ことしも1年生による新人戦、ウインターステージが行われた。8月に行われたサマーステージでは決勝トーナメント1回戦敗退と満足のいく結果ではなかっただけに、リベンジをかけて戦った今大会。2週間前に行われた予選リーグを2連勝で突破し、決勝トーナメントに進出した。初戦となる青学大αとの接戦を制し、迎えた準決勝。サマーステージ優勝の強豪・東海大を相手に善戦するも逆転負けを喫し、3位決定戦に回った。立大αとの一戦では両者譲らぬ展開となり2-2と同点で試合が終了。サドンビクトリーでの決着にもつれ込んだ。結果は立大の4人目のシュートをG向山雛乃(スポ1=東京・小山台)が止め、早大の勝利。3位でウインターステージを終えた。
圧巻のショットで得点を重ねた永廣
「予選で反省したところを持ち込んでしまった」(細木咲帆学生コーチ、教4=埼玉・越谷北)。決勝トーナメント1回戦は厳しい試合となった。前半1分、ゴール左からAT山田美帆(社1=米国・サウスブランズウィック)のシュートが決まり1点を先制。さらに山田が1点を加え2-1で折り返す。しかし後半開始早々には1点を奪われ、2-2と追いつかれる。終盤はなかなか得点が入らず硬直した状態が続くが、ゴール左からMF永廣めぐみ(スポ1=米国・ラファイエット)のショットが決まると、そのリードを守り切りなんとか1回戦を突破した。続く2回戦は快勝し、準決勝では東海大との大一番に臨んだ。前半は永廣、山田と頼れるストライカーが1点ずつを決め2得点。一方のディフェンスもうまく機能しわずか1失点に抑える。後半に入ってもなお早大ペースで試合は進み、AT吉田なつ湖(スポ1=東京・明星学園)が追加点を挙げリードを広げた。だが「東海大の方がテクニックが上だった」(細木)と振り返るように、徐々にダウンボールを奪われる場面が増え、相手の攻撃の時間が多くなる。そのまま2点、3点とずるずる失点を重ね逆転負け。またしても優勝という目標を達成することはできなかった。
準決勝で敗れ、肩を落とす選手たち
優勝を目指し戦っていた1年生にとって、準決勝敗退は悔しい結果となった。それでも「4位は絶対に嫌だったので、絶対に勝利で終わるかたちにしたかった」(山田)。そう強く心に誓い、3位決定戦では立大αと対戦した。開始1分、山田が先制点を奪うも1点を返される。7分には永廣が自らもらったフリーシュートのチャンスを確実に決め、前半を2-1の1点リードで終えた。後半になると立大の攻撃が激しさを増し、容赦なく早大ゴールに襲い掛かる。向山のファインセーブなどで何度も危ない場面をしのいだが、後半7分にこらえきれずに失点。2-2の同点で試合終了となった。サドンビクトリーを前に、緊張感の漂うグラウンド。両校1人目が外すが、それ以降はお互い譲らない熱戦となる。勝負が決まったのは4人目。相手のフリーシュートを向山が止め見事勝利し、川勝組の最終戦を笑顔で締めくくった。
サドンビクトリーを制し、歓喜する選手
「試合の中でみんなが成長していく姿が見えた」(田代美生子学生コーチ、教4=東京・戸山)。今大会を通して、接戦をものにする勝負強さが見られた早大ラクロス部。サマーステージから4カ月、上級生に混じっての練習をこなす中で1人1人が成長した証でもある。いよいよ、次に控えるのは来年5月に行われる最後の新人戦となるあすなろカップ。「東海大に負けたときにすごく悔しくて、あすなろでは勝ってやるという気持ちにすごく燃えている」(永廣)。サマーステージ、ウインターステージで感じたこの悔しさをバネに、今度こそ優勝をつかみ取る。
(記事 久保田有紀、写真 桝田大暉、豊田光司、菅原拓人)
結果
予選
○6-0独協大・法大合同チーム(得点者:山田2、鈴木、永廣、村尾、吉田)
○4-3上智大(得点者:山田、永廣、太田)
1回戦
○3-2青学大α(得点者:山田2、永廣)
準々決勝
○6-0千葉大・淑徳大・神田外大合同チーム(得点者:永廣3、村尾、山田、丹生)
準決勝
●3-4東海大(得点者:山田、永廣、吉田)
3位決定戦
○2-2(サドンデス3-2)立大α(得点者:山田、永廣)
コメント
田代美生子学生コーチ(教4=東京・戸山)
――3位という結果になりましたが、ウインターステージを終えて率直な感想を教えてください
もちろん優勝を目指していたので3位という結果には悔しい気持ちがあります。ですが、最後の試合でサドンビクトリーになり、あそこまで粘って勝ち切れたことはうれしいです。
――あそこまでの接戦を制せたということは選手たちにとってプラスになりましたか
そうですね。いままでは自分たちが点を取られると落ち込んでしまって、追加点を取られてしまうことがありました。サマーステージで負けたことはそういうところも大きかったので、取られたら取り返してやるという本人たちの気迫が見えて良かったです。そういう気持ちを持ってこれからも頑張っていきます。
――1試合目の青学大αとの試合など接戦となる試合がありましたが、今大会総括していかがですか
1試合目は、予選もぎりぎりで勝ったのですが、その時の反省をあまり生かせない試合となってしまいました。後の試合がどうなってしまうのだろうと不安になりましたが、そこから試合を重ねていくごとに試合の中でみんなが成長していく姿が見えました。そのことがすごくうれしかったです。
――予選から決勝トーナメントまで時間があったと思いますが、どのように調整されてきまいたか
アタック面は基本的にはいままでやってきたことを確認して詰めていくという感じでした。 ディフェンス面は、予選前には間に合わなくてやれなかった、強い相手がいた時にそこにボールを入れないようにするやり方だとか、自分たちが負けている時に相手からボールを落とすために詰めていくやり方などを、2週間でできるようにやっていきました。
――いままで学生コーチを務められてきましたが、つらかったこと、うれしっことはありますかた
人前でしゃべったりするのが苦手で、みんなの前でしゃべったりするのも、頼りなさそうに見える時もあっただろうなと思います。どうやったらみんなにうまく教えてあげられるのかなと悩んだこともありました。ですが、1年生が私のことをコーチと呼んでついてきてくれて、大変なこともあったのですが、自分がラクロスをやりたいという気持ちよりもみんなが成長していくのを見られた方がうれしいと思えたことが本当にうれしかったです。コーチをできて良かったです。
――きょうで引退となりますが、四年間のラクロス生活を振り返っていかがですか
高校までも部活漬けだったので、本気でやれることをやりたいなと思ってラクロス部に入りました。最終的にこうなるとは思っていませんでしたし、山あり谷ありで悩むことがありました。ラクロスというスポーツができたことはうれしかったですし、この一年の経験も大事な経験になりました。濃い四年間だったなと思います。
――これからもラクロス部を引っ張っていく後輩に向けてお願いします
部活動は誰かに強制されてやるものではなくて、自分でやりたいなと思うものです。とにかく全力で楽しくやってほしいと思います。
細木咲帆学生コーチ(教4=埼玉・越谷北)
――サマーステージが終わってここまでどのような調整をしてきましたか
夏が終わって上級生との練習が多くて本当に1年生だけの練習はこの数週間のみで、1年生の練習というのは短期間だったんですけど、上級生と合流して基礎レベルの向上、戦術理解など先輩にもまれながら覚えてもらうという形をとっていました。
――予選を終えてきょうまでに修正したことはありますか
予選の2戦は、最初の試合はあんまり出ていない子を出して圧勝したんですが、2試合目については危なっかしい試合になってしまいました。実力差が大きいわけではなかったんですけど、自滅というかたちでよくない内容にしてしまったので自分たちが勝っているところでどう時間を稼ぐか、自分たちで自分たちをマネジメントするというところにフォーカスしてやりました。
――きょうの青学大α戦は接戦となりました
予選での反省を生かしてほしかったです。1点リードのところをボールを落ち着けてゆっくり回せていたんですけど、後半のところで1点リードしていたはずなのになぜかキープすればいいところを攻め急いで相手に取られたり、最後の最後で相手に取られることが多く、予選で反省したところをもちこんでしまったので、このままだと勝ち進むのは厳しいよと話をして次の試合に臨ませました。
――東海大戦を振り返ってお願いします
こちらが勝手に因縁のというか目標にしていた学校でもあるのでサマーで優勝もしていますし、何度か練習試合はしていて。ボロボロに負けた時もありますし勝った時もあるし何度も当たっていてお互いの攻め方も分かる中でどうやって点を取っていくかがカギでした。前半は思っていたように試合を運べて落ちた球への反応も早くてスムーズに得点を重ねた場面もありました。ですが、東海大の方がテクニックが上だった。東海大学はU19の選手が何人もいるのでその子たち中心にダウンボールの時の技術を見せられました。私たちも寄っていたんですけど、あと一歩のところでした。自分たちが目標といていた、自分たちが勝って自分達たちをマネジメントするというのが相手のが上でした。
――良い守備も見られただけに後半の失点は悔やまれました
ディフェンスについては向こうの攻め方を研究していて、本当にどの選手が中心となるのか。細かくやっていたのでうまくはまって守れていたんですけど、少し崩れた時にうまく立て直せなくて崩れてしまってそこで点を取られてしまったのが大きかったので、そこが課題となりました。
――3位決定戦に向けてどう気持ちを切り替えましたか
準決勝が終わった後選手たちも相当落ち込んでいて泣いている選手も何人かいてどう3位決定戦にもっていこうかと思っていたんですけど、ひたすら私と美代子と一緒にこれで立て直さないと次負けるよと盛り上げていました。私と美代子とできる最後の試合だったので、勝って終わろうよと声を掛けたら、自分たちで声を掛け合って盛り上げていけたというのはすごく良かったかなと思いました。
――立大戦を振り返って
立大戦も東海大戦と同じようにダウンボールへの寄せも良かったんですけど、ただ自分たちがボールを運ぶときに慌てすぎだったりとか向こうのディフェンスにはまってしまったりとか敵がいるところに突っ込んでしまったり、相手のやりたい守りをやらせてしまったのが反省点でしたね。立大については先週に練習試合をしていて自分たちの思うことができずにボロボロに負けてしまったんですけど、それがあったのでそれのリベンジとして挑んだ試合としては内容も自分たちで挙げていけましたし、苦しい試合内容の中ではキーマンとなる選手が決めてくれました。自分たちで目標としていた自分たちで自分たちをマネジメントすることができたなと思いました。
――サドンデスで3位という結果については
美代子とも話していたんですけど私たちが1年生の時と全く同じ結果です。サドンデスで3位だったので、ここまで一緒になるかと思ってしまって。フリーシュートの練習も個々でやるようにはしていたんですけど、なかなか慣れないものだったと思うのですごいプレッシャーもあったとも思います。Gの雛乃(向山、スポ1=東京・小山台)がこのウインターステージすごく調子が良くてよく止めてくれていたのでGとしての役割を全うしてくれたかなと思います。
――一年間学生コーチをされていかがでしたか
一言で言うと難しいですけど、自分がこの子たちに対して1年もいない間に何を残せるんだろうと思ったこともありました。それでも目の前のプレーに対してアドバイスをしたりとかひたすら向き合い続けた中で1年生の成長が見えた時に、自分のいる意味だとかやってきたことが正しかったと思うこともあったので、何を残せたかというと難しいんですけど、ラクロスに対する姿勢だったりはしっかりと受け継いでほしかったので、そこはちゃんと残せたかなと見ていて思います。あとは自分が与えたというより1年生の純粋なラクロスへの気持ちだとか貪欲な勝利への思いとか真っ白な気持ちを私たちに教えてくれることが多かったです。その時に目の色が変わったなと思うこともありましたし、自分はこの8カ月くらいしかいなかったんですけど、なんだかんだ幸せなコーチだったのかなと。素直な子が多かったので。ラクロスが大好きで。
――川勝組の最後の試合でした。後輩へのメッセージをお願いします
いざ終わってみるとこの四年間はあっという間に終わったなというのがあります。毎日の練習はただやっているだけだと過ぎ去ってしまうので、一つ一つの意味を自分なりに問いかけてみたりだとか、自分と向き合うことが一番苦しいと思うんですけど、自分と向き合う時間を惜しまずに苦しみながらも向き合い続けて、自分は何のためにいるんだろうと問いかけ続けました。そういったところを見つけていかないといけません。このチームは例年部員数が増えて100人を超える中で自分というアイデンティティを見つけるためには自分と向き合って目の前のことの意味を一つ一つ自分なりに見つけることが大事かなと思うのでそれを惜しまずやってほしいと思います。
MF亀井佑紀学年キャプテン(スポ1=東京・日大豊山女)
――この大会を振り返っていかがでしたか
予選から決勝トーナメントまでを通して全員が出場して、優勝はできなかったのですが3位になれたことは大きかったと思います。
――サマーステージの結果が良くなかった中で冬に向けてどのように練習してきましたか
サマーステージが終わってから上級生と一緒にチームに分かれて練習していたので、1年生だけでの練習というのはあまりできなかったのですが、ウインターステージが近づいてから、サマーステージで悔しかったことをみんなで思い出して、全員で戦術面などルールを決めてしっかりと準備をしてきました。
――その中で3位に入れた要因は
準決勝で負けてしまって落ち込んでいたのですが、学生コーチとできる最後の試合ということで、全員で声を出して元気にできたことが要因だったと思います。
――試合にあたって心がけたことは
一番心がけたことは全員で笑顔でプレーすることです。
――それは達成できましたか
はい。できたと思います。
――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか
自分はMFのポジションで、ショットは決められなかったのですがほかの部分でみんなのことを支えるプレーができたかなと思って、自分自身の成長も実感できました。
――夏に続いて冬も主将としてプレーしましたが、そのことについてはいかがですか
勝たなくてはいけないというプレッシャーはもちろんあったのですが、それよりもみんなでラクロスをすることがすごく楽しかったのでみんなには感謝しているし、そういう意味ではプレッシャーというより感謝の気持ちが大きいです。
――あすなろカップへの意気込みをお願いします
サマーステージで決勝トーナメント1回戦敗退。ウインターステージでは3位だったので、あすなろカップではもっとチーム力を上げて成長したいと思います。
AT山田美帆(社1=米国・サウスブランズウィック)
――3位という結果で終えましたが、お気持ちはいかがですか
東海大との試合は4-3というすごく惜しい展開ですごく悔しかったんですけど、そこから完全に切り替えて3位という結果で。4位は絶対に嫌だったので、絶対勝利で終わるというかたちにしたかったので、ほっとしてます。
――サマーステージでは早い段階で負けてしまいましたが、今回の3位という結果は
サマーの時は一瞬で終わってしまって、試合数というのも圧倒的に少なくて、今回はきょうだけでも4試合できたので、純粋にすごく楽しかったですし、学生コーチと共にできる最後の日だったので、できるだけ長く試合できたことがうれしかったです。
――東海大戦での自分のプレーはいかがでしたか
私はシャットされていて、とりあえず、そのケースを練習してきたかいがありました。みんなも私も落ち着いて最初の出だしとか良かったのですが、途中で相手に変わってしまって、相手もアタック陣は日本代表の選手もいますし。でも出し切ったという気持ちです。
――後半はかなり攻められる展開でしたが、前半から変わった部分はありますか
相手の気持ちがたぶん最初は、東海大はあまり負けたことがないチームなので、最初ワセダが勝っていて、焦りが出ていて、ドローからも取れる展開があったのですが、相手の中で何があったのかわからないですが、自分自身は落ち着いてボールを回そうという意識でした。一番は相手の気持ちが変わっていたのかなと思います。
――敗戦の後に臨んだ立大戦はどうでしたか
3位という結果なんですけど、そこで勝てたことは結構大きかったです。最後はサドンデスというこわい展開になってしまい、自分は最初外してしまって、プレーヤーもベンチも観客もみんな緊張する試合だったんですけど、勝てて本当に気持ち良かったです。
――最後は自分自身が決めて、勝利しましたが
最初は緊張していたんですけど、自分がその自覚がなかったみたいで、ちょっと心が揺らいでいて、1人目というプレッシャーもあったんですけど、仲間の声援やみんなの支えがあって、2本目は決める気しかなかったです。あえて同じコースを狙って決め切れました。
――あすなろカップを控えますが、このチームをどうより良くしていけると思いますか
まずは基礎からやっていきたいと思っていて、グラボにしろ、ドローにしろ、グラボを制するものが試合を制するという感じなので、そういう基礎固めからどんどん広げていきたいです。コミュニケーションを取りながらみんながひとりひとり自主練とかも積極的に参加して、臨んでいければいいかなと思います。
MF永廣めぐみ(スポ1=米国・ラファイエット)
――3位となりましたが、いまのお気持ちを聞かせてください
私たちは優勝を狙っていたので、準決勝で東海大に負けたことはすごく悔しかったです。それでも、3位決定戦でサドンデスまでもつれ込んだ中で勝てたことは、本当にうれしいです。
――この大会に向けてどのような準備をしてきましたか
普段の練習から先輩相手に試合を組んでいただくなどレベルの高いことをやって、絶対に優勝するという気持ちでした。
――その練習の成果は出せたと思いますか
東海大には経験者が多くいて強かったのですが、やっぱり優勝したかったので…。でも、自分たちのできることは出し切ったのかなという思いもあったので、あすなろカップまでにレベルを上げて、絶対に勝てるようにしたいです。
――サドンデスはどのような心境で挑みましたか
私は3番目になっていたので、緊張するから最初に打った人の結果を聞きたくなくて耳を塞いでいたのですが、周りの反応で分かってしまって(笑)。でも、外してしまったことで緊張がほぐれて、心に少しは余裕があったかなと思います。
――サドンデスで相手を止めて3位が決まったときの気持ちを聞かせてください
優勝できなかったので3位がとてもうれしいというわけではなかったのですが、3位を勝ち取ったのでそこはうれしかったです。
――この大会の自身のプレーについてはどう評価しますか
私はどちらかというと緊張するのではじめは乗れないタイプなのですが、周りの子が声を掛けてくれたので、自分ができることは出し切れたかなと思います。
――最後に、あすなろカップに向けての意気込みを聞かせてください
東海大に負けたときにすごく悔しくて、あすなろでは勝ってやるという気持ちが
強く燃えているので、絶対にあすなろは勝ちます。
G向山雛乃(スポ1=東京・小山台)
――きょうを終えての感想は
(準決勝で負けるという)悔しいこともあったのですが、最後はいい形で勝てて良かったです。きょうは悔しいことと楽しいことがあって、うれしいことだけじゃなかったのがみんなの成長につながると思うので良かったと思います。
――決勝トーナメントへ臨むにあたってチームで話していたことはありますか
育成の4年生がこの試合で最後だったので、絶対に優勝をプレゼントしようということは言っていたのですが、それができなかったので負けてしまったときはちゃんと切り替えて、勝って終われるようにしようと話していました。
――1、2試合目を振り返っていかがですか
1試合目は危なくて試合内容もあまり良くなかったですが、みんなの気持ちで勝てたと思います。2試合目は慣れてきて、本当にみんながちゃんとプレーできて自分たちの実力で勝ち切れたなと思います。
――東海大は前評判的にも強い相手だったのでしょうか
経験者ばかりでサマーステージの時も優勝していたので。でも、練習試合をたくさんしていたので相手のことは分かっていました。分かってる方がやり易いということもあって、勝てるかなと試合前は思っていました。
――前半はいい形でプレーできていたように見えましたね
最初から勝てると思ってやっていたので、前半リードした時はしっかりそれを守り切って勝とうと思っていました。
――後半、逆転されてしまいましたが、どのようなところに力の差をかんじましたか
相手は経験者も多く、実力は向こうの方が上だったと思いますが、チーム力とかは負けていないと思いました。ワセダは一番ミーティングとか話し合いを積み重ねてこれがチームかなと思っているので、チーム力では勝っていたのではないかと思います。ですが、この悔しい思いはあすなろ杯で勝って晴らしたいです。
――3位決定戦までの気持ちの切り替えは難しかったですか
負けてしまって泣いてしまったりもしたのですが、先輩や育成のコーチが次があるんだからここでしっかり切り替えなきゃという声をすごいいっぱいかけてくれて、そこで自分も切り替えることができたかなと思います。
――チーム全体の雰囲気としては良かったですか
ものすごく良かったと思います。一番始まる前から盛り上がっていて良かったですね。
――サドンデスという緊迫した試合になりましたが、振り返っていかがですか
最後はクリアとかも回せずに自分のミスも多かったですし、相手の流れになってしまいました。ですが、フリーシュートとかは自分たちも練習してきたし、私は(フリーシュートを打つ)3人のことを信頼していたし、3人も私のことを信頼してくれていたかなと思ったので、緊張感とかはあまりなくて、止められるという感じで思っていましたね。
――3位という結果ですが、総合的にウインターステージを振り返って評価するいかがですか
このウインターステージを目標に練習をしてきて、1年生はものすごく成長できたと思いますし、これは全員にとってこれからリーグ戦とかを目指して成長する過程なのでこれを超えてみんなでもっともっと上手くなりたいです。
――個人的な目標は来年どういったところになりますか
自分の一番大きな目標はリーグ戦に出ることです。一番お世話になっているゴーリーの先輩がずっとスタメンなので、いまは後輩で教えてもらっている立場なのですが、その先輩からもプレー面で怖いと思われるような存在になれるといいなと思います。
―1年生としては、あすなろ杯が残っていますがそこへ向けての意気込みをお願いします。
あすなろは絶対優勝します!