強豪のカベ厚く・・・初戦敗退

柔道

 7階級でチームを編成し、大学日本一を争う全日本学生体重別団体優勝大会がことしも尼崎で開催された。早大からは男子が出場し、初戦で強豪・天理大と激突。0-5と強豪のカベに阻まれ、目標としていたベスト8入りは達成できなかった。

 早大の先鋒は熊田耕成(社4=神奈川・桐蔭学園)。互いに技を仕掛け合うも有効以上にはつながらず引き分けに終わる。次鋒の田中大勝(社2=青森北)が残り30秒で技ありを取られて優勢負けすると、五将・中将戦ではペースをつかみ切れず一本負けを喫してしまった。0-3で登場したのは三将・林孝樹主将(スポ4=富山・小杉)。「取らないといけない状況の中での試合だったが、実力不足の一言」と1分足らずで内股を決められ一本負け。副将の佐藤竜(スポ1=東京・修徳)が引き分けに持ち込むが大将戦でも一本負けを喫し、「最後の決めであったり気迫であったりで天理大が少し上をいっていて、その流れでワンサイド的な試合になってしまった」(林主将)と相手に一矢報いることはできなかった。

悔しげに畳を去る選手たち

 初戦敗退という結果で4年生にとって最後の公式戦を終えたが、「内容は伴わなかったが、これまで取り組んできたことに対してはある程度良かったかなと思っている」(林主将)と前向きな言葉も聞かれた。現体制で臨む試合としては、いよいよ3週間後に控える早慶対抗戦(早慶戦)を残すのみ。「もう一度チーム一丸となって団結して、早慶戦に絶対に勝てるように練習を頑張っていきたい」(林主将)。意地と誇りを懸け、宿敵を倒してみせる。

(記事、写真 熊木玲佳)

結果

1回戦 早大0-5天理大

コメント

林孝樹主将(スポ4=富山・小杉)

――初戦から天理大と当たりましたが、チームの皆さんにはどのようなお話をされていましたか

初戦から天理という強豪校と対戦するにあたり、1点の重みというのはすごく重要になってくると。各自役割をしっかり考えながら試合をするようにと話しました。

――ご自身には3敗で出番が回ってきました

取らないといけないという状況の中での試合でしたが、実力不足でああいうかたちになってしまいました。

――ご自身の試合を改めて振り返って

実力不足の一言ですね。

――きょうの7試合をどう振り返りますか

みんな頑張ったとは思ったのですが、試合の流れが天理にいってしまったのかなと。最後の決めというところであったり、気迫という部分であったりでも天理大が少し上をいっていて、その流れで、少しワンサイド的な試合になってしまったのかなと思います。

――初戦で天理大に0-5という結果に終わりましたが、どう捉えていらっしゃいますか

みんな補欠選手も含めて声を出し合いながら戦えていたと思うので、悔しいですし結果には満足していませんが、これまで取り組んできたことに対してはある程度良かったかなと思っています。内容は伴いませんでしたが。

――最後の公式戦が終わり、いよいよ早慶対抗戦(早慶戦)を残すのみとなりました

今回こういう結果に終わってしまったので、本当にもう一度チーム一丸となって団結して、3週間後の早慶戦に絶対に勝てるように練習を頑張っていきたいなと思います。