先週行われた予選リーグで圧倒的な強さを見せた早大α。決勝トーナメントも危なげなく1、2回戦で勝利を収め、着実に栄冠へと駒を進める。準決勝の法大α戦も見事な逆転劇で制すと、勝てない相手はもういなかった。反対側の山の準決勝で早大βが惜しくも敗れた中大α相手に、8-1で大勝。これでサマーステージに続いての優勝を果たした。
日体大、横浜国立大を倒し、順調に準決勝まで勝ち進んだ早大α。頂点まであと2つのところで、法大αが立ちはだかった。フェイスオフ直後に失点し、出だしでつまずいてしまう。エースのAT秋山拓哉(スポ1=兵庫・豊岡)のシュートで終盤に1点差に迫るも、直後にカウンターを許し、流れの悪いまま前半を終えた。しかし、優勝を目指すルーキーたちにとって、2点差など大した点差ではなかった。「優勝するためには少しくらいこういう場面があってもいいだろう」。選手たちにはハーフタイム中にそう言えるだけの自信があった。後半に入ってから続く秋山へのマーク。エースが得点を奪えない中、チームメートが逆転への突破口を切り開いた。MF黒瀬聡志(政経1=東京・錦城)がシュートを決め、秋山に集中していたマークが分散。1対1の状態を作れば、自分の右に出る者はいない――。そう言わんばかりに、秋山がエースとしての意地を見せ、後半6分にようやく同点に追いつく。最後はMF田口一希(法1=東京・早大学院)が決め、この激戦を制した。
準決勝で逆転を決定づけた田口
準決勝からは一転、中大αとの決勝戦は早大αのワンサイドゲームに。「どこからも崩せてどこからも点が取れるというのが僕たちのスタイル」(秋山)。準決勝までは秋山の活躍が目立ったが、この決勝では5人の選手がシュートを決めるなど、理想的な攻め方で得点を量産した。後半は相手に得点を許さないほぼ完璧な試合運びで、サマーステージに続く2冠目を手にした。
試合後、胴上げが行われた
ラクロスをプレーし始めた1年間の集大成となるウインターステージ。技術的には上級生と比べてまだ粗が目立つが、1年生大会で2冠を収められた要因、それは『主体性』だ。「自分たちで考えて自分たちで雰囲気をつくって、練習をやろうと言ってきた」(下司健太郎α担当学生コーチ、教4=神奈川・桐蔭学園)。練習量では他大より劣っていたかもしれない。しかし選手たちが主体的に取り組み、そして考えることで、結束力などチームに欠かせない力が身についたに違いない。「ラクロスに対する思いがどこよりも強かった」と、秋山は優勝できた要因について語った。その強い思いを胸に次は3冠目、あすなろカップ優勝へ。真の最強世代になるべく、まだまだ歩みを止めるわけにはいかない。
(記事 谷口武、写真 後藤あやめ)
☆準決勝敗退も、価値ある3位(早大β)
予選を2試合連続完封勝利で通過し、勢いに乗る早大β。この日、勢いをそのままに決勝トーナメント初戦の東海大戦を7-4で制すると、次戦の相手は宿敵・慶大。キャプテン・AT田中大智(人1=早稲田佐賀)が4得点を挙げ、チームとしても攻守がかみ合い最終スコア4-2。順調に準決勝へと駒を進めた。
キャプテンとしてチームをけん引した田中大
そして迎えた中大α戦。試合開始直後、FOで中大αにポゼッションを許し、先制点を奪われてしまう。前半を2-3で終え、後半は混戦状態に。それでもMF藤野大輔(人1=豪州・タンボリンマウンテン)が鋭いショットを成功させ、終了間際に4-4と同点に追いつく。勝負の命運はサドンビクトリーへ。1本目は両者共に決めるが、勝敗を分けたのは2本目だった。田中大のショットは無情にも枠外にそれ、惜しくも準決勝敗退。その後臨んだ法大αとの3位決定戦では、終始早大が試合の主導権を握る。7-2で勝利を決め、早大βは3位でウインターステージの幕を下ろした。
3位という好成績を残した早大β。しかし、「本当に悔しい」と田中大が振り返るように結果に甘んじることは決してない。若きフレッシュマンたちはこれからも貪欲に成長を続けていく。
(記事 寒竹咲月、写真 後藤あやめ)
☆大会MVPに秋山が選出
MVPに輝いた秋山
サマーステージに続き、2大会連続で名前が呼ばれた秋山。MVPの受賞に喜びをかみしめた。「相手のディフェンスに気持ちで負けない」と語るように、秋山は積極的にゴールを放ち、得点を量産。αチームのキャプテンとしてチームを鼓舞し、文句なしの活躍を見せた。
大会終了後の集合写真(早大α)
早大β
※掲載が遅れて申し訳ございません
結果
1回戦
○早大α4-3日体大(得点者:秋山2、黒瀬、鈴木遼)
○早大β7-4東海大(得点者:沼本2、加藤、田中大、道本、小泉、仁尾)
2回戦
○早大α10-2横浜国立大(得点者:秋山3、近藤3、田口2、阿部、坂入)
○早大β4-2慶大(得点者:田中大4)
準決勝
○早大α8-7法大α(得点者:秋山5、田口、黒瀬、鈴木潤)
●早大β4-4(サドンデス1-2)中大α(得点者:田中大2、沼本、藤野)
3位決定戦
○早大β7-2法大α(得点者:田中大4、沼本、小泉、加藤)
決勝
○早大α8-2中大α(得点者:秋山3、池田2、鈴木潤、鈴木遼、田口)
関連記事
早大の新人戦2冠へ、まずは2チームが予選突破!/ウインターステージ予選(12/16)
ワセダ対ワセダ!?前代未聞の決勝戦/サマーステージ(8/28)
コメント
下司健太郎α担当学生コーチ(教4=神奈川・桐蔭学園)
――優勝おめでとうございます!いまの率直なお気持ちを教えてください
ありがとうございます。本当によく成長してくれたなと感じています。成長した上でしっかりと結果を出せたのは良かったですし、1年生としても最強世代を目指すなかで本当に良い結果となりました。僕としては最低限の仕事を果たせたかなと思っています。
――決勝トーナメントの戦いぶりを振り返って
決勝トーナメントなので厳しい試合展開が待っていることは予想していました。そのなかでも1回戦はよく勝ってくれたなと思います。準決勝の法政戦で3点差くらいついてしまって、その劣勢のときは正直負けてしまうのかなと思っていたんですけど、僕の予想を覆すくらい選手ががんばってくれて、本当に選手がつかみ取った勝利だと思います。
――苦戦した準決勝については、選手の皆さんの様子でいつもと異なると感じたことなどあったのでしょうか
いつもと違うなと思った点は特になかったんですけど、やっぱり3点差がついて負けている状態で多少焦りはあったかなと思います。それは仕方ない部分なのですが、僕からは特に指示を出すことはなかったですし、その3点差をしっかりひっくり返してくれました。選手たち自身がやってくれたことなので、本当に頼もしいなと思いました。
――予選後にもお話に挙がった攻守の切り替えの部分で、得点直後の失点が続き苦戦した印象もありました
そうですね。この一週間はずっとそのフルフィールドでの練習をやってきていたんですけど、(ボールを)相手に持たれてしまったりして、練習では(ボールを)奪いにいくようなことがなかった場面でも奪いにいってしまったりということもあって、その点を徹底できなかったということは、選手の反省というよりは僕自身のコーチングの面での反省なので、らいねん以降同じような戦い方をするのであれば修正していってもらいたいです。
――その後の決勝は快勝で締めましたが、改めてαチームの強さとはどんなところにあったと思いますか
ずっと言ってきたことはグラウンドボールのところで負けないこと、さらに強さの部分、一つのボールを持ってからの判断やどこで勝負するのか、スピード感についてでした。試合前にも言っていたことだったので、その点は体現できていましたね。
――夏まで担当していたβチームの思いも背負っての準決勝以降になったかと思いますが
βもウインターステージのなかでもすごく成長してくれました。大会前には正直なところ、準決勝まで進んで3位決定戦で勝つとは思っていませんでした。βに対しては僕が以前率いていたという個人的な思いもありますが、中央大αに負けてしまったということで、しっかりと借りを返さないといけないなと言っていたので、αとしてβのためにできたことだと思います。
――具体的に選手たちの春からの成長点は
βに関しては夏前のラクロスというスポーツを何もわかっていない状態のころから担当して、そこから教える材料だけ与えて「自分たちで考えてやりなさい」と言ってきて一生懸命考えながらやってくれました。(ウインターステージから担当した)αチームもサマーステージ(サマー)を優勝しているので、もっと戦う集団なのかなと思っていたんですが、最初に受け持ったときははっきり言うと「これでよくサマーを優勝できたな」というようなチーム状態でした。そこからβのときと同様に自分たちで考えて自分たちで雰囲気をつくって、練習をやろうと言ってきたので意識の面でもプレーの面でもかなり成長してくれたなと実感しています。僕はあくまでも選手が歩く道を示していただけなので、その道を自分たちなりに紆余曲折しながらしっかりと進んでくれたというのは選手たちの力だと思うので、こちらが感謝したいですね。
――学生コーチとしての1年間を振り返って
3年生まではケガがあったり、試合に出られなかったりで、かなり苦しい部活生活でしたが、学生コーチになったら毎日が本当に楽しくて。正直、もうすこしやりたいなと思うくらいです。本当に1年生に救ってもらったというか、学生生活を充実なものにしてくれました。
――最後に後輩たちに伝えたいことは
1年生は最強世代になることを目標にしてほしくて、そのためにはこのサマー、ウインターでの優勝に満足するのではなく、あすなろカップは勝たなければならないですし、できるだけ早い段階でAチームで活躍しなければいけないですし、自分たちの代ではなくても常に社会人を倒しての真の日本一を目指し続けなければいけないです。それは常に肝に命じて自分がチームを引っ張っているという意識で、一つ一つのプレーにこだわりを持ってプレーしてほしいです。あとは自分はけがをしてコーチになった経緯があるので、けがをしたら自分が成長する機会もなくなってしまいますし、けがには気を付けて最強世代を目指してほしいです。
AT秋山拓哉(スポ1=兵庫・豊岡)
――優勝おめでとうございます。いまの気持ちを教えてください
準決勝で苦戦してしまって、その勝利の方がうれしかったです。決勝は大差になってしまったので。それでも優勝できたので、ホッとしています。
――圧倒という感じの決勝戦でしたが、いかがでしたか
決勝はしっかりと圧倒できていたと思いますが、まだまだ力不足だなと思う部分もあったので、もっと練習したいなと思います。
――決勝では秋山選手に頼らない攻撃ができていたと思いますが
決勝のオフェンスは普段の僕たちのオフェンスだと思います。どこからも崩せてどこからも点が取れるというのが僕たちのスタイルなので、最後にできて良かったです。
――準決勝の法大戦を乗り越えたところで、気持ちの余裕などもあったのでしょうか
はい。法大戦の前に目の前でβチームが負けてしまって気持ちも沈んでいましたが、勝ち切れたので、すごく楽な気持ちで決勝を迎えられたと思います。
――その法大戦の前半、先制を許しビハインドの展開でしたが振り返っていかがでしたか
あまり経験したことのない展開だったのでベンチも声が出なくて動揺していましたが、自分が決めるという一心で後半は攻められたので、絶対に勝てるという自信はありました。何とか勝ててうれしかったです。
――ハーフタイム中のベンチの雰囲気も、切り替えムードだったのでしょうか
負けていましたが、優勝するためには少しくらいこういう場面があってもいいだろうという冗談も聞こえていたので、いけるだろうという感じでした。
――その思い通り終盤には3連続ゴールを決めました
AT、そしてαチームのキャプテンという役割を担わせてもらったので、それなりの仕事はしなくてはと大会前から思っていました。その仕事をしっかりできたので良かったです。
――横国大戦、日体大戦は振り返っていかがでしたか
日体大は苦手意識や僕自身のミスもあり、決勝トーナメント初戦ということで硬くなってしまいました。
――αチームというのはキャプテン目線から、どういったチームなのでしょうか
あまりオンとオフの切り替えができなくて練習も思うようにいかなかったこともありましたが、11月の後半ぐらいから自分たちで考えてプレーするということができたので、いいメンバーに恵まれたと思います。
――先週からの課題は克服できましたか
スピード感や判断するといったところができませんでしたが、この1週間しっかりできたので良かったです。
――改めて新人戦2冠となりましたが、いかがでしょうか
優勝しなくてはいけないというプレッシャーに押しつぶされそうでしたが、また一つカベを越えられたと思うので、次のあすなろカップもまた優勝して『歴代で最強の世代』になれるようにまたあしたから練習していきたいと思います。
――優秀選手に選ばれましたが、ご自身のプレーの持ち味はどういったところでしょうか
相手のディフェンスに気持ちで負けないといったところです。
――優勝できた要因に関してはどうお考えですか
下司さんや上級生方のご指導だったり、αチームのみんなのラクロスに対する思いがどこよりも強かったので、優勝できたと思います。
――次のあすなろカップに向けて残りの期間、どう過ごしていきたいですか
悔しい思いをした選手もたくさんいたので、また優勝できるようにしっかり練習していきたいです。
MF田口一希(法1=東京・早大学院)
――新人戦2冠達成おめでとうございます。率直な感想をお願いします
優勝できたのはうれしいですが、練習に来てくださった4年生に優勝を味あわせてあげられたことが一番嬉しいです。あとは、本来なら同じ高校出身の丸山(将史、政経1=東京・早大学院)とαで一緒にやっていたはずでしたが、丸山は肩を壊してしまって出られなかったので、その分も絶対頑張ろうと思って優勝できて良かったです。
――決勝トーナメントを振り返っていかがですか
日体大はサマーステージでやったときもぎりぎりでした。最初は焦りましたが、落ち着いてやれば絶対勝てると思っていたので、落ち着いてやれたのが良かったと思います。
――準決勝を振り返って
6-3で3点差になったときは、ちょっと危ないかなと思いましたが、秋山中心に落ち着いてオフェンスをできました。
――最後は逆転となる8点目を決められました
グラボを拾ったときに絶対自分でシュートまで行こうと思っていたので、その気持ちで決められて良かったと思います。
――サマーステージから成長した点はありますか
サマーステージが終わってから自分はBチームに入れてもらって、Aチームの人たちと一緒に練習させてもらいました。なので、1年生練習になったときにプレーに余裕をもてたのが大きかったと思います。
――Bチームの試合に参加することで今回生かせたものはありますか
周りをよく見てプレーできるようになったと思います。
――今後の目標をお願いします
目標はグランドスラムをして最強世代になることなので、あすなろカップに向かって頑張っていきます。
MF鈴木潤一(教1=東京・城北)
――優勝おめでとうございます!いまのお気持ちは
ありがとうございます!下司さんと仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。
――決勝トーナメントの戦いを振り返ると
ワセダらしさがずっと出せていたかなと思います。ニュートラルの部分、1on1であったり、ディフェンスであったりがしっかりできていたと思います。
――特に印象に残った試合はありますか
準決勝の試合ですね。3ー6になった瞬間は「ああこれは負けてしまうかな」と思ったんですけど、ATの秋山を中心に仲間たちがしっかりと巻き返してくれて最後は田口のショットで勝ち越せて本当に良かったです。
――その準決勝は大会を通して唯一劣勢に立たされた試合でした。苦戦した原因として考えられることは
ライドが相手にうまくクリアされてしまって、あまりうまく(ボールを)回せなかったことかなと思います。
――しかし、その後逆転。そこにつながった要因は何でしょうか
そこはもう気持ちですかね。やっぱりβチームが負けてしまって自分たちはもう勝つしかなかったので、勝利への思いはどこのチームよりも強かったと思います。
――決勝では快勝し、新人戦は2冠達成ということになりました
2冠で満足せず、そのあと先輩たちの全日(全日本選手権)もありますし、そこへ少しでも力になれるように努力していきたいです。
――ご自身の1年目を総括するといかがですか
自分は1on1が得意なのですが、あまりショットとかがうまくないんです。それであまり点が取れなかったので、今後は点が取れるMFになっていきたいです。
――その点についてはどのように練習していきたいですか
先輩方のプレーをしっかり見て、そこから学んでいきたいと思います。
――指導を受けていた学生コーチの皆さんへの思いは
下司さんは僕がショットが下手だということを一番理解してくれていて、マンツーマンでフォームから改善してくれました。腰の回し方、足の開き方も全て矯正してくださって、とにかく下手だったんですけど2カ月くらいでだいぶ上手くなりました。感謝しかないですね。ありがとうございます!
――最強世代への挑戦もまだまだ続きます。らいねんへの意気込みを
あすなろカップはもちろん優勝して(新人戦の)グランドスラムを達成して、自分個人としてはBチーム、Aチームとどんどん上に上がって活躍できるプレーヤーになっていきたいと思います。
AT田中大智(人1=早稲田佐賀)
――3位という結果でしたが、どのように捉えていらっしゃいますか
準決勝で最後自分が決めていれば勝てたので、そこは悔しいし、今後改善していかなければいけないと考えています。
――その準決勝の中大戦を振り返っていかがでしたか
中大戦の最初はビハインドの展開でしたが、最後追いつけて自分にチャンスを作ってくれましたが、それを生かせなかったので、そこは本当に悔しいです。
――正直負けを覚悟するような展開でしたが、そこから追いついたことは今後の収穫につながるのではないでしょうか
そうですね。自分たちが1対1で勝てて点を取れていたので、そこは良かったと思います。
――サドンデスになりましたが、なった時の心境はいかがでしたか
自分が決めれば勝てるわけで、緊張しているかなと思いましたが、逆に何も考えられなくなりました。
――ああいった場面は初めての経験なのでしょうか
はい、初めてです。
――1点目は決めましたが、2点目を決められませんでした
自分の中では2点目も入るだろうとは思っていましたが、ゴールに近づき過ぎてしまって、それでゴーリーに止められてしまったかなと思います。
――3位決定戦は快勝となりましたが、いかがでしたか
自分個人としては準決勝自分のせいで負けていたので、モチベーション的にもそれを取り返すために、なるべく自分に決めさせてくれと言いました。それで点が取れたのは良かったと思います。
――優勝にあと一歩、何が足りなかったとお考えですか
最後の集中力と、勝ちへのこだわりが足りなかったと思います。
――βチームや、田中大選手の持ち味は何でしょうか
勢いをつかめたらその勢いにしっかり乗って強い相手でも倒せるところだと思います。
――あすなろカップに向けて強化したいのは、どのようなところでしょうか
個人としては、勝負強くなること、しっかり(シュートを)決められるようになることです。チームとしては、βのメンバーだったら最後のグラウンドボールを取ることや、大事な場面でのパスのミスなどがあったので、そこはしっかり改善していかなくてはいけないです。
G宇野達郎(人1=東京・桐朋)
――試合を終えられての率直な感想をお願いします
やはり決勝でαチームとやりたかったですね。でも、一応3位なので、らいねんのパンフレットにはワセダが2つ載るのかなということで、良かったと思います。
――決勝トーナメントを振り返っていかがですか
1試合目は自分が油断していて、4失点のうち自分のせいで2失点したので、そこは申し訳なかったです。2試合目の慶大戦は、オフェンスが頑張ってくれました。最後の中大戦はサドンデスで、最後自分で決まってしまったというのがつらかったですね。
――3位決定戦の法大戦を振り返って
いやもう無心でしたね。
――守備面ではどのような点に気をつけましたか
僕は打たれると普通に入ってしまうので、なるべくディフェンスには相手と接点を持って打たせないように、打たせても緩い球が来るようにしてもらっていました。
――サマーステージから成長した点はありますか
次球がここに来るんだろうなとか、シュートがここに来るんだろうなということを予測してできるようになったかなと思います。
――今後の目標をお願いします
謙虚にチームを上がって、先輩に認められるようなゴーリーになりたいと思います。