勝利への執念実らず… 正念場でまたも宿敵に敗北 

女子ラクロス
前半 後半
早大
慶大
▽得点者
岩田2、永廣

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)のブロック戦最終節。早大は5月の早慶定期戦(早慶戦)で惜敗した宿敵・慶大と対戦した。この試合は勝利すれば2年連続の関東ファイナル4(ファイナル4)進出が決まり、敗れればブロック戦敗退の可能性が高まるという、早大の進退を左右する重要な一戦。慶大に勝利して自力でファイナル4進出を決めるため、さらには今度こそ慶大を打ち負かし春の定期戦での雪辱を果たすために絶対に負けられないという一心で試合に臨んだ早大であったが、現実は厳しいものであった。先制点こそ早大が奪ったが、その後は連続失点を許し、ビハインドの展開が続く。そして慶大の背中を捉えることができないまま3-5でゲームセット。早大のファイナル4進出は、同ブロックの東海大対東学大の試合結果に委ねられることとなった。

 高身長選手が多くそろう慶大にドローを奪われ慶大オフェンスで試合が始まると、早大は開始早々にディフェンス時のファールで相手にフリーシュートを与えてしまう。しかし、ここはG志賀彩世(人4=大分舞鶴)のセーブでピンチを切り抜けた。すると今度は早大に好機が訪れる。前半8分にMF岩田菜央美(スポ4=神奈川大付)からパスを受けたMF永廣めぐみ(スポ3=米国・ラファイエット)のショットが成功。貴重な先制点を決めた。その後は両校でクリアの失敗やクリア途中でのパスミスが目立ち、どちらも決定機を生み出せない。試合が動いたのは前半終盤。18分に相手のフリーシュートが決まると、その2分後にも相手のショットが成功。さらに前半終了間際にも失点し、流れは慶大に傾く。早大は波に乗り切れないまま1-3で前半を終えた。

慶大のフリーシュートをセーブする志賀

 得点を重ねていくしかない後半も、もどかしい展開が続いた。早大は、4分に「絶対に自分でやってやろう」と強い執念を見せた岩田のゴールで1点差に詰め寄る。しかしその後は早大にファールが重なりなかなか相手ゴールまで攻め入ることができず、後が続かない。逆に13分に自陣でのファールから相手にフリーシュートを与えてしまい、これが成功し2-4。得点後のドローはこの試合で初めて早大が制するが、グラウンドボールを相手に拾われ、残り10分に。このあたりから慶大が守りのポゼッションに入り始める。点差を詰めるために何とかボールを奪い早大であったが、相手のポゼッションを絶ち切ることができず、時間が刻一刻と過ぎていく。17分には早大のファールによる慶大のリスタートから失点し、2-5と点差を広げられてしまった。しかし、このまま終わるわけにはいかない早大は、直後のドローをスクープした岩田がそのまま相手DFに囲まれながらもゴールを決め、2点差に詰め寄る。残り時間も少なくなり、この得点を機に一気に差を詰めたいところであったが、クリアを運びきれずにボールを奪われるなど、チャンスを作り出すことができず。慶大のパス回しに翻弄(ほんろう)されて相手陣に攻め入ることもままならないまま時間だけが過ぎていく。そして反撃の糸口をつくることもできないまま、無情にも試合終了のホイッスルがピッチに響き渡った。またしても慶大を撃破することはできず、3-5で無念の敗戦となった。

後半2得点を決めた岩田

 フィジカルで優る相手に対して、決して力負けしていたわけではなかった。両校ともに細かなミスはあり、どちらも完璧なプレーができていたとは言い難い。また慶大への対策も入念に行ってきた。しかし、「弱みや苦手な部分が出てしまった」とDF細見千明主将(文構4=千葉・昭和学院秀英)が話すように、ドロー・グラウンドボール・クリアなど以前から課題であった部分をつぶし切れないまま試合で露呈してしまい、自分たちの流れを引き寄せることができなかった点が主な敗因の1つであろう。練習してきたことを本番で出し切ることの難しさを痛感した試合となった。この敗戦によって早大のファイナル4進出は厳しくなったが、まだ『日本一』への夢が完全に立たれたわけではない。東学大が東海大に勝利すれば、早大はファイナル4に進出することができる。そのため、「まだ諦めずに頑張っていく」とのMF原ひかり(人4=東京・成蹊)の言葉通り、下を向いている暇はない。ファイナル4への残された可能性を信じ、エンジの戦士たちは走り続ける。

(記事 小川由梨香、写真 岡田静穂、石井尚紀、加藤千咲、村上萌々子)

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コメント

伊藤健人女子部アシスタントコーチ(平4社卒)

――3-5で試合を終えた今の気持ちを教えてください

関東ファイナル4が懸かっていた以前に慶大に勝ちたかったです。慶大もうちもお互いにミスをしていたのですが、グラウンドボールやドローが取れなかったことが一番大きかったです。あとはクリアの部分ですね。試合前にも言ってたんですけど、そこが勝負の分かれ目でした。

――前半先制したのは早大でした

どちらが先制してもおかしくない展開でした。それでもさっき言ったようなグラウンドボール、クリア、ドローの部分でミスが多かったです。そこが最後まで響いたのかなと思います。

――後半追い込まれている時間帯に何か話されたことはありますか

もう時間もなかったので、ボールをとったら不利な状態でもゴールを目指そうという話をしました。慶大のプレッシャーが強かったので、ボールを奪っても走って突破できず、後ろに戻してしまったり気持ちの弱さが出てしまったかなと思います。あそこでもっと前に運べていれば良かったです。

――関東ファイナル4は東学大と東海大の結果次第となりました

これに関しては学生スポーツでやってみないと分からないので、負けは負けでしっかり認めて練習して一週間信じて待ちたいと思います。練習だけでなく気持ちの部分でもきょうで終わりではなく、次もあるという気持ちを持ち続けてほしいです。

――リーグ戦5試合を終えた感想をお願いします

リーグ戦はミスしたチームが負けるんですけど、東海戦もそうで最後の詰めの甘さが見られたと思います。ファイナル4まで生き残ったら選手にそこを認識してほしいと思います。

DF細見千明主将(文構4=千葉・昭和学院秀英)

――慶大に敗れた今の気持ちを教えてください

本当に悔しいの一言ですね。

――試合全体を振り返っていかがですか

ディフェンスやアタックができていないわけではなかったのですが、最終的にワセダの弱みであるグラウンドボールや苦手なクリアの部分が出てしまい負けてしまいました。

――前半から先制するも追い掛ける展開となりました

ワセダはスロースタートな部分があって、それでも二点差しか開いていなかったので、落ち着いていこうという話をしました。そんなに焦ったりはしていなかったです。

――後半に入ってワセダが点を取ってもビハインドが続きました。その中で主将としてチームをどのように鼓舞されていましたか

自分の中ではいつも通りの力を出せば勝ち切れるという自信があって。今まで練習でやってきたことを出し切ろうという話をしました。

――リーグ戦5試合を終えた感想をお願いします

東海大戦で引き分けてしまった部分やきょう負けてしまった部分はワセダの弱いところが出てしまったことでもあるので、悔しいです。本当に悔しいの一言に尽きます。

――主将としてきょうまでチームを引っ張ってこられたと思います

チーム全体として、自由奔放な四年生だったにもかかわらず、下級生は付いてきてくれて、支えてくれました。まだ終わりか分からないんですけど、ここまでこれて良かったです。

――まだ終わっていないとは思うのですが、これまでの経験を経て後輩に伝えたいことはありますか

先ほども言ったように四年生は自由奔放な代できついことも言ったりしたんですけど、それにも応えてくれて。三年生はみんなで頑張ろうということをしっかり言える代なので、そういう学年の強みを生かしてワセダらしくやっていってほしいです。

――最後に今後に向けて一言お願いします

本当にまだ終わったわけではないので、東海大と東学大の試合までしっかり気持ちを入れて途切れることなく練習して結果を待ちたいです。

AT中川真菜副将(スポ4=大阪・茨木)

――きょうの試合は関東学生リーグ戦の最終戦で、相手が慶大でしたが、どのような意気込みで臨まれましたか

ファイナル4に行くためにも勝たなくてはいけないという思いがあったんですけど、それ以上に絶対に負けたくない相手だったので、何が何でも勝ちたいという思いで臨みました。

――3-5という結果になりましたが、今の気持ちを聞かせてください

不完全燃焼という感じです。

――前半は先制をしましたが、1-3で折り返すことになりました

1点を取った時にポゼッションを長くできたので、そこでもう1点取りたかったのですが、大事にいきすぎてしまった部分があって、なかなか1点が遠く、2点、3点取られてしまったのが痛かったと思います。

――ハーフタイムにチームで何か話しましたか

ビハインドの可能性もしっかりと考えていたので、ここから盛り返せるということを皆で確認して、また気持ちを改めて挑もうと話しました。

――今回敗れてしまった原因はどこにあると思いますか

大きいミスというより小さいミスが続いてしまったことです。

――副将として今までチームを引っ張ってこられたと思います

大人数のチームを引っ張るということは思っていた以上に難しく、苦しいこともたくさんありましたが、自分が引っ張ったというよりは支えてもらったことが多かったので、仲間に感謝したいです。

――最後に後輩の方々にメッセージをいただけますか

今シーズンが終わったわけではないですが、一緒に戦ってきて本当に頼もしい後輩ばかりだと思ったので、こういう悔しい思いはしてほしくないと思います。

MF原ひかり(人4=東京・成蹊)

――慶大との大事な一戦でしたが、どのような気持ちで臨まれましたか

宿敵であり、この前の早慶戦では負けていたので、勝たなくてはいけないという気持ちで臨みました。

――試合を振り返って、前半はどのような試合内容でしたか

全体的に緊張感がすごくあって、みんないつもより固かったかなという感じがした印象です。

――後半はいかがですか

ビハインドで折り返して攻めなくてはいけなかったのですが、ゲームをコントロールしすぎて、攻めの部分で保守的になってしまったところが多かったと思うので、そこはもう少し攻めて良かったのかなと今は後悔しています。

――ビハインドのときはどのような気持ちで戦いましたか

負ける気はしていなくて、絶対に追い越せると思っていたので、気持ちの部分では負けていなかったかなと思います。

――試合を終えた今の気持ちはいかがですか

いろんな人の気持ちを背負って戦って、責任というのがすごくあったと思うのですが、負けてしまってその責任を果たせなかったのがすごく申し訳ない気持ちです。

――リーグ戦5試合を終えての感想はいかがですか

リーグを通して、自分自身でももう少しできたことが多かったと思います。また、今の気持ちとしては、試合に出るということをいろんな人に託してもらったので、もう少し貢献できたのではないかと思っています。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

まだ決まってないので、次の東海大と東学大の試合まではとりあえず私たちについてきてほしいというのと、まだ諦めずに頑張っていこうと思うので一緒にやっていきたいなと思います。

AT平野薫(国教4=神奈川・桐蔭学園)

――きょうの結果について、率直な気持ちを聞かせてください

すごく勝ちたい試合で、ファイナル4に向けて、日本一に向けて、絶対に落としてはいけないということを自分でも分かっていましたし、ワセダはそれとは別で早慶戦で1点差で負けている相手だったので、絶対に勝ちたいという気持ちで挑んだ試合でした。負けたのはすごく大きな穴になりました。

――先制をしましたが、ビハインドな展開が続きました

きょうは審判さんに比較的ファウルもしっかり吹けてもらえていたので、それを利用して慶大を精神的に追い込んで、自分たちが有利になるようにしようという攻撃を続けていましたが、1個1個の小さな、いつもやらないようなミスが、きょうこの相手に出てしまって。全部チャンスに持っていかれて、相手もしっかりそこを拾ってきたというところで、ワセダは慶大には一歩及ばずという試合展開になりました。

――長身の選手が多い慶大相手にグラウンドボールやドローで苦労しました

長身で、大柄な選手が多いということは事前に分かっていたので、ワセダがそれに対してどのように戦っていけばいいのかというのをしっかりと練習してきたはずでしたが、やはり慶大はその長身や体格がある中、勝負強さもしっかりと発揮してきたので、そこは練習が足りなかったり、日々の練習を見直さなければならなかったり、試合慣れという点で緊張などで自分たちのペースに持っていけなかったりしたことが反省点です。

――関東学生リーグ戦の5試合を振り返っていかがですか

きょうの試合は置いておいて、1試合1試合何か新しくワセダとして得るものがあり、このチームが始動してから、良くなったり、上手くなったり、改善したりするところがいっぱい見れて、それは4年生だけではなく、チーム全体の後輩からも成長などが自分自身の目で見ることができた5試合でした。良くないところがきょう出てしまいましたが、もし運が良ければ、東学大が東海大に勝ってくれると信じているので、そのチャンスを生かしてファイナル4で戦いたいなと思います。

――最後に後輩の選手たちに伝えたいことはありますか

まず、ボールを後ろへ返さずに前へ進めということをきょうの試合で1番感じていて。相手から上手く取り返しマイボールにしたとき、怖いため前に進みたくないという気持ちが少しあると、気持ちから負けてしまうということを、客観的に見て分かりました。自分もたくさん2年生や3年生の時にすぐに先輩方に返していたので、そこはAチームで試合に出ていることに自信を持って、前に突破していってほしいなと思います。

DF池川萌(人4=大阪・大手前)

――試合を終えた今の率直な気持ちを教えていただけますか

四年生がしっかりしないといけない中で私がミスをしてしまい申し訳ない気持ちです。

――きょうの慶大の印象というのはいかがでしたか

試合に入る前から言ってたんですけど、勝てる相手だったと思います。自分たちのミスで負けてしまったんですけど、しっかり戦える相手だったと思います。

――これでリーグ戦5試合を終えた思います

リーグ戦を通してすごく成長したなと思っています。個人の技術もそうなんですけど、組織として戦えていたなと感じていて。アタックもボールを回して攻めどころでしっかり攻められていましたし、ディフェンスも連携して守れていましたし、そこはワセダの強みだと思います。そこをしっかり伸ばしてこれたと思います。

――後輩に向けて一言お願いします

東学大の試合が終わるまではまだ続くので、日本一を目指す気持ちを持って一緒にやりたいです。

――今後に向けて一言お願いします

個人としてはきょうのプレーが最悪だったので、反省を生かしてもう一度チャンスをもらえるなら力を出せるように頑張ります。また、チーム全体としてもまだまだ成長できるので、他大を圧倒できるようにしたいです。

G志賀彩世(人4=大分舞鶴)

――きょうの慶大戦にはどのような意気込みで臨まれましたか

勝てばファイナル4が決まって、負ければ引退の可能性があるということで、4年生としてチームを引っ張っていく立場としても負けられない戦いだったので、絶対に何がなんでも勝つという意気込みで臨みました。

――5月の早慶定期戦(早慶戦)と比べて何か変化は感じられましたか

格段に違いましたね。今回の早慶戦で春の早慶戦の借りを返そうとみんなでかなり対策を練って臨んだ試合だったので、きょうはファイナル4に上がるためにただ勝つのではなくて、ワセダとしてはケイオーには絶対に負けられないという気持ちも持って臨みました。

――試合内容を振り返っていかがですか

オフェンスもディフェンスも悪い流れではなかったんですけど、ここぞという時に相手ボールになってしまって点が取れなかったなという印象です。そこを詰めて行こうとコーチからも言われていて、チームとしてもそれを目標にやってきていたので、そこを試合でちゃんとできるまであと一歩及んでいなかったのかなと思います。

――自分たちのミスや出し切れなかった部分があったのですね

そうですね。

――リーグ戦5戦を終えたいまの心境はいかがですか

あっという間だったなと感じています。9月に毎週試合があるような日程だったので、あっという間だったなというのが1番の感想なんですけど、次に進んで11月のファイナル4まで行きたい気持ちが強くて、(ブロック戦は)予選ということで勝ち上がるのが当たり前という思いで臨んでいたので、それをスパッと切られた感じで、今は何も考えられないですね。

――後輩の方に向けてのメッセージをいただけますか

ベンチに後輩もいっぱいいるのですが、私たちがこうやって予選で負けてしまった今回の悔しさを絶対にらいねんにぶつけてほしいなと思います。私たちも(東海大対東学大の結果次第で)まだ完全に終わったわけではないですが、らいねんに向けてという意味ではこの悔しさを忘れてほしくないなと思います。次は自分たちが日本一を獲るんだという強い気持ちで(リーグ戦に)臨んでほしいです。

MF大山咲里桜(人4=東京・国学院)

――きょうの慶大戦はどのような意気込みで臨まれましたか

ファイナル4に向けた大事な試合だったので、絶対に勝とうという気持ちで臨みました。

――緊張はされていましたか

していましたね。いつもは試合中にミスをしてしまっても大丈夫と思えていても、きょうはどうしようと焦る部分がありました。

――前半の試合内容についてはどのように感じられていますか

1点取った後もずっとボールを回していたんですけど、そうではなくてもっと攻め気を持ってどんどん1on1を仕掛けたり、中に入れたりとかをするプレーがなかったなと今になってすごく反省しています。1点取ったらその勢いに任せて2点、3点と取れるようなプレーがあったらもっと良かったかなと思っています。

――後半についてはいかがですか

課題としていたクリアを運ぶことができていなかったり、グラボ(グラウンドボール)を取り切れていなかったので、課題が課題のまま残っていたことが敗因の1つかなと感じています。

――課題をつぶし切れなかったのですね

そうですね。

――リーグ戦5戦を終えた感想を聞かせていただけますか

自分としては去年と比べてチームに貢献できていなかったのかなと思っていて。1試合も満足できる試合がなかったので、もう少しできたところがあったのかなと5試合を通して思いました。

――ことしは守備もやられていましたね

ポジションが変更になって、去年まではずっとATだったんですけど、ことしに入ってオフェンスもディフェンスもやるMFに変更になりました。

――ご自身としてはATとMFのどちらの方が合っていると思いますか

断然ATですね。ディフェンスはすごく難しくて大変でした(笑)。

――後輩の方に向けたメッセージをいただけますか

勝つことも大事ですけど、ラクロスを楽しむことを1番に考えてほしいなと思います。あとこの1年を通して、1つ何か武器を持つことも大切なんですけど、安定性があることが1番なのではないかなと感じました。安定性は努力で培えるものですし、ラクロスは努力次第で結果が表れやすいので、毎日努力してほしいなと思います。

MF岩田菜央美(スポ4=神奈川大付)

――慶大との大事な一戦でしたがどのような意気込みで臨まれましたか

この4年間、慶大はどの試合でもライバル的な存在だったので絶対に負けたくないという気持ちでした。

――試合を終えた今の気持ちを教えてください

通用したところはありましたし、すごく楽しかったという面では良かったと思いますが、ワセダの課題だったところの弱さが出てしまった試合だったので、そこが足りてなかったなという後悔があります。

――具体的にどのような課題ですか

ディフェンス自体はいいのですが、グラウンドボールを取りきれないことやクリアが課題でした。そこの部分が後半うまくいかなかったというのが大きいのかなと思います。

――前半を振り返ってみていかがですか

ポゼッション自体は結構できてたのですが、決定的なチャンスをモノにできなかったり緊張からか凡ミスしたりして、波をつかみきれなかったことが悔しいです。

――後半ビハインドの中で2得点決められましたが、ご自身1得点目を振り返っていかがですか

慶大は下の方のディフェンスが穴だと思ったので、前半からの修正点としてそこを狙いました。

――2得点目はいかがでしたか

タイムアウト中にどんどん打っていこう、負けているから打たないと勝てないという話があったので絶対自分でやってやろうと思ってやりました。

――リーグ戦全5試合を終えて今いかがですか

楽しかったのは楽しかったです。日本一を目指しているチームなので、東海大と東学大との試合結果次第では次があるので、それを願うのみです。最後まで練習を頑張っていきたいです。

――後輩の方へのメッセージをお願いします

この代が最強世代と言われ、下から上のチームにあげられて神的ポジションとして見られていたのですが、結局試合を通して1個下を中心とした後輩に助けられた部分がありました。なのでそれを強みにしてらいねんも、まだ終わったわけではないんですけど、これからの試合も頑張ってほしいなと思います