厳しい結果に

馬術

 各大学が代替わりを経て今回の2大会に挑んだ。どちらの大会も障害飛越のみで勝敗を決定。関東学生新人戦(新人戦)には工藤千明(人1=東京・三鷹)が、関東学生会長杯争奪戦(会長杯)には平栗祐介(先理2=東京・開成)と田中萌(スポ1=東京・関東国際)が出場した。結果は工藤が14位。平栗と田中の両名は第1走行目で馬が3反抗し失権、それを受け第2走行目は棄権した。

内容に不満を感じた工藤と稲帥

 「現在乗っている馬に上手く乗れていないことも含め不安要素は多々ありました」(工藤)。その言葉通り少々精彩に欠ける走行だった。前半に障害を1つ落とし、10番障害では馬が反抗。次も反抗されれば失権になってしまうという厳しい状況だったが慌てず持ち直し、2回目の挑戦では見事障害を超える。だが反抗したことも影響してタイムでは3点の減点となった。総減点11点で、14位と満足のいく結果は出せず大会を終えることに。一方会長杯では、稲斗に乗った平栗、Sグランに乗った田中共に3反抗により失権となった。馬の調子が悪く、2走行目でも失権になることを見越し両名ともに2日目は棄権。実力を発揮できず大変悔しい結果になった。

 新体制で挑んだ今大会。納得の出来を披露できた選手はいなかったが、この経験はワセダにとって大きな糧となっただろう。今季は始まったばかりだ。これからの馬術部の飛躍に期待したい。

(記事、写真 藤巻晴帆)

コメント

工藤千明(人1=東京・三鷹)

――今大会への意気込みは

現在乗っている馬に上手く乗れていないことも含め不安要素は多々ありましたが、精一杯頑張ろうと思いました。

――試合を振り返っていかがでしたか

内容、結果共に良くありませんでした。特に内容が悪かったことが問題でした。馬の調子は良かったので乗り手が色々と改善しなければならないと思いました。

――今後に向けての目標や改善点は

内容のいい試合が一試合でも多くできることが目標です。一瞬判断を誤っただけで全てがダメになってしまうので、まずは丁寧なコース走行が出来るように練習していきたいです。