神宮に『紺碧の空』鳴り響く

応援

 2カード消化していまだに勝ち点のない早大野球部。前日の1回戦では快勝しており、この日も白星を挙げ、勝ち点を奪取したいと応援部も気合が入っていた。

  まさに『紺碧の空』のもと行われた、東大2回戦。試合開始前には早大応援部のマスコットキャラクターである、わーおくんが登場し注目を浴びていた。試合が始まると初回から得点が入り一気に盛り上がりを見せる。しかし直後の2回表で柳澤一輝(スポ4=広島・広陵)が新堀千隼(東大)に本塁打を放たれてしまう。その後の打者にも安打が出てしまい応援席には暗雲が立ち込めた。応援部はすぐさま『ダイナマイトマーチ』でエールを送ると、柳澤は息を吹き返し後続を断つことに成功。柳澤の奮闘に応援席からは惜しみない拍手が送られた。

気迫を見せる田路進太郎新人監督(商4=兵庫・淳心学院)

 今回の試合では早大打線がつながり大量得点をする場面が多くみられた。応援席で特に盛り上がったのは、3回の攻撃だ。岡大起(社4=東京・早実)、福岡高輝(スポ2=埼玉・川越東)が四球で出塁すると打席には加藤雅樹(社2=東京・早実)。すかさずセンターステージでは『コンバットマーチ』を披露し、加藤にエールを送る。すると加藤が二塁打を放ち得点、応援席の観客は4番の復活に大いに沸いた。その後も岸本朋也(スポ3=大阪・関大北陽)の二塁打などで得点を重ねると観客のボルテージは最高潮に。観客全員が肩を組み合い『紺碧の空』を合唱し、早大打線の健闘をたたえた。

ポーズを決めるチアリーダーズ

 試合は10-1で快勝。念願の勝ち点も獲得し、リーグ戦後半に向けていいリスタートを切ることができた。「今までの2カードで出なかった分、『紺碧の空』を皆さんに歌っていただいてよかった」と櫻井康裕代表委員主将(社4=群馬・中央中教校)は振り返る。この勢いに乗って上位でリーグ戦を終えられるか、応援部は最後まで応援し続ける。

(記事、写真 平松史帆)

コメント

櫻井康裕代表委員主将(社4=群馬・中央中教校)

――きょうの応援を振り返っていかがでしたか

 全体としてはよかったと思います

――印象に残ったシーンや、それに合わせた応援など具体的にありましたか

 きょうに関しては一方的な展開が多かったので、攻撃が長く続いて。『紺碧の空』が流れるシーンが多くて私としては今までの2カードで出なかった分東大戦で『紺碧の空』を皆さんに歌っていただいて良かったと思います。特に前半と中盤は毎回のように『コンバットマーチ』が流れてお客さんもノリに乗ったので、メンバーが変わる前の前半から中盤にかけて盛り上がって良かったと思います。

――勝ち点をやっと取れましたがいかがでしたか

 慶大がギリギリ勝ち点を取って一試合取られて、負けそうになったので慶大の応援指導部の人にも「東大は強いから気をつけた方がいいよ」と言われていたので東大だからといって油断しないようにと部員全員に呼びかけて気合いを入れて応援するようにと言いました。

――来週は法大戦、その後に早慶戦と続きますが意気込みをお願いします

 この東大戦で2連勝できたので今までくすぶっていた早大打線も、投手も勢いがついてきたので、この勢いのまま法大、慶大戦全てで勝って、上位に食い込めればと思います。

――学生に向けてメッセージをお願いします

 試合後に絶対に校歌を先に歌えるように、皆さんで大きな声援を選手に送りましょう!