関東大学秋季リーグ戦(秋季リーグ)は2日目を迎え、初白星を挙げたい男子部は中大、初日の勢いのまま連勝をしたい女子部は法大と対戦。奮闘したものの、男女共にマッチカウント2-3と勝利にあと一歩及ばなかった。
シングルス2に出場した古賀穂(スポ2=福島・富岡)は第1ゲームを先取したものの、第2、3ゲームの接戦をものにすることができず惜敗した。マッチカウント0-2の場面でダブルス1の中里裕貴(スポ3=埼玉栄)・富岡寿将(社3=熊本・八代東)組が出場。16-19から巻き返し三度のジュースの末第1ゲームを取る。勢いづいた中里・富岡組はストレート勝ちをし、チームに望みをつないだ。ダブルス2の渡辺俊和(スポ1=埼玉栄)・鈴木朋弥(商1=宮城・聖ウルスラ学院英智)組もこの勢いのまま勝ちたかったが、ストレート負け。チームは2連敗となり、初白星は3日目以降にお預けとなった。
接戦をものにした中里・富岡(左)組
シングルス1で出場した中西貴映(スポ3=埼玉・大宮東)は第1ゲームを先取し、第2ゲームも22-20で競り勝ち、チームに良い流れをつくる。しかし、シングルス2の我妻美沙紀(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)、ダブルス1の島田きらら女子主将(スポ4=青森山田)・金森望(スポ4=福岡・九州国際大付)組は後に続くことができない。マッチカウント1-2の場面で出場したダブルス2の我妻・中西組はフルゲームとなったものの、最後は21-12と相手に大差をつけて勝利。チームの運命はシングルス3の松本茜(社1=福岡・九州国際大付)に託された。松本茜は前半競っていたものの後半は自身のミスが目立ち、苦杯を喫する。チームは2連勝とはならなかった。
第3ゲームで流れをつかんだ我妻・中西(左)組
男女共に白星とならなかった大会2日目。「始まってまだ2日目なので、次の試合で巻き返したい」(中里)、「まだ優勝の可能性があると思う」(中西)と選手は次の試合について意気込んでいた。早大の3日目以降の活躍が楽しみだ。
(記事 佐藤菜々、写真 橋本望)
結果
▽男子団体●2-3中大
シングルス1 渡辺俊和(スポ1=埼玉栄)●0-2(21-14、21-11)
シングルス2 古賀穂(スポ2=福島・富岡)●1-2(21-18、16-21、17-21)
ダブルス1 中里裕貴(スポ3=埼玉栄)、富岡寿将(社3=熊本・八代東)○2-0(24-22、21-19)
ダブルス2 渡辺、鈴木朋弥(商1=宮城・聖ウルスラ学院英智)●0-2(17-21、14-21)
シングルス3 松本康平(スポ3=埼玉栄)○2-0(21-12、21-19)
▽女子団体●2-3法大
シングルス1 中西貴映(スポ3=埼玉・大宮東)○2-0(21-18、22-20)
シングルス2 我妻美沙紀(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)●0-2(15-21、9-21)
ダブルス1 島田きらら(スポ4=青森山田)、金森望(スポ4=福岡・九州国際大付)○0-2(14-21、15-21)
ダブルス2 我妻、中西○2-1(21-14、20-22、21-12)
シングルス3 松本茜(社1=福岡・九州国際大付)●0-2(17-21、11-21)
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コメント
中里裕貴(スポ3=埼玉栄)
――きょうの試合を振り返っていかがでしたか
きょうは中学校から埼玉栄で同じで、一緒に練習していた人が相手でした。普段から仲が良くて一緒に遊んだりご飯行ったりするんですけど、親友だからこそ負けたくないというか、しっかりやってあげたいと思っていました。もし負けても悔いのない試合をしたいと思っていました。結果勝ったんですけど、いい試合で価値のある勝ちだったと思います。同期が相手で少し緊張していたんですけど、パートナーの富岡寿将(社3=熊本・八代東)が支えてくれて、すごくいいかたちになれたのかなと思います。
――16-19から巻き返してジュースになったときのお気持ちはいかがでしたか
16-19になったときに、絶対に引かないようにしようと思いました。逆転したときにはこれはいけると思って、積極的に攻めました。
――勝敗を分けたのは何だったと思いますか
気持ちだと思います。
――チームとしては2連敗になってしまいましたがその点はいかがですか
チームは負けてしまったんですけど、みんな個人個人ですごく頑張っていると思います。なのでその頑張りを次の試合にも持っていって巻き返せれば、問題ないと思います。まだ始まって2日目なので、次の試合で巻き返したいです。
――次戦に向けて意気込みをお願いします
次も自分たちはしっかりエースダブルスとして、一本取れるように頑張ります。
中西貴映(スポ3=埼玉・大宮東)
――きょうのシングルスを振り返っていかがでしたか
自分が勝たないことには始まらないと思って入ったんですけど、何とか勝てて、内容的にも良かったのかなと思うので、とりあえず勝てて良かったです。
――2セット目の最後19-20から巻き返して勝利しましたが、その時はどのような気持ちで試合をしていましたか
自分はダブルスがもう一個試合が残っていたので、ここでファイナルゲームまでやったら、すごく体力的にも厳しくなります。チャンスがあるなという風に思ったので諦めずに、まずは一本取ろうという気持ちでやりました。そこ一本取れたので、そこから一気に行けて、とりあえずファイナルゲームにいきたくないっていう気持ちで頑張りました。
――きょうのダブルスを振り返っていかがでしたか
ダブルスは、相手もすごく勢いがあるのはわかっていたので、そこに引かずにこっちも向かっていこうという風に話をしてコートに入りました。1ゲーム取られはしたんですけど、最後また自分たちの良いかたちで試合を進めることができたので良かったと思います。
――フルゲームになりましたが3セット目に21-12と大差で勝てた要因は何だと思いますか。
自分がサーブを打ってからコートの真ん中を狙う球、ハーフの球がすごくきていたので、そこを自分が取りに行くようにしたら相手のミスが結構増えました。そのパターンで点数が取れるようになって気持ち的にもすごく余裕ができて、最後は楽しくプレーできたことが点差につながったのだと思います。
――次の試合に向けて意気込みをお願いします
あと3試合残っていて、まだ優勝の可能性もあると思います。自分は勝たないといけないという立場なので、しっかり気持ちを込めてラリーができれば結果に繋がってくると思うし、チームに流れをつくることができると思うので一本一本しっかりプレーしていこうと思っています。