大学日本一の座をつかみ取るために繰り広げられる熱き戦い、全日本大学選手権(インカレ)の季節がやってきた。男子舵手なしクォドルプルで戦いに挑むのは川田悠太郎(国教3=東京・早大学院)、菅原拓磨(国教3=東京・早大学院)、杉田陸弥(人3=栃木)、寺田圭希(人3=滋賀・膳所)の3年生クルー。この大舞台を前にして今シーズンを振り返っていただくとともに、インカレに対する思いの丈を伺った。
※この取材は8月1日に行われたものです。
「結果を出したい気持ちが大きい」
留学から帰国した川田
――今シーズンに向けて冬場はどのような練習を行っていましたか
杉田 監督が代わって最初の冬だったので、監督(内田大介監督、昭54教卒=長野・岡谷南)のやり方である「当たり前のことを尋常でなくやる」ということをやっていました。例年以上に川に出て、長距離の漕ぎ込みを年末の(12月)29日までずっと続けていました。
寺田 一つはウエートトレーニングなどで体を鍛えていました。あとは有酸素運動です。長い距離を漕ぐということを取り組んできたと思います。それで体力の強化など基礎的なトレーニングをしていました。
菅原 僕と川田さんは留学中だったので冬場は練習しないです(笑)。ワセダでもないし現地でも、僕の場合は練習しなかったですね。エルゴ大会に出たくらいかな。
川田 ちょっと漕いでいたくらいですかね。あとはウエートトレーニングです。
――学年が上がって気持ちの変化はありましたか
寺田 いままでは先輩に引っ張ってもらう立場だったのですが、今回は上級生がいないということで自分たちで動かしていくということに少し苦労はしています。でも、そこでどれだけ自分たちでつくっていけるかっていうのは試されていると思うのでしっかりと頑張っていきたいです。
菅原 何をつくるの?
寺田 クルーを。仕上げてっていうのを自分らでやらないとならないですね。
菅原 全員同期だしね。そこは楽だよね。
川田 個人的には留学していたので、そのまま2年生という感じでいます。
菅原 確かに。それはありますね。
川田 だからちょっと抜け切れない感じがあって。もうすぐ最上級生になるっていう実感はあまりないです。
――前期を振り返っていかがですか
菅原 川田さんが(留学から)帰ってきたのが7月で、僕は6月の中旬に帰ってきたので前期が半分終わっている状態でしたね。だから何とも言えないです。いきなり東日本(選手権)に出されて。個人的にはすでにレースに3回出ていて、結構良いシーズンの幕開けになったんじゃないかなと思います。かなりの実践を積んでシーズンが始まったのでインカレでこのままずっと良い調子でいきたいです。体も良い調子ですね。
寺田 ここにいる部員は全員レースを2本以上今シーズン漕いでいるので、夏につながる漕ぎができていると思います。ここで夏に結果が出せたらいいなと思っています。
菅原 出したいね。
杉田 僕は早慶戦(早慶レガッタ)でセカンド(第二エイト)に乗ったのですが結果は負けて、軽量級(全日本軽量級選手権)でシングル(スカル)に出ても全然駄目で。結果から見たら全然駄目なのですが、そのために夏は夏はと思ってやってきたので結果を出したい気持ちは大きいです。まずはインカレで結果を出したいなと個人的には強い気持ちでいます。
川田 自分は菅原と違って全然レースに出ていなくて、週末だけ漕いでって感じでした。いまは自信をなくしているところなのですが、それはどうしようもないのでとりあえずレースを楽しみたいです。練習も楽しんでやっていきたいですね。
――前期に点数をつけるなら、どれくらいですか
杉田 60(点)くらいかな。レースの結果はついてこなかったのですが、少なくともエルゴは(記録を)更新して夏に入れたので全く前進していないわけではないかなと。なので、60点くらいかなという感じです。
菅原 一応スウェーデンでレースに出ていて、一回優勝して3本レース漕いだ中で一個優勝して、もう一個が順位つけて、東日本(選手権)が駄目で(笑)。自分に点数つけるとしたら7、80点はあるんじゃないかなと。スウェーデンってレースに出るために、ものすごいいろんな練習だけじゃなくて別のところで尽力したのでそこに関しては自分に点数をつけたいなと思います。帰国後の時は大会で結果は良くなかったんですけど、いま漕いでいて悪い感じはしないので良いシーズンが迎えられるんじゃないかと思います。このまましっかりやれば良い結果が残ると思うので、期待も込めて80点!
寺田 僕は30点くらいです。
一同 (笑)。
寺田 良い練習はできていると思うのですが、そこからシーズンにつなげていくことができていないと思います。結果が全然出ていないのでここでしっかりと結果を出せるようにしたいです。
川田 僕も30点くらいです。留学中はもっとやればできたかなと。いまもまだ全然前ほどは漕いでいないので早く取り戻したいですね。
――菅原選手と川田選手は留学なさっていたということで、留学先で日本との違いは感じましたか
菅原 練習環境はここ(早大合宿所)は世界一だと思います。朝起きたら10分後には船を出せるので、すごく良いと思います。僕は練習場までだいたい片道1時間はかかっていたので週に漕いでも2、3回くらいでした。一緒に練習する人が少なくてSNSみたいなので「きょう練習するけど、来る?」みたいな、募って一緒に練習するという感じでした。常にクルーが変わって長期的にずっとこの大会に向かってやっていこうという感じではなかったので、ここは勝手に船も人員も練習環境も与えられているので素晴らしい環境だと思います。
川田 僕も似た感じなのですが、取り組み方が全然違うなって。向こうでは週末に何時集合だからっていうのがだいたいで決まっていました。自分の部だと朝9時半に集合して、そこにいる人数によって何に乗るか決めるという感じです。例えば6人いるなら女子2人来てこっち乗ろうみたいになってエイトになったりとか、きょうは4人だからフォアにしようとか。適当な感じでしたね。
菅原 僕もそうでしたね。
川田 川で練習していたのですが2周くらいして。でも片道5キロくらいあったのかな。
菅原 すごいですね、それは。
川田 たぶんそこまではないけど、20キロくらいは漕いでいたのかな。
菅原 僕は練習環境が1カ月に3カ所くらい転々としていたので、いつも漕いでいる場所と違うところでした。近い町に3つボートクラブがあってそこを転々としていました。漕ぐ人は初対面の人が多かったですね。
川田 僕は一つのクラブチームにずっと所属していました。ある意味この艇庫みたいな感じです。別のところからみんな集まってきて、川もすぐ道路挟んであって、集まって何人いる、じゃあ船出す、上がったら終わりみたいな感じでしたね。まあ、楽しかった?
菅原 楽しかった。
川田 ボートを漕いでいるって感じでした。ボートを練習しているって感じで。
菅原 そうですね、すごく貴重な経験ができたのかなと。
「一番良い距離」
丁寧な受け答えが印象的な菅原
――4人の仲はいかがでしょうか
杉田 同期だから他のクルーよりはやりやすいかなって。
菅原 個人的な試みとして苗字に君付けで呼ぶっていう(笑)。
杉田 勝手にやろうとしてるだけだから(笑)。
菅原 全然僕のこと呼んでくれないんですけど。杉田君とか寺田君って呼んで隔たりをなくそうとしています。あとはこいつ(寺田)縮毛矯正かけたんですよ(笑)。船が蛇行するんで気持ちから入ったらしいです。でも、あんまりみんなでごはん食べに行かないよね、みんなで。
川田 きのう行くと思ったら、バラバラだった。
菅原 きのうは疲れたからね。仲は…そんなに良くないです。
寺田 そうですね、悪くはないけど良くはないですね。でも、やりやすいね。干渉しないのが一番と言いますし。
菅原 一番良い距離ですね。近過ぎず遠過ぎずですね。
――仲の良い先輩や後輩はいらっしゃいますか
菅原 時期によって変わりますね。最近は有田(雄太郎、法2=東京・早大学院)と石橋(広陸、スポ2=愛知・豊田北)とよくロードバイクに乗って補強みたいな、練習終わった後に自転車乗りに行ったりするので最近はそいつらと仲良いですね。先輩は全員敵です。
杉田 部屋一緒の東(駿佑、政経2=東京・早大学院)かな。
寺田 たまにごはん行くくらいで、特に何か、行こうぜとかはないです。
菅原 誰も友達じゃないの(笑)?
寺田 そんなことはない。同じ高校の先輩がいるんですけど、たまにごはん行きはしますね。
川田 学院(早大学院)出身なんですけど、コックスの中村(拓、法4=東京・早大学院)が学院時代同期だったので仲は良いです。後輩は誰だろう…?順ちゃん?トレーナーの高山順(スポ2=秋田)は最近よく飯に行きますね。
菅原 よく肩甲骨回ししてもらっています。
――クルーの中で、お互いの印象はいかがですか
菅原 寺田は艇に乗って、艇が進むとすごくほえます。いつもと一変するよね。意外と熱いキャラです。川田さんはもう学院の時から一緒で、高校の時は一緒に乗ってないから何とも言えないけど…。
川田 大学に入ってから仲良いよね。
菅原 よく乗りますね、一緒に。留学出国直前の東日本選手権にもダブル(スカル)で出て、そこそこ良い方でしたね。楽しかったです。杉田は、俺がいない10カ月で一番変わったと思う。良い意味で。
杉田 それ初めて聞いたんだけど(笑)。
菅原 あれ言ってなかったっけ?
杉田 言ってないよ。
菅原 杉田は3番なんですけど、一番しっかり(自分の作った)リズムを任せられる、技術的にかなりレベルアップしたなという感じです。エルゴもいま俺とベストタイムがほぼ一緒だし、しっかりドライブも預けられる。いま、かなり信頼を置いています。
杉田 それはありがたいです(笑)。
寺田 菅原君はちょっとおかしいんですけど、場をよく和ませてくれて、いつもポジティブな人だと思います。川田君は留学から帰って何かちょっと変わったなと。
川田 うざくなった?
寺田 そう、面倒くさくなった。ちょっと…いけ好かないオーラが。
菅原、杉田 言うねえ(笑)。
寺田 なんだろう。イケてきたなと。ひげも伸ばして…よく分からないですけど。
菅原 よく分かんないのかよ(笑)。
寺田 杉田君どうなんですか。
杉田 まあ菅原はこんな感じにいつも盛り上げて、落ちている時も見境なくワーワー言うんじゃなくて、良い方向にいくことだけをいつも考えて良い意味であおってくれます。寺田は熱くなったら誰よりも大きく後ろからコール掛けてくれるし、川田も、寺田が死にかけのときは川田から声出してくれて、いつもありがたいなと思っています。
川田 杉田と寺田とは、ほとんどレースに一緒に出たことがないです。杉田とは、杉田の初レースの東日本選手権に出ましたけど、あの時と比べたら全然違います。良い感じ。
杉田 良かった。
川田 言うこともはっきりしてくるようになったし、艇の上では。
菅原 まだちょっと、ウニャウニャしてるけど。
川田 陸でもうちょっと…。
杉田 努力します。
――オフの日はどのように過ごされていますか
杉田 質問の鬼門(笑)。
菅原 確かに。寺田何してるの?
寺田 外に写真撮りに行きます。この前も菅原君と、六義園(りくぎえん)という庭園に写真を撮りに行くというおしゃれなことをしました。外に出て、自然の中で歩いたりするのが好きですね。
菅原 杉田は?
杉田 最近は家に引っ込んでいます。家という言い訳を使って早々に艇庫を去ることが最近は何かと多いかと思います(笑)。
川田 僕は最近よく外に食べに行っていますね。留学先であまり食べられなかったものを食べて、あとは買い物もしたりしています。
菅原 僕はお酒かな。留学中に酒量が増えたので、帰国して漕艇部のオフは節酒して大事に飲んでいます。後輩とか先輩とか部のいろんな人と飲みに行って、いろんな人と話します。やっぱり最高学年になるに向けていろんな人と話したいと思っていますね。
寺田 先週も一緒に飲みに行ったしね。
菅原 誰と?
寺田 え?
菅原 あ、行ったな。
寺田 みんなを誘って。
菅原 結構大事だよね、いろんな人と話すの。これだけ人数がいると、意外と直接話したことがない人が結構いるので。
――テストも終わりましたが勉強面との両立はいかがですか
杉田 まあそれなりにやっていれば、大丈夫なんじゃないかなと思います、俺は。
寺田 そうですね。このシーズンはあまり授業も寝ずに、しっかり聞くことができました。
菅原 WAP(早稲田アスリートプログラム)もあるもんな。めっちゃ厳しいよな。僕と川田さんは、期末がみんなより半月か一カ月早く始まったので、追い込まれたのも随分前の話なので何とも言えないです。でもワセダよりはるかに厳しかったです。これだけは言っておきます。
――海外で印象に残っている出来事はありますか
菅原 出来事はめちゃくちゃある(笑)。僕はオリンピック艇でレースに出たことかな。バルセロナ五輪のシングルスカルの艇を借りて、艇だけ借りたんですけど、オールもなくて、借りたオールがスウェーデン代表のオールでした。スウェーデン代表の、王冠3つのオールと横にSWEの文字が書かれた艇で出て、ボロ負け(笑)。あと、コースタルローイングという海のボートのワールドチャンピオンの人と、エイトに一緒に乗ったことは、一番楽しかった出来事かなと思います。
川田 僕はボート関係だったら、ロンドンに行って大きいレースを2つ見てきたことです。一つはオックスフォード(大学)対ケンブリッジ(大学)の試合を見にいって、レースを見る時の態度が全然違っていて、川沿いにずらっと並んで各大学のブレザーを着て、その大学を応援していて、手にはみんなビール。楽しみながら「GO!GO!」って感じで日本と全然違うなと。もう一つはヘンリーロイヤルレガッタという7月にあるレースです。
菅原 王室主催でしたっけ?
川田 そう。日本も2艇出ていたのですが、それを見にいった時は、社交会みたいになっていて。ドレスコードがあるようなところもあって、自分はもう普通にワイシャツにパンツみたいな感じで行ったんですけど、みんなお酒を持って、レースを見ているというよりもみんなで集まって楽しんでいるような場所もありました。やはり日本とは知名度から全然変わってくると思いましたね。
『前から』
ことしこそ結果を狙いたい杉田
――普段の練習ではどのようなかたちを意識していますか
杉田 かたちは部として監督に提示されたものをみんなで基本にして、それにいかに近づけていくかと、それにプラスして陸から見てくれるコーチの要所要所の注意をいかにやっていくかですね。
菅原 僕たちは基本的に、オールをいかに水面に入れて、そこから艇を進める立ち上げのところを意識して、艇の加減速の差をなるべくなくしたい。そこを意識するには一番前でのロスをなるべくなくしてすぐ漕いであげる、水を押してあげる(オールを水面に入れてからすばやく動かす)というところを意識させられていて、それが僕たちの問題点です。なるべく全員がそれを体現して、ストロークの僕をあとのみんながコピーする感じでロボットみたいに動けば一番速いので、そうすれば僕たちそんなにエルゴを回さなくても(高順位を)狙えるので、種目的に。『前』(オールが入水した際の動き)です!
――普段の練習の雰囲気はいかがですか
菅原 差が激しいですね。
寺田 ぐだぐだになることもあれば、きょうはいいなという勢いがあると感じるときもあって、常に勢いを持ってやっていきたいんですけど、難しい。
杉田 でも、後に引きずらないようにしていて、それはいいなと思っています。きょねんのインカレでそれができなくて、具体的にどうすれば引きずらないということがないので難しいのですが、このクルーは同期だけということもあって後に引きずらないようにやっていけているということが僕は一番いいなと思っています。
菅原 疲れてタイムでないのは当たり前だからね。そこは割り切るしかない。
杉田 悪くても引きずらない。
――練習で見つかった課題はありますか
菅原 『前』?たたき込まれてるよね(笑)。
杉田 もう前!前!前!前!言われてもなかなかできない。
菅原 結構、前まで自分たちでやっていて、途中で目標としている技術的な達成を諦めるというか、横道にそれるような感じで。自分たちの軸をぶらしているクルーが多かったのですが、今回はもうぶらさないで、できなくてもそこを狙うしかない、いつかできるようになると信じてずっと前!前!前!前!って言われて、今日やっとつかんだよな、何かを。
杉田 あれができればね。
川田 あしたできないと意味ないけどね(笑)。
菅原 ぶらさない、狙うところを。そこがすごく良いよね。
杉田 それは例年にないことだよね。
――インカレでの目標は、どこでしょうか
杉田 メダル?メダルだよね。
菅原 Aファイナル残って、どこか一個蹴散らせば、メダルがくるから。スタート100メートルで出て相手が焦ったら腹切ってくれるから(笑)。Aファイナルにとりあえず行く。それで、表彰台に上りたい。インカレで上れなかったら全日本選手権では絶対無理だからね。
一同 うん。
――そのために必要なことはなんですか
一同 『前』です!
菅原 それこそ『前』!
川田 あとちゃんと練習でできるようにだね。
菅原 確かに。あと熱中症には気を付けます。一度杉田が倒れているので。3キロ少ないからね。僕たちのクルーは、川田さんの帰国が遅かったので周りのクルーより100キロくらい練習量が少なくて、ずっと違うクルーで組んでいたので、何かプラスアルファでできるくらいは、練習の精度を上げたいと思います。
熱い闘志を秘める寺田
――もうすぐ合宿があるとお聞きしましたが、合宿で主に取り組みたいことはありますか。
寺田 『前』です!
一同 (笑)。
菅原 でも本当にそれだもんね。
寺田 そうですね。やりたいことは一つなので。そこに向かっていかにたどり着けるか、とにかく毎日それだけを意識しています。
杉田 あと相模湖でケガしないようにしたいです。きょねん僕あっちであばらを疲労骨折しまして、イメージ悪くて。ケガしたら終わりなので。きょねんは痛み止め飲んで何とか出場しましたけど。
――インカレに向けての意気込みをお願いします
菅原 『前から』。
寺田 インタビューっぽくていいね。
菅原 僕たちのキーワードです。『前から』。前から(水を)つかめばAファイナルにいけると信じています。
――ありがとうございました!
(取材・編集 黒田菜々子、喜田村廉人、写真 土屋佳織)
◆菅原拓磨(すがわら・たくま)(※写真左)
1994年(平6)10月7日生まれ。東京・早大学院高出身。国際教養学部3年。ポジションは男子舵手なしクォドルプルのストローク。盛り上げ役と評された菅原選手。さまざまな人との関わりを大切にしているようで、その人柄の良さがうかがえました。インカレでもクルーを盛り上げ、勝利に導きます!
◆杉田陸弥(すぎた・りくや)(※写真中央左)
1993年(平5)12月9日生まれ。栃木高出身。人間科学部3年。ポジションは男子舵手なしクォドルプルの3番。「インカレでは結果を出したい」と力強く語ってくださった杉田選手。夏に向けての思いは人一倍です。早慶レガッタでの悔しさをバネにインカレではその力を爆発させてくれることでしょう!
◆川田悠太郎(かわだ・ゆうたろう)(※写真中央右)
1993年(平5)7月16日生まれ。東京・早大学院高出身。国際教養学部3年。ポジションは男子舵手なしクォドルプルの2番。一年間の留学を終え7月に帰ってこられたそう。取材では留学先での出来事を丁寧に答えてくださいました。様々な経験を積んだ川田選手はより一層、日本でも活躍を見せてくれることでしょう!
◆寺田圭希(てらだ・よしき)(※写真右)
1994年(平6)6月2日生まれ。滋賀・膳所高出身。人間科学部3年。ポジションは男子舵手なしクォドルプルのバウ。穏やかな雰囲気が印象的な寺田選手。しかし艇が進むと一転、誰よりも大きな声を出す熱いキャラクターだそう。熱き思いを胸に戸田で声を響き渡らせる寺田選手の雄姿は必見です!