初戦は3-4で惜敗となった関東大学リーグ戦(リーグ戦)。第二節は昨季まで一部リーグに所属していた強豪、中大を相手に迎えた。開始からライトフライ級・岩田翔吉(スポ2=東京・日出)が判定勝ちを収める。しかし、その後は健闘するもあとが続かず六連敗。1-6で敗戦し、二部優勝に向け大きく遠のく結果となった。
ライトフライ級にはリーグ戦全勝を目標に掲げる岩田が出場。岩田は虎視眈々(こしたんたん)と相手の隙を伺い、冷静に試合を運んでいく。2ラウンド(R)の1分33秒には強烈な左ストレートを披露するなど終始相手を圧倒。安定したボクシングで判定勝ちを収めた。しかし、続くフライ級・花立修平(文4=東京・早稲田)が1RでTKOをとられてしまう。ここで流れを変えるべくリングに上がったのは、バンダム級・江口礼(スポ3=栃木・作新学院)だ。1、2Rは劣勢。しかし3Rでは一貫して重心を低く保ち、重みのある一打を放っていく。判定は1-2で惜敗となったが、白熱した戦いを繰り広げた。
開幕二連勝となった岩田
4戦目のライト級・田室慶多(人3=広島・修道)が1Rの2分38秒にTKO負けを喫する。続くライト級・淡海昇太(教3=神奈川・浅野)も相手のペースに飲まれて守りに入り、思うように自身のボクシングができない。判定負けとなり、思いは続くライトウェルター級・赤井雄介(政経4=兵庫・六甲山)、ウェルター級・東真也(基理2=東京・新宿)に託された。しかし、両者ともに力を出し切れず敗戦。早大は、最終スコア1-6で試合を終えた。
ボディを打つ江口
「(チームとして)スコアは悪かったんですけど、内容的には悪くない」と伊藤未来也主将(スポ4=東京・駿台学園)は試合を振り返る。早大は常にあと一歩のところで白星を逃してしまっている状況だ。残り三戦、この差をどうやって埋めていくか。まさにいま、正念場を迎えている。
(記事、写真 寒竹咲月)
関東大学リーグ戦第2節 | |||
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階 級 | 早 大 | スコア | 中大 |
LF | 岩田 翔吉 | ○3(30-27 30-27 29-28)0● | 及川 雅人 |
F | 花立 修平 | ●TKO(1R2分17秒)○ | 新井 勝 |
B | 江口 礼 | ●1(27-30 28-29 29-28)2○ | 川浦 龍生 |
L | 田室 慶多 | ●TKO(1R2分38秒)○ | 三代 大訓 |
L | 淡海 昇太 | ●0(27-30 28-29 27-30)3○ | 村田 勝彦 |
LW | ◎赤井 雄介 | ●0(27-30 28-29 27-30)3○ | 岡澤 セオン |
W | 東 真也 | ●0(27-30 27-30 27-30)3○ | 河口 周悟 |
※◎はゲームキャプテン、監督は遠藤寛治(昭60商卒=東京・早大学院) |
コメント
伊藤未来也主将(スポ4=東京・駿台学園)
――チーム全体として試合を振り返っていかがでしたか
6-1だったんですけど、そんなに相手と離れていないと思います。スコアは悪かったんですけど、内容的には悪くはないのかなという感じです。
――今後、勝ちにいくために必要なことは
これからはもう、気持ちをまた入れ替えて練習一生懸命頑張るしかないですね。
――今年のチームの雰囲気は
きょねんおととしよりも良いと思うので、いい結果が出るんじゃないかと思っています。
――次戦への意気込みをお願いします
絶対負けられない相手だと思うので、勝ちます。
岩田翔吉(スポ2=東京・日出)
――きょうの試合を振り返っていかがでしたか
こないだまで一部だった中大が、応援とチームの団結力があるなと思ったので、やっぱり早稲田はそういう部分が欠けているという印象でした。
――1-6というスコアはいかがでしょうか
バンタム級の江口さん(礼、スポ3=栃木・作新学院)が勝って、4-3で勝つイメージでいたんですけどそううまくはいかなかったです。
――今後、チームとして強化していくべき点は
やはり練習頑張ることと試合の勝ち方は違うと思うので、その辺をもう少し研究して、ラウンドの山場とかも考えながらコントロールしていけばもう少しチームとしてもよくなっていくと思います。
――次戦への意気込みをお願いします
TKOで勝ちます!