猛撃実らず、準優勝。大会3連覇を逃す

男子ラクロス

 1年生にとって初めての公式戦であるサマーステージ。初のタイトルを懸けて、早大α・早大βの2チームが決勝トーナメントに挑んだ。1、2回戦を順当に勝ち進んだ両チームは準々決勝で激突し、ここでは早大αに軍配が上がる。決勝まで駒を進めた早大αは慶大αと対戦するが、4-5と1点差で惜しくも敗れて準優勝。入部してからがむしゃらにラクロスに打ち込んできた1年生たちの熱い夏が幕を閉じた。

 1回戦ではシュート数で圧倒的に相手を上回り試合を支配した早大βだが、2回戦では中大αと一進一退の攻防戦に。しかし残り1分でAT玉川遼(法1=東京・早実)がフリーシュートを自ら決めて3-2で勝利。一方のαは1回戦で明大、2回戦で東大αと強豪校との対戦が続く。それでも明大戦では後半に勢いに乗って相手を突き放し6-4で、東大戦でも相手の裏をうまくかいたショットなどで6-3で勝利を収めた。

早大βオフェンスの要、玉川

 ワセダ対決となった準々決勝。開始のフェイスオフは早大βが取り玉川がファーストショットを放つが、G勝本勇人(社1=東京・早大学院)がセーブして早大αオフェンスに転じる。「試合の入り方がαよりも弱かった」とDF栗林修平(スポ1=埼玉・浦和実業)が語るように、直後のプレーで先制した早大αはその後も連続ゴールで3-0とし、前半で早大βを引き離した。それでも後半開始のフェイスオフでの早大αのファールにより早大βオフェンスとなると、玉川がDFを交わしながらショットを決めて3-1。このまま早大βの流れになるかと思われたが、試合を立て直すことはできず。後半2分までで2点を奪われると、その後も早大αのペースで試合は進む。終盤にも早大αが立て続けにショットを放ち、1点を追加して6-1で早大αが勝利した。

準々決勝のワセダ対決。岡田(左から2番目)は優秀選手賞を獲得した

 準々決勝で独協大を下した早大αの決勝の相手は慶大α。「絶対に負けられない」(小瀬敦也学生コーチ、文構4=千葉・渋谷幕張)と、昨年同様の同大会決勝での早慶戦を前に、選手もコーチも士気が高まった。しかし試合が始まれば0-3と慶大αを追い掛けるまさかの展開に。それでも前半残り1分でMF清水俊克(商1=東京・早大学院)、AT青木俊汰(法1=東京・早大学院)のショットが決まり2-3で前半を折り返した。反撃を狙って臨んだ後半だが、慶大αの速攻に苦しめられ連続ゴールを許す。しかし、2-5と点差を広げられてもワセダの戦士たちは諦めなかった。MF小野泰輔(社1=東京・早実)がショットを決めれば、その小野からパスを受けた青木俊もゴールをきめて4-5。勝利への執念で必死に慶大αに食らいついた。その後もMF岡田康平(教1=東京・早実)、MF中山巧(スポ1=長崎東)を筆頭に猛攻を見せる早大α。しかし慶大αの約2倍放ったショットはどれもゴールを割ることはできず。無情にも試合終了のホイッスルが響き渡ると、コートに崩れ落ちる選手たち。宿敵に惜しくも敗れ、同大会3連覇を果たすことはできなかった。

決勝で慶大αに敗れ、うずくまる青木俊

 目標としていた優勝にあと一歩届かず、試合後には涙を流した選手たち。しかし初の大舞台で経験したこの悔しさが成長の糧となることは間違いない。「ウィンター(ステージ)では絶対に優勝したい」(清水)と、選手たちはすでに次の戦いを見据えている。フェイスオフ、1on1、試合の入り、シュート精度と今大会を通して個々人が感じた課題は様々だ。大事なのは、自分の得意なことと足りないことを把握すること。自分のプレーをもう一度見つめ直し、全員がパワーアップを遂げて、ウィンターステージでは必ずやこの雪辱を果たしてくれることだろう。

(記事 小川由梨香、写真 岡田静穂、後藤あやめ)

★女子部・早大βは決勝トーナメント1回戦で姿を消す

果敢に攻め上がる荒谷

 女子部からは早大βが神田外大との合同チームで決勝トーナメントに登場した。優勝を目標に掲げて挑んだ大会で選手たちであったが、試合の厳しさを痛感することに。実戦の緊張から普段のプレーを発揮することができない選手たちは、二点を連取される。流れをつかめず、無得点のまま前半を折り返した。リラックスして練習の成果を出そうと意気込み臨んだ後半。ワセダは二得点を挙げ反撃に転ずるも、遅れた立ち上がりの影響を取り戻すことはできず。2-3で敗れ、一回戦敗退と悔しい結果に終わった。この時期はまだ基礎力が安定していない選手が多いが、裏を返せばチームとして強くなる伸びしろがあるということだ。試合を振り返って、「自分たちも日本一に貢献できるように強くなりたい。」と語る荒谷真由ゲームキャプテン(スポ1=北海道・立命館慶祥)は謙虚な姿勢を見せつつも、12月のウィンターステージに向けて早くも静かに闘志を燃やしていた。新鋭たちの今後の飛躍から目が離せない。

(記事 上野真望、写真 後藤あやめ)

結果

▽男子部

予選Eブロック(早大α)
●3-4慶大β(得点者:岡田、中小路、青木俊)
○6-2横浜国大α(得点者:大村2、清水、永井、小野、岡田)
予選Aブロック(早大β)
○5-3青学大(得点者:玉川3、山田、半場)
○4-3一橋大α(得点者:鈴木彩、栗林、森、玉川)
決勝トーナメント1回戦
○早大α6-4明大(得点者:青木俊3、中小路、永井、本間)
○早大β3-1中大β(得点者:半場、森、小林)
決勝トーナメント2回戦
○早大α6-3東大α(得点者:大村2、青木俊2、清水、岡田)
○早大β3-2中大α(得点者:玉川3)
準々決勝
○早大α6-1早大β(得点者:【α】青木俊2、清水、岡田、大村、大野木【β】玉川)
準決勝
○早大α7-5独協大(得点者:大村3、青木俊2、小野、岡田)
決勝
●早大α4-5慶大α(得点者:青木俊2、清水、小野)

▽女子部

予選Iブロック(早大β・神田外大合同チーム)
○4-3東京外大・立教女学院短期大合同チーム(得点者:宮尾2、荒谷、長尾)
○7-0文教大・聖徳大・VEUZZ合同チーム(得点者:宮尾3、大畑2、長尾、荒谷)
○2-0筑波大・東大合同チーム(得点者:長尾、戸野塚)
決勝トーナメント1回戦
●2-3埼玉大・東京家政大合同チーム(得点者:長尾、荒谷)

コメント(予選)



男子部

小瀬敦也学生コーチ(文構4=千葉・渋谷幕張)

――予選2試合を終えての感想を聞かせてください

とりあえず1位通過が決まって良かったです。

――初戦は惜しくも慶大βに敗れてしまいました

こっちが初戦で向こうが2戦目ということで、こちらが結構上がっている状態で入ってしまい、なかなかそれを修正できなかったのが今後の課題かなと思います。

――2戦目の横浜国大αとの試合については

1試合目でこういう反省点が出たからしっかりそこを修正していこうという話をして、ハーフタイムで折り返した時も、自分たちがやりたいことができていない、やりたいことをちゃんとやれば勝てるから自信を持っていけということは言いました。

――1試合目と2試合目の間できちんと切り替えができたということですね

そうですね。自分も切り替えさせたんですけど、それ以上に選手たちが主体的に切り替えてやってくれたので助かりました。

――2試合を通して少し失点が多い印象を受けたのですが、ディフェンスについては

ディフェンスについては技術的なところもありますけど、選手たちが緊張して声が出ていなかったので。落ち着いていつも通りしっかり声を出すというのをもう一度徹底させたいと思います。

――一方でオフェンス陣については

いつも自分でゴールに行けとは言っているんですけど、1試合目はなかなかできていなくて。2試合目はしっかりいつも通りやってきたことができたので、そこは良かったと思います。

――予選の戦いぶりを踏まえて、決勝トーナメントに向けて修正していきたい点は何かありますか

戦術面での詰めの甘さであったり、気持ちの面での問題もあるので、その辺りをできる範囲で修正していきたいです。

――最後に決勝トーナメントに向けての意気込みを聞かせていただけますか

去年・一昨年とこの大会で優勝していて、逆に自分の代は1年生の時に勝ち切れなかったので、ことしはしっかり1年生を優勝させたいと思っています。結果を出さないと自分たちも納得できないですし、周りからも厳しく言われてしまうので絶対に優勝したいと思います。

矢治雅基学生コーチ(人4=東京・聖学院)

――予選2試合を終えての感想を聞かせていただけますか

ホッとしています。最後の試合(一橋α戦)が危なかったので、2連勝できたことは何よりも大きいです。

――初戦の青学大との試合は5-3での勝利となりました

選手の動きが硬くて、最初は自分たちのやりたいことができていなかったという印象でした。後半は徐々に動けるようになったんですけど、やはり硬さがあったかなと思います。

――初の実戦の場ということで選手も緊張していたと思いますが、試合前に何か声を掛けたりはされましたか

普段やってきたことをやろうと言いました。自分たちがやってきたことに自信を持つのが大事だと思いますし、合宿前とかは自分たちに自信が持てない部分が見えたので。そこがβの足りないところだと思いますし、自信を持たせるのが1番だと思いました。

――先程おっしゃられたように、2試合目はかなり接戦となりました。相手もかなり強敵だったと思いますが、何か対策はありましたか

対策という対策は特になかったんですけど、相手に好きなことをやらせないようにと心掛けていました。後半からは相手のオフェンスに左側を使わそうというのをやっていたんですけどなかなかうまくいかず、それで簡単にシュートを打たれるシーンが多かったので、最後の方はこちらがやりたいことはあまりできなかったかなと。後半2点くらい決められましたし危ないシーンも多かったので、そこが修正点かなと思います。

――今のβの理想のプレースタイルはありますか

ディフェンスは自分たちの強みだと思うので、小さく守ってボールを落として、そこからのオフェンスで、速攻で1点取れればというのが理想です。それが駄目だった場合もオフェンスの形は多く持っているので、極力パスを少なくシュートまで持っていくのが理想です。

――予選を終えて、決勝トーナメントまでに修正していきたい点は

慌ててボールダウンするシーンが多かったので、慌てないということを第一にやっていきたいと思います。あとはこのような人が多いところで選手間の共有があまりできなかったので、ディフェンスだったら小さく守る、オフェンスだったらやりたいことをやるというのを全員で声を出してしっかりやっていきたいです。

――最後に決勝トーナメントへ向けての意気込みを聞かせていただけますか

決勝トーナメントまで2週間弱ありますが仕上がりとしてはまだ60、70%くらいなので、100%までしっかり持って行って、あと早い段階で早大αと当たるので、そこもしっかり勝って決勝まで行って優勝したいです。

AT青木俊汰(法1=東京・早大学院)

――予選2試合を終えての感想を聞かせていただけますか

初めての公式戦だったので、自分も含めてみんな緊張していたと思うんですけど、1試合目に負けてしまって2試合目にどう仕切り直して臨めるかというのが1試合目を終えた時点でのポイントだったので、2試合目でしっかり勝ち切れたことは自分たちの成長につながったかなと思います。

――初戦の慶大βとの試合は惜しくも敗れてしまいましたが、自分たちのプレーのどのあたりが良くなかったと感じていますか

自分たちは初戦で慶大βは2戦目ということもあるんですけど、オフェンス面だと自分も含めてシュートが力んでしまって枠に入らず、自分たちの流れがつくれないままディフェンスでブレイクバックされて速攻で点を決められてしまったので、そこは次への課題かなと思います。

――その中でも初戦で得点を決められていましたね

自分がまず流れをつくってからチームの流れをつくろうと思っていたので。自分の得意なかたちで攻めて点を決められたのは良かったかなと思うんですけど、相手に先制点を決められて追いかける状態で、自分が点を決めても相手に決められるというのが続いたので苦しい展開ではありました。

――2試合目は前半をビハインドで折り返しましたが、後半に逆転に成功しました。ハーフタイムで何かお話はされましたか

学生コーチの方からも言われたんですけど、ビハインドの状態でいかに焦らないで攻めるか、1Q(クオーター)7分ある中で時間をどう使うかというのをみんなで仕切り直して考えていました。ビハインドは1点だったので、それなら今までやってきたことを信じて、落ち着いてやれれば勝てるということをもう一度確認して、みんなで元気を出して、決勝トーナメントに行くという強い気持ちを持って臨めたから後半で逆転ができたと思います。

――先に早大βが決勝トーナメント進出を決められましたが、影響を受けた部分はありましたか

βの試合を上から見えていたんですけど、練習試合とかをした時もβは良い動きをしていて、βが勝てたということは自分たちもしっかりやれば勝てると勇気づけられた感じでした。

――キャプテンとして、今のαの状態をどう感じていらっしゃいますか

決勝トーナメントに行くことが第一の目標だったのでそれが達成できたのはどんなかたちであれ結果にこだわってやっていたので良かったです。先輩たちがこの大会を2連覇していて自分たちも優勝できれば3連覇という状況で、でもこのままの状態でやっていては勝てないので、この2週間でどう意識を高く持って練習していくかが大事だと思うので、自分が中心となって良い練習ができるように頑張っていきたいと思います。

――具体的にここは詰めていかなければいけないと感じた点は

失点が多いので、なんで失点してしまったのかをビデオを見たりして考えて、良いディフェンスができればオフェンスにも良い流れができると思うので、ディフェンスとオフェンスの役割をしっかり考えて、自分はオフェンスなのでなるべく早めに点を入れてみんなが楽にプレーできるようにしたいと思います。

――最後に決勝トーナメントに向けての意気込みを聞かせてください

優勝することしか考えてないので、優勝するためには何ができるか、自分たちができることを100%練習とか自主練でもやっていけばもっとうまくなれると思うので、この2週間を大事に、結果にこだわってやっていきたいと思います。

MF岡田康平(教1=東京・早実)

――二試合終えた今の気持ちを聞かせてください

一試合目の敗戦を受けてチームの雰囲気も悪い中で、二試合目に気持ちを切り替えることが難しかったです。二試合目の序盤は苦しい時間帯が続いたんですけど、結果的に勝って決勝トーナメントに進めたことが何よりもうれしいです。

――初めての実戦に臨んだ心境は

スタメンとして出させてもらっている試合で、得点を決めて役割を果たすという目標を形にできたことは喜ばしいことだと思っています。

――残念ながら敗戦となった慶大β戦の感想を教えてください

予選を甘く見すぎていたことが原因による敗戦だと思いました。初戦の厳しさを痛感した試合でした。自分は気持ちにムラがある性分なので、試合後にチームメイトから声を掛けて励ましてもらえたことがとても力になりました。

――その試合で一得点挙げている自分のプレーを振り返って

相手を抜いて点を決めるという自分が得意とする形で得点できたことは良かったんですけど、反省するべきことのほうが多かったと感じました。

――横浜国大α戦は開いた点差を追いかける流れの中、プレー中にどのようなことを心懸けていましたか

自分が試合に出ているときは得点をすること、チームメイトが出場しているときは全力で応援することを意識していました。

――チームの4点目となる得点を決められた要因は

それまでに3点チームメイトが決めてくれていたからこそ、自分にも流れが回ってきたと思います。仲間に支えてもらえたことが何よりも大きかったですね。

――本日の試合を通じて得た収穫、見つかった課題は何かありますか

収穫としては初戦の難しさ、チーム力の大切さ、自分の力不足を自覚できたことです。自分にもチームにも多くの課題が残されているので、決勝に向けて改善していきたいです。

――決勝トーナメントに向けた意気込みを聞かせてください

現在早大はこの大会を連覇中なので、自分たちも優勝できるようにチーム一丸となって頑張りたいと思います。

DF栗林修平(スポ1=埼玉・浦和実業)

――きょうの予選にはどのような意気込みで臨まれましたか

自分たちはβなんですけど、ワセダという名前を背負っている限りその重みを感じながら、その中でもラクロスを楽しむという2つをしっかりやろうと思っていました。

――きょうが初めての実戦だったと思いますが、緊張はありましたか

そうですね、さっきATの玉川(遼、法1=東京・早実)と話していたんですけど二人とも緊張していて。高校の時に大舞台を経験していた方なんですけど、やっぱり大学でラクロスを始めて初の公式戦ということで、緊張はとてもありました。

――ゲームキャプテンという立場から、チームメイトに何か声を掛けたりはされましたか

αとは違って個の技術が低いので、個の力ではなくチームでまとまって、チームとして相手を倒しに行くことを意識していました。あとは気持ちをすごく大事にしていて、どんな辛い時でも声を出して気持ちを前に出して行こうと声を掛けました。

――初戦の青学戦を振り返って

初戦はみんな緊張していて足も動かなくて、途中3-2で追い付かれてきた時には厳しいなって思っていたんですけど、その中でもチームとしてしっかりまとまって声を出して頑張っていこうということで、最後は気持ちだと思いました。あとはルーズボールをしっかり拾うとか、そういうちょっとしたことをちゃんとやっていこうと思っていました。

――2戦目の一橋αとの試合については

最初は決勝リーグ進出を目標にやっていたんですけど、最後は1位通過しかないなと思って。3-3の同点になった後に自分がボールを持っていて、ディフェンスから自分でシュートを打つ方が確立が高いのか、ATの玉川に預ける方が(確率が)高いのかってなった時に仲間を信頼してパスして、結果的にそれが勝利にも結び付いたので良かったなと思います。そこはやっぱりチームとして勝てたなと感じます。

――きょうの2試合を通して感じた収穫と課題はありますか

収穫は、βといえども一橋αとか、関東でも有名なチームを倒すことができて自分たちがやってきたことが正しかったんだなっていう自信を持てたとともに、試合の出だしと香が悪かったので、そこはアップなり、普段から練習の練習ではなく試合のための練習として1本1本集中してやっていきたいと思いました。あとは自分たちがシュート精度を課題をしていて、シュート精度がいつも20、30%なので、そこはシュート練習でしっかり上げていきたいと思います。点数を見ても、20分で4点とか5点だとやはり少ないので、シュート精度はしっかりこだわっていきたいと思います。

――最後に、決勝トーナメントへの意気込みを聞かせてください

早大αとは準々決勝くらいで当たるんですけど、練習試合でもαを何回も倒しているので、そこは自信を持って行くとともに、必ずサマーで優勝して先輩たちの伝統を引き継げるようにしていきたいと思います。

AT玉川遼(法1=東京・早実)

――二試合終えた今の気持ちを聞かせてください

目標にしていた一位通過が果たせてホッとしています。

――初めての実戦に臨むにあたって心掛けたことは何かありますか

内容よりも結果が重視されるのが公式戦なので、結果にこだわってプレーすることはチーム全体の共通認識でした。

――青学戦では3得点決められましたが、ご自分のプレーを振り返って

初戦ならではの難しさがあると思っていました。大事な初戦でチームにしっかりと貢献できたことは価値のあるものだと思います。

――一橋α戦では最初にリードしたものの、その後追いつかれる苦しい展開でしたが、プレー中に感じていたことは

最後はチームメイトから的確なパスが回ってきて得点を決められたんですけど、試合を通して自分のプレーを発揮できていなかったと思います。

――劇的な決勝点を決めたときの心境を覚えていらっしゃいますか

DFの栗林(修平、スポ1=埼玉・浦和実業)からの気持ちの乗った素晴らしいパスを決めることができたのでうれしかったです。

――本日の試合を通じて得た収穫、見つかった課題はありますか

自分たちのプレーができれば試合に勝てることが自信に結びついたのは大きな収穫でした。でも細かいプレーやもったいないミスも多かったので、それらに関してはきっちり反省して次回につなげていきたいです。

――決勝トーナメントに向けた意気込みを聞かせてください

決勝までに残された二週間、試合を想定した練習をチームでみっちりこなしていきたいです。決勝トーナメントでは他校だけではなく早大αも倒して優勝を狙いにいきます。

G千葉暁(教1=埼玉・開智)

――予選を終えての感想は

僕たちβは1位通過だけを意識してやってきたんですけど、初戦で青学大に勝って、一橋大も難しい相手だけど頑張ろうということを意識して、実際に一橋αに勝って1位通過ができたことは僕たちの自信にもなりましたし、そこが1番大きいです。

――緊張はされましたか

ガチガチでしたね(笑)。僕らしさが全然出せなくて。自分には自信があったつもりでいても負けて敗退となってしまったらみんなにも申し訳ないし、点を決められたら敗退かもしれないというプレッシャーがあったので、すごく緊張していました。

――きょうはどのくらい力を出せましたか

全然です。むしろ僕が駄目だった分、あんなに取れるのかってくらいみんなが必死に点を取ってすごく頑張ってくれて。僕がボールダウンをするとか絶対にしてはいけないことなのに、その時もみんながグラボをして取ってくれて本当に助かりました。みんなに本当に感謝しています。

――一橋αとの試合で同点に追い付かれた時はどのような気持ちでプレーされていましたか

3-2の時は、2点取られたのも自分のミスのような感じで申し訳ないと思っていて、それでも見方が3点取ってくれてこのまま勝ち切れればいけるなと思ったところで1点決められて3-3になって。その瞬間本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだったんですけど、ラスト10秒くらいでAT玉川遼(法1=東京・早実)が決めてくれて、玉川だけじゃないんですけど、みんなが最後まであきらめずにやってくれたおかげで勝つことができたので、僕は練習の時とかすごい生意気なことを言っていたんですけど、みんなに助けられたのできょうは本当に感謝の気持ちでいっぱいです。みんなのおかげで1位通過できたので本当にありがたいです。

――初めての実戦であるきょうの2試合を終えて、自信になった部分はありますか

一橋αに勝てたことが何よりも自信になりました。高校の頃からサッカーで公式戦に出て公式戦慣れしているつもりでいてもこのような大きな舞台ではうまくプレーできなかったので、練習試合では負けていた青学大と一橋αにこういった大会で勝てて、チームの仲も良くなったと思うので良かったと思います。

――決勝トーナメントまでの期間に修正、改善していきたい点は何かありますか

僕個人に関しては緊張のやわらげ方とかメンタル面についてが1番ですね。あとはクロスワークとかの自主練をたくさんするつもりなので、最強Gになれるように、賞(最優秀選手賞)を狙っていきたいです。チームの方では練習でも声を掛け合って攻撃面で強いチームを作り上げたいなと思っています。

――最後に決勝トーナメントに向けての意気込みをお願い致します

早大βの優勝、それだけを考えて頑張っていきたいです。



女子部

熊坂美希学生コーチ(スポ4=東京・富士見)

――予選を終えての感想を聞かせていただけますか

決勝トーナメントに行けることは本当にうれしいですし、良かったと思っています。試合内容で言っても、戦術面でやりたいことをしっかりやって点数が積み重なって、結果につながったので、そこはすごく良かったと思います。

――この大会に向けての意気込みは何かありましたか

1年生にとっては初めての学年試合で、ラクロスを始めてまだ半年も経っていない中での試合なので、まずはこの大会での優勝を目指して練習してきました。

――今回は合同チームでの出場となりましたが、一緒に練習する時間を確保するのは難しかったですか

そうですね。結構限られた時間ではあったんですけど、しっかり練習時間を確保して練習に取り組めたので、攻め方やどうやって勝ちにいくかというところをちゃんと共有して臨めたので、その結果が試合に出ていたのかなと思います。

――連携などで不安な要素は特になかったということでしょうか

そうですね。1年生自身も仲良くやっていたので、不安はあまりありませんでした。

――一方で決勝トーナメントに向けて詰めていきたいと感じた点はありましたか

点を決めるというところではショットが決まって良かったなと思っているのですが、グラウンドボールを一発で取り切るところでしたり、ディフェンス面でもう少し粘りたいなと感じた部分があったので、そこは改善していきたいです。あと試合の流れがドタバタしている時に自分たちの流れはつかめなくて、点が決まらなかったりミスが続いた時間帯があったので、そこは修正して決勝トーナメントに臨みたいと思います。

――では決勝トーナメントに向けての意気込みを聞かせてください

今までやってきたことをこの2週間弱で詰めていって、点を取って勝てる実力はついてきていると思うので、やってきたことをしっかり出せるように準備をして臨みたいと思います。

p class=”mt15″> MF荒谷真由(スポ1=北海道・立命館慶祥)

――どのような意気込みで今大会に臨まれましたか

サマーステージでの優勝をワセダの目標として掲げていて、βも決勝トーナメントに進めるように、雑草魂で頑張ってきました。

――試合を振り返って

自分たちは陸上部出身が多く、スピードがあるところが良いところなので、それを生かせたプレーが多かったです。全体で盛り上がってこのような結果に結びついたと思います。

――ご自身でもシュートを決められていましたが

先輩にはあまり良くなかったと言われたので、それが今後良いプレーでシュートにつながるように頑張っていきたいと思います。

――良くなかった点とは

無理やりシュートを打ってしまって、入ったから良かったという感じでした。決勝トーナメントではもっと強い相手になるので、もう少しシュートコースなどを考えてやりたいです。

――予選で出た課題は

最初緊張していて判断ミスをしてしまうこともあったので、もう少し周りを見てやれるようにしたいのと、ディフェンスでは強く当たれるようにしたいです。相手のミスに救われる場面が多かったので、決勝トーナメントのさらに強い相手に対して、その点を克服していきたいです。

AT宮尾和佳奈(スポ1=福島・白河)

――きょうはどのような意気込みで試合に臨まれましたか

自分たちはβで、試合前からαに上がれなくて悔しい気持ちがあったので、絶対に勝ちたいという気持ちは誰よりもあったと思います。絶対に勝ちたい、自分が点を決めたいという気持ちで試合に臨みました。

――緊張はされていましたか

緊張よりも楽しみな気持ちで、早く試合に出たいなと思っていました。

――2戦目に2得点決められていましたが、その時のどのような気持ちだったか覚えていらっしゃいますか

ボールを持った時から強い気持ちを持って走っていきました。

――きょう感じた課題は何かありますか

ディフェンスの動きがまだよく分かっていないので、もう一回確認して次の試合に臨みたいと思います。

――最後に決勝トーナメントに向けての意気込みを聞かせていただけますか

もう捨てるものも何もないので、一生懸命自分たちの出せる力を出して、この1週間集中してもっとパワーアップできるように頑張っていきたいと思います。

コメント(決勝トーナメント)



男子部

小瀬敦也学生コーチ(文構4=千葉・渋谷幕張)

――大会を終えての感想を聞かせてください

勝たせてあげられなかったのが心残りです。要因は色々あったと思いますが、自分がコーチとしてもっとできたなというのを感じてすごく悔しく思っています。

――予選から2週間で特に詰めてきた点はありますか

パスでいくラクロスというよりは自分でゴールを狙いに行くラクロスというのがワセダの伝統なので、ワセダのラクロスであるそこの部分を徹底してやってきました。

――きょうはその部分は出し切れましたか

そうですね。予選の時は選手たちも自分たちのラクロスが何なのかをよく理解できていなくて迷いがあったんですけど、きょうは自分たちのやってきたことを出し切れたと思います。

――きょうは明大や東大αなど序盤から強豪校との対戦が続きましたが、選手は緊張している様子でしたか

初戦の明大戦は緊張していたと思うんですけど、やっていくうちにほぐれていったかなと。自分は優勝という目標はあるけれども一戦一戦勝っていかなければ優勝は見えてこないから目の前の試合に集中していこうと話をして、選手も集中できたので良かったと思います。

――準々決勝では早大βとの対戦となりまし、見事勝利しました

結果だけでなく試合内容も良くて、自分たちのやってきたラクロスをオフェンス、ディフェンス共にできたので良かったと思います。

――決勝の相手が慶大αと決まった時に気持ちは

絶対に負けられないなと。ケイオーがパスでくるラクロスで、ワセダが1on1ということで、ワセダラクロスの強さを証明したいと思っていました。

――決勝では惜しくも敗れてしまいましたが、決勝戦の試合内容については

やってはいけないミスが多くて。自分たちの弱さであったり、不得意な部分に付け込まれて負けてしまったのかなと思います。

――これまで1年生に指導をしてきて、逆にご自身で気づかされたことはありますか

1つ1つやるべきことをやれば勝てるんだということを感じていて。学ぶべきことも多かったですし、逆に自分が1年生の時にやっていたことを思い出しました。

――コーチとしての今後の目標や意気込みがあれば教えていただけますか

準優勝という悔しさは選手だけでなく自分も矢治(雅樹学生コーチ、人4=東京・聖学院)も感じているので、この悔しさを忘れずにウィンター(ステージ)、あすなろ(カップ)まで持っていきたいと思います。

矢治雅基学生コーチ(人4=東京・聖学院)

――決勝トーナメントにはどのような意気込みで臨まれましたか

この2週間優勝を目標に、早大αを倒して初めてβが優勝するという気持ちを持ってやってきました。

――この2週間で特に詰めてきた点はありますか

全員で声を出して自分たちがやりやすい雰囲気を作ることを意識して、あとはオフェンスが玉川(AT、遼、法1=東京・早実)頼みになっている部分があったので、MFでなんとか点を取ることを意識してやってきました。

――きょうは序盤から声を出してプレーできている印象でした

全員が声を出すということは徹底してやっていたので、そこはチーム全体としてしっかりできていたと思います。

――オフェンスが玉川選手頼みとなってしまっていた点について、きょうはいかがでしたか

1試合目が逆に玉川が1本も決められなくて、MFが頑張ってくれたという感じなのですが、勝ち進むにつれてMFが強い相手になかなか1on1で勝てなかったのが結構痛かったかなと思います。

――準々決勝では早大αとの対決となりました

今までで1番雰囲気は良かったと思います。

――準々決勝の試合内容については

今までうまくいっていたディフェンスが崩れてしまって、やるべきことが慌ててしまってできていなかったかなと思います。2点取られたあたりでバタついて、より悪い方向にいってしまったという感じはありました。

――今大会を終えて、今の1年生にはどのような印象をお持ちですか

βは頭を使って組織的にできているので、この後上級生と混ざってもあまり心配はいらないかと思います。でも個の部分で弱いところがあるので、そこを磨いていかないと今後苦労するだろうなとは思っています。

――次のウィンターステージに向けては個の部分を大事にしていきたいということでしょうか

そうですね。特にオフェンスが個の力で打開できるチームを作り上げられるようにしたいです。

――今後作り上げていきたいチーム像はありますか

この後上級生と一緒に練習するので、そこで上級生に個の部分をビシビシ鍛え上げてもらって、対1年生だったら自信を持って戦えるメンバーを育てていきたいです。

――今後に向けての意気込みを聞かせてください

α、β共にサマー(ステージ)では負けてしまったので、ウィンター(ステージ)ではどちらでも優勝できるように、ライバルの慶大を圧倒できるようなチームを作り上げていきたいです。

AT青木俊汰(法1=東京・早大学院)

――本日サマーステージ決勝トーナメントを迎えるにあたってどのような気持ちで臨みましたか

先輩方が2連覇していて自分たちが優勝すれば3連覇だったので、優勝しかないという強い気持ちで臨みました。

――1回戦が明大、2回戦が東大とのいずれも強豪との戦いとなりましたが、勝利したときの感想をお願いします

そうですね。必ずしも良い流れでこの大会に入れたわけではなくて、βとのミニゲームで負けたりだとか、何が悪いのか自分たちで模索しながらこの大会に挑んだので、多少1回戦、2回戦で不安はあったんですけど、みんなが強い気持ちを持って、自分も含めていいプレーができたので、1、2回戦の勝ち方は良かったと思います。このまま勢いに乗れたらいいなという勝ちでしたね。

――準々決勝はワセダ対決となりましたが、どのような気持ちで臨まれましたか

一緒に練習している仲でもあるので、その人の得意なところだったり、不得意なところだったりも分かっていてやりづらかったんですけど、αでいる以上はコーチ陣に認められてαにいるわけで、その自信を持って強い気持ちで臨めば絶対勝てると思っていたので、強い気持ちで臨んだことがあの大差になったと思います。

――決勝戦は早慶戦となりました。終盤に追い上げを見せるも惜しくも敗戦となりましたが、キャプテンから見た敗因はどこにありますか

7分×2という短い時間のなかでどれだけ勢いをつけて点を取って良い流れで持っていくのか、その流れが重要だと思っていて。その試合の入りというのが良くなくて、0―3でビハインドになったと思うんですよ。自分はATなので、攻撃の仕組みとかをやるんですけど、今思えば「ああすればよかった、こうすればよかった」と思うことはあります。それでも、今までは焦ってすぐダメになって負けていたんですけど、最後粘ることができたのは次の大会につながるのかなと思っています。

――サマーステージを終えた今の青木選手の個人の目標を教えてください

今までは1年生というチームでみんなでやってきたんですけど、この後はAチーム、Bチームなどに散らばると思うので、先輩たちとプレーしていく中で先輩たちには何があって自分には何が足りないのかをしっかり理解して、力をつけて、またウィンターのときに自分たちの力を発揮できるように、常にラクロスのことを考えていきたいです。この負けは大きいと思うので、しっかり次の大会に勝てるように頑張っていきたいです。

MF岡田康平(教1=東京・早実)

――本日サマーステージ決勝トーナメントを迎えるにあたってどのような意気込みで臨まれましたか

予選も厳しい戦いだったのですが優勝を目指す、それだけでした。

――サマーカップが1年生初の公式戦だったと思うのですが、終えてみての率直な感想をお願いします

優勝したかったというのが1番大きくて。結局いろんなことやってきたんですけどそれは全部優勝するためにやってきたので。それで優勝できなかったっていうのが本当に悔しいですし、しかも圧倒的に負けたとかではないので。1点差でしたし、やろうと思えばやれたのに、優勝できなかったのがすごく悔しくて。最後、ミーティングをしたんですけど、絶対にこの悔しさを忘れずにウィンターは勝とうと話しました。

――準々決勝はワセダ対決となりました。βチームに勝利したときのお気持ちを聞かせてください

βとは練習でも本当に毎日のようにやっていて、お互いワセダ同士なのでよく知っていますし、あと、(ゲームなどで)負けることも多くて。ここが山場だとみんな考えていたと思うんですけど、他の試合はほとんど先制点を取られて、先制点取られると毎回αは崩れてしまうので。でも、この試合では先制点を取ることができましたし、6ー1という結構点差の開いた試合で。ワセダβに苦手意識はあったんですけど、それを克服できたことで、次に進めたのかなと思います。

――決勝は早慶戦となりましたが、どのような気持ちで臨まれましたか

早慶戦はやっぱり絶対に負けられない戦いだと思っているので、負けてしまったのが悔しいですし、悔しいというよりもワセダとしては絶対に負けてはいけなかったと思うので、そこは修正していきたいです。

――惜しくも敗れてしまいましたが、試合終盤、追い上げを見せました。そのことに関してはいかがですか

出だしが悪くて後半に入って徐々に調子をあげていくようなチームだと思うんですよ、αは。2点差とか離れたときに、本当に駄目だと思ったんですけど、終盤、追い上げられるというのをみんな信じていたので1点差は悔しいんですけど、しっかり追いつけたと思います。

――最後に岡田選手の今後の目標を教えてください

まず1番近いのはウィンターで必ず優勝すること。あと、新人戦のあすなろカップも優勝することで将来的には早大ラクロス部のなかでAチームに入ることが自分の今1番近い目標です。

MF清水俊克(商1=東京・早大学院)

――このサマーステージを終えての感想を聞かせていただけますか

サマーで優勝するという高い目標を掲げてきた中で決勝まで進んで、そこを勝つことが自分たちの使命だったんですけど、勝てなくて。でもマイナスには捉えていなくて、ここで負けたことで逆にウィンター(ステージ)で圧勝してコーチを胴上げするという新しい目標ができました。

――初戦が明大、2戦目が東大αと強豪校との対戦が続きましたが、そのような相手に勝利したことでその後の試合に弾みがつきましたか

そうですね。予選で慶大βに負けちゃったりして自信を無くしている部分も多少はあったんですけど、予選から本選の2週間の間で詰めて、明大にも東大にも勝てたこと自信になりました。

――その後の早大βとの試合にはどのような気持ちで臨まれましたか

絶対に負けられないという気持ちが強くて。練習で何度も試合をしていたんですけど、いつも大差で勝っていたわけではなくて、結構良い試合をして、負けたりもしていたので。自分たちが早大αだという気持ちを忘れずに、絶対に勝つという思いで臨みました。

――決勝の相手が慶大と知った時はどのような気持ちでしたか

宿命だと思いました。先輩たちも早慶戦では絶対に勝つという思いでいますし、自分たちも絶対に勝たなければいけないと思っていました。今回は負けてしまいましたけど、決勝でケイオーと対戦できて良かったです。

――今大会の中で、ご自身の実力はどの程度出し切れましたか

自分が決めなければ勝てないと思っていて。その中で予選から本選の間で調子を崩してしまって。きょうももっと自分が決めればチームも楽になったと思うんですけど、自分の調整不足で迷惑を掛けてしまったので、ウィンターでは絶対に勝ちに行こうと思います。調子が悪い中では出し切れたとは思います。

――今大会を通して、もっとここを強くしたいと感じた点はありますか

1on1で負けないというのはワセダの強みで、そこを圧倒できるようにすればどんな相手にも勝てると思うので、1on1を大事にしていきたいです。

――最後にご自身の今後の目標や意気込みを聞かせてください

チームを引っ張っていける選手になって、ウィンターでは絶対に優勝したいと思います。

G勝本勇人(社1=埼玉・早大本庄)

――今の率直なお気持ちを教えてください

自分たちは優勝を目標としてやってきたので、準優勝は意味がないと思っています。ウインターステージに向けてみんなチームが別々になってくると思いますが、みんなでステップアップして、ウインターで圧勝できるようにしたいです。敦也(小瀬、文構4=千葉・渋谷幕張)さんと矢治(雅基、人4=東京・聖学院)さんを胴上げできるように、絶対に活躍していきます。

――予選から決勝トーナメントまで少し時間が空きましたが、どのように調整されましたか

自分は予選が全然駄目でチームに迷惑をかけてしまったので、練習から本番を意識してやってきました。

――きょうは決勝戦まで5試合戦いましたが、印象に残っている試合はありますか

自分は独協大戦が印象深いです。自分たちは練習試合で独協大に負けていて、その負けから意識を変えてやっていけたと思います。その独協大に勝てたことは良かったと思いますが、そこから慶大を倒す勢いが足りなかったです。これから独協大だけでなく、慶大、そして、どの大学も倒すイメージでやっていきたいです。

――準々決勝はワセダ対決となりましたが、どのような意気込みで臨まれましたか

早大βは自分たちと争うくらい強豪なので、自分たちは全員が全力を出し切るくらいのイメージでやりました。

――先ほどおっしゃっていた決勝戦はいかがでしたか

やっぱり早慶戦というのは自分たちにとって大切なもので、絶対に勝たなきゃいけない試合なので、本当に悔しいです。

――ラクロス部に入って初めての大会を終えられての感想をお願いします

みんな一緒に4、5カ月一緒にやってきて、良い仲間だと思います。ここからはチームが分かれてしまいますが、4年生まで日本一を目指してみんなでやっていきたいです。

――これからのご自身の目標を教えてください

ゴーリーはどうしても決められてしまう場面が出てきてしまって、みんなにはしょうがないと言われますが、自分は一本も取られたくないので、意識を高く持って、全部止めるくらいの気持ちでやっていきたいと思います。

DF栗林修平(スポ1=埼玉・浦和実業)

――本日サマーステージ決勝トーナメントを迎えるにあたってどのような意気込みで臨みましたか

練習試合でβがαに勝つことが何度もあって、今までβがサマーで優勝したことがなく、歴史を変えるためにも今年しかないと思って優勝を狙っていきました。

――1試合目、2試合目は順当に勝ち進みましたが、振り返ってみていかがですか

自分たちはオフェンス力よりもディフェンス力にすごくこだわっていて。1人1人の力がαに比べて弱いので、組織的なディフェンスをやって、しっかり守ってから攻めで2点、3点取れればいいかなという形だったので、点差的には2点、1点と結構危ない試合だったんですけど、自分たちのやりたいことはできたかなと思っています。

――準々決勝ではワセダ対決となりましたが、どのような意気込みで臨まれましたか

練習試合とか普段やっているグラウンドで勝っていても試合の場で勝って、あと先輩方に勝っているところを見せられないと意味がないので、絶対勝ってやろうと思っていたんですけど負けちゃいましたね。

――αチームに敗れてしまったとき、どのように感じましたか

勝つときは2ー1とか3ー2とかで勝っていて。点差を見ても6ー1ですよね。やっぱりそれはオフェンスの玉川(AT、法1=東京・早実)よりも自分のディフェンスの組織力が甘かったのかなと感じました。あと、出だしで3点入れられてしまってアップの弱さがあったり、試合の入り方がαよりも弱かったのかなと。自分たちは気持ち、120%、160%でいったんですけど、そこだけαと比べて劣っていたのかなと結果を見て思います。

――αチームに今回負けてしまったことで何か今後の練習で力を入れていきたいことはありますか

とりあえずこれから1年生だけでなく先輩方と混ざってA、B、C、Dチームでやっていくので、個人のスキルアップを目指してまたウィンターがあるので、β側ではなくαチームに入って優勝したいと思っています

AT玉川遼(法1=東京・早実)

――予選から決勝トーナメントまで時間がありましたが、どのような調整を行ってきましたか

(予選で)勝てたことは良かったですが、1位通過したものの、課題はあったので、課題を埋めるというのと、今までやってきたことの精度を高めるということをやってきました。

――課題というのは

得点があまり取れていなかったので、攻撃のバリエーションを増やしたり、一人一人の得点力を上げるということです。

――実際にきょう戦ってみていかがですか

初戦は自分は1点も取れなかったのですが、ちゃんとみんながカバーしてくれて、そういう部分では今まででやってきたことができたかなと思います。

――2試合目では得点を決められました

一応取れたことは取れたのですが、自分が取れたのは、周りが自分に良いボールをくれたからなので、個人個人が成長できていたなと思います。

――準々決勝はワセダ対決となりましたが

たまにも練習試合で勝ったりしていて、でも本番で勝たなきゃ意味ないと言っていました。いろいろ対策をして、絶対勝ってやろうという気持ちでいたんですが、向こうも絶対負けられないという気持ちで来て、勢いもあって、ちょっと押されてしまいました。自分たちのプレーができなかったかなという思いで、すごく悔しいです。

――もう少しいけたという感じだったのでしょうか

先制点を取られてから焦ったところがありました。向こうの思うままのプレーをさせてしまって、流れも変えられなかったので、そこは本当に悔しいです。

――今大会ラクロス部に入って初めての大会だったと思います

最初はすごく緊張もしましたが、実際にずっと練習をしてきた仲間たちと試合をしたら楽しくて、できれば優勝したかったのですが、良い経験ができました。楽しみながらできたのですごく良い思い出になったと思います。

――ウインターステージに向けて意気込みをお願いします

チーム編成が変わると思いますが、αでもβでもワセダが優勝するという目標を持ってしっかりみんなで練習していきたいと思います。

MF鈴木彩大(法1=東京・早大学院)

――大会を終えての今の感想を聞かせていただけますか

とにかく悔しいです。矢治さん(雅基学生コーチ、人4=東京・聖学院)を胴上げするという目標を掲げてやってきたので、それが叶えられなかったのがすごく悔しいです。

――きょうはどのような意気込みで臨まれましたか

これまでのワセダの歴史の中で(公式戦で)βが(αに)勝ったことがないらしいので、それを達成して歴史をつくろうとみんなで言っていました。

――緊張はされましたか

みんなは分からないですけど、自分は結構緊張していて。あんまり眠れていない感じでした(笑)。

――準々決勝の早大αとの対決はどのような意気込みで臨まれましたか

αは優勝を経験して連覇もしているんですけど、βはまだ優勝したことがなくて。1番優勝に近いのがαという認識だったので、とにかく勝ちたいという気持ちでいっぱいでした。

――試合が終わった時の心境を覚えていらっしゃいますか

本当に悔しいという気持ちでしたね。ここで終わっちゃうのかってすごく残念な気持ちになりました。

――FOを務められていますが、きょうのご自身のフェイスオフについては

100点で。いや、うそです(笑)。FOは試合の中で重要なポジションだと思っているので、一球一球集中してやっていました。

――今大会を終えて、次の目標はもう決まっていらっしゃいますか

このサマーが終わると1年生だけのチームではなくなるので、先輩に必死に付いていって来年、再来年の早慶戦に出られるように成長していきたいと思います。

――ご自身でもっと成長していきたいと感じた点は何かありますか

やっぱりフェイスオフという特殊なポジションをやっているので、全部勝てるようなFOになりたいです。

――最後に今後に向けての意気込みをお願い致します

ワセダという日本一を狙えるチームにいるので、常に日本一を狙って、そのために何ができるかを考えながら成長していきたいと思います。



女子部

中村恵理学生コーチ(商4=三重・伊勢)、熊坂美希学生コーチ(スポ4=埼玉・富士見)

――決勝トーナメント1回戦を振り返っていかがですか

中村 最初の入りがすごく緊張していて、自分たちのチームでやろうとしていたことができなかったので、そこが敗因かなと思います。そこが一番悔しいところです。

熊坂 そうですね。確かに入りが悪かったです。後半はやりたいと思っていたことが少しずつできてきてはいましたが、立ち上がりが遅かった分、点差を巻き返すには時間が足りなかったかなという印象でした。

――後半の反撃の前には何か声掛けがあったのでしょうか

中村 1年生自身が緊張しているということを自覚して、ちゃんとリラックスしてやろうということがチーム内で声掛けできたので、それが全員のプレーにつながったかなと思います。

熊坂 まだ2点差で全然巻き返しが全然可能な範囲だったので、緊張せずにしっかり自分たちのやってきたことをやろうと言って後半は入りました。

――1回戦敗退という悔しい結果に終わったと思いますが、今大会総括していかがですか

中村 目標としていたのが優勝で、そこに遠く及ばなかったのはまだまだ努力が足りないということですし、これからウインターステージまでより一層努力して磨いていかなければいけないということを実感できました。この反省を次に生かして、どんどん成長していきたいなと思っています。

熊坂 この悔しい思いというのを、ウインターステージやあすなろカップで生かせるように、これから力をつけていきたいと思います。

――1年生はまだラクロスを始めたばかりで課題もあると思いますが、特にこれから向上させていきたいところはどこですか

中村 サマーステージまではまだ基礎力が安定していない選手が多くて、まだまだ伸びしろがいっぱいあります。その部分を上げ切れなかったのが反省としてあるので、これから基礎力を上げていきたいと思います。

熊坂 サマーステージを通じて基礎力が本当に大切になってくると感じました。特にダウンボールが取り切れないことが多くて、せっかくディフェンスで守ったとしても、ダウンボールが取り切れずにまた守らなければならないシーンがありました。ダウンボールをいかに取れるかというのがラクロスの勝敗に関わってくるので、そこをしっかり取り切る力というのを今後しっかりつけていきたいと思います。

――試合後1年生みんなとお話をされていたようですが

中村 誕生日が私たち近くて9月なのでそのお祝いと、これから頑張ろうという抱負を語っていました。

――そのTシャツが頂いたものですか

熊坂 1年生からもらいました。私はコートネームがクマなので(くまが描かれたTシャツ)。

中村 私はランなので(走っているキャラクターが描いてあるTシャツ)。

――1年生はやはりかわいいですか

中村・熊坂 すごくかわいいですね。

――学生コーチをされていていかがですか

熊坂 コーチに専念するのは初めてなので、難しいこともたくさんありましたが、1年生が一歩一歩成長する姿やこうやって還元してくれる姿を見ると、やって良かったなと思います。

中村 1年生と同じように私たちもコーチが初めてなので、失敗や至らないところが多くて、コーチも難しいところが多いんだなというのを実感しています。私たちもまだまだ成長しなければいけないなと思っています。

――これからウインターステージに向けて頑張っていくと思いますが、目標を聞かせてください

中村 優勝です!

熊坂 それは変わらず優勝ですね。

MF荒谷真由(スポ1=北海道・立命館慶祥)

――試合に臨む前の意気込みをお聞かせください

決勝リーグに進めたことをチーム内で感謝して、一人一人が戦略をもって泥臭いプレーでもいいから全力で戦っていきたいという気持ちで練習してきました。

――昨年と同じく早大βは残念ながら一回戦敗退という結果に終わってしまいましたが、この結果を受けてどのように思われますか

すごく悔しいんですけど自分たちはまだ一年生でこれからあと三年あるし、この悔しさを忘れないことでこれからまだまだ強くなれると思うので、ここだけで終わらせるのではなくて今後につなげられるように頑張っていきます。

――今回の試合相手への対策などありましたら教えてください

対策は特にしていなかったんですけれども、戦略として自分たちの持ち味がスピードだと思ったので、それを生かせるように練習では考えてやっていました。

――前半2点連取されてしまって流れを相手にもっていかれてしまったのかなという印象を受けたのですが、プレーしていてどのように感じていましたか

その通りだと思います。ただみんな緊張しちゃっていていつも通りのプレーができなくて相手の雰囲気とか、試合会場の雰囲気に飲まれてしまって、普通ならしないようなミスが目立っていました。基本的なことができなくなっていたせいで止められたはずの得点を決められてしまっていたと感じました。

――ラクロスを初めて三か月ほど経ちましたね。いまどのように感じていますか

正直、大学に入るまでやっていたスポーツのほうがまだ好きだったり、そっちのほうが得意かなって感じていたりする自分がいます。でも自分で大学に入ってラクロス部に入部するときにこの種目で頑張るって決めたので、いまはこの種目でも輝けるように頑張っていこうと思います。

――最後に、12月のウィンターステージに向けての目標を教えてください。

今度はワセダ1チームでワセダだけで出られるので、まずはその環境に感謝したいです。早稲田大学女子ラクロス部は日本一を目標として掲げているので、自分たちの学年も日本一に貢献できるように頑張っていきたいと思います。