開催を目前に控えた全日本学生選手権(インカレ)。インカレでの早大の躍進には、4年生の活躍が欠かせない。最終回ではチームを支える4年生5人に、今季の振り返りやインカレへの意気込みなど伺った。
※この取材は11月2日に行われたものです。
今年度を振り返る
主将としてチームをまとめてきた小野
――右隣の人を他己紹介していただきたいです
武山達(創理4=東京・早大学院) 陽菜(佐々木陽菜、社4=東京・大原学園)に他己紹介されるの、本当に嫌なんだけど(笑)。
佐々木 なんでここに座っちゃったんだろう(笑)。
武山 席替えしたい(笑)。
佐々木 (笑)。武山達くんっていうんですけど(笑)、コミュニケーション能力は抜群に高いです。だから部員の誰とでも仲が良くて、打ち解けるのは早いと思います。フェンシング部では珍しい理系なんですけど、やっぱり頭が良くて、話していてもすごく頭の良さが分かるんですよね。
武山 よく気が合わないと言われます(笑)。
佐々木 頭がいいので、フェンシングも考えてプレーしていて、すごいなと思います。
武山 小野(真英主将、スポ4=埼玉栄)は自分たちの代のキャプテンで、下級生の頃から仕事に対する責任感が強かったです。2年生の頃からエペでは最後回りをやっていたので、部に対しての責任感も人一番強いと思います。そういうところはすごく尊敬します。
小野 気持ちよくなってしまった(笑)。茂木(雄大、スポ4=神奈川・法政二)は高校からフェンシングを始めて。インターハイで初めて会ったんですけど、そこで話した時の印象は、ちょっと怖いな、でも面白いやつだなというもので。それから実際にフェンシング部に入部して、スポ科でも同じクラスだったので、ずっと一緒にいることが多かったです。最初は怖いといろんな人から言われていたらしいんですけど、実際ちゃんと喋ってみると全然怖くなくて。周りにすごく気を遣えるし、自分の考えや芯を持っている人だと思います。留学に行ってからもいろんな世界を見て、成長して帰ってきたので、うれしいですね(笑)。
佐々木 上から(笑)。
茂木 上から(笑)。竹田くん(竹田陸人、社4=神奈川・法政二)は高校からずっと一緒なので、7年目になります。すごく明るくて、昔からフェンシングをやっているので、フェンシングに対する情熱や経験はこの5人の中では一番大きいかな。周りを盛り上げるムードメーカー的な存在ではないかなと思います。あと彼も留学をしていたので1年間会えなかったんですけど、1年後に会ったときに国際的な交流を深めていっていました。
竹田 陽菜と僕は小学生ぐらいから知り合いで。僕らはフェンシングを始めたのが早かったので。でもあまり喋ったことはなくて、大学に入学してから関わるようになりました。一見天真爛漫(てんしんらんまん)でちゃらんぽらんに見えるんですけど、実はすごく努力家で、人一倍いろんなことを考えていると思います。あとオンとオフがすごくはっきりしていて、フェンシングにはすごく情熱をかけて、遊ぶときは遊ぶ。そういう切り替えができる人だと思います。
――ここからこれまでの試合の振り返りをしていただきたいと思います。まず男子サーブルからお願いします。男子サーブルは初めて全日本学生王座決定戦(王座)に行って、王座では2位という結果になりました。しかし関東学生選手権(関カレ)では初戦敗退となりましたが
武山 戦力は元々そろっていたのは分かっていたんですけど、それが全体的に機能して。茂木、高木(良輔、スポ3=埼玉・立教新座)、小山(桂史、スポ2=東京・クラーク)の3人全員が100パーセントのパフォーマンスを出せた試合だったと思います。それでも中大には及ばなかったので、秋は絶対にリベンジしようということで。100パーセントの力を出せばできるチームだ、というのが分かったのが春の試合だったんですけど、秋の関カレでは、それが1人欠けたときにチーム全体としてどうサポートするかという面が全然機能していませんでした。慶大戦では悪い面が出てしまったので、もちろん全員調子がいいのが一番なんですけど、インカレでは誰か1人調子が悪くても他でカバーできるようないいチームをつくって、一番を目指していきたいです。
茂木 日本に帰ってくる前から、自分なりに試合に照準を合わせてはいて。部活でどういう風に練習しているかについてはあまり知らなかったんですけど、自分がアメリカで学んできた経験と日本の現場のフェンシングが非常にマッチして、精神的にも肉体的にもいい準備ができました。その結果リーグ戦(関東学生リーグ戦)では優勝はできなかったんですけど、王座に行くことはできたのかなと思います。ただ武山も言った通り優勝はできていなかったので、春届かなかった点数を詰めるために練習をしていって。でも秋の関カレでは、自分を含めケガが多くてベストコンディションで試合に臨めなくて、チームの雰囲気も悪くなってしまいました。といってもいい収穫が全くなかったわけではなくて、インカレにも出場できます。インカレでは、全員がしっかり満足した結果を残した上で団体戦に臨んで、優勝したいと思います。
――男子エペについて伺っていきたいと思います。リーグ戦では非常に悔しい結果に終わりましたが、時間をおいて振り返って何か思うことはありますか
小野 エペは基本的にメンバーがそろわないというか…。シニアのメンバーが多いチームなので、アンラッキーなのかなと。リーグ戦はまさしく加納(虹輝、スポ3=山口・岩国工)と安(雅人、スポ3=茨城・水戸一)がいなくて、自分と十河(昌也、スポ3=香川・三本松)と増田(陽人、商1=岡山大安寺中教校)で臨みました。でも他の大学と比べたら、いいチームだと思っていたので、いいところまで行けるかなと思っていたんですけど…。やっぱり団体戦はやってみないと分からないもので。最初の慶大戦は大差で勝ったんですけど、他の試合ではコンディションは全員悪くなかったのに、個人個人のミスがあったりアドバイスできなかったりなどのコミュニケーション不足で相手に流れを持っていかれてしまって。最後点数を取るけど、既に15点差離れてしまっていて負けてしまった多かったです。そこは遠征のメンバーがいない分、他のメンバーでもしっかり学生の試合を勝ち切れるようにならないといけないと思いました。あと遠征のメンバーがこっちに来たときにコミュニケーションをしっかり取っていれば、上の順位を狙えると思います。なのでコミュニケーションとそれぞれミスをしないというのがエペの課題です。それがリーグ戦の結果につながってしまって、入替戦に回ることになった原因だと思います。
――関カレはフルメンバーで挑んで3位でしたが
小野 ヤマ場は準決勝の中大戦だと、ずっとみんなで話していました。中大戦に向けてどういうふうに展開をつくっていくか、(シニアメンバーの)2人がどこで当たるのかというシミュレーションを結構してきたので、点を取られても取り返すという場面が続いていたんですけど、最後自分が出たところで相手にリードを許してしまって。そこから流れを持っていかれたというかたちになって、追い付いても相手にまた離されるという展開で。7、8セット目で2人とも戦力的にあえて勝負しないという選択を取って、9セット目の加納に回したんですけど、加納も遠征が続いていたり、JISSでハードなトレーニングをしていたり、個人戦、団体戦と連続で出ていたりしていて。加納自身もきついと言っていたのに加納任せになってしまって、相手も強い選手ですし、そこで加納に負担をかけすぎたというのは反省点ですね。でも中大戦にスポットを置いていた分、法大戦は気軽にできたというか、それぞれが自分のやりたいプレーを伸び伸びとできたので、そこは早大のいいところかなと。自由にプレーすることが一番強さにつながると思っているので。インカレでは加納がいないですけど、残りのメンバーでしっかり勝ち抜きたいと思います。
――続いて男子フルーレに参りたいと思います。リーグ戦は4位でしたが
竹田 最初の試合だけ遠征で松山(恭助、スポ4=東京・東亜学園)がいなかったんですけど、その初戦は勝つことができました。その次法大、明大と負けてしまって、翌日は日大に勝って、中大に負けて。どこが僕たちの弱いところか考えたときに、明大の試合を落としてしまったことは、最大のミスというか、駄目なところだなと。僕と中埜(匡貴、創理3=東京・早大学院)がどうしても松山頼みになってしまうところがあって。それは松山を生かすためにも駄目な部分だと思います。僕らはそうやって甘えていたところが少しあるので、そこが完全に敗因だったと思っています。
――関カレでは松葉杖をついている姿も見られましたが…
竹田 関カレは個人戦初戦負け、団体戦には出られないと散々で。チームとしては、リーグ戦で負けた明大に勝てた点は良かったと思います。僕は非常に情けないことになってしまって出られなかったので、中埜と松山には本当に感謝しています。インカレは松山と団体戦を組める残り少ない試合になりますし、僕もケガとか言っていられないので頑張って出ます。チーム一丸となっていい結果を残したいと思います。
――女子サーブルは、春は2部残留というかたちでしたが、改めて振り返っていただけますでしょうか
佐々木 あの負けに関しては、もうそんなに気にしていないです。リーグ戦と関カレを通して、メンバー1人1人の個人のレベルというのが、他の大学に比べてまだ足りていないと感じることがありました。まず個人のスキルを1人ずつそれぞれ挙げて、それがうまく団体戦で機能するといいかなと思っています。私も含めてみんなで、そういうところを課題にして、1点でも多く(点を)取れるように取り組んでいきたいと思っています。
――佐々木選手自身、昨年は学生の試合と遠征がかぶっていたと思うのですが、今年はいかがですか
佐々木 今年は、リーグ戦はギリギリ最後の試合だけ間に合って、入替戦も出られて、関カレもインカレもかぶっていないので、全試合出られる予定です。
――続いては、1年生が加入してからのチームの雰囲気をお伺いしたいと思います。男子サーブルからお願いします
武山 今年男子サーブルの1年生は青木(貴雅、スポ1=静岡・沼津西)だけなんですけど、とにかくフェンシングが大好きなやつで。練習が終わった後も、15本の試合形式の練習を残ってやりましょうよと言ってくるような後輩です。高校時代まですごくいい成績を出していたんですけど、大学生相手に戦術がはまらなくなっている部分が少しあって。最初は対応できていなかったんですけど、最近は戦術を変えられるようになってきています。成長も速いですし、フェンシングが好きというのが前面に出ている子なので、それがチーム全体にいい影響を及ぼしているなと思います。きょうもいろんなメンバーが練習後も練習しましたし。もちろん本人が実力を持っているというのもあるんですけど、そういうフェンシングへの姿勢がチームに刺激やいい影響を及ぼしていると思います。
――では男子エペお願いします
小野 陽人はインターハイで優勝していて、ジュニアの試合でもいい成績を残しているいい選手なので、チームとしてはかなり刺激されています。フレンドリーな性格で、自分は(増田と)一緒に回っていたことがあったので、先輩後輩というより弟とお兄ちゃんという感じで接してきてくれます。下手に下に回られるより、自分としてはやりやすいと思っています。チームとしても陽人のことをかわいがっていますし、陽人もチームになじんでいます。あともう1人、近代五種の伊藤悠貴(スポ1=三重・津)が入ってきて。悠貴は近代五種とフェンシングの練習を同時にやっているので、(フェンシングの)練習に来られないときもあります。フェンシングしかやっていない選手の中で一緒にやっている中で、僕からからもいろいろなことを聞き出そうとしてきて。悠貴にアドバイスすることで、自分としてもプレーを省みることができます。あと近代五種は自分にとってあまり知らない世界なので、新鮮ですね。2人とも1年生なんですけど、先輩後輩関係なくいろいろ聞いてくれるので、そこは僕としてもいいなと思っています。上下関係は一応ありつつも垣根を越えてくる、2人とも面白い子ですね。
――女子サーブルお願いします
佐々木 女子サーブルは2人入ったんですけど、2人とも真面目で、ちゃんとフェンシングと向き合っているなと感じています。村上(万里亜、スポ1=愛媛・三島)は私とプレースタイルが似ているので、個人的にレッスンをお願いしています。私としてもためになることが多いですし、私からすると他の違うスタイルの子よりも教えやすい部分もあるので、これからが楽しみだなと思っています。もう1人の服部(美優、文1=千葉・東葛飾)は頭が良くて真面目な性格です。その性格通り熱心に練習して、練習時間以外でも気になることがあったらちゃんと聞いていて、着々と力をつけてきているなと感じています。
――みなさん最上級生ですが、最上級生として意識していることはありますか
佐々木 私は今まで部活ではなくてナショナルチームの方で練習することが多くて、なかなか部活に顔を出すことができませんでした。でも今年の5月からみんなと一緒に練習できるようになったので、最上級生になっていきなり部活に来るようになったんですよ。最初は違和感もあったんですけど、この独特な早大の雰囲気で練習できることが今は楽しいです。その中で最上級生として、今まで自分がやってきたことを後輩たちにも共有していけたらと思います。その中で後輩にも感じ取ってもらえるものがあるといいなと思っているので、部全体としてというよりもまずは女子サーブルに目を向けて、チームとして結果にこだわっていけるようにしたいと今まで以上に思っています。
武山 4年生になって特別意識していることではないんですけど、4年生の中だと自分が後輩と一番仲がいいと思っているので、とにかく後輩と積極的にコミュニケーションを取ろうと。よくご飯にも行きますし。正直4年生はみんな我が強いので(笑)、とっつきにくい部分もあるかもしれないと思っていて。自分がそれを橋渡しできればいいかなと思っていて、そういう面は気にしています。プライベートではとにかくご飯に行ったり遊びに行ったりしています。フェンシングの面では、正直自分は男子サーブルのスタメン3人と比べると追い付いていないと思っています。茂木は同期ですが、あと2人は後輩で、その2人からもっと吸収しないといけないなと思って。先輩、後輩関係なく、どんどん質問してどんどん吸収しようというのを意識しています。それをきっかけに信頼してくれたらうれしいですし、自分の実力の向上にもなると考えています。
小野 2年生から男子エペに関しては最後回りをやっていたので、最上級生になったからといって種目の中ではやることは変わっていないですね。コミュニケーションを取って、しっかり何を考えているか把握した上で練習しています。エペは強い後輩がいっぱいいるので、後輩から吸収して、こっちも教えられることがあったら教えるようにしています。部全体としては、今までは学年の人数が均等で男子の部員が多かったんですけど、今は上級生よりも下級生の方が人数が多いですし、女子の部員が多くなってきているので、言っちゃいけないことと言っていいことの区別ははっきりしようと思っていますね。発言には心掛けています。
茂木 1年間いなかったので、帰ってきたときにどういうふうに部員と接するのかというのは、最初の1カ月考えて。1、2年生には初めて会ったので、距離をどういうふうに縮めていくか悩みました。特に男子サーブルに関しては、ミーティングやプライベートを通して自分から距離を縮めていきました。日本に帰ってきてからは、自分は留学をきっかけに考え方などを変えてもらった人間なので、その経験を部で少しでも生かして、人に影響を与えられる人間になれたらいいなと思っています。
竹田 フルーレ陣が今3人しかいなくて、松山は主にJISSで練習しているので、要は2人でいつも練習しているんですよ。僕が1、2年生のときフルーレ陣は7、8人いて、比較的いろんな人と練習できたんですけど、どうしても2人となると練習がマンネリ化してしまって。最近は出稽古にも行っていますけど、こういう経験を後輩にしてほしくないというか。この状況をきっかけに僕は中高生を観察して、どうやったら早大に入ってくれるかな、そして早大フェンシング部の魅力ってなんなのかな、と考えるようになりました。
早大フェンサーの日常
4年間の思い出を振り返る小野(写真左)、武山(写真中央)、佐々木(写真右)
――武田選手、茂木選手は昨年留学から帰国しましたが、留学前と比べてフェンシング部の変化を感じる瞬間はありましたか
竹田 女子が多い。
茂木 雰囲気はガラリと変わりました。フレンドリーで、下からも意見が言えて、風通しはすごく良いです。
――3人から見て、留学後2人のここが変わったと思った部分はありますか
小野 ないよね、あんまり。
武山 竹田がたまにイタリア語を話し出すぐらいです。
竹田 そんなことあったっけ?(笑)最近は英語の方が多いよ(笑)。
茂木 イタリア語のアクセントで英語を喋るんですよ(笑)。
小野 でも基本的にあまり変わっていないと思います(笑)。
――オフの日は何をしていますか
佐々木 私はフェンサーじゃない人に会います。あえてフェンシングのことをあまり考えたくないので、オフはフェンシングじゃない友達と会って、一緒に息抜きをしています。あと映画鑑賞がすごく好きなので、家で引きこもってDVDとかAmazonPrimeで映画を見るか、映画館に行って寝てます(笑)。
小野 行く意味ない(笑)。家で寝た方が絶対ぐっすり眠れる。
竹田 特にこれといって毎回同じことをすることはないんですけど、遊びに行ったりもしますし、この4人がやってなくて僕がやってることは結構審判しに行くんですよ。なんで行くかっていうと、審判する大会も高校生とか小学生の大会とかあるんですよ。いろんなフェンサーを見たいなと。
佐々木 お金のためだよ。
一同 (笑)。
竹田 僕はフェンシング好きなので、どういうかたちであれ例えば当時者でなくても、オフの日に関わっても嫌じゃないですね。
小野 あとはお金のためでしょ。
竹田 あとはお金のため(笑)。
一同 (笑)。
竹田 お金のためです(笑)。
武山 最近勉強の方が忙しくて、研究室に今年の4月から配属されて研究が始まったのと、TOEICの勉強をしないといけないので、忙しくてオフの日は結構研究室にこもって実験したりしています。あとはそれが区切りついたら友達と遊びに行ったりしています。
茂木 僕は写真ですかね。よく写真を撮りにいろんなところに出かけて、自分が知らない風景や自然とか、あとは自分が写真を撮るときに写真の中に少しメッセージを入れられたらと考えていて。
小野 ほとんどアーティストじゃん(笑)。
茂木 それを友達と結構考えながら。日本を離れてから日本の良さを理解できたので、それを日本を知らない外国人の方々にできたらいいなと最終的な目標があって、今動画を送ったりもしています。あとは英語を話す機会を日本でも確保したくて、アメリカで一緒だった友人たちで他己紹介したりとか、あとは運動するのが好きなので、普段ですけどジムとか、友達とハーフマラソンとかしたりしてます。
小野 オフの日は基本的には寝られる限り寝ているんですけど、アラームをかけないで寝られる幸せをかみしめて(笑)二度寝、三度寝をして。あとオフの日だけじゃないんですけど、練習終わった後飲みに行くというのは多いですね。これが結構息抜きになっているので、いろんな人と飲みに行ってます。
――この4年間で楽しかったことやうれしかったことはありますか
佐々木 楽しかった瞬間ないかな。
小野 ないの?(笑)
佐々木 ある?
小野 いっぱいあるから。
竹田 全然ある。そうじゃなかったら部活なんてやっていけない。
佐々木 その差かな。
竹田 あ、俺あるわ。しかもめっちゃ最近。関カレで溝口(礼菜、スポ2=千葉・柏陵)が東晟良(日体大)に勝ったのはすごくうれしかったですね。それは本当にうれしくて、言っちゃ悪いんですけど、途中までいい勝負をしていたんですよ。どうなるかな、と思っていたら礼菜がポンと取って。それはすごくうれしかったですね、自分のことのように。
小野 めっちゃいいね。ちょっとかき消されちゃったな。今ので言おうとしていたやつ(笑)。
武山 俺も。忘れちゃったわ(笑)。
佐々木 自分のこと考えていたの、すごくアホみたい(笑)。
茂木 今回のリーグで創部史上初なのかちょっと分からないんですけど、法大に勝ったことが、僕の中では一番うれしかったかなと。勝った瞬間に監督がいきなり泣きながら来て、初めて見た、って言われたので。日大にも初めて勝った?ちょっと分からないんですけど、ずっと負けていたので、男子サーブル6人で力を合わせて部員の応援ももらって勝てたときは、自分がフェンシングをやっていて一番うれしかったかなと。
小野 うれしかったけど悔しかったのは2年前の全日本(全日本学生選手権)の団体戦ですかね。もう下級生のチームで組んでいた団体戦だったので、ベスト4に運良く入れればいいよね、って話していたんですけど、とんとん拍子に勝って決勝まで行って、その時すごくうれしかったんですけど、決勝の最後の最後の試合で自分が逆転されて。全日本団体で優勝できるかもしれないってところで逆転負けしちゃったので、それがすごく悔しかったかな、というのは思いますね。もし勝ってたら、男子エペは10年ぶりに優勝するはずだったので、それを終わった後にOBの先輩方から、ああ、残念だったなぁ、って言われて。試合に負けた悔しさよりもOBに残念だったね、って言われたことの方が悔しくて泣くってことですかね。うれしかった半面悔しかった感じですかね。
武山 自分たちはリーグ戦が終わったら代交代なんですけど、強化練習が3月と9月にあって。3月の強化練習が終わった時に、男子4人は基本的に留学行っててもその前とかに一緒に練習してて。4人で強化練習が終わったときは、自分たちが引っ張ることはないんですけど、何とも言えない感情になって。気持ち的にはまだ1年生なんですよ、なんとなく上の先輩がいる気持ちがあって。そういう気持ちのまま4年生として引っ張っていたんですけど、それが終わった時に上手く表現できないんですけど…
小野 エモい感じ?
佐々木 感動の話みたいな。
武山 部活を俺たちが引っ張ってきたのが終わったんだって。そもそもずっと引っ張られてる感覚でいたのに、気づいたら引っ張っていて、気づいたらそれが終わっちゃった。まだ終わってないですけど、すごくあっという間だったけど、すごく密度が濃い部活だったな、と実は1人泣きそうになっちゃって。耐えて帰ったんですけど(笑)。というのが4年間で一番感情的になった瞬間な気がします。
佐々木 私は試合を振り返ると、学生の試合で個人も団体もあんまり振るわなかったので、なかなか試合でうれしい思いをしたことがなかったんですけど、大学入って初めて同期ができたことが、うれしかったな、と思います。私小学校からフェンシングをやっているんですけど、小学校から高校まで親と2人でずっとやってきたので、そういう同期という存在がいなくて。何かの団体に所属して頑張っていく、ということもしなかったので、家族っていうと大げさですけど(笑)。
一同 (笑)。
小野 陽菜のこと今まで家族と思わなかった。
武田 すごいね(笑)。
佐々木 ちょっと嘘臭いんだよね。やっぱり大切な存在ができたなと(笑)。
小野 笑いながら言うことじゃない(笑)。
一同 (笑)。
佐々木 私が言うとすごく嘘臭いんですけど(笑)、本当に同期とか先輩後輩と、同じ建物で練習できる存在というのは初めてだったので、うれしかったです。
――仲のいい後輩はいますか
小野 僕からしたら、エペの後輩はみんな仲いいですかね。結構ご飯とかも行きますし、練習も結構男女一緒にやっているので、その分コミュニケーションはちゃんと取れてるかなと思っていて。この種目は異常かな?
武山 そんなことない、サーブルは仲いいよ。
小野 男女でさ、一緒に行くのあんまりなくない?
武山 あーそうだね。
佐々木 確かに。
小野 そう考えると特定の後輩ではないんですけど、同じ種目の後輩はみんな仲いいですかね。
武山 自分は学院(早大学院)出身なんですけど、中埜(匡貴、創理3=東京・早大学院)っていうフルーレの後輩がいて、そいつも学院(出身)で、もう6年目の付き合いなので、結構仲いいんですね。この間、関カレが終わった後にプレゼントをくれて、すごくそれがうれしくて。仲いいのは中埜ですかね(笑)。
佐々木 私プライベートであまりフェンサーと会わないんですけど、溝口礼菜はご飯行きましょう、映画見ましょう、と誘ってくれるので、プライベートでも会う唯一のフェンシング部員です。結構フレンドリーに話しかけてくれるので、話しやすいです。プライベートなことも、フェンシングのことも。
茂木 特定の人はいないんですけど、1年生の青木(貴雅、スポ1=静岡・沼津西)と2年生の小山(桂史、スポ2=東京・クラーク)と3年の高木(良輔、スポ3=埼玉・立教新座)は、U17の日本代表で、遠征で一緒にやっていたメンバーです。プライベートで会ったり、男子サーブルでご飯食べに行ったりするんですけど、3人に関しては昔から知っているので、フェンシングの話だけでなく、いろんな話を4人でしたりはしてます。
竹田 特定じゃないんですけど、後輩はみんなかわいいと思っているんですよ。フルーレの後輩はみんな仲いいかな。よく飲みに行ったりしますし、あとはさっきも出たんですけど中埜。どうしても2人で考える時間が多いので、2人しかいないから。なのでコミュニケーションが増えましたし、いろいろ言えるような関係なんですけど。ただ僕はあんまり1、2年生の時、あんまり後輩と関わってなくて。ずっと先輩と一緒にいたので、なかなか後輩を可愛がることができない人間なのかなと思っているんですけど。ただ後輩が別に嫌いとか、嫌だな、とかじゃなくて、自分がただ単に慣れてないので、もっとコミュニケーションを取りたいです。どうやって接していいのか分からないです。
佐々木 意外。
――インカレは2年ぶりの京都開催となりますが、何か楽しみにされていることとかありますか
小野 4年生の男子は同じホテルに泊まる、しかも同じ部屋しかとれなくて、6人部屋を4人か5人で泊まるみたいな感じになっちゃったので、修学旅行気分になりそう(笑)。楽しそうですよね。
茂木 いろんな話をできると思うので。
武山 めっちゃ楽しみ。
茂木 同期5人で。
武山 あー行ったことない?
小野 5人はないかな。4人はあるけど。
武山 俺いないとかあった。
小野 あと恭ちゃん(松山)いないとかじゃない?
茂木 いろいろあってそろわなかったので、5人で学生最後の試合なので、楽しみです。
小野 俺は楽しみだよ。
茂木 こんな感じです、男子は。
佐々木 私は昔からお世話になっているフェンシングの先輩のお家に泊めてもらうんですけど、久しぶりに会えるので。それと私は卒業後もフェンシングを続けるんですけど、内定先の企業の同期になる人たちで、京都に住んでいる人たちが応援に来てくれるので、友達の前で結果を見せられればいいかなと思っています。
学生最後の試合で
インカレに向けて目標を語る竹田(写真左)と茂木(写真右)
――インカレが近づいていますが、今の心境はいかがですか
佐々木 私は来週からワールドカップでフランスに行くんですけど、帰国してすぐに京都に行って、インカレが始まるって感じで。なのでインカレの前に大事な試合があるので、そこでも昨年以上に頑張りたいなという思いもあって。そこでの頑張りをインカレにつなげられたらいいな、という感じで思っています。大事な試合が2つ続くので、インカレに焦点を当てているわけではなく、そこを頑張って12月の試合につなげられたらいいなと思っています。
武山 4年で最後の学生の試合なので、とにかく今は楽しみで、関カレは、結果は(ベスト)64で終わっちゃったんですけど、試合自体はすごく楽しくて、インカレ行けないかもというプレッシャーがありつつも予選からすごく楽しめて。結果は64で全然良くなかったんですけど、試合が楽しいという感覚が残っていて、インカレもすごく楽しみです。今新しいことにも挑戦するので、試合でも使えるかどうかは分からないんですけど、それが試せるっていうのもすごく楽しみです。試合があるっていうのが今すごく幸せな気分なので、この時間を無駄にせずにインカレまで頑張りたいです。
小野 僕は試合前あまり緊張しないタイプなので、特にこの試合だからこう頑張ろう、というのはどの試合に対してもなくて。とりあえずインカレあるけど、あまりインカレというのは意識せずに練習してるかな、という感じです。でももちろん学生最後の試合なので、勝ちたい、という気持ちはあるんですけど、気持ちを前面に出しすぎて、なるべく空回らないようにしてるというか、まだちょっと抑えてるという感じですかね。あんまり実感が湧いてないので、最後の試合という。
茂木 リーグ戦が終わった時からずっとケガをしていて、フェンシングができなくて。自分の中ですごくストレスを抱えながら関カレを準備してきたというか、準備があまりうまくいきませんでした。それがきっかけで関カレは情けなくて、ふがいない結果に終わってしまいました。そのとき思いっきりフェンシングを楽しめなかったところがあるので、関カレ後少し休みを入れて考えないようにしていたんですけど、男子サーブルのメンバーが戻ってきてほしいという言葉があって。今回のインカレは自分のためではなくて、武山との団体戦も最後だと思うし、学生の試合も最後になってしまうので、男子サーブルのために少しでも貢献ができたらなと。目標としては2年前の京都で3位を取れることができたので、それを上回る個人の結果と、団体は優勝しか見てないので、そこに向かって突き進めたらいいなと思います。
竹田 焦りしかないです。
一同 (笑)。
竹田 ケガをしてるので、本当に焦りしかないです。関カレはああいう結果(2回戦敗退)で終わって、インカレは万全な状態じゃないじゃないですか。本当に焦りしかないですけど、恭助と組める最後の試合で、こういう状態は言い訳にしかならないので、そこはちゃんとチームのために、ワセダのために、あいつのために頑張っていきます。
小野 無理だけはしないように。
――インカレに向けて強化しているところはありますか。
佐々木 私は1か月前ぐらいからケガをしていて、練習量も落としています。試合前なので無理せずなんですけど、ファイティングしてフェンシングの感覚を戻しています。あと強化ではないんですけど、元の状態に近づけられる努力をしているのと、また痛めないようにリハビリしてという感じです。強化じゃないんですけど(笑)。
一同 (笑)。
佐々木 強化じゃないんですけど、今は試合に向けてフェンシングの感覚を戻していこう、という取り組みをしています。
武山 自分はさっきもちょっとお話したんですけど、立ち合いを今までディフェンシブな技でとってきて、それを2、3年生の頃もそれを積極的なプレーにしたい、とずっと言ってきたんですけど、結局昨年はケガもあって、自分のスタイルもここまできてしまって。でも今年の秋、関カレ以外にも個人戦があったんですけど、もうちょっと前に前にいないとだめだな、というのを実感したので、最近それだけに集中して取り組んでいて。それが結構自分の中で上手くいきつつあるんじゃないかなと思っているので、さっきの質問も楽しみと答えたんですけど。なので今は立ち合いで、自分が前に前にいって、その中で自分が得意なかたちに持ち込んでいく、というのを考えています。
小野 個人戦の話になってしまうんですけど、関カレのトーナメントの(ベスト)32で安(雅人、スポ3=茨城・水戸一)と当たっちゃって。一本勝負を落としたんですけど、試合の流れ的にはこっちの流れで、でも点数リードしているのに、気持ち的には勝ってる気持ちじゃなくて。追われている感じがすごくて、気持ちで負けちゃったなというのがあったので、練習は一本勝負になった場合は、一本勝負をなるべく落とさないようにするというのは心掛けています。特に今までと違うことをやっているというのはあまりないですかね。
茂木 強化していることは、メンタル面で試合中に安定できるように、ぶれないように取り組んでいます。また4年になると、戦い方がばれてしまうというのがあるので。自分は単調なプレーをすることが多くて、相手に分かりやすいので、それをもう少し自分の良さを引き出すために違うステップだったりとか、もうちょっと試行錯誤して、インカレでは自分の強みであるアタックを中心に持っていけたらいいな、と思っています。
竹田 強化という部分だと、またケガの話になってしまうんですけど、あまり実践練習ができてなくて、体も鈍ってくるんですね。だから足のリハビリもそうですけど、自分の感覚とか、やっぱり実践練習をしてるとしてないとでは全然違うので。そこをイメージトレーニングみたいなのを鏡の前でやったりして、自分のフォームをぶれさせないようにしています。あとリハビリを頑張っています。
――注目している選手だったり、意識している大学だったりはありますか
佐々木 女子サーブルだと、ナショナルチームの選手が全員出るので、やっぱりそこには勝ちたいな、というふうに思っています。
武山 自分は今回関カレで個人で2位だった、日大の金子(健司)っていう選手がいるんですけど、その選手は小柄で、170弱?170ないぐらい?
小野 160ちょっとだよ。
武山 すごく小さいんですけど、とにかく前で前でとってくるんですよ。自分と全然違うスタイルで、小さい選手でも大きい選手に勝っていくスタイルというのが、とてもかっこ良くて、それと同期なんですよ。1年生の頃試合をしたときは全然強くなくて、この子ならいけるなと思っていたら、あっという間に雲の上の存在になってて。という意味でも、注目というより意識してます。
小野 注目のチームは関カレで負けた中大と、勝った法大です。中大は関カレで負けたからリベンジしたいというのと、インカレのシード順でいくと、また準決勝くらいで当たるので、そこでは絶対にリベンジします。あと今回のインカレ、ナショナルチームのメンバーが結構抜けている大学が多くて。早大と中大は抜けるんですけど、法政はナショナルチームのメンバーがいながらも抜けないので、そこにちゃんと勝って優勝できたら、早大の強さっていうのが示されるかなと思いますね。選手としては、苦手な選手は僕あまりいないんですけど、1人だけいて。専大の原田(圭祐)っていうのがすごく苦手なんですよ。高校の時は勝ったり負けたりだったんですけど、大学入ってから全く勝てなくなっちゃって。彼も弱い選手ではなくて、この前のシニアのランク戦でも、(ベスト)16に入っていて。しかも今のナショナルメンバーに勝って16に入っているので、そいつには当たりたくないというのと、当たってもちゃんと勝てるように、というのは考えていますね。
茂木 注目している大学はやっぱり、春両方とも負けた中大で。中大はインカレで最初の方に当たるので、中大かなと思います。個人の選手は、各大学のエースはかなり意識していて。中大は渡邊裕斗、山北(格也)君や、この前負けた淺野裕暉(日大)だったりと、各大学に1人2人いるので。関カレは惨敗だったので、インカレは勝ちたいと思います。
竹田 意識している大学は日大ですね、というのはベスト4だったので。まあ、勝ちます。選手はみんなですね、ナショナルチームの。みんな強い。特に西藤俊哉(法大)と、敷根崇裕(法大)はU17で一緒にいたんですよ、3人で団体とかも組んだりして。そいつらと一緒の囲いの中でやっていたのに、ポンポンとあいつらだけレベルが上がって。それは尊敬しますし、少し悔しいです。
――最後に、インカレでの目標や意気込みをお願いします
佐々木 個人では、トップ3に入ってメダルが欲しいです。団体は関カレではすごく流れが悪かったので、どこの大学に当たるにしても、みんなそれぞれがベストのパフォーマンスをできるようにして、ベスト4には入りたいなと思います。
武山 団体も個人も目標は優勝です。でも先ほども言ったんですけど、試合を楽しんで1試合でも多く、ちょっとでも長くピストの上にいれたら、それが一番だなと思うので。悔いが残らないように、1試合1試合楽しんで、最後までできたらいいなと思います。
小野 目標は個人も団体もナショナルメンバーがいないので、優勝したいし、優勝できると思っているので、目標は両方とも優勝です。あとは予選の入りが悪かったりして、変な(トーナメントの)山に入っちゃうことがよくあるので、とりあえず全試合勝つ、という意気込みで頑張っていきたいと思います。
茂木 個人としての目標は先ほども言ったんですけど、2年前の結果より上に行くのことです。団体としては、2回戦で中大に当たる予定で、まずそこを勝たないと上には行けません。まずそこを男子サーブル全員で、死ぬ気で勝たないといけないなと思います。目標は優勝ではあると思うんですけど、そこにすべての力を結集できるように頑張りたいと思います。
竹田 僕も茂木と一緒で、個人では2年前の自分を越えたいなと。選手紹介されたいです。フェンサーの中では僕だけかもしれないですけど、インカレとか関カレの選手紹介って大事なので、されたいですね。団体は、優勝したいですね。法大は強敵だと思うんですけど、こっちには日本代表でキャプテンをしている松山君がいます。うまく3人の歯車がかみ合えば、行けると思うので頑張ります。
――ありがとうございました!
(取材・編集 小原央、藤岡小雪 写真 本野日向子)
インカレへの意気込みを書いていただきました
◆茂木雄大(もてぎ・ゆうだい)(※写真一番左)
1997(平9)年1月23日生まれ。179センチ。神奈川・法政二高出身。スポーツ科学部4年。種目はサーブル。昨年1年間アメリカに留学していた茂木選手。日本に帰国後も、英語を喋る機会を意識して設けているそうです!
◆竹田陸人(たけだ・りくと)(※写真左から2番目)
1997(平9)年3月10日生まれ。176センチ。神奈川・法政二高出身。社会科学部4年。種目はフルーレ。普段はプレイヤーとしてフェンシングに関わっている竹田選手。休日は審判としてもご活躍されているそうです!
◆小野真英(おの・まさひで)(※写真中央)
1996(平8)年10月22日生まれ。178センチ。埼玉栄高出身。スポーツ科学部4年。種目はエペ。対談では場を引き立てていた小野選手。「試合前はあまり緊張しない」とのことでしたが、インカレでも平常心を貫き、栄冠を勝ち取ってほしいです!
◆武山達(たけやま・とおる)(※写真右から2番目)
1996(平8)年5月18日生まれ。172センチ。東京・早大学院高出身。創造理工学部4年。種目はサーブル。「いつも滑舌が悪い」(竹田)とのことですが、対談でははきはきと自分の思いを語る姿が印象的でした。インカレでは「試合を楽しみたい」と語る武山選手に注目です!
◆佐々木陽菜(ささき・はるな)(※写真一番右)
1996(平8)年12月24日生まれ。151センチ。東京・大原学園高出身。社会科学部4年。種目はサーブル。急きょ対談に参加してくれた佐々木選手。時に飛び出る驚きの発言は、対談の場をにぎやかなものにしてくれました。最後の学生試合で躍動してくれることに期待です!