早実高時代からの付き合いであるAT岸本僚介(政経4=東京・早実)とAT伊藤大貴(教4=東京・早実)。高校時代はともに白球を追いかけていた2人は、いまやREDBATSのAT陣に欠かせない存在だ。いよいよ迫ってきた最後の大舞台。学生日本一、そして悲願の全日本制覇に向けた、ポイントゲッターお二人の熱い思いを伺った。
※この取材は10月15日に行われたものです。
チームとして成長できた
ラストイヤーへの意気込みを語る岸本(左)と伊藤
――関東大学リーグ戦(リーグ戦)を振り返っていかがですか
伊藤 自分は8月6日の夏合宿でケガをしてしまって、2戦目まで出れなかったのですが、開幕戦は彼(岸本)がクロスチェックに引っかかって、引き分けてしまいました。結果、3戦目の一橋大戦が負けたら終わりという状況になってしまったのですが、そこでなんとか復帰してチームも勝つことができ、その後も全部勝って1位通過できたことはよかったかなと思います。
岸本 自分がいたから勝ったみたいだね(笑)。
伊藤 いやいやいや。でも1位通過できて本当によかったです!
――岸本選手はいかがですか
岸本 ことしはヘッドコーチが嶋田さん(雄二監督、平7政経卒=神奈川・桐光学園)から、直さん(平山直ヘッドコーチ、平19人卒=東京・桐朋)に代わって初年度でした。いままで嶋田さんの下リーグ戦を勝ち続けてきていて、記録として残っていたので、直さんに代わった瞬間に自分たちの代で記録を止めてはいけないというプレッシャーは正直ありました。しかも初戦は自分のせいで引き分けてしまい、結構プレッシャーがかかっているなかで、その後を勝ち進んでいけたのはチームとして成長できたのかなと思います。
――東大との開幕戦は五月祭では快勝した相手ということもあり、手応えを感じて挑めたのではないでしょうか
伊藤 自分は(ケガで)ベンチに入ってなかったのですが、ちゃんとやれば勝てると思っていました。ですが最初から苦戦していて、最後は岸本が2人のディフェンスをかいくぐって決めて、「勝ったな」と思ったら、(クロスチェックに)引っかかって(笑)。まぁ勝てるだろうなとは思っていました。
岸本 油断はしていなかったのですが、相手の方がうちの準備以上に研究とかしていて、ラクロスの技術うんぬんじゃなくて、戦術やチーム全体のまとまりとしては東大の方が上でした。なので、五月祭から変わったところがチームとしての完成度なのかなと思いました。
――初戦に引き分けた結果、3戦目の一橋大戦は負けたら終わりという状況でした。その頃の練習や試合を振り返ってみてください
伊藤 試合の1週間前に復帰して、自分自身も出してもらえるかなと不安もあったのですが(笑)、オフェンスリーダーの岸本君が出してくれました。その1週間はいい雰囲気で練習できていましたし、試合も春は序盤で崩れることも多かったのですが、あの試合は終始崩れることがなかったというか、4年生も3年生もみんなでダメな時は励まし、いい時は押せ押せで戦えてよかったです。
岸本 自分としては幹部で、プレッシャーはすごく感じていましたし、(リーグ戦2試合目の)東京理科大戦の前にはBチームに負けてしまって雰囲気がやばい時もありました。それでも東京理科大に勝ったということで、一度Bに負けてどん底を味わってから、登り調子のなかで一橋戦を迎えられたのかなと思います。
――プレッシャーがあったということですが、プレーが硬くなったりしませんでしたか
岸本 あった?
伊藤 みんなしっかりプレーできてたかなと思います。
岸本 先制点が大きかったかなという感じです。
伊藤 1クオーターに取れたからね!
岸本 しかも、一橋大はゾーンディフェンスをやらず常にマンツーマンディフェンスのチームなんですけど、ワセダに対してはゾーンでくるんじゃないかと読んでいました。案の定ゾーンできたというのもあって、戦術的にも準備していたので、余裕を持って試合に入れたし、先制点も取れて余裕があったのかなと思います。
――良い意味でも悪い意味でもいいので、印象に残っている試合があったら教えてください
岸本 これはちょっと…。開幕戦のクロスチェックじゃないんですかね(笑)。東大戦で引き分けたからこそ、成長できたかなと。僕が言うセリフじゃないのですが(笑)。
伊藤 でも、なんか強くなれた気がします。
――伊藤選手はいかがですか
伊藤 一橋大戦は印象に残っていて、いままでの試合で、勝って一番うれしかったし、みんなもうれしかったと思います。
――チームのことを伺ってきましたが、ご自身のプレーについての評価を教えてください
伊藤 まだまだかな、という感じです。
――具体的にはどのようなところがまだまだでしょうか
岸本 全部か(笑)。
伊藤 自身持っているところは自信を持ってプレーできたのですが、ケガしてて体力もまだまだですし、戦術方針に付いていってるくらいかなと。もう少し引っ張っていけるようになればいいかなと思います。
――岸本選手はいかがですか
岸本 自分としては得点にこだわりたいなとシーズンが始まる前に思っていたのですが、リーグ戦を通して5点だったので、そこでの貢献ができなかったと思います。特に東大戦で序盤からアタックで支配してたら変わった展開になったかなと思うので、反省しています。
――アシストするシーンが多かったように思いますが、やはりゴールにこだわりたいということでしょうか
岸本 そうですね。得点の方が目立つので(笑)。あと、基本的には早スポのインタビュー呼ばれるのも得点順じゃないですか!しかもアシストだと記録に残らないので(笑)。
伊藤 でもなんか、マネージャーにアシストも付けろって言ってます!
岸本 いや、そういう風潮になってます(笑)。メールで(試合の)結果が送られてくるんですけど、基本的には得点者しか載んないんです。でもマネージャーが気を遣ってくれて、自分のアシストの時だけカッコしてアシストしたこと書いてくれて(笑)。気を遣わせちゃっているので得点します!
――伊藤選手は夏合宿でケガされましたが、ケガをしたとき何を思いましたか
伊藤 ケガした瞬間はまだ開幕戦に間に合うかなと思っていたのですが、宿舎に戻ったら「あ、これは無理だな」と思って。膝のケガで、前十字靭帯をやっちゃったらヤバいんですけど、幸いにも内側靭帯だけだったので、救われたなという感じでした。
――岸本選手は伊藤選手のケガを知った時の気持ちはいかがでしたか
岸本 まぁ大丈夫かなって(笑)。最初は「大丈夫」って言ってたので。でも、いっちゃん(伊藤)がいなくても、大雅(AT篠崎大雅、スポ2=栃木)だったり俊(AT山口俊、国教3=神奈川・湘南)だったりが成長してきてるのを感じていましたし、いなくてもこの先戦っていかないといけないので、いい意味で気を引き締められる機会でした(笑)。
――4年生の2人から見て今季のAT陣はどう映りますか
岸本 下級生を含めAT陣のことは信頼していますし、個人でも流れの中でも点が取れるので、いまの段階では学生相手だけじゃなく、社会人に対しても完成度では高いのかなと思います。
伊藤 みんな、すごいうまいです。
岸本 小学生並みの答えだな(笑)。
伊藤 自分はケガしてたんですけど、アタックの争いが激しくなるんだろうなと思っていたので、俊も大雅も峻希(AT畑田峻希副将、スポ3=福井・若狭)もうまいですし、自分も早く戻らないと出られないなというのは感じていました。
――ポジション争いは激しいですか
岸本 そうですね。いまAチームには俊と大雅がいるんですが、たろう(AT土井一生、スポ4=東京・早稲田)、馬場ちゃん(AT馬場浩樹、国教3=米国・バロアルト)、小宮山(AT小宮山駿之介、法3=東京・早稲田)、髭本(AT髭本慎吾、政経2=東京・早大学院)と、スタメン争い、あるいはAチームの争いというのは昨年以上のレベルでできていると感じるし、特に下級生の台頭はチームを押し上げてくれるので助かります。
――お互いのプレーについてはどう思いますか
伊藤 どのくらい褒めればいいですかね?
岸本 すごい褒めてね(笑)。
伊藤 シーズン序盤は結構1on1で勝負して、強いのにボールを落とすというシーンが見受けられたけど、最近は減ってきて、シュートも打てるしパスも出せる、すごい頼りがいのあるオフェンスリーダーです!
岸本 もうちょい良いこと言えたでしょ(笑)。
――ということですが、他になにかありますか
伊藤 うーん…、7年目なので息はピッタリです!
――岸本選手から見た伊藤選手はいかがですか
岸本 伊藤選手はシュートに関しては全面的に信頼してるんで問題ないんですけど、改善してほしいプレーがいろいろと(笑)。あとはケガだけはしないようにと。
――4年生全体として、最上級生となって意識などに変化はありましたか
伊藤 感じていたのは、幹部陣はもちろんあったのですが、五月祭とか六大戦(東京六大学交流戦)の頃は4年生が引っ張れている感覚はなかったです。それでもリーグ戦を通して点を取ったり、グラウンドボールを拾ったり、4年生が中心になってできているかなと思います。
岸本 個人的にはオフェンスリーダーなので、得点に関わりたいと思っていたシーズンで、得点とアシストという数ではある程度できました。4年生全体は、昨年の4年生がすごくうまく、得点に絡める選手が多かったので、その役割を4年生には要求してきました。いまは他の4年生も含めてファイナル4、ファイナルときつい試合に向けて得点に絡めるようになってきている、という段階です。
――岸本選手は昨年の対談で「3年生も自主練習が足りない!」とおっしゃっていましたが、4年生になってはいかがですか
岸本 全日本選手権まで進めば2か月ありますし、ヘッドコーチからも言われたのですが、2か月はまだまだ伸びる時期なので、もっと練習しろ、って書いといてください(笑)。
高校時代から変わらない
復帰戦から結果を残した伊藤
――ラクロスを始めたきっかけを教えてください
伊藤 僕は普通に10年間野球をやってきて、大学の野球部に入ろうかちょっと迷ったのですが、やっぱ野球はいいやって思って、球技スポーツで体育会で何か頑張りたいなと思ったときに、ラクロスがあったという感じです。で、ラクロスの体験に行ってみて決めました。
岸本 特に決めたきっかけは覚えてないです…。就活の時はきっかけを作って行ったんですけど(笑)。実際にハッキリした理由はなくて、単純に体育会に入りたかったということと、けっこう早めに体験に来た時にボールとか投げさせてもらって、楽しいなと思ったからです。
――体験には2人で参加されたのですか
岸本 初めての時は一緒に来たよね。
伊藤 あと、試合も見に行きました。
――伊藤選手は野球に対して未練は残りませんでしたか
伊藤 野球もやりたいなという気持ちはあったのですが、いまはラクロスをやってよかったなと思います。
――ラクロス部に入っていなかったら、どのような大学生活を送っていたと思いますか
伊藤 想像できない(笑)。
岸本 野球やってんじゃないの?
伊藤 まぁラクロスしてなかったら野球やってたと思います!
岸本 難しいんですけど…、サッカー好きなのでサッカーサークルですかね(笑)。
――7年間の付き合いだからこそ知っている、お互いの素顔などあったら教えてください
岸本 いっちゃんは性格で得をしてる!実は腹黒いと思っています。例えばなんですけど、1年生の時にグラウンドメイクをしないといけないんですけど、それに電車の始発が遅いから来られないんですよ。さすがにしょうがないじゃないんですけど、他のみんなに負担かけていたら、普通は「別の仕事やるよ」とか言うじゃないですか!全く言わないです(笑)。
伊藤 でも、僕はよく車を出すのですが、朝の3時半とかに家を出て東伏見のグラウンドまで来て、駒沢のグラウンドまでゴールを運んだりして苦労してます(笑)。
――岸本選手の素顔はいかがですか
伊藤 こわもてだけど、意外とかまってちゃんです。
岸本・伊藤(笑)。
――互いに高校時代から変わらない印象ですか
岸本・伊藤 変わってないですね!
――2人で出かけることなどは
伊藤 成蹊大戦のあとにカラオケ行ったよね。
岸本 あ、それは覚えてる!
伊藤 でもラクロス部は2人で出かけるってことはないですね。
岸本 どっかに飯を食いに行ったりということは多いです。
――学年全体で遊びに行かれたりはするのですか
岸本 そうですね。
――最近行かれたところで楽しかったところはありますか
伊藤 たぶん岸本も俺も参加率が高い方じゃないんですよ。この間は部員30人中15人くらいで伊豆に行ったみたいです。2人とも参加してませんが(笑)。
――卒論など学習面は順調ですか
岸本 僕は順調です!
伊藤 僕はやっと(卒論に)取りかかったところです。けっこう先生から警告みたいなものを出されています(笑)。
岸本 だから心配しています(笑)。
伊藤 なんとか大丈夫そうです!
――では、7年間の付き合いだからこそ感じるお互いの直してほしいところはありますか
岸本 笑って許されると思っているところです(笑)。さっき言ったグラウンドメイクのこととか、「ごめん!」って言えば許されると思ってます!
――伊藤選手にとって岸本選手の直してほしいところはありますか
岸本 ないよね?言わなくていいから(笑)。
伊藤 責任感が強いからか自分でイライラしちゃうところがあるので、そこはチームとして雰囲気悪くなっちゃうのかなと。幹部なのでそこは直してほしいです(笑)。
――他にプライベートのことで言っておきたいことはありますか
伊藤 岸本はきっと何か隠してると思います!
岸本 いやいや、なにもないですよ!
伊藤 浮いた話とか聞いたことがないので、卒業するまでに聞きたいです(笑)。
岸本 いっちゃんの直してほしいところは酒癖です。いつもはこんな穏やかな感じなんですけど、ビール飲むとすっごい絡んでくるんですよ。「ほんとやめて!」って言ってるのにやめてくれません(笑)。
伊藤 逆に彼が飲まないんですよ。
岸本 僕はあまり飲みません。
――そんなに伊藤選手に絡まれるのですか
岸本 ほんとに絡んできます!普段はこっちから絡むんですけど。
伊藤 岸本は普段から面倒くさいです(笑)。
このチームで日本一を
得点力だけでなく、視野の広さも際立つ岸本
――勝ち進んでもあと少しで引退という実感はありますか
伊藤 どんなに勝ち進んでも12月で引退ということで寂しさはあります。その分、日々の練習とかを12月まで頑張りたいなと思います。
岸本 ラクロスって他大の選手と仲良くなりやすいスポーツだと思うのですが、その友達とかも引退し始めていていますし、女ラク(早稲田大学ラクロス部女子)もこないだ引退しました。なので、自分は実感していないのですが、そろそろなのかという気持ちもあります。
――ファイナル4の対戦相手である日体大のイメージやそこに向けての練習などをしていたら教えてください
岸本 日体大に対しての練習はこれから始めていく段階で、イメージとしては、うまくて核になる選手がいるので、しっかり注意を払わないといけない相手かなという感じです。
伊藤 勢いに乗ると強いチームだと思うので、序盤から圧倒していきたいなと思います。
――ファイナルは慶大か東大との対戦になりますが、どちらとやりたいなどありますか
岸本 僕はどっちでもいいです(笑)。
伊藤 どっちも強いので、どちらでも大丈夫です。
岸本 でも早慶戦は特別ですし、しかもこの間(早慶定期戦)も決着が付いていないので、 最後にしっかり決着を付けたいという気持ちは正直あります。
――ファイナル4へ向けてチームの練習の雰囲気はいかがですか
伊藤 雰囲気は継続していい感じだと思います。僕は練習に入れていない時期があって、きょうから入ったので中の雰囲気は何とも言えないんですが、外から見たらいい感じだと思います。
岸本 社会人との試合でもけっこういい試合をして調子は上がっていると思うので、いい感じで来ていると思います。
――伊藤選手はケガの具合は大丈夫ですか
岸本 絶好調って言っとけよ!
伊藤 絶好調とまではいかないんですけど(笑)、ファイナル4には絶好調になります!
――ケガをしたからこそ得たものなどありますか
伊藤 ケガをしてグラウンド全体が見えるようになりました。コーチもそうですし、マネージャーもトレーナーも選手も、みんなに感謝しないといけないなと思いました。
――岸本選手の現在の調子はいかがですか
伊藤 まぁ絶好調だよね?
岸本 はい(笑)、絶好調です!
――この先勝ち進んでいくうえでポイントとなるのはどんなことでしょうか
伊藤 自分たちのラクロスをすることだと思います。
岸本 日体大はオフェンスがうまいチームなので、それに負けないようにワセダのOF陣が得点を重ねて、支えていくことが大事かなと思います。
――『自分たちのラクロス』とは具体的にはどのようなものでしょうか
伊藤 自分たちのラクロスは…。
岸本 代わりに言おうか(笑)。AT、MF、DF問わず、全員がゴールに向かって、全員がいろいろな状況から得点できるようなラクロスを日体大戦でもやりたいなと思います。
伊藤 という感じです!
岸本 これ、いっちゃんの言葉にしといてください(笑)。
――ファイナル4やファイナルでキーマンになる選手や注目している選手がいたら教えてください
伊藤 やっぱり、岸本君の得点に期待です(笑)。
岸本 下級生MFの吉永(吉永祐大、社3=東京・早実)、丸山(丸山卓郎、スポ3=埼玉・浦和)、坂口(坂口賢輔、法3=東京・早大学院)。この3人ともシーズン序盤からAチームにいるので、ずっと期待はしているんですけど、ファイナル4とかファイナルでも期待や信頼をしています。
――自分の見てほしいプレーはどのようなところですか
伊藤 やっぱシュートですね。
岸本 状況に応じたプレーかなと思います。得点が足りなければ得点を取りに行くし、ボールをしっかり落ち着けたいときは落ち着かせ、自分が仕掛けないといけない時は仕掛けるし。そうした状況に応じたプレーというのを見といてほしいです。
――ファイナル4とファイナルで何ゴール決めたいと思っていますか
岸本 取れるだけ取りたいです!
伊藤 取りたいっちゃすごい取りたいんですけど(笑)。2人で15点くらい取りたいです!
――最後に抱負を聞かせてください
伊藤 このチームで日本一を獲りたいって本気で思っているので、そのためにできることは何でもしたいと思います!
岸本 目標はあくまで日本一で、社会人を倒すっていう目標があるんですけど、そこまでに全日本学生選手権を勝たないといけないですし、ファイナルやファイナル4も突破しないといけません。なので地に足つけて、相手を倒していきたいなと思います!
――ありがとうございました!
達筆な字で意気込みを書いてくださいました!
(取材・編集 菅原拓人)
◆岸本僚介(きしもと・りょうすけ)(※写真左)
1992(平4)年9月4日生まれ。180センチ、77キロ。東京・早実高出身。政治経済学部4年。昨年に引き続き2度目の対談となった岸本選手。取材中、カメラを向けるたびに顔を向けてくださった姿が印象的でした。ちなみに、自身の背番号『94』の由来は、「9月4日生まれだから」とのこと。大舞台で背番号『94』のゴールラッシュに期待です!
◆伊藤大貴(いとう・ひろき)(※写真右)
1992年(平4)5月28日生まれ。172センチ、71キロ。東京・早実高出身。教育学部4年。取材後に色紙を書く際、誰よりもじっくり考えていた伊藤選手。書こうとしていた文字が堤選手と被ってしまい、考え直すというハプニングもありました。それでも、他の部活を参考にしながらレイアウトにもこだわって書いてくれた『不撓不屈』の文字はさすがの一言です!