【連載】準硬式野球部新歓企画2022 第3回 森創太郎×蛯原大河

準硬式野球

  第3回は一般入試で入学したお二人にお話を伺いました! 準硬式野球部にはたとえ浪人していても活躍できる環境が整っています! 受験勉強によるブランクの解消法は? 一般入試で入学して感じた準硬の魅力とは――。

――最初に入試形式を教えてください

 一般選抜の英語4技能テスト利用型というものです。

蛯原 一般選抜の共通テストに加えて小論文を使うものです。

――早大、またそれぞれの学部を受験した理由を教えてください

 自分は浪人したのですが、受験科目を考えて自分が受験できる大学の中で一番高いレベルの大学が早大でした。また、東京で生活したかったので、志望校を早大と慶大に絞りました。慶大には残念ながら縁がなかったため、早大にお世話になることにしました。

蛯原 高校が大学の付属校だったのですが、進学できる大学にスポーツ科学を学ぶことができる環境がありませんでした。また、早大のユニホームを着て野球をしたいと考えていたのでスポーツ科学部を受験しました。

――準硬式野球部に入部した理由を教えてください

 アルバイトや学部の友人との交流を部活動と両立したかったので準硬式野球部に入部しました。また、準硬式野球部は先輩・後輩間の風通しが良く、下級生からも発言がしやすく、そうした環境で自分を磨きたいと考えました。

蛯原 自分は野球部の練習を見学した際、自分の実力を考えて「選手として活動できるのは準硬式野球部だ」と思い、入部しました。また、一般入試で入った以上は学業をおろそかにしたくなかったので、学業と部活を両立できる準硬式野球部はとても魅力的でした。

――野球を続ける上で他の選択肢は考えましたか

蛯原 大学でも野球には真剣に取り組みたいという風に考えていたので、サークルは考えていませんでした。

 自分も同じ感じです。

――準硬式野球部を知ったきっかけは何ですか

 早稲田スポーツ新聞会のツイッターやインスタグラムをフォローしているのですが、そこで存在を知りました。

蛯原 自分は父親から「大学には準硬式野球というものがある」ということを聞いて初めて知りました。そこから自分で調べてみて東京六大学でリーグ戦を行っていることも知りました。

――準硬式野球部に入って自分が成長したと思うことを教えてください

 まず技術の向上です。自分は高校時代にプレーしていたチームがそんなに強くなく、練習量も多くなかった感じでした。準硬式野球部は人工芝の専用グラウンドで毎日3時間練習できるという充実した環境なので、野球が上達していることを実感できます。

蛯原 自分は野球を始めた時からずっと所属しているチームの人数が少なく、試合に出るのが当たり前の環境でプレーしていました。準硬式野球部のような人数の多いチームで活動することで、補助としてチームを支える役割の大切さを感じたり、レベルの高い環境で切磋琢磨(せっさたくま)することができたりしたので、自分の成長を感じています。

――準硬式野球部に入って一番大変だったことを教えてください

 大変だったことか…(笑)。上下関係もいい意味でフランクですし、幹部の方が理不尽ということはないので…。(蛯原の方を向き)ある(笑)? 

蛯原 そんなにないな…(笑)。強いて挙げるなら人数が多いところですかね。

そうですね、苦労したことになるかは分からないですが、大人数の中で自分をいかにアピールするかというのは高校までにない経験だったので難しかったです。

蛯原 自分もその点に関しては同じです。

――森選手は浪人をされたと先ほど伺いましたが、入部後ブランクを感じたことはありますか

 感じましたね。浪人中もキャッチボールはしていたのですが、前から来るボールを打つということをしていなかったので、打撃で特に感じました。ブランクを感じなくなったのは10月くらいで、それまではボールの曲がり方や落ち方に自分の思っているものとのズレを感じていました。

――お二人とも硬式野球からの転身とのことですが、その点で苦労したことはありますか

蛯原 やはりボールが違うことですかね。打撃に関してはあまり変わらないなと思っているのですが、投げることに関しては大きさも違いますし、縫い目も違うので入部して1週間くらいはキャッチボールで苦労しました。

 自分もボールの違いですね。硬式球だと投球の際、縫い目で球種を判別できるのですが、準硬式球は縫い目が白くて判別ができないので、硬式よりも打ちづらい印象です。

――準硬式野球部の、他の部活に負けない点を教えてください

 自分は準硬式野球部は高校時代の青春の延長のようなものであると思っています。先ほど言ったように高校時代はそんなに強くなかったので、部活動で青春を感じることがあまりできませんでした。準硬式野球部では大人数で毎日練習ができて、マネジャーやトレーナーがいて、グラウンドから出ても和気あいあいとしていて部活動の青春を味わうことができていると思います。

蛯原 上下関係がガチガチに厳しいわけではなく、優しい先輩がたくさんいらっしゃるので、野球を本気で取り組みながら、楽しんで活動できるという点が準硬式野球部の強みなのかなと思います。

――二人の今後の目標を教えてください

 自分の持ち味は打撃なので、その打撃でアピールしてリーグ戦のベンチ入りもそうですし、新人戦でレギュラーとして出場し、本塁打を打つことです。

蛯原 自分はまずは土台となる体を作って、100%の信頼を得られるような守備を目指したいです。また、シャープな打撃や確実に小技を決めるなど、打撃面でも技術を磨きたいです。

――最後に新入生にメッセージをお願いします

 自分をはじめとして、優しい先輩がたくさんいるので(笑)、迷っている人はまずは体験・見学に来て、準硬式野球部の熱い雰囲気を感じてくれればと思います。

蛯原 最初は「先輩怖そうだな」と思う人もいるかもしれませんが、皆さん優しく、楽しみつつも野球を本気でできる環境が準硬式野球部にはあります。ぜひ一緒に野球をやりましょう。

(取材・編集 星野有哉、写真 小山亜美氏)