【特集】稲穂祭・早慶戦直前特集 『伝統ある勝利はわがもの』【第1回】間垣皓介旗手兼新人監督×永井武尊リーダー会計責任者兼広報責任者

応援

 第1回は旗手兼新人監督の間垣皓介(スポ4=宮城・仙台一)。リーダー会計責任者と応援企画部門の責任者を務める永井武尊(文4=熊本・済々黌)のお二人にお話を伺った。最後の野球応援の季節を迎えた2人に、これまでの4年間を振り返っていただき、最後の稲穂祭、早慶戦に懸ける思いを語っていただいた。

※この取材は10月16日に行われたものです。

「改めて応援って楽しいなということをひしひしと感じます。」(間垣)

質問に答える間垣

――始めに、他己紹介をお願いします

永井  現在、早稲田大学応援部で旗手と新人監督を務めている間垣です。自分が間垣とこれまで過ごしてきて、いいなと思ったのは自分がやると決めたところに熱中して、誰よりも熱く打ち込めるというところがいいなと感じていますし、本気でやると決めたところに妥協なく臨む姿勢は見習っていく必要があるなと思います。

間垣  4年生の永井君です。彼はリーダーの会計責任者として会計を管轄しています。お金にはすごく厳しく、二言目にはお金の話が出てきます(笑)。そういった感じなので、お金などシビアなことには真剣に取り組んでくれるので、信頼をして僕らも部活に臨める環境を作ってくれます。だから彼の存在は大きいです。

――この一年間の応援活動を振り返っていかがでしょうか

永井  一番の変化といえば、マスクを外せるようになったことや場内応援ができるようになったというところで、今年一年で一番大きく変わって我々も一番意識していたのは観客に対するアプローチだったかなという風に思います。最初は経験していない人が多いし、自分たちも全然経験できていない中だったので観客に対する盛り上げであったり、その部で試合に出ていない人たちへのアプローチがうまくいってなかったなというのがあるのですが、そこは下級生の時に応援企画補佐が中心となって、場内応援の在り方を示してくれたおかげで、コロナ以前とまでは言わないですけど、観客に対するアプローチという応援部としての真髄の部分がこの一年かけて、少しずつ成長していけたかなと思います。

間垣 4年生になって感じたこととして、下級生の時はやらなければいけないことにいっぱいになるというちょっとやらされている感があって、義務感があったのですが、一番上の学年になってそういった義務感が消えて改めて応援って楽しいなということをひしひしと感じます。

――この一年間で印象的な出来事はありましたか

永井  箱根(東京箱根間往復大学駅伝)は印象に残っていますね。もちろん野球応援なども毎試合毎試合印象に残っているのですが、自分は箱根駅伝の応援が印象に残っています。これまで自分たちが関わってきたOBの方々が箱根駅伝の応援をできない中で自分たちはいかせてもらえたというそのことについて、すごく申し訳なさもありつつも、3年間の4年生の思いを背負って応援しようという思いで応援を構築したというのが一つあって。もう一つの理由は、1週間くらいしか準備期間がなくて、その中でどうにか一つ新体制でやり切れた。そういった安心感と下級生があの1週間でめちゃくちゃ不安だったけど完成させてくれたことに感動して印象に残っています。

間垣  私は夏季合宿が一番印象に残っていて旗手と新人監督をやっていて、夏合宿で新人が成長したなと思って印象に残っています。

――今年度は『一丸』という全体目標のもと活動されていたと思います。今年度の応援活動で一番『一丸』を感じたシーンは何でしょうか

間垣  下級生の当番が『一丸』という言葉を使うことが多かったです。例年、年間目標をわざわざ下級生が練習や応援で打ち出すことはないのですが、みんなしっかり意識しているんだなと感じて、考え方それ自体が一つになってきているんだなと思いました。野球応援中に8回や9回に永田(永田新代表委員主将、教4=静岡・掛川西)が指揮台に立つのですが、その時に永田は特に面白いことを言うわけでもなく、気の利いた事を言うわけでもないのですが、あいつの学注(学生注目)はみんな聞き入っているというか、すごく、まとまっているなと感じてみんながまとまっているなと感じます。

永井  永田が『一丸』という言葉を常に言ってくれているおかげで、同じ一つの方向を向くという点で全員が一つのものに対して向き合えるという環境になっているということを感じますね。

間垣  応企(応援企画部門)とかで感じないの?『一丸』を

永井  試合前に3パート4学年集まる全体集合をやるのですが、その時に全体集合は4年生が参加するのですが、その前に下級生が集まっていて、その時に今年の秋3パートの当番の話をしていて、パートごとに分離せずに、まとまるというのを意識しているのかなと感じます。昨日(法大2回戦)もそれは思いました。これまではリーダーだけみたいなリーダーが突っ走るみたいなことが多かったのですが、今年の秋は3パート当番が足並みをそろえて、3パート下級生がしっかり足並みをそろえてついていくという流れができているところに『一丸』を感じます。

――今年度から応援席が復活しました。大学入学以来、初めての応援席での応援であったと思いますが、そちらに関してはいかがでしょうか

間垣  内野に戻ってきて、場内、場外が楽しいなと感じます。お客さんと話したりできるのが違うなと思いました。ほかの競技ではそれができていた部もあったのですが、野球で出来たらどれだけ楽しいだろうとは思っていたので、場内、場外で観客の方と話せて楽しいなと思いました。

永井  応援企画部門の観点からみると、すごくやりがいはあるけど難しくて考えることが増えたなと感じました。

間垣  あー、確かに確かに!

永井  これまで内野席ではなく外野席で応援していた時は部員ができることだけを考えていたので応援企画の部分からするとシンプルだった。今年からは内野応援が復活したので、部員が分かっても観客がわからないみたいなことがあるので、全く応援の仕方がわからない観客でも分かるように説明をするというより複数の観点が必要になったという難しさはありました。観客を巻き込むという難しさがありつつも、やりがいを感じました。

間垣  それで一つ思い出したけど、学注(学生注目)ですね。外野席での応援で、部員に向けた学注だと持っているネタがあるけど、一般の観客にも伝わるようなネタで、みんなの士気を上げるような学注をするってなると結構考えますね。自分たちが下級生のころに指揮台に立たせてもらった学注は勢いで何とかなる部分があったのですが内野だと、内容の良しあしがはっきり出るので難しいし楽しいところだなと思います。自分は学注好きなので。

――春のリーグ戦(東京六大学春季リーグ戦)を振り返っていかがでしたか

間垣  春のリーグ戦は、部内をまとめるのが難しかったのではないかなと思います。自分はそういう立場ではなかったのですが、主将、副将は部全体を見て、応援全体のことを考える必要があるので、うまくいかないところもあったと思います。そういった点で春は難しいなと思いました。あと最初指揮台に立っていた時は浮足立っていたところがありましたね。嬉しさはありましたが結構緊張しました。

永井  春は一言で言ってしまうとうまくいったと感じる部分が一つもなかったなと思いました。応援企画部門として自分がどうしたいのかということを明確に決めていなかったし、ただ優勝したいと漠然と考えていたのですがいろいろ考える中で、「今やっている応援が部員や観客にとって楽しいのかな」と。春の応援はその部分に自信がなくて、「今この場で使った応援曲は正しかったのかな」と悩むことばっかりで、春は納得できる応援を作り出せなかったという申し訳なさはあったなと思います。

――夏季合宿では主にどのようなことを意識して取り組みましたか

間垣  旗手としては下級生が旗を大事に扱うかというところと、旗手として自分が一番感じたのは下級生のことを考えるのもそうなのですが、自分が旗をしっかり持てないといけないなと感じているので、ご飯をたくさん食べようと心がけていました。新人監督としては、夏合宿はめちゃくちゃ厳しいものになるけど、乗り越えたら本当に自信になると確信していたので、新人がやり切れるように新人の様子を見ながらということは意識していました。ただただやるだけでなく、一歩自分がセーブしていた部分を突破できるように。そういった新人に育てたいなと思って練習では厳しくしたし、練習外ではしっかり様子を見るようにしていました。

永井  自分は応援企画の人間だったので、何だかんだ総合練習の出来にこだわっていた部分があって、リーダーしかり、吹奏楽団しかり、チアリーダーしかり最後の総合練習でどういった感じにまとめてくるのかなというところを見ていたのですが、そういった部分が最終日の総合練習で発揮できていた部分が見られたので、3パートの仕上がり具合という点はいろいろ気にしていた中で、一人一人の応援に対する意識が上がったなと感じました。応援企画部門としてその点が一番の合宿のテーマだったし、勝ちにこだわるというところが見えたのが嬉しかったです。

「絶対早慶戦で全員が納得できる応援をします。」(永井)

質問に答える永井

――秋のリーグ戦応援はどのような思いで臨まれていますか

間垣  最後というのはあるのですが、逆にあまり意識していないですね。最後だからといった雰囲気を自分の中で作ってしまうのも不自然だと思うので。意識しているのは学注は面白く、旗は力強くというその2つを最後までやり通す。あとは新人が一回一回の応援で成長してくれればいいなと思います。あとは優勝パレードしたいですね。

永井   一試合一試合絶対勝たなきゃいけないという思いがあって、

間垣  (野球部には同期の) 島川選手(叶夢、スポ4=熊本・済々黌)もいるしな。

永井  島川選手もいるし、野球部に優勝してほしいという思いがあるのですがそれ以上に応援企画補佐をはじめ下級生に優勝っていう経験をさせたいという思いの一心でここまでやってきたと思います。

間垣  あの景色を見てほしいよね。

永井  絶対モチベーションが変わるし、自分が1年生の時秋リーグで優勝させてもらったから嬉しかったので、それを経験させたいと思います。

――秋のリーグ戦(東京六大学秋季リーグ戦)のここまで4カード振り返っていかがでしょうか

間垣  まだまだ力不足だと感じます。自分の回で、点が入るかどうかを意識してしまうのですが、それ以上に学注だったり、気迫の部分でまだまだ雰囲気をあげられるんじゃないかとか。旗も風で飛ばされそうになることは度々あったのでそこは悔しいと感じます。試合の勝敗に関しても野球部は一生懸命戦っているのでそこはどうこうとかなくて、でも明治に負けたのは悔しいです。

永井  まだ完成はしてないなと思います。応援自体は一つ一つ進化してきたと思いますけど、自分もまだ納得できていないしそれは多分応援部全体で思っていることだと思います。先に宣言にはなるのですが、絶対早慶戦で全員が納得できる応援をします。

――秋リーグで印象に残っているシーンは何ですか

間垣  インパクト大きいのは立教との1回戦だし、明治との1回戦も勝ったときはいけるんじゃないかと思ったし、一番印象に残っているのは星野(聖敬、政経3=東京・早大学院)が当番した東大との2回戦ですね。星野の当番がいい意味で印象に残っていて、気迫が溢れて頼もしいと思いました。3年生がだんだん頼もしくなってきて、まだ不安なところはあるけど間違わずに育ってくれてるんだなということを感じました。

永井  1つは東大2回戦の島川選手の逆転本塁打ですね。完全に、流れも悪い中であのひと振りで変えてくれた野球そして応援の醍醐味を感じられたいい試合だなと思いました。もう1つは明治との3回戦ですかね。一言でいうと、自分の至らなさを痛感したというか。あれだけ下級生がいいもの見せてくれて、応援席も本当に死ぬ気で勝ち点とるという流れを持ってきた中で1回まで9回まで攻撃回のサイン出しの全権を握っている自分が点を取らせられなかった。勝てなかったということが本当に申し訳なかったです。それがあったからこそ、立教戦、法政戦の臨み方が変わってきたかなと思います。

――早慶戦に向けて取り組んでいきたいことはありますか

間垣  とにかく、学生集客。井原(井原遥斗学生動員対策責任者兼稲穂祭実行委員長、教4=埼玉・熊谷)が責任者やっているけど人を呼びたいです。今年は早稲田祭と被ってないから、ぜひ来てほしいですね。後は下級生に自分が指揮台に立っている姿は見てもらえるのは最後なので自分が伝えたいものをすべてぶつけたい。下級生に残せるものは残したい。そこは結構思っています。

永井  勝たないといけない。それだけですね。間垣が言ってくれたことと重なるのですが、最後自分がやってきたことを残したい。出来ればいい経験を残したい。そのために一番今までで楽しいと思えるような応援を作れるように取り組んでいます。

――間垣さんにお伺いします、新人監督、旗手としての一年、それぞれ振り返っていかがでしょうか

間垣   旗手はずっとやりたかった役職だったのでやれたということはすごく嬉しいのですが、力不足を感じるし、下級生を見ていても甘いなと感じます。最後自分がしっかり姿を見せるというのもそうだし、下級生に旗を大事に扱うという意識を高めたいと思います。新人監督としては、新人に恵まれたと思います。この代の新人監督をやれてよかったですね。

「周りの人に恵まれて、応援企画責任者でよかった」(永井)

応援企画責任者としても活躍した永井

――永井さんにお伺いします。応援企画部門責任者としての一年を振り返っていかがでしょうか

永井   僕は応援企画補佐と同じ小野(小野泰助副将 兼リーダー練習責任者、文4=群馬・沼田)と大堀(大堀蘭乃音チアリーダーズ総務兼 応援企画責任者、社4=東京・早実)と平賀(平賀小絢応援企画責任者兼広報責任者、スポ4=東京・成蹊)に恵まれたなと思います。自分は至らないところがいっぱいあって、早慶戦でも春、みんな応援企画補佐頑張ってくれたのに勝たせられなくて、秋も明治戦勝ちたいって 自分がやってきて下級生も勝つために準備してくれたのに、自分が勝たせられなくて。それでもやっぱり他の責任者がいろいろな部分で支えてくれて、応援企画補佐も自分たちが回らない所まで詰めていいもの持ってきてくれて、自分は何にもいいものを見せてないと思うのですが周りの人に恵まれて、そういった意味で応援企画責任者でよかったなと思います。

間垣  まだ優勝してないぞ(笑)。『A.R.E』のインタビューみたいだったよ。

永井  だからこそ、他の同期3人の責任者と前期後期の応援企画補佐には感謝しかないです。「ありがとう」しかないです。

――早慶戦での応援で注目してほしい点があれば教えてください

間垣  学注。ハードル上げに行ったよね俺(笑)。

永井  めっちゃ上がった(笑)。

間垣   後は、応援ではないかもしれないですが、旗ですね。エール交換中など私の最後の勇志を見てください

永井   一塁側、内外の応援席全体を見てほしいです。もちろん2つに分かれますけどそこ2つがまとまって早稲田の圧倒的な応援を作れるようにするので、ぜひ内野だけ外野だけでなくて、そこ2つのまとまった応援をぜひ見ていただければと思います。

――下級生の取り組みについてはどのように感じていますか

間垣  自分の部門の補佐の3年生はみんな頑張ってくれていると思う。リーダー新人監督補佐を今植木(植木建開、人3=愛知・千種)がやってるけど、すごい苦労しているけど、すごい頑張っていると思う。旗手補佐はがんばってはいるけどまだまだ足りないなと思う。まだまだ頑張ってほしいですね。

永井  自分は会計は自分と補佐でやることが違うので、あまり見れてないと思いますが、もちろん自分たちが求めているレベルは結構高いと思うので、3パート3年生であったり2年生新人がそのレベルに来るのはもう少しかなと思うのですが、それでもやっぱり応援であったりいろんな一つ一つの活動に向き合ってくれて、下級生に支えられていることは感じているので、今の下級生でよかったと思います。

――下級生に期待したいことは何ですか

間垣  気迫ですね。俺らをびっくりさせるような気迫を見せてほしいですね。星野とか結構びっくりさせてくれる。3年生みんなそうなんですけど、新人監督補佐の横田(横田圭祐、人3=東京・成蹊)とか植木もだし、そういうのに期待したいですね。

永井  パートの垣根を越えたものを見せてほしいです。リーダーだから、吹奏楽団だからチアだからみたいにパートの動きにとどまるんじゃなくて、「リーダーだけどこういう風に笑顔作れるよ」だったり、そういう所を自分のパートだけにとどまらず、出来ることを増やしてほしいなと思います。

――入学当初、コロナ禍に見舞われました。コロナ禍を振り返っていかがでしたか

間垣  逆に、目移りするものがなかったから応援部を続けてこられたと思っています。今見るとサークルとか楽しそうだし、あれもこれもいいなと思うものが多いので、僕らも応援部のために東京に来て部活を辞めたら東京にいる意味がないので。授業もオンラインだったし。そういった意味で集中することができてよかったと思います。だから今の新人はそういう意味ですごいなと思います。

永井   最初のころは、悩むことが多くて、もちろん応援部がなければ大学来ることがないので、その点ではつながりもできてよかったのですが、最初のころは野球応援終わった後は何のために練習しているのか分からない時があって、他の競技も応援できないし応援部として活動したいものができているのかっていう悩みがあって早慶戦が終わった後は悩んでいました。それでもただひたすらついていかないという一心で活動しました。だからこそ同期がいてよかったなと思います。いなかったら辞めていると思うし、このメンバーが同期だったから続けてこられたと思います。

――4年間で印象に残っている瞬間を教えてください

永井  下級生時代に印象に残っているのが2つあって、1つ目は秋早慶(2020年度秋季リーグ戦)で優勝させてもらえたこと。2つ目が本当に強く印象に残っていて、逆に秋早慶(2021年度秋季リーグ戦)で勝てば優勝できたのに、点とれなくて優勝をとられてしまった。この2つがすごく強く印象に残っていますね。勝ったいい思い出もあり、負けた凄く悔しい思い出もあって、でもこの2つで「自分、大学入ってもここまで喜べたり、悔しがったりできるんだ」っていうのを認識できた出来事ですね。2年生の時の秋早慶2回戦の引き分けは俺多分人生で一番悔しい思いした気がする。

間垣  1年生の3月あたりの春合宿代替練習ですね。応援部の中でも新人ではないけど部員でもないみたいな時期があってその時に太鼓の練習や旗の練習、場内の練習だったり、すべての練習を一気にまとめてレベルアップしようっていう期間があって。その時に機材当番っていうのをやっていてそれがめちゃくちゃきつかった。準備をしているのにもう1人の機材当番が動かなくて(笑)。途中からはむしろ自分より頑張ってくれたけど。それがひたすらきつかったですね。最後、総合練習で一番頑張らないといけなくて、それをやり切ったのが印象に残っていて。それとその代替練習の中でめちゃくちゃきつい練習があって。過去に類を見なかったな、あれは。5時間拍手をし続けて、ひたすら拍手をしていた。それが一番印象に残っている。でもそれを乗り越えて、大体の練習は敵じゃねえって思えるようになった。

「技術、実力を大事にしている」(間垣)

旗手としても活躍する間垣

――4年間の応援活動で培われたこだわりのようなものがあれば教えてください

間垣  下級生のころは考える余裕もなくやっていたから、4年生になってなんとなく生まれてきたのですが、自分は技術、実力というところを大事にしていて、体力であったり旗を持つ力だったり、あとは学注が面白いものを出せるかだったり、そういうものが実力、技術だと思っていて大事にしています。技術じゃなくて気迫だったり、雰囲気は主将とかは見ると気迫がすごくて頼もしいって感じ。そこはまだ自分には足りないと思いますが実力というところはこだわっています。

永井  応援っていうのは「勝ちにこだわる」。勝負事に対することは誰よりもこだわるようになったなと思います。下級生のころは一試合一試合でいい応援ができたかどうか、いい応援って何だろうなってがむしゃらにやっていく中で感じたのが、「勝たせないとダメだな」っていうことをすごく意識して、感じるようになって。4年生になって誰よりも勝たせたいという思いが強い自信がありますし、応援が最終的に試合の勝敗を影響させるくらいにもっていかないといけないっていうそういった部分で下級生にも自分が持っているこだわりを感じてほしいなと思います。

――稲穂祭への意気込みをお願いします

間垣   頑張ります!

永井 魅せます!この段階で慶應に「勝てないな」と思わせるような応援を魅せます。

――最後に早慶戦への意気込みを力強くお願いします

間垣 頑張ります!頑張るしかないですね。

永井 先に言います。優勝します!自分たちが早慶戦勝ってリーグ戦を獲ります。

――ありがとうございました!

(取材・編集、写真 橋本聖)

◆間垣皓介(まがき・こうすけ)(※写真右)

宮城・仙台一高出身。スポーツ科学部4年。役職は旗手兼新人監督。好きな応援歌は『Viva Waseda』。座右の銘は『不撓不屈』でどんな状況でも投げ出さずに取り組む間垣旗手兼新人監督にピッタリな言葉です!

 

◆永井武尊(ながい・たける)

熊本・済々黌高出身。文学部4年。役職はリーダー会計責任者兼広報責任者。好きな応援歌は『いざ青春の生命のしるし』。オフによく行っていることは漫画を読むことで最近は『ダイヤのA』を読んでいるそうです!