試合前コメント
大森悠矢(基理3=神奈川・鎌倉)
――今大会の目標は何ですか
個人・チームとして、団体優勝と個人優勝を目標にこの1年間活動してきました。
――5日間全体的に振り返っていかがでしたか
グライダーは上昇気流が必要なスポーツです。かなり条件が良かった日でもなかなか思うような結果が出なくて、いらない減点もあり、かなり苦しんだ点はありました。少し悔いが残る結果ではありますが、今日最終日で4年生の先輩が卒業になるので、有終の美を飾れるようなそんな1日にできたらと思います。
――コンディションはいかがですか
この全国大会の前に1週間早慶戦があって、そこから中3日か4日ぐらいでの全国大会です。自分的にはかなりコンディションは良く、メンタル的にもかなり良好で来てはいます。
――今日の天候はいかがですか
今日はめちゃめちゃ良いというわけではないですが、運が良ければコースをしっかり回れる可能性はあると思います。その時間帯、条件が出たタイミングでしっかり回ることができるように準備していきたいと思っています。
――今日の意気込みをお願いします
今日で全国大会最終日で、かつ4年生最後の大会となるので全力を出しきりたいと思います。また新しい代になるので、良い出始めとなれるようなそんな1日にできたらと思います。
稲葉宏人(基理3=大分・東明)
――今大会の目標を教えてください
今日で終わりなんですが、最初は全国大会優勝を目指していました。
――今日までの5日間を全体的に振り返っていかがですか
僕は3番手で、フライト自体は機会が少なくて、振り返ってみたら自分のフライトに関してはあまりないです。今までの練習の仕方が あまり良くなくて、他の大学に負けてしまってるかなと思います。
――フライトは何回行われましたか
フライト自体、大会自体はまだ1回しかやっていなくて、その時も点数を取れるようなフライトの時間ではなかったです。そのフライト自体というよりも、これまでの練習を振り返ってみてあまり良くなかったかなと思います。
――今大会の天候など、自分以外のコンディションはいかがですか
6日間あったうちの半分くらいは得点できる天候でした。そこでちゃんと点を取るべきだったかなと思っています。
――今日の目標や意気込みをお願いします
今日は競技時間が少なくておそらく自分の出走はないと思いますが、一番手の先輩が有終の美を飾ることができるようにサポートしていくのが目標かなと思います。
試合後コメント
伊藤大貴(基理4=神奈川・浅野)主将
――今大会を振り返っていかがでしたか
昨年から大会に出場していてこの1年間すごくいい練習ができて、大会シーズンを迎えました。得点すべき場面で得点しきれなかったり、発航順の巡り合わせ、気象条件の運というところでも、あまり運を味方につけられなかったりするところがあり、振るわない結果になってしまったという印象です。
――今日のフライトを振り返っていかがでしたか
今日はもともと13時最終発航で14時競技終了という予定で、天気予報的に13時、14時くらいになると周回ができるような気象条件になってくる予報でした。最初の方はあまり大気も動いておらず合計で3発飛びましたが、そのタイミングでは条件が出ていなくて、次飛ぶことができれば大気も回っていたので周回できるだろうと索を待っていました。そのまま曳航索が届いていれば、僕たちが飛べるという場面でしたが、本当にあと1分か2分のところで他大の機体が同時侵入してくるということで、曳航索の運搬を中断せざるを得ず飛べませんでした。それは本当に悔しいです。何だかなあという感じです。
――天候はいかがでしたか
前日(10日)は晴れでしたが全日程が全員得点できるような条件、上昇気流のトップが高い場面の時間帯が短くて、その時間帯にうまく発航順でいられることもできなかったし、そうなるまで粘ることもできなかったので、今大会は本当に悔しいです。
――4年間を振り返っていかがでしたか
僕が1年生の2月くらいから新型コロナウイルスが始まり、2年の夏くらいから段階的に部活が再開しました。本当に楽しかったですが、途中でコロナウイルスの影響で同期が減っていくこともありました。その中でもいい先輩や後輩にめぐり会えて、4年間グライダーをやることができたのは自分の人生にとっても非常に大きいものになりましたし、すごく楽しかったなと思います。
篠原衛監督
――今大会を振り返って監督から見ていかがでしたか
学生全日本大会で、1週間通じて天気には恵まれました。通常、冬ですと強風で飛べなかったり、天気が崩れて雨で飛べなかったりということもありますが、今回は全日程を通じてフライトができたので天気に恵まれた大会でした。
――今日の伊藤選手のフライトはいかがでしたか
フライト自体は悪くなかったですが、グライダーは動力がないので上昇気流がないと飛び続けることができません。今日はその上昇気流が発生する時間帯が12時から13時ぐらい、ちょうど1時間ぐらいの間しか上昇気流が発生しませんでした。その上昇気流が発生した時間帯に飛んだ学校は周回して得点することができましたが、残念ながら早大はその時間帯に出発の順番が回ってこなくて、地面に、地上にいましたので、残念ながら得点できずということになりました。ちょっと今日は早大にとってはアンラッキーな日となってしまいました。
――2年間の監督生活を振り返っていかがでしたか
学生の皆さんはよく頑張ってくれました。実績としては、訓練の実績及び、いろいろ難しい機体に移行していきます。今大会では使いませんでしたが、早慶戦ではLS4というスタンダード機、高性能な機体を導入して飛ぶことができたり、ディオディスカスという2人乗りの高性能機をまた復活させて活動に使うことができたりしたので、活動そのものは、いろいろと豊富な2年間でした。ただ、競技会というところに関しては、先ほど申しましたように、ちょっと不運な点もありまして、わずかながら、ちょっと残念なところもある結果となってしまいました。
――今後の航空部にメッセージをお願いします
航空部の歴史上、早大は常に最先端をリードして学生航空界をリードする立場にあります。これからも訓練および競技会においても、学生をリードしていくようなステータスを保ち続けていきたいと思います。