F#6 三浦健一(スポ1=京都・洛南)

F#13 星川堅信(スポ4=京都・洛南)

G#18 岩屋頼(スポ2=京都・洛南)

F#77 石坂悠月(スポ3=東京・国学院久我山)

コメント

城戸賢心(スポ1=福岡第一)

――苦しい展開が続きましたが、試合を振り返っていかがですか

 神大さんの方が我慢する時間を我慢して、一方僕らは負けている時にひと踏ん張りできず、相手の方が上回っていたと思います。

――チームとして1番差がついた点は

 やっぱり泥臭いプレーだと思います。リバウンドやクイックを丁寧にしていくところで差がついたかなと思います。

――プレータイムが長かったですが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

 今日の試合もそうですが、リーグ戦始まってからチームに迷惑をかけている時間帯が多いです。フレッシュマンらしくもっとチームに影響を与えられるようなプレーをしていきたいと感じました。

――高校までは長期のリーグ戦はあまりないと思いますが、実際に始まって感じることは

 負けても次があるというのがリーグ戦なので、そこでうまく修正する力を求められるところが(トーナメントとの)1番大きな違いだと思います。

――今大会の個人的な目標は

 1年生ですが、ゲームをコントロールしてチームを勝たせることができるように頑張りたいです。

――次戦への意気込みをお願いします

 チームを引っ張れるようにしっかり声を出して、苦しい時こそ自分が良いプレーをできるように頑張りたいです。