男子シングルスは3選手が4回戦に進出!

バドミントン

 男子Aブロックの大会が始まった。初日はシングルスの1回戦から行われ、早大からは8選手が出場、丸尾亮太郎主将(スポ4=群馬・伊勢崎清明)ら3選手が4回戦に勝ち進んだ。

ショットを決め雄叫びを上げる和田

 3つの試合ともに順調な勝ち上がりを見せたのは和田治久(スポ3=埼玉栄)である。初戦となる2回戦ではラリー中にラケットが折れるアクシデントが起こるも、終始リードを守りきる。3回戦では、互いにミスが多い展開となってしまうが、「しっかり勝ち切りたかった」と気持ちを切り替え得点を重ね、1ゲーム目を21-14で折り返す。2ゲーム目はダブルスが本業である相手の詰めの早さから失点が増え、イレブンを先に取られてしまう。その後は甘い球を見逃さずプッシュで決めるなど、勢いを取り戻す。「勝負どころでしっかり点数取れるように心掛けてきた」という言葉通り、勝負どころを抑え21-18で勝利し、4回戦進出を決めた。

粘り強いレシーブでも魅せた古賀

 5月に行われた春季リーグ戦では怪我による調整不足からダブルスのみでの出場となっていた古賀輝(スポ2=埼玉栄)は、調整を重ねシングルスでも結果を残した。2回戦は余裕を見せ勝ち上がると、3回戦の相手は「少し勢いに押されてしまった」という青学大の4年生。序盤相手の迫力に圧倒されミスが重なり、5-11でイレブンを先取されてしまう。その後はコンパクトなドロップやヘアピン、鋭いスマッシュで相手を崩し6連続ポイント、14-13と一気に逆転する。その後また追いつかれ19-20と先にゲームポイントを握られてしまうが、粘りのレシーブで21-20と逆転に成功すると、そのまま22-20と1ゲーム目を勝利する。続く2ゲーム目も、相手のいないところへ落とすなどワイドに攻めるが、イレブン後のミスが響いてしまい勝負はファイナルゲームへ。「リードすることが大事だと思い序盤から押していった」という言葉通り、攻めの姿勢を貫き21-13と圧勝した。

 早大からはこの他に丸尾主将が3回戦を勝利し、29日に行われる4回戦へと駒を進めた。

(記事、写真 芦川葉子)

結果

▽男子シングルス

▼4回戦進出

丸尾亮太郎
和田治久
古賀輝

▼3回戦敗退

嘉村昌俊(スポ4=熊本・八代東)
土井悠也(基理4=広島城北)

▼2回戦敗退

齋藤太一(スポ2=福島・富岡東)
田中開(基理4=東京・早大学院)

▼1回戦敗退

堀ノ内俊佑(法3=早大本庄)

コメント

和田治久(スポ3=埼玉栄)

——関東大学春季リーグ戦からどのように取り組んでこられましたか

自分の中で、自分が競り負けた試合でチームが負けてしまったというのがあったので、勝負どころをしっかり点数取れるように心掛けてきました。普段の練習の中でも、きょうの試合でもしっかりできていたと思います。

——2回戦ではラリー中にラケットが折れてしまう場面もありましたが

内心ショックでしたが、周りが盛り上がってくれたので良かったです(笑)。

——3回戦ではお互いミスが多い展開から、イレブン後に抜け出せたのは

ファイナルゲームにいくと厳しいし、さっきも言ったようにしっかり勝ちきりたいなというのがあったので最後は頑張りました。

——相手は前への詰めが早い印象でした

相手はもともとダブルスなようで、レシーブが堅かったのが厳しかったですね。

——4回戦に向けて調整していきたい部分は

きょうの相手はまだ勝てる相手だったと思いますが、また気を引き締めてやりたいです。具体的にはミスが多かったので、最初から集中してミスを無くして自分本来のプレーをしたいです。

古賀輝(スポ2=埼玉栄)

——ダブルスのみでの出場となった関東大学春季リーグ戦から、シングルスに関してはどのように取り組んでこられましたか

復帰していま1か月くらいなので、シングルスはぼちぼちやろうかなという感じでした。

——順調に勝ち上がった2回戦とは対照に、3回戦では苦戦していました

そうですね。年上の4年生だったので、少し押されてしまいました。でもなんとか勝てたので良かったです。

——1ゲーム目のイレブンを先に取られてしまった後、6連続ポイントなどで一気に逆転しましたが

自分のプレーをすれば必ず勝利へ近づくと信じていたので、ひとつひとつのラリーを大事にしていきました。

——2ゲーム目では終盤のミスが響きました

気が抜けたわけではないんですが、簡単なミスが多かったので、東日本学生選手権や秋季リーグ戦でシングルスで出る機会があったら、そういうミスは減らしていきたいですね。

——3ゲーム目について

リードされてしまうと展開的にも負けになる確率が高いので、リードすることは大事かなと思って序盤から押して押していきました。