早大勢が躍動し、初戦を突破!

バドミントン

 全日本総合選手権は本選1回戦が行われた。早大からも多数の選手が出場。男子シングルスでは古賀輝(スポ4=埼玉栄)、男子ダブルスでは古賀輝・齋藤太一(スポ4=福島・富岡)組が昨年に引き続き2回戦へ進出する。その後のミックスダブルスでも古賀輝・清水恵(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)組と齋藤・島田きらら(スポ3=青森山田)組が初戦を突破した。

 前日の男子シングルス予選を勝ち抜き、本選へと出場した古賀穂。丸尾亮太郎(平26スポ卒=現日立情報通信エンジニアリング)とのワセダ対決が実現した。古賀穂はコートを広く使った積極的なプレーを仕掛けるも、一打が決まらない。サイドを突いてくる相手に苦戦を強いられ、15-21で最初のゲームを落とした。続く第2ゲームでも追い上げを見せたが、相手にマッチポイントを握られる。フォアサイドのライン際にスマッシュを打ち込まれ、試合終了。目標としていたベスト8入りはかなわず、天を仰いだ。

1回戦敗退となり、天を仰いだ古賀穂

 全日本学生選手権(インカレ)男子ダブルスで2位となった中里裕貴(スポ2=埼玉栄)・富岡寿将組(社2=熊本・八代東)組はこの日の本選から登場。序盤はテンポよく試合を進め、イレブンを先取する。だが相手は日本ランキング5位の佐伯祐行・垰畑亮太組(日本ユニシス)。後半に逆転を許し、ファーストゲームを落とす。セカンドゲームも中盤までは一進一退の攻防を繰り広げるも、終盤相手の猛攻を止めることができず、ストレートで敗北。初戦を白星で飾ることはできなかった。

中里・富岡組は実業団選手相手に白星を獲得できず

 8月に行われた全日本学生ミックスダブルス選手権で優勝した齋藤・島田組。序盤から流れに乗り、息の合ったコンビネーションで着実に得点を重ねていく。「緊張していたが、思い切りプレーできた」という島田の言葉通り、強烈なスマッシュなどで相手を圧倒。第2ゲームは相手の反撃もありジュースにもつれ込むも、「気持ちで乗り切った」と島田。23-21で試合を制し、古賀輝・清水組と共に2回戦へと駒を進めた。一方の富岡・我妻美沙紀(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)組は初戦で姿を消した。

試合後笑顔を見せた齋藤・島田(右)組

 あすの男子ダブルス2回戦で古賀輝・齋藤組は渡辺勇大・三橋健也組(富岡高)との一戦を迎える。高校生ながら国際大会でも活躍し、初戦で実業団選手を破るなど勢いに乗るコンビだ。幅広い世代のトップが集い、ハイレベルな試合が展開されている今大会。あすはどんなドラマが待ち受けているだろうか。緊張感漂う勝負の行方から目が離せない。

(記事 佐藤亜利紗、写真 橋本望、佐藤亜利紗)

結果

▽本選1回戦

▼男子シングルス

古賀輝(スポ4=埼玉栄)○2-0小倉由嵩(東大阪大柏原高)

古賀穂(スポ1=福島・富岡)●0-2丸尾亮太郎(日立情報通信エンジニアリング)


▼男子ダブルス

古賀輝・齋藤太一(スポ4=福島・富岡)○2-0浦井唯行・三浦昴(丸杉)

中里裕貴(スポ2=埼玉栄)・富岡寿将(社2=熊本・八代東)組●0-2佐伯祐行・垰畑亮太(日本ユニシス)


▼ミックスダブルス

古賀輝・清水恵(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)○2-0高島雅彦・鈴木麻友(JR北海道)

齋藤・島田きらら(スポ3=青森山田)○2-0山平直輝(宇部興産)・今野あゆみ(ACT SAIKYO)

富岡・我妻美沙紀(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)●0-2垰畑亮太・篠谷菜留(日本ユニシス)

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コメント

島田きらら(スポ3=青森山田)

――きょうの試合を振り返って

全日本総合選手権でははじめてのミックスダブルスの試合でした。とても緊張したんですが、入ってみたら思い切ってできました。

――社会人の選手が相手ということで難しさはありましたか

試合前に何度か組んで練習していたので、いい形で臨めたと思います。齋藤さん(太一、スポ4=福島・富岡)のおかげなんですけど、全部決めてくれたので良かったです。

――最後は競った展開となりましたが

相手もだんだん良い感じで動いてきていたので、ちょっと焦ってしまっていつも動かないようなところに動いてしまっていました。パートナーが行きづらいところに打ってしまっていたんですが、なんとか気持ちで乗り切りました。

――この大会に向け強化してきたことはありますか

サーブです。

――あすに向けての意気込みをお願いします

あした対戦するのがランキングサーキットで優勝しているペアなので、自分らしい球を打って頑張って競りたいです。