関東大学リーグ戦(リーグ戦)第7週2日目、早大は青学大と対戦。日本代表選手を擁し、現在大学バスケット界の頂点に君臨する王者とのチャレンジマッチとなった。試合は序盤こそ相手と一進一退の攻防を繰り広げるも、サイズで勝る相手に対してディフェンスリバウンドを思うように取ることができず、中盤に一気に点差を広げられ70-92で敗れた。
第1クォーター(Q)、出だしは両チーム点の取り合いでスタートする。2メートルクラスの選手が3人いる青学大がインサイド中心で攻撃してくるのに対して、早大もG大塚勇人主将(スポ4=福岡大大濠)を中心に応戦し食らいつく。途中離されかけそうになっても大塚主将の連続スリーポイントシュートで反撃し18-19でこのQを終えた。第2Qに入り青学大のディフェンスの前に早大のオフェンスが止まる。出だし3分間で8連続失点すると、たまらずタイムアウトを請求。なんとか悪い流れをリセットし追いつこうと試みるも、一度勢いに乗った相手を止めることはできなかった。一気に点差を広げられ29-47で前半を終える。
第3Q、早大はG玉井勇気(スポ3=福岡第一)のスリーポイントシュートやC二宮弘憲(スポ3=福岡大大濠)のバスケットカウントで反撃に出る。しかし、相手のゾーンディフェンスの前にミスを連発し流れをつかめない。早大が得意とする速い展開のバスケットで仕掛けるが、相手の高さを生かした攻撃を止めることができず、52-70で最終Qを迎える。第4Qに入っても、流れが早大に傾くことはなく70-92で敗戦。リーグ戦通算成績を6勝8敗とした。
文字通り完敗だった。今季特にサイズの小さい早大はほとんど全てのポジションでミスマッチとされ、簡単に得点を許してしまう。ディフェンスが生命線の早大にとっては非常に苦しい試合になった。来週も1日目には東海大と対戦する。早大にとっては再びチャレンジマッチとなるが、決して相性の悪い相手ではない。粘り強いディフェンスから速い攻めに持ち込めれば、十分互角に戦えるだろう。混戦となっている1部では残りの試合が順位に大きく左右してくる。強者からの貴重な勝ち星を目指して早大の挑戦は続く。
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