きょねんの無念を晴らすため、まずは初戦突破

男子バスケットボール

各大学1、2年生が競い合う関東大学新人戦(新人戦)が幕を開けた。昨年度は6位と思うような結果を残せなかった早大。きょねん、1年生として戦い悔しい思いをした2年生はことしこそはという強い志で今大会に挑む。初戦は帝京大との一戦。得点を先取されるも外を軸にしたオフェンスを展開、点差を広げ59—33と相手を圧倒した。

お互いディフェンスに苦しみ、思うように得点ができないが先取点を奪ったのは帝京大、スリーポイントで会場のムードを作り上げる。早大は相手の流れに飲み込まれることはなく、落ち着いてゴールで得点し、ドライブを基点とした外からのシュートにより10点差で2クオータ(Q)を迎える。またもや先制点は取られるも、すぐに桑田裕平(商2=京都・洛南)が取り返し、たまらず相手はタイムアウト。果敢に中に切れ込むことでファウルを誘いバスケットカウントで徐々に差をつける。残り1秒にはG柳川幹也(スポ1=京都・洛南)がタップシュートを決め、30—18で前半を終える。

今大会チームを引っ張る桑田

前半同様、ドライブで相手のディフェンスを引きつけロングシュートというオフェンスを見せた。開始4分には連続でスリーポイントを沈め、流れをものにする。第3Q終盤から第4Qが終了するまで、ロングシュートを軸に得点を重ね、59ー33で初戦を突破した。

今大会中心として活躍が期待されるF髙阪俊輔(社2=東京・早実)

今年度初となる下級生のみの公式戦。前年の6位という成績を乗り越え優勝を目指す。その意志のもと見事初戦を突破したが、次なる相手は関東大学1部リーグ所属の日大。柳川が「日大なので厳しい試合になる」と試合後語ったように、この試合が大会のヤマ場となることが予想される。人数も少ない早大が、この試合でどのような戦いをみせるかは注目だ。

(記事 写真 鈴木直人)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

第57回関東大学新人戦
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

19 11 16 13 59
帝京大 12 33
◇早大スターティングメンバー◇
G#2 香川泰斗(人2=大分舞鶴)
G#6 長谷川仁哉(教2=東京・早実)
F#17 髙阪俊輔(社2=東京・早実)
F#39 桑田裕平(商2=京都・洛南)
G#17 柳川幹也(スポ1=京都・洛南)
コメント

G柳川幹也(スポ1=京都・洛南)

――チームとして試合を振り返っていかがですか

シュートは入らないので苦労したのと、ヘッドコーチの方もディフェンスで3、40点に抑えればいいと仰っていたので最終的に33点と抑えられて、言われた通りのゲームプランができたとこは良かったと思います。

――個人としての反省点は

ターンオーバーを、ミスが多く、それで流れを持ってかれたところがあるので、次戦ではミスを少なくします。

――スリーポイントがよく入っていましたが、調子はいかがですか

確率的に3割ぐらいなので全然だめです。

――今大会にかける思いは

大学になって主力で出場するのは初めてなので、上までいってチームとして個人としても結果を残したいと思います。

――次戦への意気込みは

日大なので厳しい試合にはなりますが、しっかり集中して臨みたいと思います。