絶好調石田唯が優勝!

自転車

 第25回全日本学生選手権クリテリウムが東京大井埠頭周回コースにて行われた。早大からは男子クリテリウムに美甘星次郎(スポ3=鳥取・倉吉総合産)、中野大詞(スポ3=岩手・紫波総合)、大仲凛功(スポ2=愛媛・松山学院)、女子クリテリウムに石田唯(スポ3=京都・北桑田)、大蔵こころ(スポ2=愛媛・松山学院)が出場。

 男子の部が先にスタート。男子の部では1周ごとに順位によってポイントが加算され、最後の順位だけで勝負が決まらないというところが見所のレースとなっている。
序盤は美甘が集団の前方で周回ごとのポイントを獲得しようと粘る。しかし、スプリント勝負では他の選手が伸びを見せ獲得とはならなかった。大仲は逃げを狙い攻めた走りを見せようとするも、周りも速くなかなか逃げの展開に持ち込めず。最後の周回、中野が追い上げを見せたものの、後方から来た選手に衝突され転倒しゴールできず。美甘が22位、大仲は72位と伸び悩む結果となった。

スプリント勝負をする美甘

 男子より5分遅く女子の部がスタート。石田は今年は早めに逃げに持ち込め、最後は独走し1位でフィニッシュ。「逃げを狙って、独走したい」というレースプラン通りにいくこととなった。大蔵は2位争いで順天大の選手と最後の周回でスプリント勝負をするも敵わず3位でフィニッシュとなる。

独走しゴールする石田

女子は石田が優勝、大蔵が3位と好成績を残したものの、男子は課題が多く残る結果となった。今大会は強風が吹く中での難しいレースとなったが、前から準備してきた3日に控える全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会に向けて気持ちを切り替え良い結果を残すことを期待したい。

(記事・写真 長野雪華、髙田凛太郎)

美甘星次郎(スポ3=鳥取・倉吉総合産)

――風が吹いてる中でそれを考えて走りましたか

 このコースは2年走ってあまり風が吹かないコースだったのですが、今年はゴール前は追い風で反対は向かい風って感じだったので、しっかり力の使い方を考えて走りました。

――今日のレースプランを教えてください

 なるべくチームの1人でも上位になれるようにしたことと、残りの最終コーナーからチームで動いてなるべく前の着が取れるようにと最後早稲田でしっかり動いて最終のでかいポイント取れるようにしたことという2つです。

――去年もこのレースに出場されていましたが、去年のレースを踏まえて今年活かしたことはありましたか

 去年と同じメンバーでそこはかなり準備してこられた部分ではあったのですが、みんな個人で出たい大会とかも別々にあるので、ここで無理して怪我とかしたくないなって言ってたのですが、こうなってしまった(中野選手の怪我)のでそこは反省点かなと思います。

――次の大会に向けて

 来週のチームトライアルっていうのがあるのですが、それはかなり期間をかけて練習しているので、チームの中でも今年一番に狙える大会かなと思っているので、ここでしっかり結果が残せたら流れができるかなと思っているので、来週しっかり結果残してチームで協力してがんばっていきたいと思います。

石田唯(スポ3=京都・北桑田)

――今日のレースプランは

 私はスピード力がなくて、「逃げる」方が得意なので、早い段階から逃げて、独走でゴールしたいと思ってました。

――見事レースプラン通りにいかれましたが、この大会の位置付けは

 全日本学生なので、チャンピオンジャージが貰えるレースなので、まだ一枚ももっていなかったのでそれを取りにきました。

――去年のレースを踏まえて、今年のレースに活かしたことは

 去年は2人の逃げを許してしまって、そこから私は集団に残ってしまって最後、スプリント勝負で全然ダメだったので、今年は絶対に1人でいって完全勝利をしたかったので、予定通りいけたので良かったです。

――優勝しての率直な感想は

 ロードレースで優勝したのがすごい久しぶりなのですごい嬉しいです。

――次回大会への意気込みは

 レースが続くので、そこは しっかり調子を上げて、まずは来週のタイムトライアルが得意種目なのでそこでも勝てるように頑張ります!