関東大学2部リーグ戦(リーグ戦)初戦を白星で飾った早大。第2節の相手は昨シーズン何度も苦しめられた関学大だ。試合開始から7連続得点を奪うなど、早大ペースで推移するかと思われた。しかし、関学大もディフェンスを上手くかいくぐりシュートを決める。前半を終えてわずか1点差と一進一退の攻防が続いた。後半、F山本純平(スポ4=福岡第一)がインサイドで奮起。34得点19リバウンドと圧倒的なパフォーマンスでリードをつくる。その点差を最後まで守りきり2勝目。開幕連勝スタートを切った。
先制点は早大。G石原卓(社2=東京・京北)のステップからのレイアップで得点すると、関学大の3連続ターンオーバーにつけ込み7点を先取する。さらにリードを広げ、二桁点差を付けるが関学大のシュートも徐々に当たり始める。第2クオーター(Q)序盤には一時逆転を許すなど、僅差の展開が続いた。そんな展開の中、山本がスリーポイントシュートやポストからのフェイダウェイシュートなど5連続ゴールを決める。山本の活躍もあり39―38と1点をリードし前半を終えた。
スタメンに抜てきされたSG南木俊樹(社2=東京・早実)
第3Qも山本の活躍は止まらない。リバウンドに積極的に飛び込み、セカンドチャンスから得点を挙げる。ポストからのフックシュートなども決まり、徐々にリードを広げていく。第4Q粘る関学大に点差を詰められるも、山本のブロックショットからの速攻や、山本・池田慶次郎主将(社4=東京・京北)のコンビプレーで流れをわたさない。最後はSF澁田貴大(スポ3=東京・京北)のスリーポイントシュートが決まり、勝負あり。82―72とつくったリードを守り切り、開幕2連勝とした。
ダブルダブルの活躍でチームを勝利に導いた山本
圧巻の活躍だった。34得点19リバウンド3ブロック。春は相次ぐけがに悩まされた山本だったが、この試合で完全復活を遂げた。インサイドでの力強さ、さらにはスリーポイントシュートを含めたアウトサイドでもプレーでき、リバウンドでもチームを支える。最終学年を迎えた山本のプレーが早大の大きな原動力となっていくだろう。まずは2連勝と上々のリーグ戦の滑り出しを見せた早大。一つずつ白星を積み重ねていきたい。
(記事 東哲也、写真 土屋奈々、黒田菜々子)
第91回関東大学2部リーグ戦 9月6日(vs関学大) | |||||
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 |
20 | 19 | 22 | 21 | 82 |
関学大 | 18 | 20 | 17 | 17 | 72 | ◇早大スターティングメンバー◇ |
G#34 池田慶次郎主将(社4=東京・京北) G#7 石原卓(社2=東京・京北) SG#21 南木俊樹(社2=東京・早実) SF#8 新川敬大(スポ2=東京・京北) F#16 山本純平(スポ4=福岡第一) |
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◇主なスコアリーダー◇ | |||||
得点 山本純平:34得点 リバウンド 山本純平:19リバウンド ブロック 山本純平:3ブロック |
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