団体戦は男女ともにベスト16で大会を終える

バドミントン

 東日本学生バドミントン選手権大会が9月5日から9月12日にかけて北海道の札幌市で行われた。団体戦では男子は一回戦を4-0で突破するも、二回戦で青山学院大学に1-3で敗北を喫し、ベスト16という結果になった。女子は法政大学Ⅱ部との一回戦を3-0で勝ち抜くも、二回戦で立教大学に2-3で惜しくも敗れ、同じくベスト16で団体戦を終えた。

 一回戦の相手尚美学院大学をストレートで下した早大男子は二回戦に青山学院大学と激突する。第1シングルスとして登場した池端元哉(スポ3=熊本学園大学付属)は接戦を繰り広げた。1点差のままインターバルを取られるなど、なかなかリードを奪えない展開が続く。デュースに持ち込むこともできず19-21で第1ゲームを終えた。2ゲーム目はインターバルを11-10で奪い、着実に点を重ねる。その後もさすがの対応力を見せ、21-18でゲームカウント1-1にする。しかし3ゲーム目では際どいコースのスマッシュに翻弄される場面が目立ち17ー21と惜敗。流れを変えたいシングルス2の清水皓基(社3=滋賀・比叡山)であったが、序盤にリードを許してしまう。しかし粘り強くスマッシュを決めるなど大量失点は許さず、徐々に差を縮めていく。11-10でインターバルを取ると相手のミスを誘うショットで差を広げるが、終盤で逆転されてしまい、痛恨の逆転負けをされてしまう。2ゲーム目もじわじわと点差を広げられてしまい19-21と詰め切れずに終わってしまった。負けると団体戦敗退が決まるダブルス1に登場したのは町田脩太(スポ2=長崎・瓊浦)・緑川大輝(スポ4=埼玉栄)ペアだ。ここで早大は意地を見せる。第1ゲームを21ー11と圧勝すると2ゲーム目もその勢いは衰えなかった。中盤で迫られたものの逃げ切り、21ー19でストレート勝ちを決めた。だが次のダブルス2ではまさに一進一退の攻防を繰り広げ、第3ゲームまでもつれ込む、しかしここで早大は力尽きてしまい無念の敗北。結果1-3で団体戦を終えた。

実力を遺憾なく発揮した町田・緑川ペア

 

 女子は一回戦の法政Ⅱ部を3-0で下し、二回戦では立教大学と相まみえた。シングルス1の吉田瑠美(スポ4=埼玉栄)は甘い球を逃さず捉え、圧倒的な強さを見せつける。シングルス2では佐原穂香(人4=近畿大学付和歌山)が13ー21で初戦を落としてしまう。第2ゲームでは最後まで諦めずに食らいつくも、あと1歩及ばず。ゲームカウント0-2で振出しに戻ってしまう。続いてのダブルス1は一試合目で女子主将の実力を見せた吉田と石橋結子(社1=茨城・常総)が登場した。1ゲーム目は細かいミスが多く19ー21で敗北してしまう。2ゲーム目もスマッシュが決まらず厳しく返されることが多い。追いかける場面が多く、ここぞのエースショットが出ない状況が続いた。そして2ゲーム目も同じく19-21と、あと一歩及ばない形となってしまった。一方、ダブルス2では佐原と宇都智加(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)のペアが健闘。中盤までは連携が乱れてつけ込まれる場面が多く、1ゲーム目は落としたかと思われたが逆転し19ー21でゲームをものにすると、2ゲーム目でも勢いそのままに勝利。第3シングルスの宇都に勝負は託された。1ゲーム目は優勢かに思えたが、デュースにもつれ込んでしまうと浮いた球が多くなってしまい、23-25と手痛い競り負けを喫してしまう。2ゲーム目では第2ダブルスとの連戦と1ゲーム目の疲れが響いたか、13ー21でゲームセット。早大は男女ともに2回戦敗退となってしまった。

接戦をものにした佐原・宇都ペア

 

 個人戦では男子シングルスでは池端がベスト8に食い込む目覚ましい活躍を見せた。さらに女子主将の吉田はダブルスシングルスともにベスト8という首相の名に恥じない結果を残した。全日本学生選手権大会での早大勢の活躍に期待したい。

個人戦ベスト8に輝いた池端

 

 

(記事 大日結貴、写真 大日結貴)

結果

▽男子団体戦

ベスト16

▽女子団体戦

ベスト16

 

▽男子シングルス

中山采人 棄権により1回戦敗退
緑川大輝 棄権により2回戦敗退
荒島一太郎 1回戦敗退
佐々木健人 1回戦敗退
清水皓基 1回戦敗退
富田剣斗 1回戦敗退
濱名直也 2回戦敗退
町田脩太 2回戦敗退
池端元哉 ベスト8

▽男子ダブルス

町田脩太・緑川大輝 棄権により1回戦敗退
佐々木健人・富田剣斗 1回戦敗退
荒島一太郎・濱名直也 2回戦敗退
清水皓基・池端元哉 ベスト32

 

▽女子シングルス

山崎千春 1回戦敗退
岩崎真帆 1回戦敗退
佐原穂香 1回戦敗退
石橋結子 ベスト32
宇都智加 ベスト16
吉田瑠美 ベスト8

▽女子ダブルス

山崎千春・岩崎真帆 1回戦敗退
佐原穂香・宇都智加 2回戦敗退
吉田瑠美・石橋結子 ベスト8